2017.12.7 | CATEGORY : PAST CHARITY
8月にコラボしたアニマルライツセンターさん。私たちの身のまわりに溢れている「動物」由来のモノ、それぞれがどこから、どんな風にやってきたのか、動物たちの現状を伺いながら「アニマルウェルフェア(動物福祉)」について考えました。
コラボデザインに描いたのは、本来いるべき場所ではない場所に閉じ込められ、リアルを失っていく動物たちの姿。
かわいい中にも深い意味が込められたデザインが好評でした!
この度、皆さまからお預かりした134,650円(※入金時)のチャリティーを入金し、アニマルライツセンター代表の岡田千尋さんより、チャリティーにご協力いただいた皆さまに御礼とメッセージをいただきましたので、ご紹介します!
氏名:岡田千尋
役職:代表理事
略歴:高校で動物たちの問題に気が付き、大学時代にボランティアなどに参加。大学卒業後にNPO法人アニマルライツセンターで調査、キャンペーン、戦略立案などを担い、2003年からアニマルライツセンターの代表理事を務める。日本全国のアニマルライツの行動ネットワークづくりや、衣類や食品として扱われる動物、動物園や水族館など娯楽に使われる動物を救うための活動を行い、2005年から開始した毛皮反対キャンペーンでは、10年間で日本の毛皮消費量を80%減少させてきた。ヴィーガンエシカルマガジンサイトHachidoryの運営も行う。
冬は動物性の衣類素材=リアルファーやウール、アンゴラ、ダウンなどが大量に消費される季節です。そのため今の時期の活動の多くが『ファッションの犠牲をなくす』活動です。
とても良いニュースがありました。
10月11日にラグジュアリーブランドの中でも最も有名なブランドの一つであるGucciが2018年春夏コレクションからリアルファーの使用を廃止し、今後一切使わないことを宣言したのです!
動物の毛皮を使わないことを認証するプログラムFUR FREE RETAILER(アニマルライツセンターは日本の窓口になっています)にも加盟しました。これまでも800を超えるブランドがファーフリー宣言をしていましたが、Gucciの宣言はファッション界に衝撃を与えました。このニュースは日本でも業界紙、一般紙、テレビ、ラジオも含め報道されました。
リアルファーに関しては成果を出し続けることができていると思います。これは、地道に12年間多くの人がデモ行進に参加し続け、多くの人が全国でチラシを配り続け、人に話し続けたまさに草の根運動の賜物です。
それでもまだ132万頭の動物が日本人が消費するリアルファーのために殺されています。
ファーチャームや、ファーピアス、ファーバッグ、ファーシューズなど、色んな形に変わって動物の犠牲が店頭に並んでいます。12 月もファーフリーウォーク 毛皮反対デモ行進(詳細はこちらから)を行います。
ファッションのために苦しむ動物をゼロにすることを目標に、全国のボランティアの皆さんとともに活動を続けます。
(渋谷駅前にて、ファー、ウール、アンゴラ、ダウンの問題についての啓発活動。)
動物の問題は多くの場合人々の心を強く揺さぶります。あまりにも悲惨であるためです。しかし、現実を知り、行動を変えることで動物を守ることができます。だから私達の活動の中で重要なのは、真実を知らせることです。
みなさまから頂きました¥134,650のチャリティーは、知らせるための重要なツールであるチラシの作成費に使わせていただきました。今日も日本中で配布されています。
最新情報、動物たちの現状を知りたいと思ってくださったら、下記に大量の情報を掲載していますので、チェックしてください。
哺乳類から魚までトータルに情報を掲載しています。
畜産動物たちの現状とアニマルウェルフェアの最新情報を掲載しています
◼︎HOPE for ANIMALS 動物はあなたのごはんじゃない
ファーやアンゴラ、ダウン、レザーの生産の現状と、ファーフリーブランドのリストを掲載しています
◼︎ファーやアンゴラ、ウール、フェザー、レザー等の動物性素材を使わないアニマルフリーなヴィーガンファッション
ベジタリアンレストランや宿、アーティストなどヴィーガンでエシカルなライフスタイルWEBマガジン
◼︎持続可能な未来を作るヴィーガン&エシカルサイト Hachidory
活動に関する写真と動画を大量に掲載しています
◼︎NPO法人アニマルライツセンター flickr
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◼︎NPO法人アニマルライツセンター Facebook
今回デザインしていただいた、本来いるべき場所にいない動物たち、そういう場所でアニマルウェルフェアに配慮した飼育状況を実現することは相当に難しいことです。自由のなさ、狭さ、孤独、身体的な束縛、様々な要因で動物たちは苦しんでおり、私たちはこういった動物たちの苦しみを無くしたいと思っています。
動物のためのメッセージの入ったTシャツなどを持ってくださるという動物たちのために一歩踏み出してくださった皆さまに、心からの感謝を申し上げるとともに、さらにもう一歩、動物たちのために行動を起こしていただけたらうれしいです。
動物たちの現状を伝えたり、アニマルライツセンターの活動に参加してください。
私たちアニマルライツセンターは動物たちのために力を尽くします。
“Where is my place?”「僕の居場所はどこ?」というメッセージと共に、
動物たちの命を好き勝手に操る人間、そんな中でリアルを失っていく動物たちの姿を
アイロニカルに表現したコラボデザインアイテムを、2017/8/21~1週間限定で販売、集まったチャリティーをアニマルライツセンターさんへ入金させていただきました!