【THANKS】一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会さんより、御礼とメッセージをいただきました!

2018.7.27 | CATEGORY : PAST CHARITY

今年1月にコラボした一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会さん。
超高齢少子多死時代を前に、たとえ社会資源が限られていたとしても、すべての人が人生の最期まで穏やかに暮らせる持続可能な社会を実現するため、人生の最終段階をはじめとして、解決困難な苦しみと向き合う人を増やしていくために活動する団体です。

JAMMINとのコラボデザインに描いたのは、一人ひとりが生かされている大きな円。と同時に、円(縁)の中に生きているからこそ、困難の中にあっても「つながり」を感じ、折れない心で生きる人間の姿を表現しました。

この度、皆さまよりお預かりした615,550円(※入金時)のチャリティーを入金し、エンドオブライフ・ケア協会の千田恵子さんより、チャリティーにご協力いただいた皆さまに御礼とメッセージをいただきましたので、ご紹介します!

氏名:千田恵子(写真左)
役職:事務局長
略歴:2015年4月にエンドオブライフ・ケア協会を有志とともに設立。もともとは、企業向けの人材育成・新規事業開発・海外進出支援に従事。父親が難病ALSに罹患したことを機に、働きながら家族として介護に携わり、本人の意思に基づき最期を看取る。3ヵ月後の母親他界と前後して、活動のきっかけとなる在宅医の小澤と出会い、人生のミッションとして事業立ち上げから法人運営に関わるようになる。

氏名:小澤 竹俊(写真右)
役職:理事(医師)
略歴:世の中で一番、苦しんでいる人のために働きたい と願い、医師を志す。救命救急センター、農村医療に従事した後、1994年より横浜甦生病院 内科・ホスピス勤務、1996年にはホスピス病棟長となる。2006年めぐみ在宅クリニックを開院、院長として現在に至る。「自分がホスピスで学んだことを伝えたい」との思いから、2000年より学校を中心に「いのちの授業」を展開。2013年より、人生の最終段階に対応できる人材育成プロジェクトを開始し、多死時代にむけた人材育成に取り組んでいる。

最近の活動

当協会では、小さな単位で見ると、主要なステークホルダーを、人生の最終段階を迎える本人、家族等、援助者(医療・介護などの人材)の三者と捉えているのですが、2015年の法人設立以来、まずは援助者の育成(エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座の開催)から活動を開始しました。これはチャリティー期間後も継続しており、今日まで全国で約2,600名の方に受講いただいています(2015年7月~2018年4月)。

2日間の研修は「入学式」と位置づけ、その後の現場での実践や、時折集まり学びなおす継続学習こそが大切であると考えております。認定を受けた方がファシリテーターとなり、地域で学習会を開催する動きも活発になってきました(2018年5月現在:認定ファシリテーター91名、地域学習会は20箇所以上)。

(3ヶ月に一度集まって継続学習を行っているELC東京。時に真剣に、時に和やかに、1日かけて集中して学ばれています)

(ELC近畿研究会の運営メンバーと参加者のみなさま。回を重ねるごとに参加者は増え、5月の回は51名を数えたそうです)

今後は、こうした地域学習会を核とした現地主導のコミュニティづくりが活性化していくよう、当協会としても応援して参ります。これからの超高齢少子多死時代において、対人援助職だけが援助にあたれればよいのではなく、子どもからお年寄りまで、誰もが目の前で苦しむ人を援助し援助される関係がつくれるようにと、プログラムを拡張していきます。2000年から小澤が個人的に行ってきた、子ども向けの「いのちの授業」も各地域主導で学べるように、プログラムをリニューアルしていきます。

こうした活動を行っていくうえで大切だと感じることは、これまで熱心に活動して来られた方々との関係性をいかに強化するか、孤軍奮闘していたりしばらく離れていたりした方々が戻って来られるスペースをいかに作るか、そして、新たに感心を持ってくださる方々との繋がりをいかにつくるかです。JAMMINさんとのコラボキャンペーンは、私たちの活動にとって、これらを可能にする絶好の機会となりました。 

私たちの予想をはるかに上回り、大変多くの方にグッズをご購入いただいたり、記事のシェアをしていただいたりしました。キャンペーン期間後は、イベントの折に購入したTシャツを着てきてくださったり、トートバッグを持参してくださったりしていますが、それだけではなく、日常的に着用してくださっていて、それがFacebookなどを通じて拡散されています。また、各地で講座や講演の運営を支援してくださるサポーターの方々もお揃いで着てくださるので、まるでユニフォームのようで、結束力を高める効果もあるように感じています。

(札幌での講座開催時、サポーターの方々を中心に)

さらに、JAMMINさんのTシャツがつないでくれた思わぬ出会いもありました。

大阪で地域学習会のファシリテーターとして活動している方が、奄美大島に旅行に行き、たまたま入ったお寿司屋さんで、チャリティーTシャツを着ている人を発見。声をかけてみたら、それは、奄美大島で活動している地域学習会のファシリテーターでした。遠く離れた地でそれぞれ活動しながら、お互い知らない者同士でしたが、Tシャツがつないでくれたご縁となりました。

(ELC近畿研究会の井上さん(左)とELC奄美の小川さん。Tシャツが目印となり出会いました)

チャリティーの使途

今回、グッズをご購入くださったみなさまからお預かりしたチャリティー金を活用させていただき、エンドオブライフ・ケアとして私たちがお伝えしたいメッセージを短編の映像として制作いたしました。

▼「私の人生」動画

この4月に当協会は設立三周年を迎え、4月14日にシンポジウムを開催したのですが、そこで始めて、今回制作した動画をみなさまへお披露目することができました。JAMMINさんとのコラボキャンペーンを経て実現したこの動画を、三周年の節目でリリースすることができたことは、当協会にとって大きな意味があると考えています。
・シンポジウムの様子はこちら

現在は、当協会のホームページトップ画面からもご参照いただくことができます。このテーマに感心を持つ方であればどなたでもご利用いただけますので、たとえばイベントや研修、授業や会合などでご紹介いただけましたらうれしく思います。

(シンポジウムではチャリティグッズを販売。運営スタッフや登壇者、参加者も着用くださり、場内に一体感が醸成されました)

最新ニュースの発信

活動の最新情報については、当協会のFacebookやホームページでご案内しております。

■一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会ホームページ

■一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会Facebook

また、エンドオブライフ・ケアに関わる実践者や、当事者の声を、コラムとして発信しています。様々な立場の方にお話を伺っております。ぜひご一読いただけましたらうれしく思います。

■一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会コラム

皆さまへメッセージ

JAMMINさんとのコラボを通じて、新たなつながりが生まれ、既存のつながりが強化され、また、一つひとつの想いが重なり、形を変え、大きなものにつながっていく。そのような感覚をおぼえております。まさに、IN LIFE, WE ARE ONE.のメッセージとデザインそのものです。

ご購入くださったみなさまとのご縁を大切に、これからも活動に力を入れて参ります。1つの団体にできることは限られているかもしれません。しかし、一人ひとりの想いを重ね行動していく先に、願う社会の実現があると信じています。ぜひ、みなさまの周囲の方々へ、今回制作させていただいたグッズや動画をご活用いただきながら、活動をシェアしていただけますとうれしく思います。

今後とも、応援どうぞよろしくお願いいたします。

09design

一人ひとりの命は、大きな円(縁)の中に生かされているというメッセージを表現したコラボデザインアイテムを、2018/1/29~1週間限定で販売、集まったチャリティーをエンドオブライフ・ケア協会さんへ入金させていただきました!

団体紹介記事はこちらから