CHARITY FOR

「主体性を持って活動する人を増やしたい」。コーディネーター育成を通じ、ボランティアの魅力を発信〜NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会


「ボランティア」と聞いて、皆さん一体どんなイメージを思い浮かべますか?

今週JAMMINがコラボするのは、NPO法人「日本ボランティアコーディネーター協会」。

1995年、阪神・淡路大震災が起きた当時まだ馴染みの薄かったボランティア。全国各地でそれぞれに活動していたボランティアコーディネーターが被災地に集結した際、ボランティアの人たちの力をつなぎ、最大限に発揮できるコーディネーターとしての専門知識や経験をシェアすることの重要性を痛感し、そのネットワークをより広げていきたいとの思いから、2001年に団体を立ち上げました。

「至る所で目にしたり耳にしたりする機会が増えた『ボランティア』という言葉ですが、人によってイメージはさまざま。あるいは実際にボランティア活動をした時、互いのニーズが合致せず、調整が必要になることもあります。ボランティアが『非日常』ではなく『日常』として市民の方々の生活に根付き、よりよい社会を創出するための力になるようにコーディネートができれば」。

そう話すのは、事務局長の後藤麻理子(ごとう・まりこ)さん。後藤さんと副代表理事の鹿住貴之(かすみ・たかゆき)さんにお話を聞きました。

(お話をお伺いした鹿住さん(写真上段左)と後藤さん(写真下段))

今週のチャリティー

NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会(JVCA)

市民が主役の豊かで創造的な社会をつくることを目的に、市民のボランタリーな活動を支援し、一人ひとりの力が発揮できるように市民や組織をつなぎながら、ボランティアの調整やプログラム作りを行う「ボランティアコーディネーター」を育成しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/8/2

ボランティアに関わる人たちを調整する
「ボランティアコーディネーター」を育成

(2017年、大阪(ドーンセンター)で開催されたボランティアコーディネーター実務者研修の様子。テーマは「ボランティアプログラム開発」。魅力あるボランティア活動をプロデュースするための考え方や手順を少人数でじっくり学ぶ)

──今日はよろしくお願いします。まずは、団体のご活動について教えてください。

後藤:
「日本ボランティアコーディネーター協会」という名前の通り、ボランティア活動者ではなく、現場をコーディネートする「ボランティアコーディネーター」の育成、推進を行っています。ボランティアコーディネーションを必要とする場面で活躍する会員さんが全国におり、それぞれの地域や分野で力を発揮されています。

(全国各地で活躍するボランティアコーディネーター。こちらは大学ボランティアセンターでの相談風景。「学内でボランティア活動の相談ができると、学生さんの活動へのハードルがぐーんと下がります。丁寧に話を聞き、必要な情報を提供し、活動への背中を押すのもコーディネーターの役割です」)

──なるほど。具体的にどのようなコーディネートなのでしょうか。

後藤:
ボランティアは私たちの生活に身近なものになりましたが、現場で起こり得ることとして、「ボランティアにお願いしたいたいこと」と「ボランティアがやりたいこと」が折り合えないとか、ニーズが不明確なためにミスマッチが起こることがあります。そういった時に、あるいはそうならないために、ボランティアコーディネーターが調整役として間に入ります。

鹿住:
もう一つあるのが、気持ちの面のコーディネーションです。
災害時などの場合、万全の態勢で現地入りしたボランティアと、被災して前を向くことが難しい被災者の方がいきなり出会うことになります。そうするとパワフルなボランティアと傷ついた被災者との間のテンションに温度差が生まれることがあります。

「ボランティア」と聞くと、どちらかというと「労働力」のようなイメージがあるかもしれませんが、気持ちの面での寄り添いも非常に重要です。人の動きやそれぞれ関わる人たちの思いや状態を見極めながら調整をしていくのも、ボランティアコーディネーターの役割です。

(全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)にて、全国の仲間を迎える集会の道案内をする学生ボランティアの皆さん。「『どうしたら参加者を気持ちよく迎え案内できるのか』、みんなで話し合って看板や被り物を制作しました。こんな工夫もボランティアならではのこだわりです。コーディネーターの『君たちは、参加者を最初にもてなす重要なポジションだよ』との声かけに、モチベーションもUPします」)

そもそも、「ボランティア」とは?

(イベント運営を支えるボランティアと的確に誘導するコーディネーター。「持ち場に分かれる前にはボランティアコーディネーターによるオリエンテーションで役割と注意事項を確認します」)

──思いがあってボランティアをする方たちそれぞれの思いや行動を最大限に生かしていくということを考える時に、そもそも「ボランティア」の定義が難しいですね。

後藤:
そうですね。労働者のように何か法律で定められているものかというとそうではありませんし、日本の国語辞典をひくと「無報酬で奉仕活動をする人」と説明されたものが多いです。「ボランティア」は外来語ですが、この言葉が日本に入ってきた時のまま「奉仕」とか「慈善活動」というイメージが今でも広く浸透しているように思います。あるいは「ボランティア=タダ働き」のようなイメージを持つ方も少なくないのではないでしょうか。

私たちとしては、ボランティアの本質的な性質として「自発的であること」「社会的な活動であること」「対価を得る活動ではないこと」を柱として掲げています。

鹿住:
そこに加え、「決められたことをやるだけでなく、先駆性や開拓性を持ち、創意工夫を重ねてよりよい方法を見つけていくこと」で、ボランティアの力はより発揮されると考えています。

──なるほど。

後藤:
人は皆、それぞれの価値観の中で生活し、動いています。ボランティアは誰かに言われて強制的にやるものではなく、無償でもそれぞれが意味を見出して自発的に活動するもの。自ら選び、決定し、責任を持ってやっていくことで、より活動が主体的なものとなり、自己成長にもつながりますし、関わる人や団体、地域にも良い循環をもたらします。

(全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)にて、2日間にわたる大阪での集会を無事終え、充実した表情を浮かべる学生ボランティアの皆さん。「やり切った晴れやかな笑顔に注目です。お揃いで頭にかぶったのは、各自自作した『大阪名物・たこ焼き』。出来の良いものもイマイチなものも手作りならではの味があり、それぞれに一生懸命作ってくれたことに気持ちが和みます」)

──確かに。

後藤:
ボランティア活動をしている人は国民の2〜3割ですが、一方で、ボランティアで人の役に立ちたいと考えている人は6〜7割という統計が出ています。実際に行動に移す方は多くない。そこにはさまざまな背景や壁があると考えています。

ひとつは情報の不足です。ボランティアをしたいけれど何をしていいのかわからない。どこで紹介してもらえば良いのかわからない。調べたら情報は出てくるけれど、あやしくないのかとか危なくないのかとか、情報の正確性や信頼度というところで二の足を踏んでいる方は少なくありません。

鹿住:
あるいは、関心はあっても日々忙しく過ごしていて、なかなかあえてそこに時間を割けないということもあります。でも周りの人から具体的に「こんなのがあるよ」「これ一緒にやらない?」と提示されれば行動する、という方も一定層いらっしゃいます。

後藤:
最初から自発的にパワフルにということでなくても、どこかで機会さえあれば参加して、そこで何か気づきや自己成長につながるような体験ができると、「次はもう少しこうしてみよう」とか「これもやってみよう」と段階を踏んでより自発的なボランティアにつながりやすくなります。こういった環境を用意しサポートすることも、ボランティアコーディネーターの大切な役割です。

(団体副代表理事の鹿住さんは、NPO法人「JUON(樹恩)NETWORK」の事務局長も務める。「過疎高齢化が進む全国20ヶ所以上の農山村地域で、都市住民が森林ボランティア活動や援農ボランティア活動を行っています。都市側の思い、農山村側の思いをコーディネートしてよりよい活動を目指しています」。写真は「ぶどうの丘 田畑の楽校(はたけのがっこう)」(山梨県山梨市)。JUON NETWOEKさんとは2019年2月にJAMMINとコラボしていただきました。その時の記事はこちら

知識を深める
「ボランティアコーディネーション力検定」

(「ボランティアコーディネーション力検定」3級の試験直前研修風景(2017年、大阪会場)。「公式テキストによる自己学習を経て、当日はボランティアやボランティアコーディネーションについての講義を聞いて試験に向けておさらいをします」)

──「ボランディアコーディネーション力検定」について教えてください。

後藤:
ボランティアとコーディネーションの考え方を理解し、スキルを身につけた人材を養成するための検定で、3級・2級・1級があります。3級は1日の研修と試験で受けられる、比較的どなたでも受けてもらいやすい入門的なものですが、2級からは実務者向けの専門的な内容です。

2級はボランティアコーディネーターに関する基本的な知識、理念への理解を深めます。実践的な内容で、ボランティアを募集し、応募者の面接をしてオリエンテーションを開催、いざボランティアとして受け入れる時の心がまえや当日の流れ、終わってからのフォローアップまでを流れに沿って学びます。

(「ボランティアコーディネーション力検定」1、2、3級検定で使用するテキスト。3級検定の公式テキスト『ボランティアコーディネーション力~市民の社会参加を支えるチカラ(第2版)』(中央法規出版)は一般書店で入手が可能)

後藤:
1級になるとより専門的な内容になり、社会課題の解決のために、自分の組織の中だけでなく他団体やセクターを超えて具体的な活動やプロジェクトを提案できるコーディネーターの育成を目指して内容を組んでいます。

──1級はかなり専門的な内容なんですね。

後藤:
今の世の中、多くの課題はひとつの組織だけで解決することは難しいと考えています。他団体、企業や行政とも連携をとりながら問題を解決していくために、一定のプランを持ち、それを投げかけ、協働で進めることができるコーディネーターの育成を目指しています。

(2級検定は、2日間にわたり演習などを交えて直前研修を実施。「仕事で普段からボランティアコーディネーションをしている人が対象なので、グループワークの話題は具体的かつ実務に即した内容になります。任意の懇親会は仲間づくりにも役立っています」)

鹿住:
私自身も別のNPOで活動しながら感じることですが、ボランティアは「ボランティアに来てください。そして自由に何かやってください」では成り立ちません。
受け入れ側がいかにその体制を整え、フォローできるか。その内容や対応次第では、次はないかもしれません。あるいは次はもっと楽しみに参加してくださるかもしれません。

そのあたりの心構えやスキル、しくみやプログラムとして、いかにより良いものを提供していくことができるか。ボランティアコーディネーターが入ることによって環境を整備し、より内容の濃い活動を提供することができるのです。

(「ボランティアコーディネーション力検定」1級検定合格者の声。大学ボランティアセンターのコーディネーター・山口由美子さんのメッセージ)

団体立ち上げのきっかけは
阪神・淡路大震災での経験

(阪神・淡路大震災直後、現地入りしたボランティアコーディネーターたち。「『被災地の人々を応援する市民の会』で、ボランティア希望者を募り、活動先が決まったボランティアたちを現場に送り出すためのオリエンテーションを実施しているところです。コーディネーターが活動の流れや注意してほしいことなどを伝えます」写真提供:社会福祉法人大阪ボランティア協会)

──団体立ち上げのきっかけを教えてください。

後藤:
団体設立は2001年ですが、その前から、普段からボランティアコーディネーターとして活動している人たちはそれぞれ、その重要性をなんとなく認識していました。

この重要性が皆の共通認識として明確になったのは、実は1995年の阪神・淡路大震災でした。
当時ボランティアはまだまだ一般には浸透していませんでしたが、1980年代後半には行政の施策もあり、全国各地にボランティアセンターが設置されていきました。社会福祉協議会が運営するボランティアセンターだけでも、一時期は3000を超えるほどあったのではないでしょうか。

震災後、大阪ボランティア協会が神戸に被災地の人たち応援するために災害ボランティアを推進する拠点を立ち上げました。その際に、関西のメンバーからのSOSを受けて、私も含め全国各地でコーディネーターとして活動していた仲間たちがシフトを組んで現地入りしました。

そこでいざ一緒に活動をしてみると、直面したことのない初めての出来事であり、初めて行く場所であり、さらに初めて出会う人たち同士であっても、コーディネーター同士であればものの数分、数時間で状況を共有し、チームで判断し、スムーズに仕事できるということを経験したのです。

チームとしてものすごく動けた実感があり、この経験から「コーディネーターとして共通する専門的な知識や経験の蓄積はやはりある。これをかたちにして、皆と共有できないか」という思いが膨らんでいったのです。話し合いを重ね、2001年に団体が誕生しました。

(阪神・淡路大震災の被災地にて、被災者から寄せされたニーズを壁に貼り出し、ボランティア希望者たちに説明する。「『この活動をしたい』と名乗りを上げるメンバーが定員に達したら、チームを結成します。騒然としたなかでもボランティアの自己選択を重視していました」写真提供:社会福祉法人大阪ボランティア協会)

──被災地では具体的にどのようなことをされたのですか。

後藤:
当時は今とは異なりボランティア自体に馴染みがなく、「災害時にボランティアが来てくれる」という発想さえないような状況でした。なので「ボランティアが助けにいきますよ」「助けが必要だったら気軽に相談してください」といったチラシを作成して配付するところからのスタートでした。とにかく知ってもらうこと。その中で、少しずつ被災者の方たちからのニーズが出てきました。

ただやはり、被災地の方たちもボランティアを知らないので、何を頼んでいいのかもわからない。当時は携帯電話も普及していませんから、事務所に来てくださる以外はとにかく固定電話でニーズを聞き取って。
ただ状況を聞くだけでなく、被災した方たちの言葉にならないニーズ、その方が今どんな状況にあり何に困っていて、もう少し先に起きてくるであろう課題までを先回りして考え、力になれることを見つけていく。私が関わったのは長い支援活動のなかの10日間程度でしたが、そんなことをひたすら地道に、繰り返しました。

(全国ボランティアコーディネーター研究集会の全体会(2007年)。「阪神・淡路大震災前の1994年に第1回を開催して以降、毎年1回、関東・関西など会場を変えて実施しています。本法人の設立総会を行った2001年の集会には567人もの参加者が集まりました」)

「自らの意思で、活動を選ぶ」

(「ボランティアコーディネーション力検定」1級検定合格者の声。滋賀県高島市の社会福祉協議会のコーディネーター・橋詰勝代さん。橋詰さんは共同募金のキャンペーンで「赤い羽根うどん」の屋台を出店している。うどんの材料費を除く売り上げのすべては高島市の共同募金に寄付され、社会福祉事業に使われる)

後藤:
もう一つ、当時の現場で「ボランティアを知ってもらう」ことと並行してこだわったことがあります。それは「ボランティアが自らの意思で活動を選ぶ」ことです。これは現在に至るまで、私たちが団体として非常に大切にしていることです。

最近、「ボランティア派遣」という言葉を耳にしますが、私はこの言葉に少しの危うさと疑問を感じています。
ボランティアは、タダ働きしてくれる都合の良い人足さんではありません。ボランティアを集めて、定員に達したら「ハイ、あなたはここ、次の方はあそこ」という機械的で事務的なやり方ではなく、ボランティアする人が「主体性を持ってその内容を選んでもらう」ためにはどうしたらいいかを強く意識しています。

(2016年の熊本地震の際には、聴覚に障害がある被災者が避難所で筆談をするための手のひらサイズのホワイトボードを贈った。写真は、緊急の呼びかけに集まったボランティアとコーディネーター。写真提供:一般社団法人生き方のデザイン研究所(北九州市))

後藤:
阪神・淡路大震災の現場でいえば、ただボランティアを集めて各所へ送り出すのではなく、正確な情報を集め、それを掲示して発信し、ボランティアしたい人が「選べる」環境づくりが意識されていました。

当たり前のことですが、被災した方たち、またボランティアも、皆それぞれ異なる個性を持つ一人の人間です。情報をもとにボランティアが自ら「ここでやりたい」「これがしたい」と選べることは、そこに主体性や自尊心を生む重要なカギになったと思います。

──確かに。

後藤:
最近は水害が多く、たとえば「浸水した地域で泥かきをする」ということがあった場合、そこがAという場所であろうとBという場所であろうと、やる内容は似てきます。なので一つひとつ細かい点にこだわらないところも増えてきてはいますが、「ボランティアの自主性・主体性を尊重する」という考え方や意識することには、こだわりたいと思っています。

(2004年、2年の歳月をかけて完成した「ボランティアコーディネーター基本指針」。「コーディネーターたちの活動の拠り処として明文化し公表したものです。ボランティアコーディネーターという存在を社会的に認知していただくための媒体でもあり、現在も研修や検定を通じて普及に努めています」)

チャリティーで、
ボランティアやコーディネーターの魅力の発信を応援!

(ここ数年はボランティアコーディネーション力が発揮された優れた実践を世に出すためのブックレット『グッドプラクティス事例集』をシリーズ化。応募のあった事例を審査し、グッドな実践として認定している)

──ボランティアは、どのようにあればより良いでしょうか。

後藤:
ボランティアは生活に根ざしたものであってほしいと考えています。

今、「ボランティア」と聞くと、多くの方が災害時や単発的なイベントやフェス、最近ではオリンピック・パラリンピックといった、どこか非日常なものとして捉えられている部分があると思っていて、私はそれだけでは社会を変えるチカラにはならないと考えています。

ボランティアは決して非日常のものではなくて、日常の暮らしと地続きにあるものではないでしょうか。東日本大震災が起きた時、被災地では、ボランティアは「遠くからわざわざ来てくれる人たち」というイメージが少なからずありました。
でも被災地の方たちの話を聞いてみると、彼らもそれぞれに地域の活動や救援・復興のための何かに携わっていて、本人が自覚していないだけで、それも立派なボランティアなんですよね。

(障害があることで我慢をしたり、あきらめたりしない社会の実現のためにボランティアコーディネーターも大活躍。「写真は花見の様子です。障害のある人もない人も、ともに自分らしくイキイキと安心して暮らすことのできる地域を目指して活動されています」写真提供:一般社団法人生き方のデザイン研究所(北九州市))

後藤:
「ボランティア」という言葉には、どこか慈善活動とか偽善的なイメージもまだ残っている中で、一方でがっつり市民活動に携わっているような方からすると「自分の活動をボランティアという言葉で片付けてくれるな」「ボランティアと言われたくない」というところがあったりもして難しいなと思いますが…、「ボランティア」という言葉を使わなくても、そういった活動や意識が広がってくれれば。

誰かのこと、地域のこと、自然や生き物のこと…、自分以外の誰かや何かのために、そしてお互いの幸せのために行動できる人たちが増え、豊かな社会が広がっていけばと願っています。

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

後藤:
チャリティーは、ボランティアコーディネーターやボランティア活動の魅力や可能性を一人でも多くの方に伝えるための資金として活用させていただく予定です。具体的には、全国で活躍するコーディネーターの現場でのすぐれた実践を冊子にまとめて可視化したり、ICTを通じてボランティアの魅力に関する情報を発信するための資金として活用させていただきたいと考えています。ぜひ応援いただけたら幸いです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(2021年5月、運営委員会(オンライン)での全体写真。「全国に散らばる運営委員は29人。全員ボランティアです。普段はボランティア・市民活動に関わる仕事に携わる傍ら、本法人の活動にボランティアとして参加しています。オンラインのおかげで委員会への参加率が急上昇し、この回はなんと久々に全員が集まりました」)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

いろんなところで見聞きする「ボランティア」。これまであまり意識したことはありませんでしたが、その言葉の使われ方や使われるシーンもさまざまで、それぞれ状況や文脈から、その意図や意味を考えてみるのも面白いかもしれない、とお二人のインタビューを聞きながら感じました。
さまざまな人たち、またさまざまな思いが行き交う場だからこそ、コーディネーターの存在は非常に重要であり、状況を俯瞰できる大きな視点や専門的なスキルが問われてくるのだなと思いました。

・日本ボランティアコーディネーター協会 ホームページはこちらから

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地球の周りにさまざまな草木と動物を描きました。
大地から伸びる植物は団体さんのネットワークと、ボランティアコーディネーターのスキルによって広がる豊かな社会を、動物たちはそこに楽しみながら集う人たちを表現しています。

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