CHARITY FOR

近代化の波で消えゆく「つながり」を守りたい。インド・ラダックに根付いてきた「持続可能な暮らし」を発信〜NPO法人ジュレー・ラダック

近代化やグローバル化によって、私たちの暮らしは便利になりました。
インターネットが発達し、物流や情報は国境を越え、世界中どこにいても同じように欲しいものを手に入れることが可能になってきたし、どこにいても不自由なく暮らすことができるようにもなってきました。

しかし地球のそれぞれの地域には、その地域ならではの自然と密接した文化や歴史、コミュニティがあり独自の豊かな暮らしが育まれてきたことを忘れてはなりません。

近代化やグローバル化の波は、都市部だけでなく農村部にも及んでいます。
インドの最北部にある、山脈に囲まれた地域・ラダック。この地域で、昔ながらの循環型の暮らしを守りつつ、現代社会と共に生きるあり方を模索してきたNPO法人「ジュレー・ラダック」が今週のチャリティー先。

代表のスカルマ・ギュルメットさん(55)は、ラダック生まれラダック育ちの純粋なラダッキ(ラダック人)。
今、グローバル経済の波がこの町にも及び、故郷の変化を肌で感じています。

「自分が持っているものを自分だけのために使うのではなく、みんなのため、誰かのために使う。ラダックに残るこの文化、コミュニティを、僕は守っていきたい」

そう話すスカルマさん。
彼が思う、「本当の豊かさ」とは。活動について、お話を聞きました。

(お話をお伺いしたスカルマさん)

今週のチャリティー

NPO法人ジュレー・ラダック

ヒマラヤ山脈に囲まれたインド・ラダック地方にて、昔からの循環型の自給自足生活と現代技術とのバランスをとりながら、持続可能な社会をつくることを目指して活動しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/6/21

インド・ラダックの
持続可能な未来のために活動

(ラダックで最も有名な観光地・標高4200mにあるパンゴン湖。中国チベットとの国境にある湖)

──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。

スカルマ:
昔ながらの伝統的な暮らしが残るインド・ラダック地方と日本をつなぐ国際交流をしながら、自然エネルギーの導入や農業支援を行い、ラダックの持続可能な未来のために活動しています。

スタディツアーが活動の大きな柱で、自然と共存するラダックの人々の暮らしに触れ、都会の暮らしや忙しい日々の中では感じることを忘れてしまったようなことや、何か気づきを得られるような旅を届けたいと思っています。ただ昨年からの新型コロナウイルスの流行で、ご存知の通りインドはロックダウンしました。現在はオンラインツアーを開催しています。

(団体初のスタディ・ツアーにて。日本から持参した浴衣を着て、ラダックの子どもたちと一緒にダンスを踊る参加者)

──スカルマさんの故郷でもあるラダックについて教えてください。

スカルマ:
ラダックは、インドの最北部にある地域です。
ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に囲まれた標高3000〜7000mの山岳地域です。真冬はマイナス2〜30度にもなります。古くからシルクロードの要所として栄え、訪れる人たちと物々交換をしながら発展してきたような地域です。真冬の厳しさから定住する人は限られましたが、何もない分、物々交換が発展したんですね。

──冬はかなり寒い地域なんですね。

(チベットの影響を強く受けたラダックの人たちの生活には、チベット仏教が根付いている。こちらはラダック最大の僧院「ヘミス寺」で毎年夏に行われる「ヘミス・ツェチュ」にて、お坊さんによるマスクダンス)

スカルマ:
そうですね。厳しい自然環境の中、この地域ならではの文化が育まれてきました。
ラダックが世界に向けて開かれたのは、1970年代に入ってからです。かつては「ラダック王国」という独立した仏教国でしたが、その後インド政府の統治下になりました。国こそインドですが、インドとはまた全く異なる、チベットの影響を強く受けた文化が根付く地域です。

人種はモンゴル系・チベット系が多くを占め、多くの人がチベット仏教を信仰しています。「自然と共に平和に生きる」という教えのもと、平和的な人が多いのも一つの特徴です。

(ヘミス寺のお祭り「ヘミス・ツェチュ」は、毎年チベット文化圏から多くの巡礼者や観光客が集い賑わう)

近代化やグローバル化の波に乗り
変わりつつある人々の暮らし

(ラダック農村部の伝統的な暮らし。「各家庭で、男性も女性も糸作りを行うのが古くからの伝統です。男性は太い糸、女性は細い糸を作ります。特に気温が-20〜30度になる冬の時期は外で活動することができないので、皆家に籠もって糸紡ぎをします」(スカルマさん))

──どんな産業で成り立っているのですか。

スカルマ:
観光業、あるいは農業が主な産業ですが、近年、グローバル化の影響で少しずつ町の景色が変わってきています。

──どのように変わってきているのでしょうか。

スカルマ:
町の中心部には、観光客向けのカフェやホテルが立ち並ぶようになりました。かつては自分たちで食べるものを育て、身の回りのものを作る自給自足の暮らしをしていましたが、今はインドの他の地域から安い野菜や製品が大量に入ってきています。自分たちで作ったものを分け与え合って生きてきた人々の暮らしも変わってきました。

(古くからの伝統的な暮らしが残るラダックの農村部。こちらは大麦を手刈りで収穫する様子。「中心地・レーから少し離れた地域では、皆で助け合い、ほとんど手刈りで収穫しています」(スカルマさん))

──そうなんですね。

スカルマ:
さらに近年は、温暖化の影響もあります。
長く厳しい冬の間に凍ったヒマラヤ山脈の氷河は、私たちの生活を長きにわたり支えてきてくれました。凍った氷河が春先に溶け、豊潤な水を供給してくれていたんですね。しかし最近は積雪が減り、水不足のために畑に引く水がなく困っている農村もあります。

──古くから続いてきた暮らしや景色が変わりつつあるんですね。

(変化が進むラダックの中心地・レーの町の様子。バザールを、軍隊やチベット仏教のお坊さん、町の人々が行き交う)

スカルマ:
農村では、ヒマラヤ山脈から引いた水で畑を耕し、牛や羊、ヤギやロバなどの家畜と共に暮らしてきました。牛はトラクターの代わりに畑を耕し、ロバは背中に肥料や種を乗せ、遠くの畑まで一緒に出かけます。

乳はバター、飲むヨーグルトとしても活用し、うんちやおしっこは肥料や燃料になります。さらに家畜が亡くなったあとは革からカーペットや靴を作り、厳しい冬に備えます。そうやって自然や動物と調和しながら、自給自足で生きる知恵と伝統が続いてきました。

(牛とヤクの混血種の動物、「ゾ」。「ゾは主に農業で畑を耕し、人間と共存しています。写真は、大麦畑を耕しているところです」(スカルマさん))

スカルマ:
だからでしょうか。すごく平和的な雰囲気にあふれた場所です。夏はちょうど今ぐらい、6月〜9月ぐらいで短いですが、山脈を駆け抜ける風がとても気持ちよくてね。本当に美しい場所です。

しかし今はインド政府が国の発展に力を入れているのもあって、ラダックにもその影響が少しずつ表れてきています。人と人のつながりやコミュニティ、物々交換で成り立ってきたあり方から、貨幣経済、現金を手に入れて生活を楽にしていくという意識が、現実的に入ってきていると肌で感じています。

今はちょうどその過渡期にあって、ラダックの人たちの中にも混乱があります。
「私たちが求める豊かさとは?」「私たちの文化を守っていけるのか」…。最近はラダックの若者の中にも、そのような疑念や危機感を抱く人もいます。

(「ラダックではどの家庭でも牛やヤギ、ヒツジなどの家畜で飼っており、搾乳してチーズ、バター、ヨーグルトを作っています。ラダックの家庭では一般的に「バター茶」という飲み物を飲みます。写真は、真ん中の「グルグル」という入れ物にバターとお湯を入れ、押したり引いたりして混ぜ、バター茶を作っているところです」(スカルマさん))

「人は皆、一人では生きていけない」。
支え合う伝統的なコミュニティにも変化が

(自分たちで作った糸から、手織りでカーペットを作っているところ)

スカルマ:
ラダックの人たちは、自給自足の生活の中で互いにつながり支え合いながら、穏やかに暮らしてきました。お互い支え合うのは、皆「人は一人では生きていけない」とわかっているから。

「人に頼る」ということについて、現代社会ではどこかネガティブなイメージで捉えられるところありますよね。日本もそうだと思います。だけど伝統文化の中では、人は人に頼らざるを得ないんです。
どれだけお金持ちになって裕福になったとしても、労働力としては他の人に頼らなくてはいけません。ラダックの人は皆、「頼れること・頼られることはありがたいこと」という意識を持っています。そうしてお互いに感謝を持ち、支え合う暮らしが続いてきました。

(15世紀に創建された「ティクセ僧院」の食堂にて、「スキュー」と呼ばれる家庭料理を協力し合って作るお坊さんたち)

スカルマ:
私は、これこそがラダックの大きな魅力だと思っています。しかし経済的な視点が入ってきたことで、この助け合い支え合う文化に「?(クエスチョンマーク)」が生まれてきているのです。人々はどんどんお金に集中し執着するようになり、個人として私利私欲を満たすことに意識が向きがちになってきています。そして昔ならでの助け合い、お互いに頼る気持ちが少なくなっています。

政府が今の方針を変えないことには、このまま近代化が進み、ラダックが変わるのは時間の問題でしょう。
それは僕にとって、すごく悲しいことです。これがもっともっと進んでしまった時、ラダックの人たちの暮らしの源であったコミュニティ、人と人とのつながりが失われ、やがて人の心は孤立し、鬱や引きこもり、自殺などにつながっていくのではないかと危惧しています。

(スカルマさんの好きなラダックの風景。「これは『チャダル』といって、ラダックの寒く厳しい冬の間、ザンスカール川が凍結してできる期間限定の氷の道です。冬のただ一つの観光地であり、この川の上を歩くアクティビティではとても美しい景色が見られます」(スカルマさん))

お金やマシンに頼り、本来の「人間らしさ」を失う。
果たしてそれが「自立」なのか

(ジュレー・ラダックのホームステイプログラムにて。「遊牧民の地・ルプショーにて、日本から訪れたホームステイ参加者と村人が談笑しているところです。ラダックのお母さんたちはよくこうして集まり、お話をしています」(スカルマさん))

スカルマ:
僕は「セーブ・ザ・チルドレン」という国際NGOのスタッフとしてインド支援に10年ほど関わったあと、結婚を機に来日しました。日本で都心部を訪れた時にまずショックだったのが、やはりコミュニティのことでした。「お互い知らない人たちばかり」ということがすごく変だと感じましたし、大勢の中に埋もれて生きる恐さを感じました。

知らない人同士、すごく近い距離で電車に座っているのに、目を合わせることも会話をすることもない。たくさんの人が暮らしながら、皆互いに相手が誰だかわからない。自然とのつながりも分断され、人工的なものに囲まれて生きている。そんな中で孤立したり心のバランスを崩したりするのは、ある意味当然のことではないでしょうか。

(村のお祭りにて、お母さんたちの何気ない一コマ)

スカルマ:
そしてそこで発される「自立」という言葉は、「人間関係を断ち切る」ことです。「自立」のためにお金やマシンに頼り、人は人から離れ、コミュニケーションは奪われていく。そこに相手や自然を思いやる気持ち、自分自身の感覚や感情を信じる気持ちは置いてきぼりにされてしまうのです。

──確かに…。

(パンゴン湖に行く途中の山並み。チベットとの国境が近く、近くにはインド軍の駐留地がある)

スカルマ:
お金やマシンに頼り、本来の人間らしさを失ってしまう。それは今、まさにラダックでも起きていることです。

ただラダックの場合、宗教と気候がそこを少し緩和しているようなところがあります。チベット仏教では、今世を「魂の旅行のひとつ」としとして捉えます。なので、「この人生」とか「この友達」「この家族」「この時間」「このお金」の「この」の部分にあたるような、限定的な発想がありません。肉体は肉体に過ぎす、それは自然のさまざまなエネルギーからできていて、私たちが今世を終える時、魂は肉体を抜け、その肉体は自然に戻るという考えを持っています。

(年に一度、各家庭で行われる仏教儀式「スカンソル」。ジュレー・ラダックではチベット仏教講座も開催。2020年にはラダック仏教大学と共催で、大学学長によるチベット仏教講座をオンラインで開催した)

スカルマ:
私たちが肉体を持っている限りは人間の頭を持っていますから、その間に、できるだけ自分も周りも幸せになれるように良い徳をつくる。来世に持っていけるのはお金でも名声でもない、ただその徳だけなのだということ、だから今世においてより良い貢献をしようということを、ラダックの人たちは幼いうちから聞く機会に恵まれています。
もしかしたら、日本の場合はそういったチャンスが少ないということもあるかもしれません。

冬は厳しい寒さのため、観光客も来ないし農業もできません。冬の間は、お坊さんから良い話を聞いて、「夏にちょっとやりすぎた」とか「自分を見失っていたな」と立ち止まり、内観して意識や行動を改めるきっかけになります。

(「ニェモ」は、ザンスカール河とインダス河が合流する地点。「1000年前、この山脈には多くの寺院が築かれました。ラダックの人々にとって、ここは聖なる地域になっています」(スカルマさん))

ラダックの人たちの暮らしを守る
「そばプロジェクト」

(「そばプロジェクト」にて、農村のお母さんが育てたそばの種をチェックする、日本のそば会のスタッフ)

スカルマ:
ラダックの伝統的な暮らし、コミュニティを守るために、これまでにさまざまな活動をしてきました。そして今、私たちはそばを育てるプロジェクトに力を入れています。

──そばですか?

スカルマ:
はい。そばの実です。山岳地帯の砂地でも育つので、下ラダック地方では昔から作られてきた作物ですが、手間暇がかかるわりに収穫できる量は多くなく、さまざまな発展の末に作られなくなってしまいました。

しかしこのそばこそ、今のラダックにぴったりな作物ではないかと注目しています。ラダックのような砂地でも育つ上に、水をあげるのは年3〜4回で、温暖化の影響で水不足が深刻になりつつある中でも少ない水で育ちます。また、そばは他の作物よりも高い値段で取引されるため、ラダックの農家の人たちを経済面から支えることもできます。

(伝統的なラダックの家の前、一面に広がるそば畑。手前にある白い花はすべてそばの花)

スカルマ:
さらにそばは栄養価が高く、高血圧や糖尿病のリスクを下げる働きがあります。
グローバル化の波にのって伝統的な暮らしが失われつつある中、特に町で暮らすラダックの人たちの食生活も変化し、現代病と呼ばれるさまざまな病気が増えています。地元で採れたそばが流通すれば、ラダックの人たちの健康面を支えることができるようになるでしょう。
そばはまさに、今のラダックにとって万能な作物なんです。

(そばを使ったラダックの伝統料理。「写真奥の白い団子状のものは『タプー』という、くるみとあんずの種をおろしたものをそば粉と混ぜて団子にしたものです。下はそば粉のガレット、真ん中の容器二つはガレットに付ける添え物のカレーのようなものです」(スカルマさん))

──そうなんですね!

スカルマ:
やがて訪れるかもしれない緊急事態に備え、私たちの伝統ある暮らしや文化、景観、生き方を守るため、今のうちからそばを定着させるべく、栽培から販売、消費まで、その流通モデルを作るために活動しています。栽培を希望する農家さんへの育て方の指導だけでなく、そばを使ったレシピなどを広め、ラダックの人たちの健康に貢献しつつ、同時に農家さんの生活にも貢献できるツールになればと思っています。

(現地でのそばの啓発にも力を入れている。「この写真は7年前、ジュレー・ラダックが主催した第1回目の日本そば会の皆さんのツアーです。ラダックの皆さんの前でそば打ちを披露しました。中には日本のそばを日々の献立に取り入れたいとおっしゃる方もいらっしゃいました」(スカルマさん))

──良い循環が生まれていくのですね!

スカルマ:
以前は標高の高い上ラダックは寒さのため作ることはできませんでしたが、温暖化の影響を逆手に取り、上ラダックでの栽培にも挑戦しています。

(過去にもさまざまなプログラムでラダックの循環型の生活を支援。「日本でご支援をいただいて、ラダックの中心地・レーから200㎞ほど離れたトランスシンゲラー地域にて、電気や火がなくても調理できるソーラークッカーを各家庭に一台ずつ支援しました」(スカルマさん))

「助け合い、支え合うコミュニティを守りたい」。
チャリティーの使い道

(「持続可能な生活の中で何の悩みもなく、よりよい未来に向かって育つ幸せな子どもたちに希望を感じています」(スカルマさん))

──ラダックのことをいろいろ聞かせてくださってありがとうございました。スカルマさんが、生粋のラダック人として最も守りたいもの、それは何でしょうか?

スカルマ:
コミュニティです。
皆で楽しく仕事をして食事をして、一緒に暮らす。誰かのためにならないと、ただお金があってもしょうがないんです。ロバを一頭持っている人がいたとしたら、その人は自分の生活だけでなく、皆の生活にも役立てます。その代わりにその人は、自分が持っていないものは他の人から助けてもらいます。

自分が持っているものを自分だけのために使うのではなく、皆のため、誰かのため、そういう生活やコミュニティを、僕は守っていきたい。

グローバル化の波に逆らうことはできないでしょう。ただ、変わりつつある中でも、新しいものとのバランスをとりながら、古き良きラダックを取り戻していきたいというのかな。取り戻しつつ、今だからこそ引き継ぐことができるラダックの伝統を、新たに築いていきたいと思っています。

(「大麦の脱穀をする農村のお母さんです。伝統的なラダックの生活スタイルであり、残していきたい風景の一つです」(スカルマさん))

──日本もかつてはそうだったのでしょうね。私たちが遠い昔に忘れ去った記憶、置き去りにしてしまった感覚が、ラダックには残っているんですね。豊かな暮らしが途切れず続いていくことを願います。

スカルマ:
現代社会を生きる中で多くの人が忘れてしまったこと、本当に持続可能な生き方、それがラダックにはまだ残っています。僕は大好きな故郷にある大好きなそれを、失わずに残していきたいと思います。

僕はきょうだいが11人いるんですね。皆お互いを助け合う気持ちを持っていて、それが楽しいし幸せです。物理的な幸せや豊かさよりも、心の幸せや豊かさの方が、きっともっと大切なのではないでしょうか。

(「日本の支援者の皆さまからサポートをいただき、ラダックの経済的に弱い立場にある子どもたちが学校へ通うための支援も行っています」(スカルマさん))

──素敵なお話を聞かせていただいてありがとうございます。最後に、チャリティーの使い道を教えてください。

スカルマ:
チャリティーは、そばのプロジェクトをラダックで進めるため、農家の皆さんに育ててもらうそばの種を購入する資金として活用させていただきます。そばは1kgあたり6〜700円で、今回のチャリティーで300kgほどのそばを購入したいと考えています。ぜひ、チャリティーアイテムで応援してくださったら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(2019年、ラダックで開催された「しあわせの経済会議」にて、スタッフや関係者の皆さんと)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

(コロナが長期化しラダックに滞在中のスカルマさん。ラダックと京都のオフィスをオンラインでつないでお話を聞かせていただきました!スカルマさん、ありがとうございました)

スカルマさんとzoomをつないでお話をお伺いしました。まさにこれは文明のおかげ!現代の技術をなくしては、こうやってお話を聞くことは無理だったでしょう。

とても難しいテーマですが、人間の持つ想像/創造性と技術の発展は、きっと誰かや何かを思いやり、「良くしたい」と思うところが最初の出発点だったのではないかと私は思います。
私たちが捉える”豊かさ(発展)”の裏に、悲しみや永遠に失われてしまうものがある。「持続可能」という言葉をいろんなところで見るようになった昨今ですが、本当の「持続可能」とは、人と人との「つながり」の先にあるもの、あるいはその「つながり」自体の光のようなものを指すのかもしれないと、今回の企画を通じ、ふとそんなことを感じました。ラダックにいつか行ってみたいです!

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自然や魂、直感とつながり、その循環の中を生きるラダックの暮らしを表現しました。ラダックの広大な大地に立つ親子を中心に、人々に豊かさをもたらすヤクと羊、そばの花、太陽と月、星を描いています。

手縫いのニッティングっぽい雰囲気をイメージした書体で、”Return to local from Ladakh”、「ラダックより、ローカルにかえろう」というメッセージを添えました。温かく、それでいて神秘的なデザインです。

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