2019.5.30 | CATEGORY : PAST CHARITY
様々な理由から飼い主と一緒に暮らすことができなくなったインコやオウム、フィンチを保護し、新たな里親を探す活動を行うNPO法人「TSUBASA」さんへ、皆さまよりお預かりしたチャリティーを入金させていただきました。
チャリティーにご協力いただいた皆さまに御礼とメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
チャリティー総額:1,491,730円
(写真右が、メッセージをいただいた涌井さん)
氏名:涌井 智美(わくい・ともみ)
役職:事務局長
略歴:2007年からTSUBASAの飼育員として従事しています。
(先日、新しい家族が決まった「うめ26歳@オカメインコ」)
最近では、鳥達の苦手とする寒い季節を超えたので里親会などを積極的に開催できるようになりました(一番寒い季節は里親会をお休みしています、執筆は2019年4月)。
家族を見つけられる鳥達を、増やしていけたらと思っています。そのためにも、大切な事の一つが鳥達が健康で治療中ではないことです。
治療中の鳥さんでも素敵な出会いがあるケースもたくさんあり、最近では盲目で肝臓の治療中の26才のオカメインコさんに新しい家族が決まりました。
投薬中でもご縁があることに勇気づけられつつも、やはり治療中の鳥さんを引き取る事は多くの方にとってハードルが高いのも事実です。投薬が必要な鳥の薬を中止するつもりはもちろんありませんが、適切なケアの結果として治療を終了できるよう日々、お世話の改善を続けています。
実は、ここ数年では今が一番投薬中の鳥が少なく済んでいます(2019年4月現在、投薬している鳥の数:10羽)。これからも鳥達の健康を守りながら、積極的な活動を続けて行ければと考えています。
(日々の体重測定の様子)
(暖かい日は、水浴びがみんなのお楽しみです)
この度は、チャリティTシャツをたくさんの方にご購入いただきまして誠にありがとうございます。当初、こんなにもご支援をいただけるとは思っておらずチャリティ期間の1週間はスタッフ一同驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした。
今回、チャリティの使途を鳥達の医療に充てるために集めさせていただきました。本来治療というとお薬代や診察費をイメージすると思いますが、実際にはそれだけではなくたくさんの時間とお金がかかります。スタッフは専属で1名、午前中は治療の鳥達にかかりっきりで他の事は一切できません。
看護用の部屋は、一年を通して電気をつけたまま、室温は30度なので電気代もかかります。施設では、現在レントゲンや血液検査ができないので病院への通院には行くだけでスタッフの人件費と交通費それに更に診察代がかかります。負担を言い出したらキリはありません。そして鳥達に、もっといいケアを、、、と望む気持ちにも際限はありません。ですが、ここは家庭では無く施設です。「苦しい、痛い」などの鳥達の苦痛を取り除き最終目標は病気の完治としながらも、節約は大切な要素になります。
今回JAMMIN様を通してご支援をいただいた直後に実は、どうしても酸素発生装置を必要とする鳥がでてしまいました。普段は、酸素ボンベを使っていますが安定して使う為に酸素発生装置をレンタルしました。
(使用した酸素発生装置)
今回、その機械を早期に導入することを決断できた背景には、JAMMIN様のTシャツチャリティにおける多くのご支援の後押しがあったことも大きく関係しています。酸素で鳥の体をサポートすることは治療の補助でしかありませんが、病中の鳥さんはそれによって容態はずいぶんと楽そうでした。鳥達の病気のケアにかかる費用は、事前に想定しにくい事も多く今回頂きました支援のお金は大切に、必要な鳥達に今後も活用させていただきます。
(お花見をする「がーちゃん」約50歳@フィリピンオウム)
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TSUBASAを応援して良かった、そんな感想を継続して抱いていただけるようこれからも「人・鳥・社会」の幸せの為に努めて参ります。
余談ではありますが、TSUBASAで一番大きなイベント愛鳥祭を今年も浅草で6月1.2日と開催致します。今回のチャリティTシャツを皆様が会場で着て下さるのではないか、、、と実は期待をしています。もしよろしければ、ぜひご着用の上遊びにいらして下さいね(*^_^*)
入場料も無料の楽しいイベントです。皆様のご参加をお待ちしております。
愛鳥祭の詳細はこちら→https://aichousai.jimdo.com/
最後に、素敵な企画をご提案下さいましたJAMMIN様、本当に本当にありがとうございます!!
(こちらも「がーちゃん」約50歳@フィリピンオウム)
リボンを掴んで飛ぶ一羽のヨウムを描きました。
「If you keep a green bough the singing bird will come(あなたの心の中に緑の枝を持てば、鳥が歌いながらやってくる)」。人間と鳥との絆をリボンで表現し、鳥が自らの意志でそのリボンを運ぶ姿を描くことで、飼い主と幸せに暮らす未来を運んでくるというストーリーを表現したコラボデザインアイテムを販売、集まったチャリティーをTSUBASAさんへ入金させていただきました。