CHARITY FOR

家庭の崩壊や虐待を「なかったこと」にせず、前に進める「居場所」と「出番」を〜自立援助ホーム ミモザの家

家庭の崩壊や虐待などによって親と一緒に暮らすことができないため、児童養護施設から学校に通い、高校卒業と同時に施設を出て一人で生活を始める子どもがいる一方で、働きながら自立を目指す生活の場が「自立援助ホーム」です。自立援助ホームは、原則として15歳から20歳(学校に通っている場合は22歳まで)の子どもたちが、自ら寮費を納めながら自立を目指す暮らしの場です。

この4月、奈良市内に開設したばかりの女子専用の自立援助ホーム「ミモザの家(運営:NPO法人青少年の自立を支える奈良の会)」が、今週のコラボ先です。

ここにやってくる10代の子どもたちが抱えている課題、そして描く施設のあり方について、ホーム長の中山眞由美(なかやま・まゆみ)さん(52)に話を聞きました。

(お話を聞かせてくださった、「ミモザの家」ホーム長の中山さん(左)。運営母体であるNPO法人「青少年の自立を支える奈良の会」監事である千賀茂世さん(右)と、早速今回のコラボデザインTシャツを着てお写真を撮ってくださいました!)

今週のチャリティー

自立援助ホーム ミモザの家(NPO法人青少年の自立を支える奈良の会)

児童養護施設を退所してすぐには行き場の見つからない若者、家庭の崩壊や虐待等で居場所のない子どもたちの第二の家庭として、2013年に開設した男子専用の自立援助ホーム「あらんの家」についで今年5月に開設した女子専用の自立援助ホーム。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2020/8/17

虐待などにより親と暮らせない女性が
自立を目指す場所

(奈良市内にある「ミモザの家」)

7月、奈良市内にある「ミモザの家」にお邪魔しました。
ホーム長の中山さんが出迎えてくださり、二階にある食堂に案内してくださいました。ちょうど入居している子どもたちとスタッフの皆さんと、大きなテーブルを囲んで昼食をとっていたところでした。

(この日のランチは見た目も涼やかなそうめん。食卓を囲んで、たわいもない話題で盛り上がります)

普段、昼食は各自で自由にとることがほとんどなのだそうですが、この日は午前にミーティングなどが入りメンバーが比較的そろっていたため、みんなで昼食をとることになったのだそうです。

食卓を囲んで、たわいもない話に花が咲きます。ほんとうにどこにでもいそうなかわいらしい10代の女性たちと10代らしい会話。しかしそれぞれに、ここに来た背景を抱えているといいます。

その中の一人、ここで生活していたというAさん(19)が、別室で話を聞かせてくれました。

Aさん:
2017年から、父親から性的虐待を受けました。母親に相談すると、最初は味方をしてくれたのに、ある時急に「あんたが女を見せるからや!」って…。ママは私を子どもとしてではなく、一人の女として見ているんです。警察に通報したくて、父親の職場の上司にも相談したけれど「通報しないでほしい」って…。
そんな時に、当時付き合っていた彼が『俺が家族から引き離したる』と言ってくれて、結婚の約束もして同棲しました。だけど何度か自殺未遂をして病院に緊急搬送されて入院し、相手とも別れることになりました。退院後、同棲していた家にも、家族のもとにも帰ることができなくてここに来ました。

今はミモザの家を出て、一人暮らしをしながら完全な自立に向けての生活を開始したAさん。明るくチャーミングで、こちらにも気を配ってくれる、とても素敵な女性でした。ここに来るまでに、どれだけ孤独でしんどい思いをしたでしょうか。

(Aさんは絵がとっても上手。これは「ミモザの家」のキャラクターとしてイメージして描いた「ミーモちゃん」。アプリを使って指で描くのだそうです。ミーモちゃんの頭には愛らしいミモザの花が。悲しくなって泣くと、ハラハラとミモザの花が落ちるのだそう。まだ10代。同じ女性として、これから先の未来に、地に足のついた幸せな生活があることを願わずにはいられません)

「洗濯物だけ取り入れたら、部屋を見せてもいいよ〜!」と言ってくれたBさんの部屋は、韓国の音楽グループ「BTS」のグッズで溢れていました。アルバイトで貯めたお金で、コツコツ購入しているのだそう。

(目をキラキラ輝かせながら、グッズ一つひとつを紹介してくれたBさん。将来の夢は、K-POPカフェをオープンすることだそう!)

(「BTS」のメンバー一人ひとりについて教えてくれたBさん。どこにでもいそうな、かわいらしい少女です)

もう一人、「私、お誕生日が9月なんです!待ってますね!」と明るくおどけて周囲を笑顔にしていたCさんは、お弁当屋さんとファミレスのアルバイトを3つかけもちしながら通学しているのだそう。現在は、薬局やドラッグストアで薬剤師が不在の際にも一般用の医薬品販売が取り扱える「医薬品登録販売者」の試験合格を目指して勉強しています。
「資格があれば、有利なんで」と言う彼女の横顔は、17歳とは思えない、大人の表情でした。

「”施設”よりも”ホーム”という表現がしっくりくる」

(キッチンを挟んでスタッフさんと談笑するAさん。「納豆に砂糖入れて食べたらおいしいんですよ!…これって私だけ?!」)

本来、一番安心できる場であるはずの家庭で、一番信頼したいはずの人から身体的な虐待や性的虐待を受け、大人への信用も、住む場所も失ってしまった彼女たち。ホーム長である中山さんは、どんな思いで彼女たちと接しているのでしょうか。後日、改めて中山さんに話を聞きました。

──「ミモザの家」はこの5月にオープンされたということですが、どんな場ですか。

中山:
社会的養護が必要な子どもの中でも、女子専用の自立援助ホームです。自立援助ホームとは、基本的には15〜20歳(学校に通っている場合は22歳まで)の子どもたちが、働きながら自立を目指して滞在する施設です。児童養護施設が学校に通っていることが条件になるのに対して、学校に通っていない子でも入ることができますが、一方で寮費や、大人と同じように税金も納めなければなりません。

ミモザの家の定員は6名で、現在は17歳が二人、19歳が一人の計3人の入居者がいます。
スタッフが交代で寝泊まりしますが、ホームの中はわりと自由で、夜10時の門限さえしっかり守ってくれたら、あとはあまり多くは口出ししたくないと思っています。

──そうなんですね。

(ミモザの家に来てすぐの入居者同士。「仲が良いけれど、まだどこかよそよそしさもある新鮮な距離感で談笑する、愛らしいミモザっ子です」(中山さん))

中山:
私もここをスタートして思うのが、家族でもないしきょうだいでもないんだけど、かといって同士でも合宿所でもない、不思議な空間だと感じています。ただ、「施設」ではないですね。「施設」よりも「ホーム」という表現がしっくりくる場所で、本当の家族ではないんだけど疑似家族というか、そういう安心やあたたかさを感じられる場所、何より「ここにいていいんだ」と感じられる場所にしたいと思っています。

話してみるとまだまだ10代の若い子どもたちなんだけれど、同時に一人の社会人として寮費や税金を納めることも求められている。果たして自分が同い年ぐらいの時に同じことができるかというとできないと思うので、すごくかっこいい子たちだと尊敬しています。

(「リビングにて、カットボランティア・なおみさんにカットとヘアカラーをしてもらっているところです。おしゃれや流行には敏感で、一緒にいると教えてもらうことがたくさんあります」(中山さん))

「『なかったこと』にされてきた子たちだから、
ここでは『なかったこと』にはしたくない」

(8月、初めてのお泊りキャンプで郊外へ。お腹も満たされた夕食後、本音で語り合う)

中山:
私たちが関わる子たちやここに来る子たちは、あったことが「なかったこと」にされている子たちなんです。
性的虐待や家庭の様々な問題…、あの子たちがここに来る理由となった問題が「なかったこと」にされているし、「なかったこと」になっているんですね。

Aちゃんの話を聞いたと思います。彼女は父親から性的虐待を受けていたのに、周囲の大人たちによってそれが「なかったこと」にされてしまった。本人が訴えようと思えばできるのかもしれません。でも、まだ10代の若い女の子が実親を訴えるなんて、そんなことは到底できません。

(キャンプにて、ハンモックを体験。くつろぎのひととき)

中山:
他の子たちにしてもそうです。みんな何かしらここに来るまでの問題を抱えているけれど、それが「なかったこと」になっている。彼女たちの身に起きた出来事、それによって傷ついたこと。身内だからこそ、しっかり向き合って欲しい、理解して欲しかったのに、本来であれば一番信頼をおけるはずの人たちから知らなかったことにされて、スルーされてしまった。訴えても、逆に「おかしいのはあんたや」と否定されてしまった子もいます。

「自分さえ我慢したら丸くおさまる」と心に蓋をして、被害者であるはずの本人さえ、自分の中でなかったことにしていることも多いです。ずっと仮面をかぶり、自分を偽り続けないと生きてこられなかった。そんな過去をそれぞれに抱えています。

──しんどいですね…。

(キャンプにて、水しぶきに喜ぶ後ろ姿)

中山:
女性ばかりなので取っ組み合いのケンカにあることはありませんが、彼女たちと何度か言い合いになって泣かせたことがあります。でも、本人が涙を見せる時、それは「なかったこと」になっていないことの証明だと思っています。目の前で「本当のこと」になっているから、泣いている。ぶつかり合うこともたくさんあるし大変なこともたくさんあって、スタッフも皆体を張ってがんばってくれていますが、お互いに嘘ではない、本音で向き合える関係を築けることは良いことだと思っています。

──心の膿を出す作業なのですね。

中山:
「笑ってたら、生きていけるねん」とつぶやいた子がいました。家庭で不機嫌な顔をしていると怒られてきたので、笑う癖がついたそうです。ここにきた当初は「どうしてそんなに笑うの?」と尋ねてしまうぐらい、ずっと笑っていました。でも、最近は少しずつ、怒ったり泣いたり、感情をあらわにできるようになってきたんです。

「なかったこと」にされてきたのは、彼女たちの身に起きたことだけではありません。彼女たちはその存在すら「なかったこと」にされてきました。仲の良い友達がいたのに、家族の事情である日突然、何も告げずに学校や地元を離れなければならなくなった。周囲は進学する中で、自分は働くことになった。彼女たちの存在は周囲にとっても「なかったこと」になってしまうんです。でも「なかったこと」ではないんですよね。目を向ければ、そこで健気に、一生懸命咲いているんです。存在して、一生懸命に生きているんです。

(キャンプの夜はバーベキュー。とうもろこしが大人気!)

就職が難しく、
風俗に流れてしまう現実も

(夏の思い出。アスファルトにうつる影パシャリ。「顔が出せず声が届きにくい彼女たちの、修正なしで映(ば)える写真です」(中山さん))

──女性はどうしても性的に搾取されやすい立場に置かれてしまったり、性産業に流れてしまったり課題があると思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

中山:
私は青少年補導員や保護司としても活動しているので、しんどい子たちとの出会いは少なくありません。「今までどうしてたん?」と聞くと、「体目的で居候させてくれる人のところにいた」とか「パパ活でお金を稼いでいた」とサラッと言う子もいます。
「パパ活をしていた」といった子に、「それでいくらもらえるん?」と聞いたら「1万円」と。彼女は18歳になっていたので「そんなに安いんやったら、中途半端にせんともうそれを仕事にして働いた方がいいやんか」と言ったことがありました。そうしたら、彼女が「自分みたいにリストカットの跡があったら、キャバクラとかでは雇ってもらえへん。風俗も傷物は嫌がられる」と言ったんですね。

彼女たちもやりたくてそれを選択してきたわけではないんです。履歴書を書いても学歴や経歴ではじかれてしまい、そこしか頼れる場所がなかった。風俗は「夜の福祉事務所」と揶揄されることもありますが、仕事があり、泊まる場所があり、子どもがいれば託児所に預けることもできるし、話を聞いたりカウセリングをしてくれたりして、「そこがあったから生きてこられた」と言った子もいました。

──ある種、受け皿になっているところがあるのですね。

(「作家の寮美千子さんが、子どもたちのためにと本を寄贈してくださった時の1枚です」(中山さん))

中山:
そんな事実がある中で、私たちに何ができるのか。ミモザの家の役割とは何か。まずは安心できる居場所を提供したいと思っています。そしてここを拠点に人と出会い、経験や失敗もたくさんして、知識とお腹を満たしてから、勇者としてここを出て行ってほしい。

ここを卒業する時、それが彼女たちにとって本当のスタートなんです。だからそれまでは、たくさん見たり聞いたり経験したりして、本人がキラキラできる世界を見つけ、広げて行って欲しいし、そのための場所でありたいと思っています。

(「ミモザの家」を設立するにあたり、LINEスタンプで人気のイラストレーターriekimさんに依頼して制作したキャラクター「ミーモちゃん」。”Girls,Be Ambitious(少女よ、大志を抱け)”は、ミモザの家の願い)

「ここは『最後のとりで』ではない」

(ある日の夕ご飯。当番のスタッフが、仕事や学校を終えてお腹を空かせて帰ってきた子どもたちがおいしく食べられるよう工夫しています)

中山:
ここに来る子たちの多くは、ここに来る前に「もうあんたにはここしかないねんで」と釘を刺されるそうなんです。世間的にも、自立援助ホームは社会的養護が必要な子どもたちの「最後のとりで」のようなイメージで語られることが多いです。しかし、自立援助ホームを卒業することが新たなスタートであるとするならば、私はここは「最後のとりで」ではなく、世界を広げるためのスタート地点だと思っています。

──「最後のとりで」と言われると終わりのような感じがしますが、ここからがスタートですものね。

(【あるやんプロジェクト】の就労支援を担当する予定のパティシエ・おけいさんが開設時に作ってくれた、日本に伝わる妖怪・アマビエさまのチョコレートケーキ)

中山:
まだ構想段階ですが、ミモザの家にある空き部屋を活用して、ここにいる子どもたちが世界を広げられるような図書館のような部屋を作りたいと思っています。子どもたちと話していて【あるやんプロジェクト】という仮名をつけたのですが、いろんなジャンルの本や資料を置いたり、工房のような場を用意して、何か子どもたちの興味や新しい一歩を踏み出すきっかけを作れたら、と思っています。

ドアを開け、新しい一歩を勇気を持って踏み出していくのは彼女たち自身なので、代わりにやってあげるとか、私たちが決めるということはできません。「自分で決める」ということが難しい環境で育ってきた子が多いですが、一方で「支援が支配になってしまう」ことはしたくないと思っています。本人たちが自発的に世界を広げていく、何かその仕掛けや、背中を後押しするようなものを提供したいと考えています。

──素敵ですね!

「『生きている』を実感できる人生を」

(リビングに置かれた、吉野ヒノキの1枚板で作られたテーブル。「ここを巣立った子たちが、ミモザの家に里帰りしても一緒に座ることを想定して作ったものです。支援者の方が寄贈してくださいました」(中山さん))

──お忙しく活動されていますが、中山さんはなぜこの活動に携れられているのですか。

中山:

すべての始まりは7年前、子どもが通ってい小学校のPTA会長を務めた時に、校内の「おいてけぼり」に気付いたことです。家庭の事情からきちんとご飯が食べられなかったり、家で落ち着いて学習したりできない子どもたちがいるにも関わらず、そこに対して具体的な支援はありませんでした。
そこで、当時追い風が吹き始めていた「子ども食堂」を地域の人々と始め、そこから学習支援、フードバンクと活動が広がっていった先に「ミモザの家」の母体であるNPO法人「青少年の自立を支える奈良の会」が2013年より運営する男子専用の自立援助ホーム「あらんの家」がありました。
副理事長だった女性からお誘いがあり「あらんの家」の運営委員になったのですが、当時から女子ホーム設立が課題のひとつでした。

「子どもの貧困」はすなわち「女性の貧困」だということ、また社会の仕組みによってどうしても女性が弱い立場に置かれてしまうということを感じていたので、女子ホームの設立には「YES」しかなかった。しかしいろいろな困難もあり、この春にやっと開設することができたのです。

私自身、自分が親からしてもらえなかったことをよその誰かにしてもらったことで、我が子に対してできるようになったことがたくさんあります。だから、たとえば彼女たちが仕事が終わる時間に雨が降っていていたら、「きっと駅で困ってるんやろうな」と迎えに行ってあげたいし、本当に小さいことですが、できることは極力してあげたいという思いがあります。

──そうだったんですね。

(キャンプにて、ヤギの「めいちゃん」と戯れる)

中山:
たくさんの若者を見てきた中で、人が生きていくためには「居場所」だけでなく「出番」も必要だと痛感しました。「出番」とはすなわち、その人の役割や責任、社会から必要とされることです。
「居場所」と「出番」がワンセットで「生きている」を感じられる。だから、彼女たちも「どうせこういう生まれだから」と闇の中を生きるのではなく、キラキラとカッコよく生きられる「出番」を見つけて欲しいです。

──本当にそうですね。

中山:
理事長である浜田進士が「いろんな動物の中で、人間の子どもが生まれてから独り立ちするまで一番時間がかかる。だから人間の子どもは、寄ってたかって100人ぐらいで育てるのか良いのだと思う」と言っているのを聞き、その一人になりたい、と思ったことも活動に携わる理由の一つです。

ここにきて明るくなった子も、暗くなった子もいます。今日は明るくても、明日は暗くなることもあります。でもやっぱり、人は一人では生きてはいない。彼女たちが過去の経験を含め、自分を自分で認められるようになるためには、人の力が必要です。彼女たちは人の力で傷ついてきたかもしれないけれど、人の力によって癒され、喜びを得て、希望や夢を見出して新しい旅に出ることができると信じています。

「しんどいとかかわいそうとか、大変やなといわれたくない。ただ褒めてほしい」と言った子がいました。「かわいそうやな」ということは、彼女たちが経験してきたこと、乗り越えてきたことを否定することになる。過去は過去であったけれども、今の彼女たちががんばっていることや一生懸命な姿を見て、そこを認めたり褒めてあげることが、きっと光が指すことなのかもしれませんね。そこに光があたるといいなと思っています。

(「鉄子(鉄道ファン)」の彼女は、山上の駅で1時間に1本の電車を狙う!)

チャリティー使途

──最後に、今回のチャリティーの使途を教えてください。

中山:
チャリティーは、【あるやんプロジェクト】の一環として、自立に向け、彼女たちが自分の世界を広げ、一人で生きていくために必要なスキルを身につけるための環境設備を整えるための資金として、具体的にはパソコンやそのためのデスク、プリンターなど周辺危機を揃えるための資金として使わせていただきたいと思っています。ぜひチャリティーアイテムで応援いただけたら幸いです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(「ミモザの家」の玄関には、支援してくださった方たちの名前を、葉っぱに見立てたハートの木型に連ねた「ありがとうの木」が。社会に見守られながら、一人ひとりがいのちの根を張り枝を広げ、大きく成長することを願って)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

「社会的養護下にある子ども」と聞くと、比較的幼い子どもの住む場所、食べるものといった「育てる」というイメージが浮かぶのがこれまででした。しかし「居場所」と同時に「出番」も必要、という中山さんのお話に、後日ふと、考えさせられることがありました。
18歳を過ぎるともう大人の仲間入り、一人で生きていかなければならないのかもしれません。でも、私も社会に出たばかりの時、それはまるで0歳の赤ちゃんのようにヨチヨチ歩きで右も左も分からず、毎日揉まれながらも、振り返ってみると実にたくさんの人に支えられた日々でした。失敗を繰り返しても大きく受け止めてくれた先輩、親のように厳しく叱ってくれて、いつもいろんな場所に連れて行ってくれた上司、「がんばろうね」と励まし合った同僚、なんでも相談にのってくれた友人、そして「本当にしんどい時は、いつでも帰っておいで」と言ってくれた家族がいました。そして何があっても「踏ん張ろう」と思えたのは、「こんなふうになりたい」と憧れる人や「こうなりたい」と思える夢があったからです。それもすべて、人との関わりの中で抱くことができたビジョンでした。一人で歩いてきたようで、一人だったことは一度もありませんでした。

彼女たちの新たな旅立ちと成長が、たくさんの人とその関わりの中で守られやがて花開き、大きな「出番」となって、いずれは彼女たち自身、そして次に誰かを照らしていく光になるように。それを願って止みません。

・ミモザの家 ホームページはこちからから

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大地に根付いたミモザの花が、雨を降らす雲を突き抜け、太陽に向かってまっすぐに伸びています。
そこに確かに咲く彼女たちの存在を「なかったこと」にしない社会と、つらくしんどい経験も、すべて生きる糧にして、明るい未来を信じて突き進んで欲しいという思いを込めました。

“Above the clouds, the sun is always shining”、「雲の上では、太陽がいつも必ず輝いている」というメッセージを添えました。

Design by DLOP

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