厚労省の調査によると、駅や河川敷など、路上で生活する人の数は3,448人(2022年)。
いわゆる「路上生活者」の数こそ年々減りつつありますが、その一方で、定まった住居を持たず、ネットカフェなどを転々する人たちの数はわかっていません。
今週JAMMINがコラボするのは、名古屋で50年以上にわたり生活困窮者の支援を行い、法人設立10周年を迎えるNPO法人「ささしまサポートセンター」。
「『路上生活者は家に入る方がいい。そうあるべきである』ということもないし、支援する・されるという垣根もなく、携わる人たちが自由に関わっているのが特徴です」と話すのは、団体理事の松島周平(まつしま・しゅうへい)さん(38)。
松島さんと事務局の山本茜(やまもと・あかね)さん(40)、石黒好美(いしぐろ・よしみ)さん(43)にお話を聞きました。
(お話を聞かせていただいた、写真右から松島さん、山本さん、石黒さん。早速今回のコラボデザインTを身につけてくださいました!)
NPO法人ささしまサポートセンター
野宿者をはじめとする生活困窮者に寄り添いながら、誰もが地域で共に生きられる居場所を持てるような社会を目指して活動しています。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2022/08/15
(炊き出し会場の一角を借りて毎週木曜日に開催している「生活・医療相談」の様子)
──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。
松島:
愛知県名古屋市を拠点に、路上生活者や生活に困りごとのある方の支援をしています。
法人設立は2012年ですが、1976年から、国鉄名古屋駅構内に集まる日雇い労働者におにぎりや味噌汁を配り始めたのが活動のルーツです。その後、1985年には医療面での支援を強化するためボランティアの医師らによって「笹島診療所」が設立されました。笹島診療所はホームレスへの医療相談を実施しながら、生活保護をはじめとする福祉の制度に適切につなぐ活動にも取り組んできました。
──そうすると、50年近くご活動されているんですね。
山本:
主な活動内容を「出会う・つながる・続ける」という3つのカテゴリーに分けて説明します。
「出会う」は、炊き出しや「アウトリーチ」と呼ばれる巡回相談、また事務所に直接来られる方から、生活や医療に関する相談を受ける活動です。
(野宿生活を送る方を訪れ、声をかける「巡回相談」の様子)
山本:
出会った次は「つながる」ことと「続ける」こと。行政の窓口等への同行支援や、アパートなどで一人で暮らしている方が孤立しないように、集える場所を運営しています。一人ひとりが居場所を感じながら、かつ出番がある場所があればいいなと思っています。
石黒:
私たちの団体が大切にしていること、「こうあるべき」という考え方を押しつけないこと。一人ひとりに顔と名前があるように、それぞれ生きてきた背景もニーズも異なります。
「路上生活者は家に入る方がいい。そうあるべきである」ということもないし、支援する・されるという垣根もなく、それぞれが自由に関わっていける状態を目指しています。活動には路上生活をされている方や、野宿生活の経験がある方たちも参加しています。
(「イベント案内や健康や生活に関する情報を、アパート等で生活している方へ2ヶ月に一度お送りしています。ボランティアも野宿生活の経験がある方も、団体の職員もみんなで集まって作業しています」)
(「『体調が悪い』『石けんが欲しい』と言って訪れた方と話しているうちに、生活や仕事の悩みをぽつりぽつりと話していただけるようになることも。時間をかけて信頼関係を築くことをあきらめないように心がけています」)
松島:
名古屋の繁華街・栄を通る首都高速の高架下で、私たちは毎週木曜日に「ささしま共生会」さんが実施する炊き出しにあわせて生活医療相談を実施しています。
毎回100〜180人ぐらいの方が集まるので、その場で「ボランティアのドクターがいますよ」「相談があれば声をかけてください」などと声をかけながら、必要な方にはタオルや石鹸などをお渡ししています。気になることや相談がある方は、炊き出しの食事をとった後にブースに立ち寄られます。
(医療相談の会場で渡している生活医療相談票。「住まいや仕事の状況、健康状態、今、どんなことに困っているかなどを聞き、その人に合わせて医師や必要な支援におつなぎすることもあります」)
──名古屋という土地柄の特徴などはありますか。
松島:
このあたりは自動車産業が盛んで、「期間工(期間従業員)」と呼ばれる方が少なくありません。契約を打ち切られ、派遣会社などが用意されたアパートを出て行かざるを得なくなり、次の仕事が見つけられないまま栄にたどりついたという方もいらっしゃいます。
──相談に乗り、具体的にどのようなサポートをされるのですか。
松島:
必要な支援につないだり、行政の窓口に同行したりします。
医師による医療相談も受けています。症状を聞いて、必要な方には無料低額診療の制度を案内したり、緊急時には救急車を呼ぶこともあります。
ほかに、月・金の午前中、水曜の午後には事務所でも相談窓口を設けています。もちろん相談でこられる方もいらっしゃいますが、スタッフや仲間とおしゃべりに来たり、居場所として来られる方が半分くらいですね。
(「事務所相談ボランティアの小池さん。元・生活保護のケースワーカーという経歴を活かした豊富な知識と、人情に厚い人柄で相談に来られる方から絶大な信頼を寄せられています。事務所には、原付バイクで颯爽と登場します」)
(住まいや仕事に関する相談を受け、区役所の窓口に同行することも。「心身の不調を訴える方には、ボランティアの医師が話を聞きます」)
山本:
炊き出しの会場ではタオルや石鹸を、巡回や事務所での相談の際には、たくさんあるわけではありませんが、求められれば食べ物もできるだけお渡ししています。そうすると、「あげてばかりだと甘える」とか「生活保護をもらっているんだから、その中でやりくりするべきだ」というご批判をいただくこともあります。しかし私たちとしては、「困った時に受け入れてくれる人がいる」「聞き入れてくれる人がいる」とご本人が感じられることが、何より大切だと思っています。
ちゃんと応えてくれるんだ、ちゃんと自分のことを認めてくれるんだ、そんなやりとりを何回も何回も重ねることで、本当に少しずつですが信頼関係が築かれていくし、それによって、本人の「こうしたい」という生きる意志のようなものが芽生えていくのではないでしょうか。
(月に一度、事務所近くの神社を清掃。「野宿生活の経験がある方などがボランティアで集まり、皆で掃除をします」)
山本:
住まいについても同じです。私たちとしては、ハウジングファースト(安心した住まいの確保を最優先にすること)を大切にしたいと考えていますが、行政の担当の方などからも聞かれるのが、「良い環境を与えると、そこに甘えて本人が頑張らなくなるのではないか」という意見です。
それはつまり、「住まいとして劣悪な環境を用意すれば、ここにはいられないと思ってがんばって出ていくだろう」ということなのでしょうか。
──確かに。
(相談に来ているうちに事務所のフェンスが壊れているのを見つけ、誰が頼んだというわけでもないけれど工具を持ってきてさっと直してくれたというAさん。「まだ仮で留めただけやでね、今度来たときもっときれいにやるわ」(Aさん))
山本:
むしろ「ありのままの自分を受け入れてもらえた」「優しくしてもらえた」「尊重してもらえた」と実感できた時に、その人のなかに「がんばろう」「がんばりたい」という気持ちが湧き起こるのではないでしょうか。
それは私たちも、これまでの経験として感じていることです。
信頼関係が少しずつ築かれていった時に、頼まなくても事務所を掃除してくれたり、壊れていたフェンスを直してくれたり、巡回や炊き出し会場での活動をボランティアで手伝ってくれたり…、「自分ができること」で関わってくださる方がいます。
(「家を失って車上生活をしていたこともあるクレイジー・マイクさん。もとは画家として活躍されていた経験を活かし、現在ではささしまサポートセンターで絵画教室の先生として活躍しています。クラウドファンディングで資金を集めて展覧会をしたこともあります」)
山本:
「居場所がある」と感じられることは、誰にとっても、すごく大切なことなのではないでしょうか。居心地よくいられる住まいや場所さえ用意すれば、自然とその人自身の「やりたい」が引き出されていくところがあるのではないでしょうか。
ただ、これもあくまで一つの例であって、「関わっていきたい」と思う方もいればそうではない方もいるし、どちらが良いとか悪いはなくて、どちらも良いんですよね。一人ひとり、そこに「自分らしい生活」があることが重要で、そのための支援が大切だと思っています。
(ささしまサポートセンターが開催するクリスマス会のコンサートでの一枚。「普段は物静かな方が歌ったり踊ったりと意外な一面が見られることもあります。今年こそコロナ禍が収束して、以前のようなクリスマス会ができることを祈っています」)
(「名古屋市中村区の障がい者グループホーム「規俊荘」。「建物は、ささしまサポートセンターの長年の活動を応援してくれた篤志家の故・村上規博さんにより建設されました」)
石黒:
障がいがあるために社会にうまくなじめず、しかし本人も周りの人も障がいがあることを知らないまま、路上に出た方もいます。
2014年に私たちの団体も協力・参加して実施した精神保健調査(全日本民医連、2014年11月)では、対象者(n=114人)の約43パーセントに精神疾患があることが分かりました。また、知的障がいのある人は全体の約20パーセント、知的障がいと精神疾患の両方がある人は全体の18パーセントでした。全国的に路上で暮らす人の数は減少していると言われていますが、一方では障がいをもつ人が路上に取り残され、支援が行き届かなくなっている現状があります。
身よりがなく、住む場所を見つけたり一人で暮らしていくことが難しい方たちの日々の生活を支援するため、2020年5月からは、障がいのある方のグループホーム「規俊荘(きしゅんそう)」もスタートしました。入居者の定員は15名です。中には医療刑務所などを出た後に身を寄せる場所がないという相談を受けてから入居に至る方もいらっしゃいます。
──そうなんですね。
(「規俊荘は集団生活のルールや禁止事項をできるだけ定めず、入居者同士の『対話』によってより良い関係を作っていくことを大切にしています」)
山本:
規俊荘でもスタッフがあれこれと指示するのではなく、入居者一人ひとりに安心できる空間を用意して、本人の中に自然と湧き上がってくる気持ちを大切にしています。
入居者の一人Bさんは、安心して寝られる場所と毎日食べられるご飯がある暮らしに慣れていくうちに、やがて毎朝早起きして、近くの公園のラジオ体操に参加するようになりました。そこで地域の方たちとも仲良くなって、お仕事の相談に乗ってもらうまでにもなりました。その後は体調を崩してしまうこともあり、順風満帆とばかりはいきませんが、Bさんのペースを大切に進まれています。
(規俊荘での一コマ。「規俊荘の軒先でBBQを楽しんだり、実習に来た大学生が食堂でライブをしてくれたこともありました」)
(医療相談を受ける、ささしまサポートセンター理事長であり医師の森亮太さん。「医学部を目指して浪人していた時、医療相談のボランティアで、日雇い労働者の方に”坊主、ありがとな”と励ましてもらったおかげで今の自分があります」)
山本:
たくさんの方と関わる中で、ご本人が元気になったとか、活動にボランティアとして参加してくれるようになったといったといった美談ばかりではありません。むしろ日々の活動はそこからは程遠いことのほうが多いかもしれません(笑)。ほぼ毎日、何かしら事件が起きています(笑)。
…でも、果たしてそれが良くないことなのでしょうか?
(アパート生活をしている人などが集まっておしゃべりやゲームを楽しむ「みちくさカフェ」でのひとコマ)
山本:
必ずしもそうとはいえないと思うんです。一人ひとりに幸せがあって、その人が幸せで、生きていてよかったとかご飯がおいしいとか、好きなことができる環境にあることが、何より大切なのではないでしょうか。
それぞれに考え方や温度感も違いますが「その人らしい生活を送るための支援」であるという点は、私たちの団体に関わる誰もが持っていることではあるかもしれません。
「これはその人が本当に望んでいることなのか」ということは、意識しています。どう生きていくか、自分にとっての幸せは何か、その答えを知っているのは本人だけです。それを、こちらがどこまで信じ、待てるかということなのだと思います。
(ボランティア体験会「ささしまツアーズ」にて、巡回相談を体験する参加者の皆さん。「先輩ボランティアが活動の心がけを『自分たちが食べ物を”あげる”のではない。声をかけられたくない方と思っている方もいる。野宿をされている方とつながりたいのは私たちの方なのだから”もらってくれてありがとう”という気持ちで活動しています』と説明しています」)
(「2年前の大晦日の越冬会場に相談に来てくれた方が、今も定期的に生活医療相談に足を運び、近況報告をしにきてくれています。このような継続的な関係を大切にしていきたいです」)
松島:
路上からアパートに入居するところまで支援して、やっとアパートに入れたのに、数ヶ月後には再び野宿をしていた、という方がいたそうです。あるいは私たちが知らない間にアパートを出て、音信不通になってしまった方も残念ながらいらっしゃいます。
雨風がしのげて路上よりもずっと良い暮らしだと思うのに、なぜ、アパートを出ていくのか。それを考えた時に、路上には路上のコミュニティーがあって、一緒に寝食を共にはしないまでも、信頼できる仲間がいたんだと気づいたんです。一方でアパートはひとりぼっちで、孤立していたんですよね。
山本:
さらに本人に家族の団らんや一人暮らしの経験がなかったりすると、自炊するとか、アパートでごみを分別して出すとかといったルールもわからなくて、どうしたらいいかわからなくなって逃げてしまうということもあるようでした。
そこで、アパートに入った後もみんなで集まってレクリエーションを楽しんだり食事をしたりする「オリーブの会」を月に1回開催するようになりました。また、アパートでの生活を始めた方のもとを訪れてお話を聞かせていただくアパート訪問も始めました。
──路上の方が安心できるということもあるんですね。
(アパート訪問の様子。「2人1組でお宅を訪問し、生活のお困りごとを聞いたり、たわいもない世間話をしたりします」)
石黒:
路上であれアパートであれ、定期的に訪問し、何気ない会話をしたりしながら、ゆるくつながり続けることを大切にしています。私たちがオリーブの会やみちくさカフェを始めた時には、他にこのような支援をする団体はあまりなかったと聞いています。
路上の巡回相談もずっと続けていると、「最近新しい人が来たよ」とか「あの人は出て行ったよ」と教えてもらったりすることも。つながっているコミュニティがあること、何かあった時に相談できるネットワークがあることの重要性を教えていただいているように感じます。
松島:
事務所でオセロや将棋をしたり、医療相談では、血圧を測ったり市販の薬をお渡ししたり。それが直接何かにつながるということではないかもしれません。
でも「居場所がある」ということ、「路上生活者」や「生活保護受給者」としてではなく、「○○さん」とその人の名前で呼ばれて接してくれることで、そこに温かい居場所を感じられる。誰でもそうですよね。
──確かに。
松島:
支援する・されるを超えて、ここは関わる一人ひとりにとっての居場所なんです。
僕にとってもそうです。ここにくると皆が声をかけてくれて、元気になるし、やる気になる。そんな場所なんですよね。
(「先日、初めて生活保護申請に同行しました。専門知識も無い素人のわたしでも、相談者さんと一緒に喜んだり、悲しんだりすることが重要なのだと実感しました。ささしまサポートセンターは市民が貧困の問題に関わることで、自分たち社会のあり方について考え、学ぶきっかけとなる場でもあるのだと思います」。写真は規俊荘でのバーベキューの様子。「入居者もスタッフも実習の大学生も入り交じって楽しみました」)
(「長年にわたり、比較的高齢の方の支援をしてきたささしまサポートセンターですが、法人化してからは子どもの学習支援や居場所づくりにも取り組むようになりました。これも活動の中で『必要だ』『やりたい』と感じたメンバーが、たくさんの人を巻き込んで実現させたもの。得意なことややりたいことを持ち寄って実現させていく、この団体らしさを感じます。写真は、事務所の前に置くベンチを、子どもたちが近くの工務店の方に教えていただきながら作っているところです」)
石黒:
働いて働いて疲弊して、心を病んで路上に出て行く方も少なくありません。しかし役所へ行くと「もっと働けるでしょ」と言われてしまう。しかし、働くことだけが是なのでしょうか。
松島:
もしかしたら私たちもいつ、どんなことで住まいや仕事を失うかわかりません。
その時に、「こういう社会だったらきっといいな」とか「こういう社会だったらやりにくさを感じないな」というコミュティづくりというか。「こういう社会だったらきっといいな」という世界が、名古屋の高架下で繰り広げられているのかもしれませんね。
「働かなければならない」とか「路上生活者はかわいそうで、屋根付きの家に住むべき」みたいな、固定概念とか規範から解放されて、団体のテーマでもある「”誰もが”居場所のある社会」を目指していきたいと思います。
山本:
それぞれがやりたいことができる場があることが大切で、ただ、路上で暮らす人や生活に困っている方は「家がない」「お金がない」「仲間がいない」といったことが理由でそれができなかったり、偏見や差別から何かを「やりたい」という気持ちよりも「できない」がまさっていくようなところがあります。
それはとても残念なことだと思うので、「受け入れてもらえた」「やりたいことができている」ということを実感してもらいたい。それによって、また新たな「やりたい」も生まれていくと思っています。
(「アパート等で生活されている方へ「オリーブの会」などのイベント情報を発送する作業を終えた皆さん。今日初めて来た方からベテランボランティアまで、和気あいあいと作業しました」)
──読者の皆さんにメッセージをお願いします。
松島:
私たち一人ひとり、それぞれに生活があり価値観があり、大事にしたいことがあります。それを互いに尊重し合って、いびつであっても互いを認め合い、お互いのやりたいことがやれる社会であるといいなと思います。
路上で生活している人や生活に困っている人に出会った時、「どうやって暮らしているんだろう」「生活は大丈夫かな」「どんな状況なんだろう」ともう少し踏み込んでもらえたら、また違ったものが見えてくるかもしれません。
石黒:
失敗したらダメ、適応できなかったらダメではなくて、一つでもどこかにその人がその人らしくいられる場所があれば。いびつなままでも、それを受入れあってやっていける社会が広がっていくことを願っています。
(「巡回相談には『生活と健康のしおり』という相談先や生活保護の制度などについて解説したオリジナルのパンフレットを持って行きます。ボランティアさんが詳しく内容を説明することもあります」)
──最後に、チャリティーの使途を教えてください。
山本:
野宿の経験がある方の地域生活を応援したり、家計相談を行うアフターフォロー事業、中高生の学習支援といった名古屋市からの委託事業も実施していますが、巡回相談や炊き出し会場での相談、役所などへの同行支援やサロン活動、アパート訪問などは、ほぼ寄付とボランティアの皆さんの力のみで成り立っています。
今回のチャリティーは、こういったことに必要なさまざまな資金として活用させていただきたいと思っています。今回のコラボをきっかけに、より多くの方にささしまサポートセンターを知っていただき、やりたいことや必要だと感じることを一緒に実現させていく仲間になっていただけたらとも思っています!ぜひ、応援をよろしくお願いします。
──貴重なお話をありがとうございました!
(「みちくさカフェ」に参加した皆さんと)
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
居場所があること、誰かに必要とされること。自分に力があると信じられて、それを行動に移せること。それはどこで暮らしているどんな人にとっても、生きる上で不可欠なパワーです。そのパワーを感じるために、つながり合って、助け合って生きていく。
答えや行先ばかりを求めるのではなく、答えがない日常や行先の定まらない日々も、丸ごと楽しみ、共に生きていくことの大切さというか、その貴重さのようなものを、改めて感じるインタビューでした。
重なり合う年輪は、人がそれぞれ生きてきた証。
良し悪しでなく、ただ生きてきた歴史を持ちよって、今共にあること、その瞬間こそがすばらしく、価値のあるものだというメッセージを表現しました。