地域の人付き合いや関係性が希薄になりつつある昨今ですが、昨年からのコロナの流行で、人とリアルで会ったり遠くへ出かけたりすることが難しくなる中、改めて地域の果たしてきた役割や可能性が見直されたようなところがあるのではないかと思います。
今週、JAMMINがコラボするのは京都の山科・醍醐地域で40年にわたり活動してきたNPO法人「山科醍醐こどものひろば」。
2017年2月以降、2度目のコラボです。
「地域」をキーワードに、「子どももおとなも一体となって何かに取り組み、真剣に向き合う中で、共に育ち合う場をつくりたい」と、そのための場づくりを続けてきました。
活動について、理事長の村井琢哉(むらい・たくや)さん(40)とスタッフの三宅正太(みやけ・しょうた)さん(26)にお話を聞きました。
(お話をお伺いした村井さん(右)と三宅さん(左)。移転したばかりの事務所にて)
NPO法人山科醍醐こどものひろば
地域に住むすべての子どもたちが心豊かに育つことを目指し、地域の社会環境・文化環境がよりよくなることを大きな目的に活動しています。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/7/26
(集いの広場「げんきスポット0-3」での恒例のイベント。「保育所の先生が手遊びや絵本、ペープサートなどいろんな遊びを持って楽しい時間を親子で過ごしています。終了後は育児の相談や不安を話せる時間も」)
──前回のコラボではお世話になりありがとうございました。改めて、団体のご活動を教えてください。
三宅:
「山科醍醐こどものひろば」は、京都山科・醍醐地域でよりよい子どもの育つ環境づくりをめざして活動をしています。地域の「子育て」ではなく、地域の「子育ち」を、子どもとおとなが一緒になってできる場づくりをしています。具体的には、子どもの体験活動や居場所事業、ネットワーク作りや子育てサポートなどを行っています。
昨今、地域のコミュニティが希薄になり、子育ては家族に依存しています。そうすると、家族の状況や環境、学校での関係性によっては、子どもが充分感情を発散できなかったり落ち着くことができなかったりで、しんどさを抱えてしまうことがあります。
(小学生・中学生と放課後の時間をゆるゆる過ごす「楽習サポートのびのび」。「お泊まりは、いつも以上に特別な時間です」)
三宅:
家と学校以外に、地域の中に子どもたちがアクセスできる場所があれば、そして自分と真剣に向き合ってくれるおとながいれば、子どもはきっと自分らしさを失わずに成長していくことができる。
さまざまな遊びや学習会、サークル以上部活動未満のような場所や自習室以上塾未満のような場所をたくさん作って、地域の人たちが関わり合い、子どもが育ちながらおとなも変わっていく、互いの「育ち合い」を大切にしています。
──なるほど。
村井:
かといってすごくモチベーション高く活動しているというよりは、同じ地域で暮らす人たちが、おとなも子どもも関係なくフラットにありのままで関わり合える場所をたくさん作りたいと思っていて。日常の暮らしの中でいかに無理なく続けていくかというところはとても大切にしています。
(「子どももおとなも関係なく一緒に楽しみ、時に一緒に悩み、時間を過ごしています」)
(自然の中でのびのび過ごす時間。「時にはひとつの輪になって遊ぶこともあれば、それぞれ各自思う存分遊ぶときもあります」)
──地域の子どもを取り巻く環境として、どのような課題を感じていらっしゃいますか。
村井:
最近感じることとして、街中から子どもたちが遊ぶ場が少しずつ減ってきているということがあります。
夏場はとことん暑くて外で遊べないし、公園は老朽化が進んで遊具が傷んでいたりします。政策的な視点から考えると、高齢化がこの先もっと進んだ時、公共の場を利用する高齢者は増える一方で、少子化にあって子どもは減少するので、遊ぶ環境が子ども目線で改善されるかというと、それは難しいところがあると思います。
また外を見渡してみると、騒音はダメ、花火もダメ、釣りもダメ、バーベキューも近所に匂いがするから決まったところじゃないとダメ…、禁止事項ばかりで、子どもが安心して思い切り遊べる場所が減ってきています。
──確かに。
(年に一度、こどものひろばの全員が集う「こどもフェスタ」での一枚。いろんな垣根を超えて、お互いに熱中できる時間を共有)
村井:
じゃあ、子どもたちは一体何をして遊ぶのか?ゲームしかないんですよね。
どこへ行くのか?近所のショッピングモールのフードコートやファストフードのお店に行けばエアコンも効いていて、少々うるさくても誰にもとがめられない。子どもたちも安心して集えるし休憩できるわけです。
それはつまり結局、おとなの勝手な都合で設けられた枠組みの中に、行き場のない子どもたちが身を寄せているような状況というか、そういった構造があるのではないでしょうか。
地域にしても、子どもが主役の場ではなくなっているんですよね。子どもが過ごす環境として選択肢がないというか、豊かさが減ってきていると感じます。
「山科醍醐こどものひろば」は、前身団体の頃からこの地域で40年に渡って活動を続けてきました。子どもが一人でも「遊ぶ、楽しむ、休む」ことにアクセスできる環境を、地域の中にどれだけ広げられるか。それが僕たちの課題であり、役割であると考えています。
(地元の有志団体と地域の保育園とで開催する、月に一度の「ごはん会」にて、皆でスイカ割り。「みんなでご飯を食べる『ごはん会』。2017年のJAMMINさんとのコラボではこの『ごはん会』の参加費をチャリティーいただきました」)
(いろいろと課題のあった山科醍醐地域を「この町が大好き」と子どもたちが言えるような地域にしたいと2002年に始めた「町たんけん」。「町たんけんは子どもの感性が発揮できるように配慮をしながら、歴史、文化、産業、いろんな所を巡っています」)
三宅:
一方で、子どもを取り巻く環境は、「遊び場が減ってきている」とうハード面だけでなく、「遊んでくれる人がいない」というソフト面でも選択肢が減ってきていると感じていて。
核家族化が進んでいますが、今の多くの子どもたちにとって、遊び相手は親と学校の先生以外にいないんですよね。親御さんも含め、近所のおとなの人たちが、時間や体力的な制限もあり、子どもと一緒に遊んでくれることが少ないと感じています。
(7月に移転した事務所にてお話を聞きました)
三宅:
遊び場の不足、遊び相手の不足の中で、ゲームに流れ、ゲーム以外に時間の過ごし方を知らないのは、ある種当然の流れといえるところがあるというか…。遊びが自然発生しづらい環境の中で、どうやって子どもたち一人ひとりが主体的な遊びを取り戻し紡ぎ出してもらうかは、僕たちが意図的にしかけていく必要があると思っています。
──確かにそうですね。
(「その昔、ここ山科醍醐地域は、琵琶法師が多く訪れる特別な場所でした。その流れを復活させたいと活動する地域のNPOさんから、子どもでも弾ける琵琶を一台頂戴することになりました。琵琶ってどんな楽器なんだろう?みんなで演奏を聴いたり試し弾きをしたりしているところです」)
村井:
「山科醍醐こどものひろば」の活動は、子どもたちや地域のボランティアさんの「やりたい」や「できる」という思いからスタートして、子どもや地域、社会とともにかたち作られ、継続してきました。
さまざまな企画をやっていますが、「団体としてこうだ」とか皆で「こうしよう」というよりは、それぞれやりたい人が主体的にやっている感じで、ずっと続いている企画もあればすぐに終わった企画もあるし(笑)。
三宅:
ただ、いつもどんな時も「子どもが真ん中」であることには変わりはなくて。
僕たちとしては、活動を通じて、子どもたちの日々の生活に彩りが生まれてくれたらいいなと思っています。
(毎年開催していた一大イベント「こどもフェスタ」。昨年は新型コロナウイルスの流行により小規模開催に。こちらは「こどもフェスタ2020」の企画のひとつ。「親子で山に登り、普段住んで暮らしている山科を眺めているところです」)
三宅:
当たり前に過ごしている日々、地域の見慣れた景色の中に、何か色が変わるような体験や経験を届けたい。今までおもしろくなかった勉強が、ここに来て学んで楽しくなったとか、ただお腹を満たすためだけにとっていた食事が、ここに来て「こんな食べ物あるんだ」とか「みんなで食べたらおいしいんだな」と発見したりとか。その経験は、その子が家に帰ってから生活の中でも、「こうしたらもっとおもしろいんじゃないか」とか「こうやってみよう」という意識につながっていくと思います。
なぜお風呂に入るのか、なぜご飯を食べるのか…、一つひとつ体験して、じゃあお味噌汁を作る、洗濯の時に洗剤入れる…、そういっためんどくささも同時に体験してもらいながら、何か一つ知って、できるようになる楽しさや、日常の彩りが増えることで広がる世界を知ってほしいと思っています。
村井:
子どもの「やってみたい」や「やりたい」がかなえられる場所が少しずつ減っているからこそ、僕たちは子どもの目線で一緒に取り組める団体でいたい。自分が何が好きで何が嫌いか、できるかできないかも、まずはやってみないことにはわからないですよね。
(「こどもフェスタ2020」の企画のひとつ、しめ縄づくり。「来る年に向けて、みんなでしめ縄づくりをしました。地域のご縁でもち米の材料となる稲藁をいただき、縄をしめるところから力を合わせて作りました」)
(「楽習サポートのびのび」の学習会での一場面。「実はサポーターも一緒に同じ問題を解いて、競い合ってます」)
村井:
「これをやりたい」ということがあった時に、おとなの世界では「これをやる理由は?」とか「エビデンスは?」「それが正しいの?」と、やる意味の是非を問うようなところがありますよね。
では、人は果たして事実や正しさでだけで生きているのか。そうではないですよね。もし「正しさ」が正義なのであれば、その「正しさ」で、社会の課題はとっくに解決しているはずです。でもそうではない。
意味があるかどうかなんてやってみないとわからないし、意味があったらから良いとかなかったから悪いということでもない。失敗や遠回り、寄り道しながら、でもそれを体験できる空間や分かち合う相手がいることが、「正しさ」のしくみとセットで必要なのではないかと思います。
──本当ですね。
(「町たんけん」での活動で、山科醍醐地域にある13の小学校の子どもたちと一緒に作り上げた「山科かるた」。「ハマります!」)
村井:
最近の言葉では「同調圧力」というのでしょうか。
子どもたちの中にも「みんなと同じことをしなければならない」「正しいと思われることをしなければならない」「本当の自分を見せずに我慢しなければならない」というのがあって、負担に感じたり窮屈に感じたり、生きづらさを抱えています。
それが貧困や暴力、ハラスメントなど強い要素のものもあれば、今でいえばコロナ禍でどこでもマスクを着用しなきゃいけないとか静かにしないといけないといった緩やかなものもある。いずれにしても子どもたちはある種、おとなの支配や制限に従わざるを得ない状況にあります。
そこで大きく深呼吸してみたり、叫んでみたり、背筋を伸ばしてみたり…。そういったことが安心してできるような場、それを「してもいいんだよ」「一緒にしよう」と言ってくれる人が身近な地域にこそ必要で、それこそが僕たちができることだと思っています。
──なるほど。
(イベントでの一コマ。年齢関係なく、無理なく楽しめる時間を)
三宅:
僕たちは、貧困や虐待などのいわゆる社会課題に対して、そこをあえて強調して関わるとか、そういった子どもだけを対象に何かをするということもしていません。
つながるきっかけは虐待や貧困を背景とした相談であったとしても、その子どものしんどさだけに目を向けるのではなく、同時に希望や思い、やりたいことに目を向けたいなと思っているからです。
村井:
そうですね。それがある種「ひろば言語」というのかな、僕たちの活動スタイルかもしれないです。困りごとや深刻なことだけではなく、それもきちんと認識しつつ、できるだけ楽しさやラフさ、いつでも誰でも、用がなくても遊びに来れるようなハードルの低さでつながっていきたいと思ってますね。
(2020年、活動拠点で実施した食料配布の様子。「コロナで家で過ごす時間が増えるからこそ、かさむ食費に対してひとりでも食べられるものをシェアしました」)
(「何気ない日常が過ぎていく中で、団体として節目を迎えます。振り返ってみると、当たり前のように過ごしてきた日々の中に、いろんな感情が想起します」)
村井:
ボランティアとして地域の方たちがたくさんが関わってくださっていますが、その時にあえて子どもの背景を伝えるようなこともしません。貧困や虐待という言葉を使わなくても、純粋な楽しさで、子どもと十分に関わっていくことができるからです。
ただ、ボランティアさんが子どもたちのしんどさの中身をイメージできていないこともあるので、その辺の専門的なところについては、僕たちスタッフがフォローするようにしています。
どんな背景であったとしても、子どもたちはただ一緒に遊び、ご飯を食べて、話を聞いて欲ほしいだけなんです。そういうおとながいるだけで、子どもは安心して元気に遊べるんですよね。
(「こどもフェスタ2020」の企画のひとつ、ネックレスづくり。「出来る限り、自分の想いを頑張ってカタチにしてみることを狙いに、紐の色、組み合わせる材料、すべて自由で、ネックレスづくりをしました」)
村井:
そういう意味では、僕たちは「支援」という言葉もあまり使わないですね。普段から刺々しく深刻な状況をあおるようなことはしたくなくて、子どもとおとな、ただただ同じ地域で暮らす人生の(上下関係のない)先輩・後輩として関わり合っていく。
いろんなことがある中で、「一緒に悩む」ということを、お互いの気持ちを確認しながら、活動の中で「一緒にやりきる」ことが何より大切だと思っています。
その時に、子どものために人をどう配置するか、どんな時間を作っていくかを、裏方として僕たちがその都度しかけていく必要がある。ここはいつも悩んでいますね(笑)。
ルールを作ってしまえば簡単だし、コントロールしやすくもなります。でも子どもたちにとって、それはやはりベストではない。団体として、子どもたちが思っていることを言える環境、伝えやすい雰囲気であるかどうかは、常に気を配っているところです。
(活動の中で、中学生が撮影した思い出の写真。好きな花と一緒に)
(ひろばでは恒例の遊びのひとつ、「缶詰み」。「どこにでもあるものが、無限の遊びを秘めています」)
村井:
必要があれば専門的に関わりますが、そこをあえて知ってもらう必要もなくて、あくまで地域団体として、「地域の人が子どもたちと関わる」という前提のもと活動しています。
そういうところでいくと、僕たちの活動はある意味、支援には見えないというか。
送り迎えが必要な子どもがいたらじゃあ送迎しようかとか、ご飯を食べていない子がいたらじゃあ一緒に食べようかとか、コロナで一緒に食べられないならじゃあ家に食材を届けるねとか、その都度必要なことをかたちにしてきただけといえばそうなんです。
「支援計画」とか「観察」といったことよりも、目の前にいる子に対して、「どんな声がけをしたらこの子にとって良いんだろう」ということにエネルギーを割いています。
(「子どもの『やりたい』『してみたい』を確認しながら、活動づくりをしています」)
三宅:
そうですね。子どもたちにも「支援するよ」というよりは、「野菜もらいすぎちゃったから、もらってくれない?」とか「ご飯作ったから、良かったら一緒にどう?」みたいな感じで、なるべくこう、支援感が前面に出ないようにしているようなところはあるかもしれません。
──頼られている感じがして嬉しいかもしれません(笑)。確かに「支援する・される」ではなく、友達のようなフラットな関係性こそポイントかもしれないですね。
村井:
何をするでもなく、特に理由もなくふらっと来て、ぼーっとしていても咎められることがないような空間、何をするか決めていない特にやることもないけどいられるような空間でありたくて。漫画の続きを読みに来たとか、アイスを食べに来たとか、そういうことで良いんです(笑)。場合によっては、それが生存確認を兼ねている場合もあります。
(2019nen7月に開催した「子どもの貧困対策事業10周年目シンポジウム」にて。「集まった皆さんと、これからの子どもの育つ地域づくりについて考えました」)
(子育てが一段落した地元のお母さんたちがサークル活動として立ち上げ、地域のイベントや小学校などで演奏活動を行うリコーダーアンサンブル「ピッコリーナ」の皆さん。同じ地域で共に活動し、山科醍醐こどものひろばの法人設立と同じ20周年を迎えた)
──地域で長年にわたって活動されていますが、その強みみたいなものはありますか。
村井:
40年間ずっとこの地域でやっているので、何か困ったことやわからないことがあった時に、「このことはあの人に聞けばわかる」と顔とつながりがすぐに出てきます(笑)。このアナログなネットワークこそ、「山科醍醐こどものひろば」の生態系かもしれないですね。「こんなことがやりたい」というと協力してくださる方がたくさんいます。
地域に蓄積されたこのネットワーク、人間のつながりをうまくつなぎながら、地域の一人ひとりの「これやりたい」をかなえていきたい。アクションを起こすまでの不安やハードルをできるだけ下げるために、団体として機能できればと思います。
──地域のハブ的存在なのですね。
三宅:
そうですね。地域の中で、もっともっといろんな人に「これやりたい」と言ってもらいたい。つい特殊で非日常なことをやろうとしてしまうんですが、子どもはそんなこと何も求めていなくて。非日常を張り切るのではなく、日常の中でありのままで、小さくても良いから、何か一緒に過ごせる場が増えていけばいいのかなと思います。
──まさに「育ち合い」なんですね。
(訪問させていただいた事務所の台所にて。冷蔵庫のメモにほっこりしました)
(「同じ速度で歩く。レールの上を歩かなくても大丈夫。歩きたい速度で、歩きたい場所へ」)
村井:
子どもたちにとっては、僕たちと関わらない時間の方が生活の中ではむしろ多いわけで。子どもに理解がある人と一緒にいる時間が楽しいのはある種当たり前で、そうではない時間、子どもたちにとって味方がいないような時間こそ、豊かになっていかなければならないと思っています。
それはたとえば、学校から家に帰る途中に声をかけてくれるおっちゃんがいるとか、見知ってるおばちゃんがいるとか、やっぱり「地域」なんですよね。そういう世界観が地域の中にいかにたくさんあるかが大切で、活動を通じて、これからもそういう空間やきっかけを生むお手伝いができればと思います。
──最後に、チャリティーの使途を教えてください。
三宅:
チャリティーは、集いの場と活動の整備の資金として活用させていただきたいと考えています。1980年に「京都親と子の劇場」から独立するかたちで「山科醍醐親と子の劇場」を発足し、その後2000年にNPO法人「山科醍醐こどものひろば」として再スタートをしました。親と子の劇場時代から今年で数えて41年、山科醍醐ことものひろばとしては21年になります。今年は事務所も移転し、地域に根ざした場として、次の50周年に向けて環境を整えていきたいと思っています。ぜひ、アイテムで応援いただけたら幸いです。
──貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
(スタッフの皆さん。今回のコラボTシャツを着て)
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
何をするわけでも一緒に何をしたわけでもないんだけど、見知ってる顔があって、出会ったら挨拶してちょっと立ち話をして、ああ元気な顔を見れてよかったなあ、とまた何をするでもなく別れる。この関係性って、生活範囲を同じくする地域の人たちとならではのスペシャルな感覚ではないでしょうか?「地域」という共通のキーワードがあると、ただそれだけでぐっと距離感が縮まるようなことがあるように思います(生まれ故郷から遠く離れた土地で、同じ地域出身の人とか同じ学校出身の人に出会う感覚に近いかも)。地域の可能性を改めて感じる、お二人へのインタビューでした。地域の豊かなつながりが、子ども豊かな成長につながっていくのだと思いました。
森の中のツリーハウスとその周りで思い思いに過ごす動物たちを描きました。地域の中で関わり合いながら、子どもも大人も共に育つ様子を表現しています。
“So…Let’s hang out”、「じゃあ、一緒に遊ぼっか」、そんなメッセージを添えました。