2016.11.5 | CATEGORY : PAST CHARITY
氏名: 熊 仁美
役職:共同代表
略歴:学部時代より、学生セラピストとして早期療育支援に携わる。2010年、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。2011年、全ての自閉症児に効果的な早期療育が届くことを目指し、共同代表竹内とともにNPO法人ADDS設立。
2016年、同大大学院後期博士課程修了、心理学博士。NPO法人では、保護者が家庭療育に取り組むためのペアレントトレーニング事業や、学生セラピストの養成認定事業、学校や機関コンサルテーションなどに携わってきた。
2009年から開始した親子共学型の療育プログラムには、現在までに約300家庭にご参加いただきました。
全国どこにいても家庭療育を体験できる、「ねっとdeぺあすく」という保護者向けオンライン学習プログラムもリリースし、首都圏に留まらず全国の多くの方がご利用されています。
その他、より多くの方に自閉症の理解を啓発する情報発信事業として自閉症体験ワークショップを開催し、首都圏の教育機関を中心に500名以上の方にご参加いただいています。
今年は、NHKでABAに基づく早期療育支援の特集が組まれ、保護者・スタッフ共同の療育支援の様子が取り上げられました。
今までは、特定の療法を取り上げるのは、、、という感じで取材が難しい場面があったのですが、やはりエビデンスを重視する流れが来ているからこそ、こういう特集が組めるようになったのだと思います。
勇気をもって取材に協力してくれた親御様・お子様に大変感謝していますし、関心やニーズの高まりにきちんと応えられるよう支援の輪を広げていかなければと思っています。
今年の9月には、NPOとしては珍しい形で科学研究費のプロジェクトに採択して頂きました。当法人がエビデンスを蓄積してきた療育プログラムを、関東や四国の療育機関の方々に使っていただくことを目指します。
3年間多様な専門家の方と連携し、手を取り合って進んでいくことになりますので、現在気合を入れてその準備を進めています。
皆さまからお預かりしたチャリティーは、ADDSの療育支援に関するパンフレットの改訂と作成費に大切に使わせて頂きます。
1枚のTシャツで14人の方に早期療育の情報が届けられるようになります。
ADDSのホームページでは、常に療育のプログラム・ワークショップ・その他の情報をアップしておりますのでぜひご覧下さい!
また、もしお近くに、子どもの障害がわかったけれどどうしていいか分からない、、、といった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一言情報を伝えてあげてください。
どの媒体も真面目な情報が大半ですが、学生セラピストの卒業お祝い動画などスタッフ総出で体を張ったダンス動画等も好評です。
ADDSホームページ
特定非営利活動法人 ADDS | Facebook
障害があるお子さんの支援において重要なのは、「お子さん本人の変化を引き出し、可能性を広げること」と、「お子さんを取り巻く1人1人の、その子の捉え方や関わり方が変わること」だと思っています。
その想いをChange together!というTシャツのメッセージに込めました。
私たちはこれからも「全ての自閉症のお子さんが可能性を最大限に広げ豊かな人生を歩める社会の実現」に向けて活動を続けていきますが、社会全体で、お子さんと親御さんを支えていくために、今回のチャリティー・アイテムを通じて一人でも多くの人に自閉症のことを知っていただきたいと思います。
ぜひいろんな方々と一緒に、課題を解決していきたいと思っていますので、アイテムを通じて是非周りの人に当団体の活動をシェアして頂けると嬉しいです!!