2015.6.12 | CATEGORY : PAST CHARITY
毎週チャリティー・キャンペーンを展開するJAMMIN。過去に販売したアイテムのチャリティー入金にあわせて、入金先のNGO/NPOの担当者さまからのメッセージを一緒にご紹介しています。
アイテムを購入した皆さんや活動をもっと知りたい方は、団体のホームページやfacebookなど、是非チェックしてみてください。
ご氏名:雫石まどか
ご役職:コミュニケーション担当
ご略歴:青年海外協力隊としてベナン共和国で活動後、2015年4月より現職。
ウォーターエイドは1981年の設立以来、現地のパートナー団体を通して2100万人に安全な水を、1800万人に衛生設備を届けてきました。2015年現在、開発途上国31ヶ国で活動しています。
そのなかの1つ、東ティモールでは、10人のうち3人が安全な水を得られず、人口の約半分が安全なトイレのない生活を送っています。東ティモールは、発育不良の5歳以下の子供の割合が世界で一番高いと言われています。ウォーターエイドは2005年から東ティモールで活動を開始し、2014年には3,978人に安全な水を、3,827人に適切な衛生設備を届けました。
写真のアルジラさんも、ウォーターエイドのプロジェクトで暮らしが変わった1人です。
(往復3時間かけて水を汲みに行く女性【東ティモール】)
アルジラさんは以前、小川から水をくむために片道5kmの道のりを1日3往復していました。さらにこの小川は下流にあたるため、上流からの生活用水が流れ込み決して衛生的とは言えませんでした。
ウォーターエイドと現地パートナー団体は2014年、彼女の村に自然流下方式の給水設備を建設しました。
(新設された給水設備で手を洗う子供たち【東ティモール】)
「今は水が近くにあるから、家の畑でいろんな作物を育てることができます。もう水くみのためにあんなに長い距離を歩かなくて良いのです。水があるおかげで、こんなにきれいな畑を作ることができました。私は、この畑が大好きです。」
アルジラさんは新鮮なパパイヤやトマト、カボチャ、バナナ、サツマイモなど様々な作物を育て、市場に売りに出かけます。その収入で子供たちを学校に通わせることもできます。
(畑で働くアルジラさん【東ティモール】)
ウォーターエイドは2018年までの3年間で農村部の12のコミュニティに住む約1,400人に安全な水と衛生設備を届けることを目指しています。
家の近くで安全な水を得ることが可能になれば、女性の水くみの負担が減り、活発な生産活動が行われるようになります。また、子供の病気が減り、継続的に学校に通えるようになれば、コミュニティの発展に大きな影響をもたらすでしょう。
ウォーターエイドはこれからも、水と衛生の改善によって、人々の暮らしが変わっていくよう、活動してまいります。
皆さまからお預かりしたご支援は、トイレ建設をはじめとする、途上国の人々が安全な水と適切なトイレを使うことができるようにするための活動に大切に使わせていただきます。
44,800円のチャリティということで、たとえば、ガーナの4世帯に1つずつトイレを建設することができます。
(新しく家族用のトイレを建設することができた男性【ガーナ】)
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また、5月15日からメールマガジンの配信も始めました。これから月1回の頻度で、現地のストーリーやイベント情報などをお届けします。メールマガジンをご希望の方は下記URLから、ご登録ください。
このたびはTシャツ、パーカー、トートバッグ等のご購入を通じて、ウォーターエイドの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。今回、商品をご購入くださった方はもちろん、多くの方がFacebookなどでこのことを広めてくださいました。
皆さまのご協力のおかげです。ありがとうございました。
ウォーターエイドは、2030年までにすべての人が安全な水と衛生設備を使うことができるよう、ますます努力していきます。
多くの方にこの問題を知っていただき、共感していただくことがこの問題の解決につながります。購入いただいた商品をたくさん身に着けて、そして、安全な水と衛生のない生活を送る人々がいるということに関心を寄せていただけましたらうれしく思います。
(以上)