【エシカル対談②】失敗しないエシカル!プロのスタイリストの買い物術を聞く

2014.11.28 | CATEGORY : MAGAZINE

05 3 what is ethical

前回の記事では、エシカルファッションで知っておくべき3つのポイントについてご紹介しました。JAMMINもチャリティーの仕組みや、受注生産方式を採用し、自分たちらしいエシカルを表現しています。
【エシカル対談①】エシカルファッションってそもそも何?まずは知っておくべき3つのポイント | JAMMIN(ジャミン) | Social Wear Brand

今回は対談記事の第2弾。トークテーマは「失敗しない買い物をするには?」「エシカルをどう見分けるの?」です

ずっと着れるアイテムを選ぶのが第一歩

高橋「現状、エシカルファッションって少し高いし街で気軽に買えるものじゃない。となると失敗しない買い物が大事だと思うんです。何かプロのスタイリストから見て、買い物する時に気をつけたほうがいいというポイントはありますか?」

竹村「自分が何が好きなのか? をしっかり知っておくことです。エシカルだけでなく流行りものを買う時も一緒。本当にこのスタイルが好きなの? 何シーズンも着るの? という問いかけが大事ですね。」

高橋「なるほど。簡単に飛びつくんじゃなく、ってことですね。」

竹村「アイテムをずっと大事に着るってのが一番シンプルなエシカルだと思います。」

エシカルかどうかを見分けるには

高橋「少し話を変えますが普通買い物をするときに、このアイテムが社会を良くするために作られてるの? ってわからないですよね。タグにこれはエシカルだって書いてある訳じゃないし。そういう時はどうしたらいいんでしょうか?」

竹村「ちょっと面倒だけど、スマホとかでブランドのサイトを検索するといいと思います。例えばだけど、タグにブランド名と中国産って書いてあったらどう思いますか?
私がイギリスにいた時に知ったVIVOBAREFOOTってブランドは中国で生産しているのをウリにしています。」

高橋「どういう意味ですか?」

竹村「今は公開とかしてないんですが、中国の現地工場で勤務する人に配慮していますとかをホームページで公開してました。
中国って聞くとひどい労働環境でってイメージがありませんか? でもそこは違った。ちゃんとホームページに工場や労働の情報を書いて、自分たちの考えとかやっていることを説明していた。」

高橋「確かに面白いですね! 逆にエシカルじゃないと何も載ってないって感じですか?」

竹村「載ってないから単純にダメって訳でもないと思います。少なくとも色んな情報を公開しないと買ってくれる人から敬遠されるんじゃないでしょうか。」

エシカルって聞いて反対する人はいない

高橋「最後に現場でユーザーの人とやりとりもする竹村さんの感触を聞いてみたいです。催事とかで実際にエシカルを説明した時ってどういう反応が返ってきますか?」

竹村「よく聞くのは、前から興味があった、ずっと労働環境が気になっていた、とか全く新しいコンセプトとしての理解って感じではないですね。そう思ってたとか、同じことを考えている人がいて嬉しいそんな意見が多いです。」

高橋「言葉としての知名度はないけどコンセプトとして共感性が高い。という感じですね。」

竹村「そもそもエシカルという概念に興味を持つきっかけは他の分野が多い気がします。
例えばゴミの分別とかリサイクルとかエコが好きとか。そこからファションでもそういう考えがあるんだ! という感じです。
エシカルというコンセプト自体にみんなが共感出来て、関わる人がハッピーになれるならやろうよ、そんなポジティブなマインドを感じています。」

(続く)

最後に

いかがでしたでしょうか? アイテムを買うときには「結局、自分が好きかどうか自問自答せよ」というメッセージでした。確かに。その好きが明確なら買うものも決まるし、ずっと着られるから結果失敗しない。そんな素敵な循環になるためにも、まずは自分で考えることが第一歩ですね!

さて、次回のテーマは「チャリティーとファッションのいい関係とは?」です。JAMMINでも採用しているチャリティー付きアイテムの販売。ファッション業界でもお馴染みのこの手法について竹村さんと議論していきます。お楽しみに!

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