2015.6.9 | CATEGORY : MAGAZINE
(BIrthday Girl, Emma/photo by TVZ Design)
皆さん初めまして!
JAMMINでキュレーターをしている平井萌(ひらいめぐみ)と申します。
名前の略で「ひらめ」と呼ばれています。
普段は「大好きなもの」×「何とかしたいこと」をかけ合わせて社会問題を解決できたらと思い立ち、昨年から「メロンパンでコンゴを救う」というプロジェクトのもと活動をしています。
『食べる政治』でもライターとして連載を書かせていただいていますので、「メロンパンでコンゴ???」と興味を持ってくださった方はこちらも是非ご覧ください!
今週のチャリティはグッドネーバーズジャパン。世界中には5歳の誕生日を迎えることができない子どもたちが1日に17,000人もいるといいます。
グッドネーバーズジャパンの、「全ての子どもたちに5歳まで生きることが当たり前になってほしい」という願いから今週のTシャツのデザインには誕生日ケーキがモチーフになっています。
(Birthday Cake/photo by Will Clayton)
日本では誕生日といえばプレゼントをもらってケーキを食べることが通例。
一方他の国ではどのように誕生日を迎えるのでしょうか。
海外に行くときに自分、もしくは誰かが誕生日だったときに役立つかも・・・?
また他の国の方と、共通の話題を見つけるのに苦労した経験がある方は多いのではないでしょうか。
宗教や政治の話はハードルが高いですが、誕生日なら話のネタとして覚えておくと広げやすいのではないかと思います!
その前にまず、元々誕生日にケーキを食べるという発端は何なのか調べてみました。
“バースデイケーキの歴史は古代ギリシャ時代にまで遡るといわれています。
古代ギリシャ人は、丸型もしくは月の形のケーキを作り、
月の神であるアルテミスの誕生日に神殿に捧げていました。
そして、アルテミスの神に供えたケーキを、
供え終わってから自分たちで食べたのがバースデイケーキのルーツのようです。”
引用 贈るキモチ.com
誕生日ケーキのルーツは古代ギリシャとは驚きですよね。
神に供えたケーキを後で食べる、というのは仏壇にお供えしたお菓子を何日か経った後食べるのと似てるような・・・
(Birthday Shriya 5th/photo by Partha Sarathi Sahana)
日本での誕生日プレゼントはほしいものをリクエストするのが一般的ではないでしょうか。
インドでは、誕生日に新しい洋服が与えられるのが通例だとか。
子どもはクラスの友だちにチョコレートを渡す風習もあるようです。
ただもらった服が気に食わなかったらどうするんだろう・・・
と余計な心配をしてしまいました。
エチオピアにある「グルシャ」という風習。
これは食べものを自分の手で相手の口へ運ぶこと。
親愛のしるしとして日常で行われるほか、誕生日にも「バースデーバイト」というケーキを運んでもらう慣習があるようです。
ちょっと照れくさいけれど、より親睦を深められること間違いなし。
これは是非とも日本で浸透させたい!!
(Adigrat, Ethiopia/photo by Rod Waddington)
参考 サンクスバイト・バースデーバイトと、エチオピアの風習のご紹介|湘南ライフを楽しむ、ブライダル司会者のひょんなおはなし
実はカンボジア、4月14日のクメール正月に皆一斉に年をとるというきまりがあり、個人の誕生日を祝う習慣があまりないようです。その日にお祭りというかたちで国全体でお祝いをしています。
最近「何歳?」と聞かれて咄嗟に応えられない物忘れの激しいわたしでも、カンボジアでなら同級生に確認すればいいのでそういった意味では分かりやすいですね。
とはいえ、グローバル化にともないここ数年で誕生日を祝う人も増えているとか。
(A dog’s birthday/photo by Hubert Figuière)
参考 カンボジアでの誕生日の風習|カンボジア旅行記 〜アンコールワットとベンメリアへ〜
いかがでしたでしょうか?
誕生日といえばプレゼントにケーキ!というイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、世界各国での誕生日の祝い方はバラバラ。
そのほかベッドの上で朝食をとるスウェーデンやケーキに顔を押し付けるベネズエラなど、今日も世界のどこかで不思議なお祝いがあちこちで繰り広げられています。
どんなかたちであれ、誰もが毎年歳を重ねる喜びを噛みしめて素敵な誕生日を迎えられたらいいですね。
今週のグッドネーバーズジャパンを応援することで、全ての子どもたちが5歳やそれ以降も笑顔で誕生日を迎えることができる未来はぐんと近づくかもしれません。
JAMMIN(ジャミン) | Social Wear Brand
(WRITEEN BY MEGUMI HIRAI)