CHARITY FOR

「飼いやすそう」…イメージとのギャップから捨てられるうさぎたち。捨てうさぎを保護・譲渡しながら、適正飼育に関する情報を発信〜WELFARE OF RABBITプロジェクト

かわいくてモフモフ、つぶらな瞳。
ここ10数年でメジャーなペットとなった「うさぎ」。前回の卯年であった2011年には、ここぞといわんばかりたくさんのウサギが売買されました。犬や猫に比べて一見飼いやすそうに見えますが実際はそうではなく、飼う際の知識が乏しいがゆえに「懐かない」「思ったのと違った」「大きくなったから」といった身勝手な理由で、ブームの後に多くのうさぎが捨てられました。

「同じ過ちを繰り返したくない」。ウサギの保護・啓発活動を行う一般社団法人「LIBERTY(リバティ)」と一般社団法人「WILL&LOUIS(ウィルアンドルイ)」が協働で立ち上げたプロジェクト「WELFARE OF RABBIT(ウェルフェア・オブ・ラビット)」が今週のチャリティー先。

ケージの中で大人しくしている姿に「お世話しやすそう」「飼いやすそう」と安易に飼ってしまうことも少なくないといううさぎ。「生態や正しい飼い方を知った上で迎え入れ、最期まで面倒を見てほしい」と話す藤田敦子(ふじた・あつこ)さん(54、LIBERTY代表)と熊谷彩(くまがや・あや)さん(40、WILL&LOUIS代表)にお話を聞きました。

(お話をお伺いした藤田さん(左)と熊谷さん(右)。兵庫県宝塚市にあるWILL&LOUISさんの施設にお伺いしました)

今週のチャリティー

WELFARE OF RABBIT(ウェルフェア・オブ・ラビット)プロジェクト

粗末に扱われる小さな命がなくなるように。
これ以上「捨てうさぎ」や「保護うさぎ」を誕生させないよう、一般社団法人LIBERTYと一般社団法人WILL&LOUISとが協働してうさぎの生態に関する正しい知識や適正な飼育の啓発を行うプロジェクトです。
活動を通じてうさぎのペットとしての地位を上げ、飼い主とともに幸せに暮らすうさぎが増えることを願って活動しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/12/27

保護・譲渡の傍ら
知られていない、ペットのうさぎに関する問題を発信

(保護された「サン」。幼稚園の多頭飼育現場より保護。「生徒の保護者が治療を依頼するも、自然治癒とのことで病院に連れて行ってもらえず保護依頼がありました。早期に治療すれば、ここまでひどくならなかったと思われます」)

──今日はよろしくお願いします。ペットショップでうさぎを見ることも増えましたが、どのような問題があるのか教えてください。

藤田:
犬や猫に関しては正しい知識や飼い方も少しずつ広まり、また殺処分の問題も大きく取り上げられるようになり、法律の改定なども少しずつですが進んでいます。しかしうさぎについては、同じ命でありながらなかなか正しい知識が広まっておらず、「飼いやすそう」「かわいい」といったイメージだけで迎え入れ、「やっぱり飼えない」「懐かない」といった理由で捨てる、捨てうさぎの問題があります。

また飼い主が生態を知らなかったがために知らない間に数がどんどん増え、多頭飼育崩壊の問題も起きています。

──そうなんですね。

(保護された「ほっぺ」。「顔が腫れているにも関わらず、小学校の飼育小屋で治療してもらえないまま放置されていました。歯根膿瘍が悪化し、治療が困難な状況でした」)

藤田:
子どもの情操教育の一環として、うさぎ等の動物飼育をしている幼稚園や小学校が皆さんのお近くにもあるのではないかと思いますが、不適切な学校での動物飼育も問題です。
もともとうさぎは気温や環境の変化に敏感な生き物です。年中吹き曝しの小屋の中で、土日はほったらかし、水も何日かに一度しか換えてくれないような環境下で、果たして元気に健康に暮らすことができるでしょうか。体調不良が見過ごされ、病気や骨折が放置されて亡くなってしまうことも少なくありません。

(「ハルコ」は、下半身不随で動けない状況にも関わらず、小学校の飼育小屋で1か月以上放置されていた。「保護して動物病院で診察したところ、上から踏まれたであろう骨盤骨折が判明しました」)

熊谷:
このような飼い方自体、「うさぎは放ったらかしていても簡単に飼える」という誤った理解や認識につながりかねません。
私たちは捨てられて行き場を失ったうさぎの保護・譲渡の一方で、一人でも多くの方にうさぎの生態や適正な飼育を知ってもらうための啓発活動に力を入れています。

(WILL&LOUISさんの施設には、現在39匹の保護されたうさぎがいます(2021年12月時点)。壁には一匹ずつの写真と自己紹介が。定期的に譲渡会を開催し、新しい里親さんを探しています)

「知らなかった」「興味本位で…」。
深刻な多頭飼育崩壊

(ケージごと捨てられていた「メイ」。「糞尿まみれでケージから出したことがないかのような状態だったのではないかと推測します」)

藤田:
多頭飼育崩壊は特に深刻な問題です。
うさぎは繁殖力が強い動物です。メスは生後3ヶ月くらいから妊娠が可能となり、種類にもよりますが、1回7〜8匹の子どもを産むこともあります。体の小さなうさぎでも1回に2〜3匹出産します。
交尾はものの10数秒で、1回の交尾でほぼ確実に妊娠します。妊娠期間はたった1ヶ月、生理学的には出産したその日にまた妊娠できる状態になり、1年間に8回妊娠できるといわれています。

──すると本当にあっという間に数が増えますね。

藤田:
オスとメスを同じ小屋に入れていて、半年や一年であっという間に数が増え、保護されるというケースが過去に何度もありました。最近は個人宅での多頭飼育崩壊の保護も増えていて、58匹を保護したこともありました。他では100匹以上を保護したという話も聞きます。

──ええ…!すごい数ですね。

(多頭飼育崩壊の現場。「2020年8月、ボランティアさんと共に、オスメスの仕分けと爪切り、簡単な健康チェックを行っている様子です。空調のない小屋で、熱中症に気をつけながら作業しました」)

熊谷:
繁殖能力を知らず、オスメスのペアで購入して「いつの間にか増えた」とか、「赤ちゃんが見たかったから」と興味本位で繁殖してしまったという話も聞きます。そんな些細なところから、あっという間に一人では飼いきれないような数になってしまうんです。

──引き取り先がないと殺処分されてしまうのですか。

熊谷:
うさぎは行政側の施設にもなかなか受け入れてもらえません。犬や猫に関しては細かいルールがあっても、うさぎには残念ながら、そもそもまだ「捨てられる」という前提がありません。捨てうさぎや保護うさぎがいるという実態が、まず知られていないのです。

(保護したうさぎが出産した赤ちゃんうさぎ。「母うさぎが仔うさぎのために授乳するのは1日1〜2回といわれています。その貴重な授乳機会に自らの力で有りつけなければ、育つことができません」)

熊谷:
「うちで収容しても何もできないし、そもそも収容できる場所もノウハウもありません」といわれることがほとんどです。都道府県によっては引き受けて里親募集をされているところもありますが、本当にごくわずかです。

──なぜ、うさぎの実態はそこまで知られていないのでしょうか?

藤田:
一般的に、野良犬や野良猫といわれる飼い主不明の犬猫の場合は、狂犬病や騒音、糞尿など地域の人々の暮らしに直結した問題が出てきます。しかしうさぎについては、そこまで身近に影響や迷惑がありません。そういった点からも見過ごされてしまい、社会の認識が追いついていないと感じています。

(動物愛護センターより保護したうさぎ。「下の前歯が鼻まで伸びていてエサをうまく食べることが出来ませんでした。動物病院ですぐに歯のカットをしてもらいましたが、鼻の下が赤く、口が開いているのはその名残です。胸椎骨折とその骨折が原因と思われる軽い下半身麻痺がありましたが、現在は普通に走ることも出来るようになりました」)

犬や猫とは別扱い。
「捨てうさぎ」の問題がそもそも知られていない

(とある山で30匹ほど捨てられていたところを、運よく保護されたうさぎ。「現在、はるくんという可愛い名前をつけていただき、関東方面の里親さんの元で元気に暮らしています」)

──前回、2019年にLIBERTYさんとコラボしていただいた際、藤田さんから「動物愛護法が改正され犬猫販売に対する法律が厳しくなる分、そこまで厳しさを求められないうさぎの販売がもっと増えていくだろう」というお話を聞きました。その後注意深くペットショップを見ているとまさに本当にそうで、うさぎの販売が確実に増えていると感じていたのですがペットとして生まれるうさぎの数や販売数は増えているのですか。

藤田:
犬猫については、毎年「一般社団法人ペットフード協会」が飼育頭数などを発表していますが、うさぎに関してはこういったものがなく、実態は正直わかりません。

繁殖や販売を行う場合、「第一種動物取扱業」に基づいて犬や猫については個体ごとに帳簿への記載が求められますが、うさぎを含む小動物は個体ごとではなくまとめて品種ごとの記載で良いことになっています。いずれにしても正確な数が上がってこないのが現状です。

──そうなんですね。

(夏に保護した「テイラー」。「高齢の飼い主が病院に運ばれ、後に亡くなりました。他に家族もおらず、テイラーくんが発見されたのは1ヶ月経ってからでした。かろうじて生き延びていましたが、同じようなかたちで保護されたうさぎが私たちの元に3匹もいます。うさぎは鳴くこともできないため、周囲に気づかれることもなく餓死するケースもあります。犬や猫より飼いやすいといった誤解、ペット不可住宅での飼育、終生飼養が可能であるか飼い主自身の年齢や健康も飼う上ではとても重要になってくると思います」)

藤田:
行政による保護の数や殺処分数については環境省が毎年数字を出していますが、犬猫とは比較にならないほど少ない数字です。
ただ、ここに掲載されている数=捨てうさぎの数ではないと考えていて、たとえば野山や河川敷に捨てられて、そのまま他の動物に捕食されたり死んだりしてしまうケースも少なからずあります。

熊谷:
今ここにいる「マハロ」と「メルシー」の2匹は、「京都府内の河川敷に4匹ほどうさぎがいる」という連絡を受け保護主との話し合いの末、引取ました。残る2匹の片方はイタチか何か外敵に首を噛まれてすでに死亡しており、もう一匹はあたりを探しても見つからなかったそうです。

(「この写真には2匹のうさぎが写っています。山中に捨てられたうさぎは8匹もいました。いかにもペットのうさぎという体型や模様のうさぎたちでしたが、こうした捕獲も、時には『野生のうさぎ(ノウサギ)を捕まえている』と誤解されてしまうこともあります。多頭飼育上での遺棄と思われ、またペットのうさぎについての認知度の低さも感じる保護でした」)

──犬猫についてはメディアでも大きく取り上げられますが、そう言われて考えてみると、うさぎは見ないですね…。なぜでしょうか。

藤田:
やはりうさぎを取り巻く問題が知られていない、市民権を得られていないということだと思います。そうするとメディアが積極的に取り上げることもなく、事実が事実として知られないまま、果たしてこのままでも良いのかと疑問に感じることは多々あります。

(39匹の保護うさぎがいるWILL&LOUISさんの保護施設。掃除やごはん、遊び、状態の悪い仔の通院など、毎日のお世話が欠かせません。施設にいる一匹一匹に、悲しい背景やストーリーがあります。「高齢の仔もいますが、たとえ短い期間であっても、施設よりも家庭で、愛情をたっぷり受けて過ごせることが幸せであることには間違いありません」と二人)

うさぎは自分の弱っているところを隠す生き物。
体調変化には細心の注意が必要

(うさぎには肉球がなく、手足全体が毛で覆われている。「保護しているうさぎたちがケージから出て運動をする際は、滑らないようにマットを敷いて毎日洗濯をしています」)

──「正しく知らないまま飼ってしまう」ということが、不幸なうさぎを生む大きな原因になっているのですね。

熊谷:
はい。あまり知られていませんがうさぎは、飼うのが難しい生き物です。

うさぎは捕食される生き物なので、相手に察知されないように自分の様子を隠します。自然界では自分の弱っているところを見せてしまうと食べられてしまうので、死ぬ寸前までそれを隠すのです。体調が悪くなっても隠すので、飼い主さんが「ご飯食べないなあ」と思っているうちに急に悪化して死んでしまうということも少なくありません。

藤田:
「エサを食べないけど、明日病院へ連れて行こう」という、いわゆる「様子見」ができないのです。何か変だなと思った時には、取り越し苦労でも良いからすぐ動物病院にかけつけられる体制が必要です。
うさぎをちゃんと診察してもらえる動物病院については、私たちも譲渡の際に里親さんにもしっかり確認させていただいている事項です。

─どんな理由で体調不良を起こすのですか。

(動物愛護センターより保護した「ポポ」。「血液検査で腎臓の値が悪く、悪化防止のため獣医師に指導いただいて週に1度、施設で点滴を行っています」)

熊谷:
持病などがなくても、たとえば毛玉を食べてしまった時に、猫のように吐き出すことができないので毛玉が腸に詰まり、他の臓器や血流に影響を与えたりということがあります。

また季節の変わり目は日中と夜との温度差が自律神経に大きく影響し、ストレスを感じやすい季節でもあります。温度差が5度以上になると寒暖差疲労が起きるとされていますので、日中と夜間や日によって大きく気温が変化する時は、室内温度の調整に気をつけてあげなければいけません。

──そうすると、冷暖房費もかかりますね。

熊谷:
もちろんかかります。最期まで飼うには当然ですが覚悟がいるし、常に勉強して学び続ける姿勢が必要です。実際うさぎの飼い主さんは、勉強熱心な方が非常に多いです。

(「うさぎがケージから出ている間にケージを掃除をしていると、ボランティアさんにかまってもらいたいうさぎさんたちも。なかなか作業が進みません(笑)」)

うさぎは本当に幸せ?
うさぎがツールやアクセサリーと化していないか

(新たな里親さんが見つかる前に亡くなってしまう命もある。「高齢で亡くなる仔もいれば、病気や手術で亡くなる仔、生まれて間も無く亡くなる仔などいろいろです」。施設の一角には、亡くなった一匹一匹の遺骨が並んでいました)

──同じペットでも、犬や猫とはまた全く異なる生き物だという認識が必要ですね。

藤田:
そうですね。業界としても犬や猫と大きく異なるところがあって、それは「販売の主が専門店である」ということです。いわゆる「うさぎ専門店」です。

──そうなんですか?

熊谷:
犬や猫はペットショップで購入される方が多いですが、うさぎについては専門店さんの影響力が非常に大きく、飼育方法などについてもそれぞれの専門店さんの発信が大きな力を持っています。

(うさぎのおもちゃ。うさぎは段差があるものやトンネルなどで遊ぶのだそう。猫用のおもちゃなどで代用していたが、うさぎがメジャーなペットになるにつれ、最近はうさぎ専用のアイテムも増えてきているという)

熊谷:
うさぎを散歩させる「うさんぽ」という言葉が流行りました。うさんぽ(屋外での散歩)自体は否定しませんが、どのうさぎもうさんぽが好きだったりできたりするわけではありません。
それを知らずに、最近はSNSで何でも発信できるしキャッチできる時代ですから、うさんぽの投稿を見て「自分もうさんぽがしたい!」と安易にうさぎを飼ってしまうと、後に「思っていたのと違う」ということにもなり、それはそれで「もう飼わない」の要因になりかねないのです。

うさぎが生き物やいのちとしてではなく、飼い主のアクセサリー感覚になっているようなところがあり、その点は非常に危惧しています。

犬は散歩が必要ですが、猫は飼い主との散歩には向きませんよね。多くの方がそのように認識しているし、飼っていてあえてそれをする人もそんなにいないと思います。ではなぜうさぎは、それができないのか。まだまだ発展途上にあるのだなと感じています。

(保護した「らら」。「目の奥に膿瘍があり、膿が眼球を突き抜け出てきていました。飼育されていた幼稚園では治療してもらえないとのことで、幼稚園の生徒の保護者の方より保護依頼を受けて保護した仔です」)

新たな飼い主さんと出会い、幸せな第二の暮らしを

(2019年にリバティの事務局で開催した、専門家を招いてのケア講習会。「皆さん熱心に、爪切りやブラッシングの方法を学ばれていました」)

──これまで保護したうさぎで、印象に残っている仔を教えてください。

熊谷:
団体のパネルにも大きく登場してもらっている「シェリ」でしょうか。10歳というかなりの高齢で「要らない」という飼い主から保護した仔です。真夏の炎天下に屋外でケージごと放置されているということで、基本的に飼えなくなったうさぎの引き取りはしないのですが、私の独断で保護した仔でした。

保護した時、シェリはガリガリで毛玉だらけ、水すら最後に与えてもらったのはいつだろうかという状態でした。話を聞くと、「10年前に娘が近所で繁殖した仔をもらってきた。娘は結婚して要らんと言ってるし、保健所は殺処分というし、山に捨てるのもどうかと周りに言われて困っていた」と。あまりに都合の良い発言に怒りがこみ上げて、「あなたたちはもう二度と生き物を飼わないでください」と言いましたね。

(保護して間もない頃の「シェリ」。「しっぽと見間違えるような大きな毛玉がついていたり、ケージから出して貰えなかったため、筋力もほとんどありませんでした」)

熊谷:
シェリには覇気がなく、それが栄養失調のせいなのか、10年もの間、ケージから出されることもなく愛されなかった生活のせいなのかわかりませんでしたが、とにかく生きてもらいたいと少しずつごはんをあげ、ケージからも出して遊ばせようと思いました。

食欲も体力も気力もない状態から、何度も病院に通って治療を受けつつ、他のうさぎたちがすごく刺激になったようで、次第に回復し、遊んだり野菜を食べたりできるようになりました。

そのうち人について回るようになり、撫でたり触ったりしても嫌がらない「こんなうさぎっているんだ」というぐらい人懐こいうさぎさんになったんです。

その後、シェリはとても良い里親さんに巡り合い、12歳になった今も幸せに暮らしています。保護していると大変なことばかりが心に残りがちですし、保護してからも引き取り手がなく長くここで過ごす仔も多い中、保護をしてきてよかった、譲渡できてよかったと心から思う出来事でした。今でも毎月、シェリの動画や写真を送ってくださいます。劣悪な環境の10年があったけれど、今は濃い日々を送ってくれているんじゃないかなと思います。

(今は自由に暮らしているシェリちゃん。「ちょっと遅い青春を楽しむ毎日のようです」)

──藤田さんはいかがですか?

藤田:
どの仔も本当に印象に残っているのですが…、一匹挙げるとすると、動物愛護センターから保護をした「はる」でしょうか。はるちゃんは長毛でまめなブラッシングが必要な上、噛み合わせが悪く、毎月病院へ行って歯をカットしなければなりませんでした。さらに開張肢といって足が外側に開く症状があり、手間がかかるうさぎさんでした。

(動物愛護センターより保護した当時の「はる」。「ノミだらけで、毛並みや皮膚の状態も悪く、軽い開帳肢と前歯が伸びてエサが食べられない状態でした」)

藤田:
保護したもののお世話には手間もお金もかかり、新しい引き取り手を見つけることは難しいかもしれないと思っていました。しかしそんなはるちゃんを引き取りたいと言ってくださる方が現れて、毎月の歯のカットのためにうさぎを専門で診られる病院に行ってもらわないといけないですが、それでも良いですかと尋ねると「毎月歯のカットの度に、先生に健康チェックもしていただけるんですね」と前向きな答えをくださって。良い方に出会えたんだなととても嬉しかったです。

今は先住のうさぎさんと一緒に、毛繕いしたり遊んだりしながら、楽しく暮らしているようです。

──素敵な飼い主さんに巡り合えたんですね。

(現在のはるちゃん。「ポムちゃんという可愛い名前をつけていただき、先住のウサギさんとも仲良く暮らしています」)

チャリティーは、うさぎの適性飼育を広めていくための資金として活用されます!

(WELFARE OF RABBITで2018年に開催した、獣医師によるセミナー)

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

藤田:
「LIBERTY」と「WILL&LOUIS」は、それぞれうさぎの保護・譲渡と適正飼育に関する啓発活動を行う別々の団体ですが、2023年の卯年に向けて、前回と同じ過ちを繰り返したくない、不幸なうさぎをこれ以上増やしたくないという思いで「WELFARE OF RABBIT」プロジェクトを立ち上げました。

今回集まったチャリティーは、このプロジェクトでうさぎの生態や飼育に関する正しい知識や今ある問題を知ってもらうための学習会やセミナーなど、啓発を推進するための資金として活用させていただく予定です。コロナの情勢を見つつ、良いかたちで開催していくことができればと思っています。

──貴重なお話をありがとうございました!

(取材後にお二人と。捨てられてしまったうさぎさんたちへの深い愛情と、「私たちが声を上げないと、誰がやるんだ」というお二人の強い意志を感じる取材でした)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

犬や猫と比べて「飼いやすそう」というイメージを抱かれがちなうさぎ。でも全くそうではないんだなということを、今回の取材でも改めて感じました。一見無表情に見えますが、WILL&LOUISさんに伺った際も、うさぎたちがこちらの様子をぴーんと緊張した状態で伺っているのがとてもよくわかりました(お邪魔しました!)。

捕食される生き物であったが故に、調子を隠す生き物だといいます。でも、隠しているだけで感じていないわけではありません。飼いやすいわけでもありません。飼うと決めたら最期まで寄り添い、愛情を注ぎ添い遂げる覚悟が必要です。

・一般社団法人LIBERTY ホームページはこちらから
・一般社団法人WILL&LOUIS ホームページはこちらから

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躍動感あるうさぎの姿を描きました。うさぎのいのちの尊さと、そのいのちを豊かに全うしてほしいという願いが込められています。

2羽のうさぎが加えるリボンには、プロジェクト名である”Welfare of rabbit”の文字が。小さな命を想う人たちのつながりと結束力の強さを表すものとして描きました。

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