CHARITY FOR

「地域の中に『おせっかい』増やしたい」。困窮した家庭を支える「地域づくり」〜豊島子どもWAKUWAKUネットワーク

「近所で暮らす人におせっかいをやくことができるのは、地域の住人だからこそ。地域の課題を、おせっかいで支援したい」。そんな思いで、東京・豊島区で活動するNPOがあります。
今週JAMMINがコラボするNPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」。地域の人たちがつながり、ネットワークを通じて子どもたちを支援しています。

活動のきっかけとなったのは、2003年より地域にできた子どものための遊び場「プレーパーク」。代表の栗林知絵子(くりばやし・ちえこ)さん(54)は、我が子とそこを訪れるうちに地域の子どもたちと出会い、彼らが実はさまざまな課題を抱えていることを知りました。

「毎週のように顔を合わせる子どもがお腹をすかせていたり、進学できないかもしれないと悩んでいたり…。そういうのを聞くと放っておけなかった。『他人の私がそこまでおせっかいをしても良いのかな』と悩みもしたけれど、我が子の幸せを願う時、周りの子どもたちも幸せでなければ、きっと自分の子も幸せではないのはないか、という思いがありました」

そう振り返る栗林さん。
活動について、お話を聞きました。

(お話をお伺いした栗林さん)

今週のチャリティー

NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク

子どもの明るい未来のために、地域の子どもを地域が見守り、学びや暮らしを有機的に支えるネットワークをつくりたいと東京都豊島区を拠点に活動しています。子どもたちが信頼できるおとなや若者につながることができるよう、さまざまなカタチの居場所を提供しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2021/3/8

遊び場を通じて見えた、
地域の子どもたちが抱える課題

(「池袋本町プレーパーク」で遊ぶ子どもたち。プレーパークには、子どもがおもしろい遊びを思いついたり、もっとおもしろくなるように工夫したり、豊かな発想と感性を育む環境がちりばめられている。 ※写真の子どもは、記事中の登場人物ではありません)

──今日はよろしくお願いします。団体さまのご活動について教えてください。

栗林:
「地域を変える 子どもが変わる 未来を変える」を掲げ、乳幼児〜高校生を対象にいくつかの事業を展開しています。区から委託を受け子どもの遊び場「プレーパーク」を運営しているほか、区内4箇所で月に2回の子ども食堂の開催と無料学習支援、また外国にルーツを持つ子どもやその親御さんへの包括的な支援なども行っています。
新型コロナウイルスの流行で集まることは難しくなりましたが、代わりにお弁当やお米を配ったり、生活困窮世帯への食糧支援も行っています。

──いろいろなご活動をされているのですね。

(プレーパークでは、子どもたちの好奇心や欲求を大切にし、やりたいことができる限り実現できるように運営しています」(栗林さん))

栗林:
「子どもの貧困」に関心がある地域の人たちが集まって、何か自分たちでできることをしようと2012年に活動を始めた当初は、特にこれをしていこうという明確なものがあったわけではありません。いろんな人とつながっていくうちに、少しずつ今のかたちになっていきました。

団体立ち上げのきっかけとなった池袋にある子どもの遊び場「池袋本町プレーパーク」は、元は2003年から豊島区が運営していました。一人の親としてここを利用しているうちに「昨日からご飯を食べていない」という子や「ここに引っ越して来る前は車の中で暮らしていた」という子…、いろんな子どもたちと知り合ったのです。

プレーパークの場所は学校建設が予定されていて、そのため2013年での閉館が決まっていました。しかしすでに、地域の子どもたちが抱える課題が見えていました。同じように「なんとかしなければ。この場所を残さなければ」と感じていた地域の方たちが声をあげてくださり、NPOを立ち上げて事業を引き継ぐかたちですぐ近くの場所でプレーパークを存続することができたんです。プレーパークは現在、朝10時〜夕方5時まで、専属のスタッフが常駐し毎日オープンしています。

どろんこになって穴を掘ったり、水遊びや川をつくったり木に登ったり…「危ない」とか「ダメ」と禁止されそうなことも、おとなの見守りのもと、自由にのびのびと遊べる場です。

(プレーパークでは「自分の責任で自由に遊ぶ」というモットーが十分生かされるように「プレーリーダー」と呼ばれるおとなが配置されている。「プレーリーダーは『遊びの指導者』ではありません。プレーリーダーの最も大切な役割は、子どもが本気で遊ぶことのできる環境を作ることです」(栗林さん))

「家庭や学校でつまずくことがあった時、
地域が子どもたちの居場所になれたら」

(「要町あさやけ子ども食堂」での一コマ。毎月第1、第3水曜日に開催)

──無料学習支援や子ども食堂もされています。

栗林:
学習支援のきっかけになったのは、プレーパークで出会ったある男の子でした。知り合って話を聞いていると「(進学したいけれど)高校にいけないかもしれない」と。先生からも「お前は無理だ」と言われたというのです。「そんなことはない」と自宅に呼んだのが最初でした。

彼はひとり親家庭で母親はダブルワーク、引っ越しと転校を繰り返す中で、勉強についていけていない、わからないということを周りに言えない環境に陥っていったようです。

──そうだったんですね。

(無料学習支援の様子。毎週月曜日、区民ひろばにて開催)

栗林:
安心して話せる関係性が生まれた時、次に「お金の心配がない日なんてない」と彼は言いました。彼は毎日、親から500円をもらい、コンビニでご飯を買う生活を小学生の時からずっと続けてきたそうです。勉強の後、「うちでご飯を食べていきなよ」と誘うと、「家族みんなでご飯を食べるなんて、気持ちわるい」と言いました。

500円で、好きな時間に好きなものだけを食べる。それを日々繰り返す中で、果たしてその子がおとなになった時、家族団らんを築けるでしょうか?
しかし一方で、そのことを「親の責任」や「家庭の問題」として済ませていいのか。何か、私たちにできることがあるのではないか──。そんな思いで子ども食堂もスタートしました。

学校や家でしんどいことやつまずくことがあった時に、地域がちょっとサポートできて、居場所になれたらいいな、という思いで活動しています。

(「要町あさやけ子ども食堂」「椎名町こども食堂」「池袋こども食堂」「ほんちょこ食堂」の4つの子ども食堂を運営)

──地域の方たちとのつながりも生まれますね。

栗林:
そうですね。自分のことを吐露できる、信頼できるおとながいること、自分の意見を尊重して聞いてくれるおとながいることは、子どもにとってとても大切なことです。

子どもは小さい時はほかを知らない分、自分の家庭環境が普通だと感じています。一方で大きくなればなるほど、家庭に違和感や危機感を抱いていても、自分の家のことをほかの人に言うのが恥ずかしいとか、言ってはいけないと感じたりします。どちらのSOSも拾っていくためには、幅広くどの年代の子にとっても居場所があることが重要です。

「もしかしたら、うちはほかの家庭と何か違うのかもしれない」とか「実は困っているんだけど、どうしたらいい?」といった声に、周囲のおとなたち耳を傾けることが求められています。

千葉県野田市で、当時10歳の女の子が父親から虐待を受けて亡くなる事件がありましたよね。彼女は小学校のアンケートで父親の暴力を訴えていました。もし家庭と学校以外に、彼女が安心して話せるおとながいたり居場所があったら、彼女の人生は変わっていたかもしれません。地域がその役割を担えられたらいいなと思います。
早い段階で「大変」「苦しい」と言える誰かとつながることができれば、孤立や虐待を減らすことができるのではないでしょうか。

(「飛び出せ都会!!自然いっぱいの山に行こう」は、毎年恒例の長野県大鹿村での合宿。こちらは2018年の写真。「自然豊かな環境で、現地の人と交流し子どもたちに様々なことを体験してもらいます」(栗林さん))

地域での支援のためには
「地域のつながり」ごと作ることが大切

(毎年行っている、全国から子ども食堂運営者が一堂に会するイベント「子ども食堂サミットの集合写真。写真は2020年開催時)

栗林:
そう考えると、やはりそれは地域、同じ地域の住人だからこそ子どもたちを継続的に見守り、支えになれたらいいと思うのです。
制度に乗るようなことでなく、日常のほんの些細なこと、たとえば子どもの卒業式に行く親御さんに「着ていく服は用意した?」とおせっかいをやくことができるのはやっぱり、近くに住んでいる人ですよね。

──確かに。

栗林:
以前は行政との話し合いなどの場に行くと、「それは栗林さんがやることではないです」とか「専門機関とつなぎます」と言われました。しかし専門機関とつながったとしても、その子のしんどい暮らしはそうすぐには変わらないし、不登校の子は不登校のままだし、お腹を空かした子は翌週も翌々週もお腹を空かしているわけです。

「これ一緒に食べようよ」とか「一緒に何か作ろうか」「一緒に勉強しようか」と言えるのは、それはすぐ隣にいる、住民である私たちだからこそできるではないでしょうか。

(団体のキャラクター「おせっかえる」。デザインしたのは、子ども食堂に来ていた当時小学生の女の子。「WAKUWAKUでは『おせっかい』を推奨しています。おせっかいをされた子はおとなになって、おせっかいを返すので『おせっかえる』です。『おたまじゃくしが、まちでいっぱいおせっかいをやかれて大きくなっておせっかえるになる』という思いのもと描いてくれました」(栗林さん))

栗林:
その時に、「地域の中で住人同士が顔を合わせる場がある」ことがとても大切になります。互いに名前で呼び合う関係性があれば、困っていた時に放ってはおかないからです。

子どもの支援には「地域のつながり」をまるごと作っていくことが非常に大事で、それによって、おとなたちも地域や地域の課題に対してもっと「我がごと」感が生まれていきます。

一人が地域でできることは限られているけれど、日本全国に「おせっかい」が広がっていけば、そんな地域が日本中に点在することによって、社会の色を変えていくことができるのではないでしょうか。

(栗林さんが印象に残っている出来事。「2012年6月24日、開催したWAKUWAKU設立シンポジウム『地域を変える 子どもが変わる 未来を変える』後の集合写真です。80名を越える地域住民が集まり、WAKUWAKUを立ち上げるきっかけとなった、高校に通えないというT君をサポートした事例発表等報告をいたしました。T君の『今まで生きてて一番うれしかった』の言葉に、おせっかいおばさん(私)は感無量でした」(栗林さん))

住人同士が課題を共有し支え合うことで
地域がより良い場所になる

(コロナ禍で子ども食堂の開催が中止となったため、子ども食堂では定期的に食材配布やお弁当配布を行っている。写真は「椎名町子ども食堂」の様子)

栗林:
6年ほど前、あるお母さんからこんな相談を受けました。
「進学に必要なお金の工面が難しく、区の窓口に相談すると『子どもと一緒に来てください』と言われた。だけど、行きたかった高校にやっと合格してウキウキしている我が子を前にどうしても『お金を借りるために一緒に区役所に行こう』と切り出せない」と。

教科書や制服など一式を新しく揃えるとなると、15万円前後かかります。生活に困窮している家庭が、この額を工面するのは容易ではありません。そこで私たちは、小中高へ進学するお子さんを持つご家庭へ、返済不要・成績不問の「WAKUWAKU入学応援給付金」を2017年に始めました。

ありがたいことに最初の2年は企業さんの協賛により、110の世帯に給付金をお渡しすることがきました。協賛が終了した2019年は、クラウドファンディングで資金を集め、皆さまからのご支援を給付金として届けることができました。

──そうだったんですね。

(豊島区の協賛のもと、豊島区で活動する他団体と協働でスタートした「としまフードサポート」。新型コロナウィルス感染症が原因で職を失ったり、休校によって給食がなくなって昼食が食べられない家庭が現れていることを鑑み、食料品やお弁当を複数の方法で配布している)

栗林:
持続可能な支援や地域のことを考えた時、企業さんから大きな額をご支援いただくのももちろん大変ありがたいですが、草の根の活動として、地域の方たちからたとえば一人千円を、千人二千人と集めることができたとしたら、それは「お金が集まる」という価値だけでなく、その地域が、地域の人たちの意識が変わっていくということも意味するのではないでしょうか。

──関心を持って「応援したい」という方が増えていくということですね。

栗林:
奨学金給付を始める前の話ですが、進学にあたりまとまったお金が必要になった子のために、地域の方たちにカンパをお願いしたことがあります。声をかけると、皆さん口々に「知らなかった」「協力したい」と言ってくださいました。

支援する・支援されるという関係性ではなく、自分たちが暮らす地域をよくしていくためには、そこに住む住人同士が支え合っていく姿勢が大切なのだと思います。

(2020年8月30日と9月19日・20日に、官民共同の食料支援プロジェクト「ライス!ナイス!プロジェクト」を実施。「これはコロナ渦、豊島区長の高野之夫さんの発案から始まった『コロナに負けるな!としま医療・福祉支援寄付金』を活用したひとり親家庭支援事業の委託を受け、姉妹都市宮城のお米をひとり親家庭に届ける事業として実施したものです」(栗林さん))

子どもの豊かな経験も
「地域」がカギ

(豊島区にて芸術文化を通して活力ある地域社会の形成をめざす劇場「あうるすぽっと」と共に開催したクリスマスイベントの様子。「趣向をこらしたプログラムの数々、最後は子どもたちみんなで踊って盛り上がりました」(栗林さん)。写真は2019年開催時)

──都会でご活動されているわけですが、都会であるがゆえの課題はありますか。

栗林:
どうでしょうか。講演で全国各地を訪れましたが、地方へ行くと、自然があるからといって子どもたちがそこで遊んでいるかというと、そういうわけでもまたないんですね。

私が子どもの頃は、山や川、海に子どもだけで遊びに行って、遠目でそれをおとなたちが見守ってくれました。全国どこにでもあった風景ではないでしょうか。今、子どもは塾や習い事に忙しく、遊ぶといっても「危ないから」と言われて家の中でゲームばかりしている子も少なくありません。外に出て公園へ行っても、禁止事項の看板がたくさんあって、子どもたちが嬉々として遊ぶ空間が、それは都会や地方関係なく、社会全体として減ってきていると感じます。

ピッとボタンを押せばご飯も炊けるしお風呂も湧く時代ですが、自然を相手に時間通りや思い通りにいかない体験、そこで考えたり学んだり、感じたりする経験は、かけがえのないものだと思います。

──確かに。

栗林:
「子どもが外で遊ばなくなった」とおとなは言いますが、その遊ぶ環境を奪っているのもまた私たちおとなです。ゲームも楽しいかもしれないけれど、目の前にもっと楽しいことがあったら、きっと体験したいはずです。おとなたちが、子どもの遊ぶ環境を意識して守っていかなければなりません。

公園は各地にあるので、上手に活用して木登りしたり冒険できる場を提供できれば、どんな子でもわざわざ遠くに行ったり高いお金を払ったりしなくても自然に触れて、のびのびと豊かな経験を育めるのではないでしょうか。やはりその時に、地域の意識がカギになってくると思います。

(「WAKUWAKUホーム」は宿泊機能をもつ子どもの拠点。「異年齢の子どもたちが集まり、ゲームをして遊んでいる様子です」(栗林さん))

「『地域』は、誰もが持つ資源」

(「活動を通じて知り合った子どもたちの、これからの成長が楽しみです」(栗林さん))

──栗林さんにとって「地域」とは?

栗林:
生活に困窮し、孤立していたあるひとり親のご家庭が、何度も声をかけるうちに少しずつ支援の場に足を運んでくださるようになりました。子どもも地域資源とつながって、お母さんの話に耳を傾ける人が増えました。その時に彼女が言ったのは、「くりちゃん、世の中変わったよね」と。

社会や制度が変わったわけではありません。だけど彼女にしてみたら、話を聞いてくれて、自分や子どもを肯定してくれる居場所ができた、そのことで「世の中が変わった」と感じるぐらい気持ちが変化したんですね。

私にとって家族はかけがえのない存在で、受け入れてくれて、帰る場所があるということが大きな力です。家にいるのがしんどかったりつらかったりする人がいた時に、ある種地域が、家族のような存在になれるのではないでしょうか。
そしてそれがある限り、人は幸せになれるような気がしています。家族の次のコミュニティである地域が豊かになれば、幸せを感じることができると思います。

地域って、実は一人ひとり、皆誰もが必ず持っている「資源」なんですよね。そこにアクセスすることで、その人の人生も心持ちも大きく変わるし、社会も変わる。それだけで解決できる問題もあるかもしれません。

(「WAKUWAKU入学応援給付金」は、2016年のプレスタートを経て、毎年継続的に行っている活動の一つ。「『給付金のおかげで大変助かりました。次は別の方にお伝えして、不安が少しでも軽くなるようにと考えています。本当にありがとうございました』といった当事者の方の声や『こどもたちへのワクワクを届ける給付金。たくさんの方に届くと素敵だなと思います』という支援者の方からの声をいただいています」(栗林さん))

チャリティーの使い道

(子ども食堂にて、ボランティアの方たちが協力して調理をしているところ。「WAKUWAKUの取り組みは、ボランティアさんたちの協力があってこその活動です」(栗林さん))

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

栗林:
昨年からの新型コロナウイルスの流行によって、困窮する家庭が増加しています。団体として日々の活動に追われて今年は給付金のためのクラウドファンディングをやる余裕がありません。しかし、ありがたいことに問い合わせやご寄付をいただき、進学するお子さんのいるご家庭に、なんとか給付金をお届けしたいと思っています。今回のチャリティーで、小学校入学を控えた困窮家庭20世帯に、1万円の給付金をお届けできたらと思います。ぜひ応援いただけたら幸いです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(2020年8月8日に開催したワークショップ「WAKUWAKUの近未来に向けて」にて、参加した皆さんと集合写真。「『Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs』の組織基盤強化の助成を受けて実施しました。WAKUWAKU内部で組織基盤強化に向けてミーティングを重ね、そのひとつの区切りとしてワークショップを行い、皆さまからのご意見を頂きました」(栗林さん))

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

「地域は、誰もが持っている資源」という栗林さんのお話に、なるほど!と思いました。
「ただ住んでいる場所」ではなく、暮らしの「資源」。愛着や自覚を持って目を向けた時に、その良さも、課題も見えてくるのではないでしょうか。
最初は小さなことから、自分ができる範囲で無理のないつながりを築いていった先に、自分の暮らす地域のことをもっともっと好きになれる、心地良さも育まれるのかもしれません。

・豊島子どもWAKUWAKUネットワーク ホームページはこちらから

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団結して塀の向こう側を覗く動物たち。塀の向こうには太陽が降り注ぐ広大な大地が見えています。

それぞれができることを持ち寄って支え合うことで、よりワクワクするステキな世界(地域)が見えてくるよ!という思いを表現しました。

“Find love in all the local places”、「すべての地域の場所に、愛を見つけよう」というメッセージの中で、大きく描いた”Local”の”O”が太陽になっているのもポイント。思わず笑顔になるデザインです。

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