2014.4.10 | CATEGORY : MAGAZINE
今週のチャリティーテーマは、「元子ども兵の社会復帰」。深刻な社会問題でありながら、まだまだ多くの人に知られていない問題の一つでもあります。そこで、今回は改めて子ども兵に関する基本的なことについて、ご紹介したいと思います。
・子ども兵って何?
・子ども兵はどんな子が対象になるの?
・子ども兵として過ごす期間はどれくらい?
・子ども兵は軍隊の中でどんなことをしているの?
子ども兵の定義
子ども兵とは、軍隊に所属する18歳未満の子どものことを指します。彼らは、誘拐や拉致され軍隊への所属を強要させられる場合があります。子どもたちはアルコールや薬物で洗脳され組織への服従を強要されるケースも。
対象となる子ども
普通の暮らしを送る子どもたちがほとんどです。兵士、という言葉から男の子だけが対象というイメージがあるかもしれませんが、子ども兵の中には女の子もいます。性的搾取の対象となったり無理矢理結婚させられたり。男の子とは違った苦悩が襲いかかります。
過ごす期間
人によってまちまちですが、日本で言う小学生から20歳ぐらいまで拘束を受ける子どもたちもいます。普通の子どもたちでは、友達と遊んだり、先生に叱られたりしながら、人格形成に大きな影響を与える期間が丸々武装集団として過ごすことになります。いかに社会から離れてしまうのかが如実に出てきてしまいます。
子ども兵として過ごす間にしていること
軍隊として集団行動をしているのはもちろんですが、軍隊に所属する間、子ども兵たちは「替えが効く、使い勝手がよい存在」として扱われます。具体的には、地雷原を隊列の先頭として歩かされたり、銃弾が飛び交う最前線に立たされたり。。。
いかがでしたでしょうか。日本にいる私たちには、なかなかイメージがパッと出てこないかもしれませんが、このような境遇におかれる子ども兵たち。少しでもその現状を理解するきっかけになれば、と思っています!