2015.11.14 | CATEGORY : PAST CHARITY
毎週チャリティー・キャンペーンを展開するJAMMIN。過去に販売したアイテムのチャリティー入金にあわせて、入金先のNGO/NPOの担当者さまからのメッセージを一緒にご紹介しています。
活動をもっと知りたい方は、団体のホームページやfacebookなど、是非チェックしてみてくださいね。
氏名:加藤 玲奈
役職:広報・支援者担当
略歴:17年間、テレビ局で記者やディレクターとして勤務した後、海外生活を経てAARに入りました。
Tシャツは5年前に大地震に襲われたハイチがテーマでした。私たちは地震などの災害や紛争で苦しんでいる人たちを支えるため、世界各地で活動しています。今は、内戦で母国を追われたシリア難民の支援に力を入れています。
(シャンルウルファ県にAARが開設したシリア難民のためのコミュニティセンター)
私たちが活動しているシリアの隣国、トルコには200万人近くが逃れてきていますが、その半数は子どもです。私たちの想像を超える体験をしながらも、私たちが運営するコミュニティセンターで一生懸命、現地語であるトルコ語や英語を勉強して未来を切り拓こうとしています。そして、シリアに戻れる日を夢見ています。
また、やはり地震で大きな被害を受けたネパールでは、子どもたちのために仮設の校舎を建てています。ネパール全土では3万もの学校が倒壊してしまい、一時期は100万人が通学できなくなってしまったのです。
(AARは仮設校舎26棟を建設する予定です 撮影:川畑嘉文)
(AARがネパールに建設した仮設校舎。1棟につき2教室あり、80人が勉強できます 撮影:川畑嘉文)
私たちは17校で26棟の校舎を建設する予定で、約2000人の子どもたちが安全な環境で勉強できるようになります。両親を失っても、家を失っても、頑張って勉強している子どもがいます。校舎をつくることで、子どもたちがそれぞれの将来の夢を叶えられるように応援したいと思っています。
(AARが建設した仮校舎で勉強するネパールの子どもたち 撮影:川畑嘉文)
(コミュニティセンターでトルコ語を勉強するシリア難民の子どもたち)
今回、購入された皆さまからお預かりしたチャリティーは、災害や紛争の際の緊急支援のために大切に使わせていただきます。
お預かりした54,500円で、トルコに逃れてきているシリア難民103人が教科書を手に入れ、現地での生活に欠かせないトルコ語を学び始めることができます。
最新情報はAARのHPやFacebook、twitterで発信しています。HPでは各地の事業を紹介するビデオも随時アップしています。
日本生まれの国際NGO AAR Japan[難民を助ける会]
AAR Japan[難民を助ける会](@aarjapan)さん | Twitter
また活動内容だけではなく、駐在員が現地の文化や食事などについて書く、駐在員日記も人気です。
駐在員・事務局員日記|日本生まれの国際NGO 難民を助ける会 (AAR JAPAN)
理事長の長有紀枝(おさ・ゆきえ)もHPでブログを発信しています。長は20年間にわたり、世界各地で支援に携わってきました。ぜひ読んでみてください。
駐在員・事務局員日記|日本生まれの国際NGO 難民を助ける会 (AAR JAPAN)
(コミュニティセンターでトルコ語を勉強するシリア難民の子どもたち)
欧州へ逃れるシリア難民の姿が注目されていますが、私たちは欧州にも逃げられず、周辺国にとどまらざるを得ないシリアの人たちを隣国のトルコで支援しています。
ある日突然、国を追われ、言葉もわからず、仕事もなく、貯金を切り崩しながら、外国に留まらざるを得ない。あるいは、その貯金も底をつき、危険なのは承知のうえで母国へ帰る人たちもいます。そこでしか暮らせないからです。
私たちにできることは小さなことですが、世界にたくさんいる、このような困難な状況にある人たちが、少しでも希望が持てるように、支援を続けていきたいと思っています。私たちの活動を周りの人にシェアしていただければ嬉しいです。
(学校が大好きなネパールの子どもたち 撮影:川畑嘉文)