「歩き出せない、歩き出したい」。こどもソーシャルワークセンターに通う若者・Mさんの思い

2024.4.3 | CATEGORY : TODAY

今週は、滋賀で活動するこどもソーシャルワークセンターさんと5年ぶり2度目のコラボ中です。

前回のコラボの際に記事中でイラストを紹介させていただいた、当時、センターに通う高校生だったMさん。
(2019年コラボ時の記事はこちらから↓)

貧困・虐待やいじめ、不登校の子どもたちを一人にしない。「地域に、安心できる場を」〜NPO法人こどもソーシャルワークセンター

現在22歳のMさん、今回の記事にもイラストを寄せてくださいました。

2019年のコラボ時に紹介したMさんの作品↓

今回の作品(2点)↓

かれこれ8年ほど、こどもソーシャルワークセンターに通っているMさん。
Mさんにとってセンターがどのような場所なのか、お話を聞かせていただいたのでご紹介します。

Mさん:
中学2年生ぐらいの時にこどもソーシャルワークセンターに通うようになりました。
おとなの人たちは多分、私が「ここは安心できる居場所です」と言うのを期待してるけど、私は全然そんなふうに思ってなくて、昼ごはんと夜ごはんが食べられて、今は時々、今回のイラストのようにお仕事もさせてもらって、金銭的に助けてもらっている場所。

その中に人との関わりもあるから、「行ってもいいかな」と思える場所です。ただの居場所だけだとしたら、そんな胡散臭い場所には行きません。

イラストとあわせて、社会に向けて発信したいメッセージを尋ねました。

Mさん:
精神疾患があって、日々死にたい気持ちと闘っています。

この先もずっとそうだと思うけど、皆に言いたいことがあるとしたら、たとえば親が子どもを殺したとして、全部その親が悪いのかと言ったら、そうではないということ。その親も、子どもの時に親から虐待を受けてきたのだとしたら、その親だけが悪いと言えるのか?そうではないと思います。

一定の層に対して批判ばかりする人たちがいます。
批判するのは簡単かもしれないけど、本質を見失わないでと言いたいです。

こどもソーシャルワークセンターさんとのコラボは、今週末4/7(日)まで。
アイテム購入ごとのチャリティーは、Mさんのような生きづらさを抱えながらおとなになった若者が、一歩前に歩みを進め、社会との接点を持ち、「生きていていいんだ」と思えるよう、一人ひとりに合わせながら、就労をベースにしたさまざまな取り組みを行うために活用されます。

生きづらさを抱えた若者たちが、仕事に挑戦する様子を追った、こどもソーシャルワークセンターさんのドキュメント動画(YouTube)も共有します。

・「みくの物語」
https://youtu.be/1DGEFp5fMfA

・「りょうたの物語」
https://youtu.be/up1S0C8r2Ws

ぜひ、チャリティーアイテムで応援してください!
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09design

【2024/4/1~7の1週間限定販売】
一つの船に乗って進む動物たち。
こどもたちに伴走し、未来へ向かって新しく漕ぎ出す団体の活動を表現しました。
空を飛ぶ鳥や水に浮かぶ鳥もあわせて描くことで、多様で自由な生き方を表現しています。

“Trust yourself(あなた自身を信じて)”というメッセージを添えました。

団体紹介記事はこちらから

JAMMINは毎週週替わりで様々な団体とコラボしたオリジナルデザインアイテムを販売、1点売り上げるごとに700円をその団体へとチャリティーしています。
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