2018.5.4 | CATEGORY : PAST CHARITY
昨年12月にコラボしたNPO法人青少年自立援助センター「YSCグローバル・スクール」さん。東京都福生市を拠点に、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業、「YSCグローバル・スクール」および、就労支援事業や講演活動などを通じ、外国ルーツの子どもたちや若者の日本での暮らしを支える活動を行っています。
JAMMINとのコラボデザインで描いたのは、人と人や文化の壁を打ち破る”言葉”、「HELLO」の文字。ポップで力強いデザインが好評でした!
この度、皆さまよりお預かりした155,050円(※入金時)のチャリティーを入金し、YSCグローバル・スクール統括コーディネーターの田中さんより、チャリティーにご協力いただいた皆さまに御礼とメッセージをいただきましたので、ご紹介します!
氏名:田中 宝紀
役職:統括コーディネーター
略歴:1979年東京都生まれ。16才で単身フィリピンのハイスクールに留学。 フィリピンの子ども支援NGOを経て、2010年より現職。「多様性が豊かさとなる未来」を目指して、海外にルーツを持つ子どもたちの専門的日本語教育を支援する『YSCグローバル・スクール』を運営する他、日本語を母語としない若者の自立就労支援に取り組む。 現在までに26カ国、500名を超える子ども・若者を支援。日本語や文化の壁、いじめ、貧困などこうした子どもや若者が直面する課題を社会化するために、積極的な情報発信を行っている。
オンラインでサポートをしていた中学3年生の子どもたちが、無事に高校入試に合格しました。他県在住ということもあり、活動拠点の東京都とは入試制度や出題形式も異なる中で、どれだけのサポートができるのか、手探りでもあったのですが、子どもたちの在籍中学校の先生方や地元の支援者の方々などとも連携しながら無事に支えることができ、ほっと一安心しました。
現在は、4月からスタートする新年度に向けて、カリキュラムの見直しやより広範囲の子どもたちに支援を届けるための準備を行っています。
(高校入試の合格発表の日。受かったよ!と第一報を知らせにきてくれた子どもをお祝いしました)
(高校入試対策クラス。いろいろな工夫を重ねることで、日本語が得意でない子どもでも十分に学べるようサポートしています)
ご購入くださった皆さまよりお預かりしたチャリティーは、このオンライン日本語教育事業で日本語を学ぶ子どもたちの教材の無償提供費用として大切に使わせていただきます。
今回のキャンペーンを通じて155,050円と、目標金額を超えてチャリティーをいただくことができました。子ども1人あたりに必要な教材費が7,560円ですので、20名の困窮・ひとり親世帯の子どもたちに教材を無償提供することができます!
余りとなる金額は、教材の郵送代として活用させていただく予定です。
(年始に書初め。初めて筆を持つ子どもたちも上手に書くことができました)
当スクールの最新情報やはTwitter、Facebook、ウェブマガジンにて新着情報にてご確認いただけます。
Twitterでは、外国ルーツの子どもだけでなく、移民や日本語教育、LGBT、女性など、様々なキーワードで多様性に関わる最新情報などをお届けしています。
また、Facebookでは他の媒体では掲載しないスクールで学ぶ子どもたちの日々の活動報告や、スクール最新情報をいち早く提供。不定期発行のウェブマガジンでは、外国ルーツの子どもや外国人保護者サポートに役立つ情報や書き下ろしコラムなどを発信しています!
◼︎YSCグローバル・スクール オンライン NICOプロジェクト Facebook
(スクールの年末のパーティに、他県からオンラインで学ぶ子どもたちがかけつけてくれました。初めて「リアル」で対面した子どもたちのうれしそうな表情が印象的でした)
外国にルーツを持つ方々の増加によって、少しずつその子どもたちの課題も注目されることが増えてきました。言葉の壁も、文化の壁も、社会・制度の壁も、まだまだ高い状況ではありますが、関心を持ってくださる方々が増えることやいろいろな人が知恵を出し合うことで、必ず乗り越えられると信じています。
ぜひ、今回ご購入いただきましたチャリティーアイテムを通じて、子どもたちや私たちの活動をシェアしていただけましたら幸いです。
(オンラインで日本語を学ぶ子どもの「発表」に耳を傾ける、スクール通所生徒たち)
“HELLO”という言葉が、壁を突き破っています。
言葉が力となって、人と人や文化の壁を打ち破る。
NICOプロジェクトの活動を表現したコラボデザインアイテムを、2017/12/4~1週間限定で販売、集まったチャリティーをYSCグローバル・スクールさんへ入金させていただきました!