CHARITY FOR

貧困、地域の格差、不登校…。環境に左右されず、どんな子も学びをあきらめない社会へ。ICTと人の力で「学びと向き合う」機会を届ける〜NPO法人eboard

新型コロナウイルスの流行によって私たちの暮らしの中にもさまざまな変化がありました。
その一つが、オンラインの促進。リモートワークも進み、生活の様々なシーンでオンラインを活用する人が増えました。

「教育」の分野にも変化が訪れました。緊急事態宣言下で学校の授業のオンライン化が進み、その環境が整備されました。さらには文科省が唱える「GIGAスクール構想」により、教育の現場では「(生徒)一人一台端末環境」が進んでいます。

今週JAMMINがコラボするのはNPO法人「eboard(イーボード)」。2011年より、ICT(情報通信技術)を用いたオンライン学習サイト「eboard」を運営し、これまでに350万人を超える子どもたちに提供してきました。JAMMINとは2017年以来2度目のコラボです。

「環境によって、子どもが学びをあきらめずに済むように」という思いから、個人や公立学校、NPO・ボランティア団体では、サイトの利用は無料。さらに昨年からは、授業動画に日本語字幕をつけ、ろう・難聴の子や外国につながる子など、耳から情報を得ることが難しい子どもたちにも学びの機会を届けられるようになりました。

「学びをあきらめない社会へ」。
代表理事の中村孝一(なかむら・こういち)さん(34)の活動への思い、そして「学び」への思いを聞きました。

(お話をお伺いした中村さん)

今週のチャリティー

NPO法人eboard(イーボード)

「学びをあきらめない社会へ」をミッションに、テクノロジーと人の力を組み合わせ、すべての子どもたちの学びが支えられる社会を目指して活動しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/7/19

「教育格差」を埋めるために。
オンライン学習サイト「eboard」を開発・運営

(5〜10分ほどのコンパクトな映像授業とスモールステップで取り組むことができるデジタルドリルがセットになっている学習サイト「eboard」。学年や教科を超えて自由に学習することができる)

──前回のコラボではお世話になりありがとうございました。改めていろいろとお伺いしたいと思います。まずは、団体のご活動について教えてください。

中村:
「学びをあきらめない社会を実現する」というミッションのもと、ICTを活用した学習サイト「eboard」の開発・運営、そしてまたこのeboardを取り入れてくださっている教育現場のサポートが主な活動です。

──eboardはどのような教材ですか。

中村:
パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末とネット環境があれば、いつでもどこでも学ぶことができるクラウド型の教材です。小学生の算数・理科・社会・漢字、中学生の数学・理科・社会・国語・英語、高校生の数1の教科で、約2500本の映像授業と7000問のデジタルドリル(問題)があります。個人の利用、あるいは子どもたちを支援するNPO、公立学校へは無償で提供しています。
これまでに350万人以上の方に利用され、また1,000以上の現場でシステム導入いただいています。

(これまでは放課後の学習支援や不登校支援の現場での利用が多かったが、近年一人一台端末の整備が進み、普通の公立学校の授業の中で利用されることも増えてきたという。「個別にeboardを使いながらも、子どもたちが一緒に学び合うこともあります」(中村さん))

──すごいですね。ネット環境さえあれば「いつでもどこでも学ぶことができる」というのは大きなポイントですね。

中村:
そうですね。私は学生時代に塾でアルバイトをしていたのですが、その中でさまざまな背景から学習に困難を抱えている子どもたちと出会い、「教育格差」を目の当たりにしました。中には進学しても勉強についていけず中退したり、不登校になったりする子もいました。

一方でたとえ困難を抱えていても、一人ひとりとしっかり向き合って関わると子どもたちは学びを確実に自分のものにしていく力を持っているということも体験しました。そうして夢や進路を切り拓いていく子たちにも出会いました。そして教える立場として、その部分を手伝えるということにすごくやりがいを感じました。

家庭の環境や背景、特性などから授業についていくのが難しい子や、スタイルが合わずにつまずいている子、不登校の子、学びたくても近くに塾がないとか、塾があっても経済的な理由から通うことが難しいという子にも学習の機会を届けたい。そう思った時に、より多くの子どもたちに学びの機会を届けられるICTに可能性を感じたのです。

(「eboardは主に小中学生向けの教材ですが、高校生や大人の方が学び直しに利用されることも。こちらの単位制高校では、不登校経験などで生徒の進度のばらつきが大きいことから、入学年次にeboardを使った「学び直し」の授業を設定いただいています」(中村さん))

「ただ教材を学ぶのではなく、
“自分で学ぶ”意識を身につけるサポートを」

(映像授業。「eboardの映像授業は、いわゆる『予備校の授業』とは少し異なります。画面に講師は表示されず、イラストや写真などを使いながら、くだけた言葉で『となりで教えてくれている』ような感じで授業が進みます。授業の後には、デジタルドリルで内容の確認や定着を進めることもできます」(中村さん))

──学校の授業だけで学んでいくというのは難しいのでしょうか。

中村:
そこにハマれば、問題はないのだと思います。
ただ私自身、子どもの頃から学ぶのは好きでしたが、教えられるのはあまり好きではなくて(笑)。学校も何のために通っているかわからず、あまり好きな場所ではありませんでした。自分のペースで学べると嬉しかったですね。

日本は「社会人になってから学び直す」という意識は低い国ですが、学校の授業に一旦ついていけなくなると、それをカバーする方法や場所もなく、そのままレールから落ちてしまうような社会的な構造があると感じています。

そこを解決するために、学習現場で取り組むことにももちろん価値がありますが、「自分ができることはなんだろう」と考えた時、ちょうど当時アメリカでオンライン教育が出だした頃だったのもあり、「それぞれの子どもが学びやすい環境をインターネット上に作れば、大きな力になれるのではないか」とeboardをスタートしました。

(団体を立ち上げた当時の中村さん。「都市部の学校から地方の公民館まで様々な現場にお伺いし、教材や使い方の改善を進めてきました」(中村さん))

──eboardを通じて学びを支援する、ということなんですね。

中村:
そうですね。ただ「教材を学ぶ」だけでなく、学びの本質的な意義をとらえ、その後の人生に生かせるスキルを身につけるためのサポートができればと思っています。

学校の授業はある意味、席に着くと自動的かつ受動的に始まって、場合によっては何もしなくても終わりますよね。なんとなく学んで、宿題があって、テストや受験があって…。そこでたまたま良い先生や良い教えと出会えた、親が教育熱心で塾に通わせてくれた、受験のシステムがたまたま自分とハマって良い大学に行けた…、レールに沿えたから成り立ってきたけれど、そこを少し踏み外したりボタンを掛け違えたりすると後がないような、そんな危うさを抱えていると感じます。

──確かに。

(eboardを使って学習している子どもの親御さんの声。「不登校の子は全国に23万人。日本財団の調査によると『不登校傾向にある中学生』は約33万人いるといわれています。様々な理由から生じてしまう不登校。そんな子ども達の学びもeboardは支えています」(中村さん))

中村:
ただ、レールに沿っていくと「自分で学ぶ」という意識が少しずつ失われていくのではないかと思います。なぜ学ぶのか、この学びは必要なのか、本来はそういったことを考えたり向き合ったりする時間こそ大切なのですが、子どもたちが「自分の学びに向き合う」時間というのが、実は現在の公教育にはほとんどないんですよね。

たとえば家で読書をして、気になったことを調べて深掘りする。これは「自分の学び」です。しかし現在の学校の授業は、そのようにはなっていません。

私個人の考えですが、「自分の学びに向き合う」ことがなければ、本質的な学びの意義を理解することなく、生きていく上で必要なさまざまなスキルが身についていかないと思います。

だから、たとえ学校の授業についていけなかったとしても、自分のペースで自由に学べる機会を提供したい。あるいは、置かれている環境や状況、経済的な事情や地域的な理由などで学校以外に学びの場を持つことが難しい子どもが、eboardを活用することで「自分の学びに向き合う」機会に触れてほしいと思っています。

(「ICT・デジタル教材というと手軽に、楽に学習できるイメージがあるかもしれませんが、eboardでの学習は、しっかりと学びに向き合う時間。動画を巻き戻したりノートをとったりと、自分のペースで、自分にあったやり方で学んでいきます」(中村さん))

eboardは「自分の学びに向き合う」ツール

(中学生のeboardでの学習を、地元の高校生がサポートする現場も。「一緒に動画を見ながらわからなかったところを確認中。『教える』のではなくその子の学習を『サポートする』姿勢を、先生や支援者の方への研修でも大切にしています」(中村さん))

──なるほど。どんな環境であれ、そこに左右されずに学びをそれぞれ自分のものとしていくためにeboardがあるのですね。

中村:
そう、まさにそうだと思うんです。
eboardでの学習の後に子どもが、やりきった感じで「疲れたぁー!」と言ってくれるんですね。「脳みそに汗かいた」じゃないですけど、しっかり自分の頭で考えて、脳を動かしたからこその「疲れたあ!」なんですよね。eboardは自分のペースで、「自分の学びに向き合う」ことができるツールなんです。

──「脳みそに汗をかく」、わかりやすい表現ですね。eboardの教材には、脳の考える筋肉を使う、あるいはその筋力をUPさせるような特徴があるのでしょうか。

中村:
自分でどんどん学べる子は、何もeboardにこだわらず、合った教材をどんどん使っていくのが良いと思います。ただ中には、最初に汗をかきはじめるまで、そのウォーミングアップが難しかったり、やり方がわからなかったりする子もいます。
そういった時に、eboardの映像授業は一つひとつ基本に忠実に順番通り、シンプルにわかりやすく組んであるので、運動のハードルを低くする役割を果たせます。

また、映像授業とデジタルドリルが連動するように組んであるので、ドリルを解いてわからない時は映像授業を見る、映像授業も一度見て理解が難しければ、何度も繰り返し見たりできます。

──繰り返し見ることができるのは、動画ならではですね。

(「eboardの画面はとてもシンプル。障害や発達の特性などで学習に困っているこの中には、情報が多すぎて処理できなくなってしまう、かえって学びづらくなってしまう子もいるためです」(中村さん))

一人ひとりの学びを、人のサポートで見守る

(2018年に福岡で開催された研修会の様子。「九州各県だけでなく、その他の地域から参加してくださった方もいらっしゃいました。eboardの使い方に関する講義だけでなく、先生が自分の現場について振り返り、子どもたちの学びの場をいかに作っていくかを考えてもらう時間も大切にしています」(中村さん))

──一方で、学習現場での研修をもう一つの活動の柱とされています。
テクノロジーで完結せず、「人」の部分にも取り組まれているのはなぜですか。

中村:
コロナの影響や国の方針もあり、学習のために端末を持つ子が増えてきました。eboardに関しても、公立学校だけでなく特別支援学校、放課後等デイサービスや不登校の子が通うフリースクール、あるいは特性から学習を苦手とする子の家庭学習などでも導入していただくケースが増えてきています。

しかし一方で、手元に使える端末があったとして、学習に困っている子どもや親御さんが必ずしもeboardに辿り着けるかというとそうではありません。現場の研修を通じて、こういった方たちへもアプローチできるようにしたいと思っています。

(「eboardをご利用いただく発達障害専門塾『marble』さんのオリジナル教材です。特別支援や放課後等デイサービスに通う先生や子ども達にとって、教材は特別なもの。一人ひとりにあった教材や使い方を日々研究されています」(中村さん))

中村:
あるいは「この子にはeboardが合うだろう」とeboardを導入したのに、子どもの発達の特性によっては、実際やってみたら合わなかったということもあります。そういった際、無理やりプッシュして使い続けるのではなく、違う使い方や、他に困っている子に使ってもらうといった提案もしています。

学習サイトを作って運営すること、発信することだけが私たちの活動ではなく、実際に子どもたちに使ってもらって、変化があって初めて意義を持ちます。本当に必要な人に、必要なかたちで届けられるようにと思っています。

学習障害や発達障害がある子どもたちの現場で使っていただくことも増えてきましたが、「こういう障害だから」「こういう特性だから」と線引きをすることはしません。それぞれに個性があり、その中で一人ひとりが自分のペースや自分の興味で学び進める様子を見守りながら、いかにその空間を壊さずにサポートできるか、それは人にしかできない役割です。そこを研修でお伝えするようにしています。

──なるほど。さきほどおっしゃっていた「自分の学びに向き合う」ことをサポートするということですね。

(「多くのフリースクールや放課後等デイサービスが大事にしているのが、その子がありのままで過ごせる居場所であるということ。『教える−教えられる』関係でなく、『学ぶ−サポートする』ことができるeboardをうまく使っていただくことができます」(中村さん))

中村:
はい。学校の先生方は一斉授業のかたちに慣れていて、授業を教えることに関してはプロの方たちばかりです。でもeboardは一斉授業ではなく、オンラインで一人ひとり皆バラバラに自分のペースで学びます。その時、それをどうコーディネートしていくかということですね。

良くも悪くも先生は「教える」ことが身についていて、子どもが自分で考えたり失敗したりする前に、「こうやるんだよ」と教えてしまうところがあります。子どもが考えている時に、つい「それって違うんじゃない」とか「間違ってるよ」と言ってしまうんですね。

限られた時間で学びを習得するのであればその形は良いのですが、「自分で学ぶ」というスキルを身につける時には、正直それは邪魔になります。間違って、失敗して、「できていない」という結果を、本人に経験させてあげてほしいのです。それがあるから「どこが間違っているんだろう」「どうしたらできるようになるんだろう」と学びが自分ごと化して、その子自身のものになっていくんです。「一斉に教える」スタイルから「個々人の学び」に頭をうまく切り替えてもらうための研修ですね。

(eboardの学習の前の、先生と学生ボランティアさんとの打ち合わせ風景。「どう子どもたちと関わっていくか、前回の振り返りをしながら、大人も1回1回の授業や学習会に真剣に向き合います」(中村さん))

──なるほど。

中村:
これが、逆に地域のボランティアのおばちゃんたちになるとすごく上手なんです。「私もわからへんわ!なんでやろうな」と子どもと一緒になって考える。これは子どもにとっては「大人にも難しいんだな」「大人が一緒に考えてくれた」、だから「がんばろう!」という、学びを進める上での自信にもつながるのです。

──答えを教えることではなく、自信を持って学び続けられるよう環境をサポートすることが大切なんですね。

(2014年、法人3周年イベントの様子。「学校の先生、NPOの方から、マンスリーサポーターやご支援いただく企業の方まで。eboardを通じた子ども達の支援の輪は、だんだんと大きくなってきました」(中村さん))

「学びを、生きる力に」

(中村さんが印象に残っている一枚。「2013年、eboardを初めて導入していただいた島根県の中学校の写真です。当時は学校現場にタブレットなどは無く、eboardの導入はパソコン教室での取り組みでした。全く関わりの無かった地域の中学生が、私がずっとインターネット上で作り上げてきた教材を使って勉強に励む姿を見て、我が事ながら衝撃を受けたのを覚えています」(中村さん))

──eboardを立ち上げられて10年ですが、今、どのような思いでご活動されていますか。

中村:
今、そしてまたこれからの時代、「学校でどれだけ学ぶか」よりも「学校を出た後にどれだけ学べるか」が大切になっていくと思います。
これまでは学校で学んだ知識だけで社会に出て、会社に勤めて一生を終えることができたかもしれません。しかし今、世の中は常に変化の中にあり、膨大な情報で溢れています。知識や意識をアップデートしていかないことには、なかなか生き残っていくことは難しいと思います。

──情報を取捨選択していくにも、知識や考える力が必要になりますね。

中村:
そのような時代を生き抜いていくにあたり、「自分は学べるんだ、学んでいくんだ」という自信や姿勢を、失わずに持ち続けてほしい。

学びとは本来、その人自身のものであり、自由なものです。
学びを学校や塾だけに依存してしまうと、いつしか自分で考える姿勢が失われ、そこから抜け出せなくなってしまう。そうではなく、自由に生きていくために、学びを自分の武器として身につけていってほしいと願っています。

(「一人一台端末の環境で、自由な進度で進む算数の授業の様子です。全国の学校で環境が整い、これまでは特別だった『一人ひとりが自分のペースややり方で学んでいく』ことがどこでも実現できるようになりました。私たちのeboardの活動はもちろんのこと、子ども達の学び方や選択肢を広げていくことができる大きなチャンスが広がっています」(中村さん))

中村:
人も関わりながら、学び方や学びへの姿勢、学びと向き会う最初の第一歩を踏み出すところをeboardがサポートできれば。
必要な一人ひとりに学び直しの機会を届け、それぞれに「これが自分の学びなんだ」「自分はこうやって学ぶんだ」というその人ならではの学びの色やかたちを創出する、その手助けができたら嬉しいです。

──確かに、学びとはもっともっと自由なものなんですね。

中村:
うちの子が3歳になるのですが、見ていると知識に対してとっても貪欲なんですね。
いろんなことを質問してきて、すぐに答えられないような質問も出てきました(笑)。そんな時は子どもと一緒に調べて、「お父さんも知らなかったよ!」という話をするのですが、我が子のそんな姿を見ていると、人は生きていくために、学ぶことが本能的に備わっているんだと感じます。

好奇心や学びとは本来、純粋で原始的なものです。それがそのまままっすぐ伸びていけば、その人を幸せにしてくれるものです。しかし現代の社会のシステムの中で、どこかで歪みが生じ、学ぶ機会や学ぶことへの意欲が削がれてしまっていると感じています。

学びは楽しいんだ、もっと自由で自分のために使えるものなんだということを、活動を通じて感じてほしいし、伝えていけたらと思いますね。

(「eboardはあくまでデジタルな『教材』ですが、それの使い方や人の関わり方で、得られるものは大きく変わります」(中村さん))

音声で学ぶことが難しい子に向けて、新たなプロジェクトもスタート。
一人でも多くの子どもに学びの機会を届けるために

(「やさしい字幕プロジェクト」で、多くのボランティアの方の協力のもと完成した字幕付きの映像授業。「『字幕』という目で見える情報で、ろうの子だけでなく、ちょっとした学びづらさを抱えている子を少し後押ししてあげることができる。『やさしい字幕プロジェクト』には、そんな思いがこもっています」(中村さん))

中村:
昨年3月からは、1000名を超えるボランティアの方たちの協力のもと「やさしい字幕プロジェクト」を実施しました。約1600本の映像授業に「やさしい字幕」をつけ、これによってろう・難聴の子や外国につながる子、特性によって音声で学ぶことが難しかった子どもたちにも、eboardで学ぶ機会を届けることができるようになりました。

──すごいですね。今後もテクノロジーと人のやさしさで、ますますたくさんの方に学びの機会が届けられたらいいですね!最後に、今回のチャリティーの使途を教えてください。

中村:
チャリティーは、eboardを通じた学習機会を一人でも多くの子どもたちに届けるための資金として活用させていただきたいと思っています。具体的には、活用いただく方たちへのオンライン説明会、あるいは無料でお使いいただいているフリースクールやNPOさんなどへの研修・サポートの費用として使わせていただく予定です。ぜひアイテムで応援いただけたら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(「2017年、JAMMINさんと1回目のコラボをさせていただいたときの写真です。多くの先生や教育関係の方に、いろんな機会で着ていただくことができ、Tシャツを通じ、eboardや『学びをあきらめない』私たちの思いを届けることができました!」(中村さん))

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

昭和生まれの私は、「学校」とか「学ぶ」という言葉を聞くとつい一瞬、一方的でちょっと退屈なイメージを思い浮かべてしまいます‥(汗)。が、学ぶことは本来「目的」ではなく、生きるため、好きなことをしたりかなえたりするための「手段」として、もっともっと自由でクリエイティブで解放的なものなのだということを、今回中村さんにお話を聞いて改めて感じました。Learn forever、正解か間違いかも大切ですが、それも超えて、興味がグンと引き延ばされて、ワクワクできるような学び(人生)との付き合い方を、eboardさんを通じて子どもたちが体感し、キラキラと輝きながら生きていけますように。

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さまざまな動物が、思い思いに好きなものを持っています。
人は皆個性があり、興味関心、ペースも人それぞれ。一人ひとりが興味関心を学びの力に変え、人生を力強く歩んでほしいというメッセージを表現したデザインです。

“Learn and enjoy at your own pace”、「自分のペースで学び、楽しんで」というメッセージを添えています。

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