2014.6.4 | CATEGORY : MAGAZINE
突然ですが、みなさんは「スタディツアー」ってご存知ですか?スタディツアーとは、“ NGO(非政府組織)の活動を実地に見学し、体験する旅行(goo辞書より)”のこと。自分ひとりでは行くことが出来ない地域や場所に行ける、現在大学生を中心に盛り上がっているツアーのひとつ。
そんな 数あるスタディツアーの中でも、NPO法人テラ・ルネッサンスさんのスタディツアーはすごいと思います。先日、そのスタディツアーの参加者が自らの体験を語る報告会へ参加してきましたので、その内容をご報告したいと思います。
あり得ない体験が出来るのがスタディツアーの醍醐味
カンボジアには内戦の影響から、まだまだ地雷が多く埋まっており被害を受ける市民も多く存在。テラ・ルネッサンスさんは設立当初から撤去活動を支援し続けています。
今回のツアーでは、その撤去現場をツアー参加者で歩いて、地雷の恐怖を自ら体験。もちろん地雷が撤去された道を歩くのですが、すぐ道を外れるとどこに地雷が埋まっていてもおかしくない状況です。
そして、一番のハイライトは見つけた地雷撤去のための爆破を参加者たちが行ったこと。現地のNGOのサポートのもと、実際に爆破ボタンを押した学生の方は手が震え、その爆破音のあまりの大きさにしばらく動けなかったそう。日本では間近に感じることが出来ない体験を出来ること、これがスタディツアーの一番の醍醐味ですよね。
スタディツアーに参加した後のアクションまでカバー
そして、スタディツアーへ参加した後のアクションまでカバーしているのがテラ・ルネッサンスさんのすごいところ。現場で感じたことを大事にしてほしいとの想いから、地雷をモチーフにデザインしたカードを配布。
地雷のことをもし忘れてしまっても、記載のQRコードへアクセスすることで地雷被害の現状を知るためのHPへリンクが貼られています。周りの友達にも問題をシェア出来るという優れモノなんです。
最後に
誰でも時間が経つと、その時の感動や想ったことは少しづつ薄れていってしまうもの。現場での強烈な体験と帰国後のアクションまで想定されたフォローがあるテラ・ルネッサンスさんのスタディツアー。ここまで考えぬかれたスタディツアーは少ないんではないでしょうか。ご興味がある方は、是非参加してみてください!
<参考>
第36回テラ・カフェ「カンボジアスタディーツアー報告会~僕らはあの一瞬(とき)を、忘れない~」を開催しました! | NPO法人テラ・ルネッサンス 公式ブログ