2018.2.28 | CATEGORY : THIS WEEK COLUMN
今週、JAMMINが1週間限定でキャンペーンを展開しているコラボ先団体は、岡山で子どもシェルターと自立援助ホームを運営するNPO「子どもシェルターモモ(以下モモ)」さん。
「虐待や育児放棄により奪われてしまった子どもの時間を取り戻したい」とあたたかく家庭的な「実家のような場所」づくりを目指すモモさんのご活動については、THIS WEEKの紹介記事から詳しくご覧いただけます。
今回、モモを卒業したした2人の利用者の方にお話をお伺いしました!
NPO法人子どもシェルターモモ
20歳未満の子どもたちの自立を支援するために、弁護士・児童福祉関係者・市民が集い、法的支援と福祉的支援を行うことで、子どもたちのセイフティーネットとしての活動を行うNPO法人。岡山を拠点に、1つのシェルターと2つの自立援助ホームを運営している。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
6年前、19歳の時に入所していた少年院の帰住先として、子どもシェルター「シェルターモモ」を2ヶ月間利用したAさん(25)。
「シェルターモモ」に入居した当時を次のように振り返ります。
(お話を聞かせてくださったAさん)
入った当時は、初めての環境になかなか慣れず、体調を崩したり精神的に不安定になったりと大変だった。自分の弱みを出すことが嫌で、「人に頼る=自分自身が弱い」気がして、できませんでした。
そんなAさんでしたが、「シェルターモモ」で時間を過ごすうちに、次第に意識の変化があったといいます。
大人を信じることもできなくなっていましたが、職員の人たちと関わり、大人に対しての見方も変わりました。自分自身の考えの間違いや甘さに気づくことができ、人(大人)を信用することができるようになりました。
今では子どもを育てるお母さんでもあるAさん。1人目の出産後、高熱が出た時にモモのスタッフがかけつけて助けてくれたことがとても印象に残っているといいます。
モモに入った当初は規則も守らず好き勝手にしていて迷惑もかけましたが、「シェルターモモ」を出て1人で生活を始めた後も、妊娠、結婚、出産、子育てと様々なことを助けてもらい、今ではとても感謝しているし、信頼しています。
もう1人は、県外の児童相談所からの紹介で、17歳の頃から1年ほどモモが運営する女性専用の自立援助ホーム「あてんぽ」で過ごしたOさん(19)。
見ず知らずの県に1人で行くこと、知り合いもおらず、右も左もわからない場所で生活し、自立できるか不安だった。
施設がどんなところか不安で、家族というかたちもなく、誰を頼ったらいいかわからなくてしんどかった。人間関係もうまくいかず、つらかった。自分の将来のことなんか興味もなかったし、どうせ楽しくもない毎日だと思っていた。
モモのことを知った当時の自分を、そう振り返ります。
しかし、「あてんぽ」での生活が、Oさんを変えたといいます。
誕生日をお祝いしてくれたり、クリスマスパーティーをしたり、ホームでみんなでワイワイ言いながらご飯を食べれたことが楽しかった。
しんどい時は話をたくさん聞いてくれたり、人間関係でうまくいかない時や、仕事のことも手伝ってくれたりしたのがうれしかった。支えてもらった。今は、先のことを気楽に考えられるようになった。
将来のことを考えるのが楽しくなったし、「自分はもっとこうしたい!」と思えるようになった。
最後に、今の気持ちを次のように語ってくれました。
妹と一緒にご飯が食べられるようになり、毎日幸せです。
モモのスタッフさん、いつもありがとう。私はいつも助けてもらって、いつも支えてもらっています。
今週(2018/2/26〜2018/3/4)、「JAMMIN×子どもシェルターモモ」のコラボデザインアイテム、もしくはJAMMINのオリジナルアイテムをご購入いただくと、1アイテムにつき700円(雑貨・キッズTシャツは100円/700円から選べます)が「子どもシェルターモモ」さんへとチャリティーされます。
チャリティーは、失われた「子どもの時間」を取り戻すため、モモさんが運営する施設に入居する子どもたちに「楽しい経験」を届けるためのイベントの資金となります!
自分たちが幼かった頃、親や家族にしてもらってうれしかった出来事や、楽しかった出来事を思い出して。
その経験を知らずにいる子どもたちにも、おすそ分けしませんか?
チャリティーアイテムの販売は、3/4(日)23:59まで!
どうぞお買い逃しなく!
13時までの時刻が刻まれたいろんな形の時計。
それぞれ異なる時刻を指しています。
一つひとつの時計は子どもたち一人ひとりを、13時という時刻は「新しい時間を刻んでほしい」というモモの思いを表現しました。
“This moment, it is my life”、
「この瞬間こそ、私の人生」というメッセージを添えています。
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