CHARITY FOR

「結婚の自由を全ての人に」。同性婚の法制化に向け、一人ひとりがアクションを〜公益社団法人Marriage For All Japan(マリッジ・フォー・オール・ジャパン)–結婚の自由をすべての人に

2019年に全国の5つの裁判所(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)でスタートした「結婚の自由をすべての人に」訴訟(同性婚訴訟)。
2021年3月17日には、そのうちの一つである札幌地方裁判所が「同性婚を認めないのは合理的根拠を欠く差別的な取り扱いに当たり、違憲である」という判決を下し、大きく報道されました。

少しずつ前進はしているものの、いまだ国が認めていない同性婚。
今週は、「結婚の自由をすべての人に」と活動を続けてきた「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に(以下『マリフォー』)」さんと、2020年2月以降2回目のコラボです。

前回もお話をお伺いした、マリフォー代表理事で関西訴訟の弁護団の一員でもある弁護士の三輪晃義(みわ・あきよし)さん、スタッフで九州訴訟の弁護団の一員でもある弁護士の森(もり)あいさん、鈴木朋絵(すずき・ともえ)さんにお話を聞きました。

(お話を聞かせていただいた森さん(上段左)、三輪さん(下段左)、鈴木さん(下段右))

今週のチャリティー

公益社団法人Marriage For All Japan(マリッジ・フォー・オール・ジャパン)–結婚の自由をすべての人に

性のあり方にかかわらず、誰もが結婚するかしないかを自由に選択できる社会の実現を目指して活動しています。略称は「マリフォー」。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/10/11

「同性婚法制化」のために活動

(2020年2月2日、「しゃべろう同性婚in九州」。話しているのは、YouTuberの「かずえちゃん」。「新型コロナ感染症の影響がまだあまりなかった頃だったため、この後、参加者同士で同性婚についておしゃべり会も行いました」)

──前回のコラボでは大変お世話になりました。初めて団体のことを知る方もいらっしゃると思うので、ご活動について簡単に教えてください。

三輪:
「同性婚の法制化」というゴールに向けて活動している団体です。
法律上の性別が同じ者どうしも結婚できるよう、民法などの法律が改正されることを求めて、国会議員さん達へ法律の改正を働きかけながら、一般の方たちにも同性婚への賛同を広げる活動を行っています。

──どのような活動をされているのですか。

森:
同性婚の実現に向けて、さまざまな情報の発信やイベントを行っています。現在全国の5つの地裁で闘っている同性婚訴訟に関する情報発信も行っています。

(新型コロナ感染症の影響でYouTubeでの動画配信などオンライン企画を充実させている。画像は、2021年5月3日の憲法記念日に配信した「いま明かされる憲法誕生ストーリー ~憲法は同性婚を禁止していたのか?~」。二宮周平教授(家族法)からもお話を伺った。アーカイブを公開中→https://youtu.be/cZi1d4tCEPE

札幌地裁では、
「同性婚を認めないのは違憲」という判決が下された

(2021年3月17日、札幌地裁での違憲判決を受け、裁判所前で喜ぶ弁護団や支援者)

──まずは裁判について、現在の状況を教えてください。

森:
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5つの裁判所で、国を相手に「結婚の自由をすべての人に」訴訟が進んでいます。
今年3月、札幌地方裁判所(以下「札幌地裁」)は、「同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は、法の下の平等を求めた憲法第14条1項に違反している」と憲法違反を認める判決を下しました。

実は、裁判所が国の憲法違反を認めるのは非常に珍しいことなんです。札幌地裁が下したこの判決は、非常に画期的なものでした。

(2021年9月24日、大阪地裁での裁判後、大阪市中央公会堂で開かれた報告集会の様子)

──札幌地裁の判決は、他の判決にも影響を与えるのでしょうか。

三輪:
裁判所はそれぞれに独立しており、どういった判決を下すかはそれぞれの判断になります。他の裁判所が札幌地裁の判決に全く引っ張られない判決を出すこともできれば、参考にして判決を出すこともできます。

ただ、札幌地裁が「同性婚を認めない法律は憲法違反である」という判決を下した以上、他の裁判所が「同性婚を認めない法律が違憲ではない」という判決を下すためには、札幌地裁が打ち出した判決を乗り越えるだけの理論を示さなければなりません。そのハードルは決して低くないと考えています。

(東京訴訟は2021年3月27日、第二次提訴を行った。写真は提訴のため裁判所に向かう原告と弁護団)

──札幌の裁判はその後、どうなったのですか。

三輪:
地方裁判所の上級の裁判所にあたる札幌高等裁判所に控訴(こうそ、第一審の判決に納得できないとさらなる審理を求めること)しています。

──違憲判決が出たのに控訴したのですか。

三輪:
違憲判決を良しとして、控訴せずに地裁でこの判決を確定させるという選択肢もありました。原告側が主張した国に対する賠償請求は認められなかったので、原告側が控訴しなければ、国は控訴できず判決が確定します。

しかし地方の裁判所の判決だけではインパクトも弱く、国はなかなか重い腰を上げてくれません。法律を作る国に対しもっと強く働きかけていくために、北海道訴訟の原告の皆さんは、控訴し、闘うことにされました。

森:
違憲判決が出ても国は動かないとはいっても、やはりこの違憲判決が社会に与えたインパクトはかなり大きなものでした。裁判の前後で、同性婚の取り上げられかたも大きく変わったと感じています。違憲判決後、間もなく開催した「マリフォー国会」にも、これまでで一番多く国会議員の方が参加し、早期の同性婚実現へ強い決意を語る議員さんが何人もいました。

(「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟の原告・たかしさんとりょうすけさんのある日の食卓。たかしさん作のなすそうめん。「今年の帯広は暑すぎて、なすそうめんを食べて乗り切りました」)

国会議員に直接働きかけ、
当事者の声を伝える

(第2回「マリフォー国会」(2020年11月26日)はオンラインでの配信になった。各地の「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告(写真左側)の前で「立法府が動かなければならない」と熱くスピーチする国会議員ら(右側))

森:
ただ、札幌地裁の違憲判決の後、国として何か動きがあったかというと特にそうでもなく‥。法律をつくるのは国会なので、引き続き国会に働きかけていく重要性を感じています。

国会議員への働きかけとして、マリフォーでは結婚の平等(同性婚法制化)を訴える冊子を作成し、議員の方に配布しています。国会議員を対象に議員会館で開催している院内集会「マリフォー国会」や、議員さん一人ひとりのもとを直接訪問して同性婚法制化を訴える活動も引き続き行っていきます。

──議員さんたちには、具体的にどのようなことを訴えていらっしゃるのですか。

森:
同性婚が認められないことによって当事者がどんなことに困っているのか、なぜ必要か、また、どんな世論調査でも同性婚賛成は反対より多く、同性婚をする人は少数でも賛成する人は多数であって、機は熟しているということも訴えています。

(第2回「マリフォー国会」で、国会議員を前に同性婚の法制化を訴える小野春さんと西川麻美さん(東京第一次訴訟原告)。3人の子どもとの家族の日常や、二人で力を合わせて子育てをしてきたことなどを話した)

森:
同性のカップルを婚姻に相当する関係と公認する「パートナーシップ制度」を導入している自治体は、全国で約130(2021年10月現在)になり、人口の4割以上をカバーするまでになりました。

また札幌地裁の判決直後に朝日新聞が実施した電話世論調査によると、「同性婚を認めるべき」と回答した人は65%にも上り、「認めるべきではない」と回答した22%を大きく上回りました。また近年、企業の賛同も広がっています。マリフォーでも、企業の同性婚への賛同を視覚化するプロジェクト「Business for Marriage Equality」の一員として、企業への賛同呼びかけも行い、賛同企業は200近くになっています。

──既に、社会や多くの国民には受け入れられているというところですよね。

三輪:
議員に直接働きかける際、当事者の方たちの声を届けることは特に重要だと考えています。議員の中には「LGBTQの方たちに会ったことがない、そんな人は自分の周りにいない」と考えている人も少なくないと思います。その結果、同性婚の問題は急いで解決する必要はないと考えて、真剣に向き合っていない方もいると思います。そういう方たちに実際に当事者の方に会い、声を聞き、身近な課題として感じてもらうことは非常に大切です。

(マリフォーが作成した、国会議員向けのパンフレット。「家族を守るため、結婚の平等(同性婚)が必要です!」)

鈴木:
「マリフォー国会」は、同性婚法制化に賛同する議員同士が党派を超えて顔を合わせられる場です。少し話はそれますが、他の人権問題、たとえば過労死や自殺、肝炎などの問題を法律で解決していくという時には、超党派(党を超えた集まり)の有志の方たちの議員連盟ができて立法化されていくというプロセスがありました。

議員さん一人ひとりにお会いして話を聞いていただく、その一つひとつは非常に地道な活動ですが、長い目で見て、回を重ねていくことで党を超え、同性婚を可能にする法律を立ち上げるプロジェクトチームができないか、それにあたってのキーパーソンがやがて見つかるといいなということも意識しながら活動しています。

(2021年9月24日の大阪地裁での裁判に、私たちもおじゃましました。前回のコラボアイテム「マリフォー×JAMMIN」を身につけて傍聴に訪れた皆さんと)

国会議員の同性婚の賛否などを視覚化した
「マリフォー国会メーター」

(「マリフォー国会メーター」。今の国会で、同性婚に賛成している議員がどのくらいいるのかすぐに分かる。マリフォー国会メーター→https://meter.marriageforall.jp/

──国民がこの問題に注目しているとか、大多数の人は肯定的な意見を持っているという世論が伝われば、国会も動かざるを得なくなりますよね。

森:
そうです。なので当事者や議員さんだけでなく、むしろ、同性婚に直接関係がない人たちに、この問題について考え、意志を示してもらうことが非常に大切です。私たちは今、「マリフォー国会メーター」というサイトを作っています。

──どんなサイトなのですか?

森:
どなたにも使っていただける、どの議員さんがどこの選挙区で、同性婚に賛成しているか反対しているかといった情報をわかりやすく一覧にして可視化したサイトです。

国会議員の方たちの同性婚の賛否については選挙の度に調査がされているのですが、そもそも自分の選挙区の議員が誰で、同性婚についてどのような意見を持っているのか、その人がどんなホームページやSNSを持っているのかということを、個人で調べるとなると、案外やっかいです。よっぽど掘り下げないかぎり、そう簡単にはわかりません。

(「マリフォー国会メーター」のサイト上では、議員ごとの同性婚の賛否も簡単に調べられる。「議員のホームページやSNSにもすぐアクセスできるので、手紙を出したり思いを届けることにもつながります」)

──確かに。SNSをずーっと追ったりして、結構手間かもしれません。

三輪:
知りたい!と思った時に、すぐに調べられるようなツールにしてもらえたらいいなと思っています。選挙にあまり関心がないような方たちも、同性婚の問題を通じて選挙に関心を持って「誰に投票しようか」と思った際にパッと見ることができて、参考にしてもらえる存在になれたらと思っています。また、選挙の後に議員がしっかりと同性婚の実現に向けて活動しているかどうかをチェックするツールにもなると思っています。

森:
同性婚への賛否だけでなく、議員さんたちの同性婚へのメッセージも掲載しています。さらに議員さん一人ひとりのホームページやSNSともリンクしています。その議員さんが普段からどんなことを考えているのか、どんなことを発信しているのかが簡単に見られます。投票の際の参考にしてもらえたらと思います。

事務所の連絡先も掲載しているので、議員の方に直接メッセージを送るといったアクションの一助にもしていただきたいです。直接伝えられる思いによって、無関心や反対の議員さんの考えも変わると信じています。

(企業の同性婚への賛同を視覚化するプロジェクト「Business for Marriage Equality」記者会見(2020年11月18日)。左からコカ・コーラのパトリック・ジョーダンさん、パナソニックの三島茂樹さん、「Business for Marriage Equality」の共同実施団体のメンバー・NPO法人 LGBTとアライのための法律家ネットワーク(LLAN)の藤田直介さん、認定NPO法人虹色ダイバーシティの村木真紀さん、マリフォーの寺原真希子さん、松中権さん)

三輪:
誰に投票するのか、その基準や決め手は同性婚の賛否だけではないかもしれませんが、投票の際に参考にしていただけるような情報を提供していく予定です。

同性婚がないことで困っている人に限らず、家族や友人、同僚など当事者が身近にいる人、そうでなくても「結婚について、不平等があるのはおかしい」「なぜ認められないんだろう」と感じているすべての人が声を上げ、アクションを起こすきっかけにしてくださったら嬉しいです。

鈴木:
多くの有権者が「同性婚」というイシューに関心を持ち、投票の際にそこをチェックしていることがわかると、議員さんたちもこの問題を無視できません。市民の方たちへの情報発信としてだけでなく、長い目で見て、法制化につながる効果が得られるのではないかと考えています。

──何かアクションをしたい!選挙で応援したいけど一体誰に…という時に、気軽に見られるサイトがあると助かります。

(2021年9月24日の大阪地裁での裁判の後の報告集会にて。マリフォーさんの呼びかけで、たくさんの方が前回の「マリフォー×JAMMIN」グッズを身につけて参加してくださいました!ありがとうございます)

「同性同士だからといって特別なことは何もない。
私たちも、助け合いながら生きている」

ここからは、「当事者の方の声を聞かせてほしい」という要望に、マリフォーさんの協力を得て、2組のカップルの方にメッセージをいただきました。

一組目は、17年交際している、たかしさん(40)とまことさん(38)。

(お話を聞かせてくださった、たかしさん(右)とまことさん(左))

同性婚が認められないことによる困難を次のように話してくれました。

1、二人暮らしの住居選び
パートナーとの関係が家族として認められず、家族で暮らせる社宅への入居が認められないために、会社からは独身者としての手当しか受けられません。

2、医療(入院、手術)における立ち会い
一番身近なパートナーに立ち会って欲しいのですが、入院手続きや手術の同意書などにもしもの時の対応者として本人以外の家族の名前を記入する場合、法律上の家族でないパートナーを指名するには都度関係性を説明しなければならず労力がかかります。配偶者であれば何も心配することはないのに。

3、将来の人生設計
万が一のことがあった場合、残された側が安心して暮らせるのか保証がありません。最愛のパートナーだけでなく、共に築いた住居や財産までも一瞬にして失う恐れがあります。家を相続できない、遺族年金が貰えないなど先が見通せない中、普段の生活の中でも生きづらさを感じます。

4、婚姻届一枚出せば済むことも一つ一つ手続きが必要
異性カップルならば婚姻届一枚出せばそれだけで済むこと(自分、またはパートナーが意識不明になったり、死去したりした際の準備など)を自分たちで調べて一つ一つ手続きしなければならず、それでも籍を入れている場合より不十分です。

そして、社会に向けてのメッセージを次のように話してくださいました。

たかしさん:
同性同士だからといって特別なことは何もありません。私たちも結婚している夫婦と同じように仕事や家事を助け合いながら生きています。最愛の人との関係をかけがえのないものとするため、婚姻制度が性別に関わらず愛し合うふたりのために適用されることを願います。

まことさん:
もし同性同士が結婚できる社会であったら、彼氏との交際歴が17年になる私は10年ほど前に籍を入れていたと思います。

自分たちのほかにも、結婚を何年も、また何十年も待っているカップルがたくさんいます。ですから同性婚はいつか成立すればいいだけではなく、できる限り早く実現して欲しいと願っています。
近い未来には結婚を決意した同性カップルが1日も待たされることなく籍を入れられる社会であって欲しいです。

「大切な家族を守りたい」。
その思いは、誰にとっても同じもの

2組目は、トランスジェンダー男性(生まれた時に割り当てられた性別は女性だが、男性として生きている)のMさんと、シスジェンダー女性(生まれた時に割り当てられた性別である女性のまま生きている)のYさん(共に40代)。
MさんとYさんは、Yさんの子どもと3人で暮らしています。

(お子さんの誕生日の食卓。食べたいもののリクエストを聞き、MさんとYさんが作った)

Mさん:
私たちは男女の異性愛カップルですが、戸籍上は同性同士です。
数年前、私が急病で救急外来にかかりそのまま入院したことがありました。パートナーが付き添ってくれましたが、病院窓口の行く先々で、「こちらの方は…」「ご関係は…」と尋ねられ、ただでさえ体がつらいのにさらに不安な気持ちになりました。

その時は私から直接説明して「パートナーです、配偶者として扱ってください」とはっきり言えましたが、もし意識がなかったらと思うと本当に怖いです。婚姻して「この人は妻です」と言えれば、万が一のときもそばにいられると思うので、絶対に婚姻できるようになりたいです。

Yさん:
私たちは、お互いに経済的にも精神的にも支えあって暮らしていますが、法律上の「配偶者」でないことで、色んな税金の優遇や控除が使えません。夫婦という生活の実体は同じなのに、婚姻しているカップルに比べて経済的に不利になっていて、不公平だと感じています。

私たち家族が社会から排除されているように感じることもあります。二人でマンションを購入しようと検討していますが、彼と娘に安心して財産を残すために、綿密に準備をしなければならないなと思っています。コロナ等の病気や事故に遭った時に、パートナーを家族として扱ってくれるかがとても心配です。私たち3人家族を、法律上も「家族」として扱ってほしいと思います。

社会に向けてのメッセージを、お二人は次のように語ってくださいました。

私たちは戸籍上同性同士であるために「婚姻」ができません。私たちのようなカップルにとっても、婚姻制度が必要です。

「婚姻」というのは、大切な「家族」を守るための仕組みの一つだと思っています。
「自分の大事な人がちゃんと国の法律で守られるようにしたい」「大切な人の生活を守れる方法があるなら、あらゆる方法で守っていきたい」というのは、誰にとっても同じ願いではないでしょうか。
誰もが安心して暮らせる社会に、みんなで変えていきましょう!

「同性婚の実現に向け
皆で一緒に、進んでいきたい」

(2019年11月4日、「九州レインボープライド」にて「結婚の自由をすべての人に」九州訴訟の弁護団とマリフォーで合同ブースを出展。「九州中のLGBTQ団体が集まるイベントで、同性婚立法をテーマにたくさんの署名を集め、直接応援や期待の声をかけていただき、励みになりました」)

森:
台湾では2019年にアジアで初めて同性婚が法制化されましたが、その際、”Nobody is an outsider”、「誰も部外者ではない」というスローガンが掲げられていたそうです。

この活動をしていると、よく「がんばってください」といわれます。でも、それでは変わりません。社会はみんなで作っていくものです。LGBTQの当事者だけの話ではなく、皆が当事者で、部外者はいない。みんなで声を上げ、一緒に進んでいけるといいなと思っています。
「おかしいんじゃないか」と思ったら、投票に行く、友達と同性婚について話してみる…、些細なことでも、ぜひアクションを起こして、一緒に変えていきましょう。

(2020年9月、コロナの流行で多くのイベントがオンライン開催などになる中で行われた「さっぽろレインボープライド」での一枚)

三輪:
明日同性婚を導入してもいいくらい社会の受け入れ体制は整っていると感じています。2015年の連邦最高裁判決を経て同性婚が実現したアメリカでは、かつては激しい対立がありましたが、現在では多くの市民が同性婚を受け入れています。

最近、知り合いの男性カップルの片方が亡くなりました。遺されたもう一方は、パートナーが亡くなっただけでもすごく落ち込むのに、「今の家に住み続けられるのだろうか」「パートナーの家族に二人の関係性をどう説明したらよいのか」など男女の夫婦だったら考えてなくていいことを山のように考えなければならず、精神的にもかなり消耗されていました。

「最愛のパートナーの死」というつらく悲しい出来事があっても、落ち着いて見送ってあげられない。そしてこれが珍しい出来事ではなく、昨日も今日も明日も同じ思いで困っている人たちがいる。これはとんでもない異常事態だと思います。一刻を争う、一日も早く解決しなければならない問題です。

(LGBTQの情報を独自の切り口で発信する「やる気あり美」さんとのコラボ動画(→https://youtu.be/am2uJPS_85w)。「マリフォーは同性婚に関する情報を分かりやすくお伝えするための動画作成も頑張っています」)

鈴木:
今年、同性カップルの結婚式に初めて出席しました。私にとっては何一つ特殊ではない、幸せなカップルをただお祝いに行っただけです。

今後、こういうシーンはもっと増えていくでしょう。「同性カップルが実は身近にいる」ということに多くの方が気づいていくと思います。
その時に、「なぜ異性カップルには認められて同性カップルには認められないのか」という疑問を、絶やさず持ち続けて欲しいと思います。

森:
鈴木さんと同じ結婚式に私も出席していて、感動と同時に、悔しさがこみ上げました。
ご家族や多くの仲間たち、皆がこんなにも二人を祝福しているのに、ただ同性同士だからという理由で、日本では婚姻届が受け入れられない。

会場が大きな幸せで包まれていただけに、なぜ同性同士の婚姻が認められないのか、ちっとも意味がわからなくて悔しかった。一日でも一刻でも早く、同性婚を実現化したい。しなければならない。そう思います。

(2021年1月、「結婚の自由をすべての人に」九州訴訟の原告であるまさひろさん、こうすけさんの結婚式にて、二人を囲んでいるのは、九州訴訟の弁護団員。「お二人の笑顔や祝福するたくさんの人たちを見て、性別関係なく結婚ができる日本にするための決意を新たにしました」)

チャリティーは、同性婚実現のための活動資金になります!

マリフォーさんとのコラボアイテム購入ごとのチャリティーは、「マリフォー国会メーター」を維持運営していくための資金、そしてまた、国会議員に直接働きかける「マリフォー国会」開催のための資金として活用されます。

”Believe in Equality”、私にも、あなたにも、今まで出会ったすべての人、これから出会うすべての人に、同じように結婚の選択肢がある。その未来の実現に向けて、ぜひアイテムで応援してください。私に自由があるということは、同じように相手に、皆一人ひとり自由があるということ。
共に、未来をつくっていきましょう!

(歴史的な判決を勝ち取った、「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟弁護団の皆さん(マリフォーのメンバー含む)。2020年8月5日の尋問後の報告集会にて、前回のJAMMINとのコラボTシャツを着て。「前回のコラボデザインのメッセージは”Stand up for equality(平等のために立ち上がろう)”、そして今回の”Believe in equality(平等を信じよう)”!結婚の平等(同性婚の法制化)を皆で実現しましょう!」)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

2020年に初めてコラボしていただいた際に感じた、「同性婚が認められないこと」に対する違和感。なぜ異性はアリで、同性はナシなのか!?

…私は法律には詳しくありませんが、婚姻が認められないことで、たとえばどちらかがどちらかの扶養に入るとか、財産を共有したり相続するとか、病気や事故など何かあった際に親族だと名乗れないとか…なぜ?!??!二人が一緒にいたいと決めた相手なら、それが一番に認められて、願わくは誰しもから祝福されるべきなのではないでしょうか。

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不可能を可能にするモチーフとして、川の上にかかる橋を描きました。太陽に向かって寄り添いながら泳ぐつがいの白鳥は、同性婚ができる未来に進んでいく二人を、そして橋の両方から歩いてくるねこは、未来にいずれ出会う二人を表現しています。

川面に反射して浮かび上がる円形はマリッジリングをイメージしたものであり、性のあり方に関わらず望む誰しもが永遠の愛を誓い、社会的に認められ、祝福されながら豊かな人生を歩める未来を描いています。

“Believe in Equality”、「平等を、私たちは信じている」というメッセージを添えました。

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