CHARITY FOR

医療的ケアが必要な子どもや肢体不自由の子どもにも「遊び」を通じた経験と、挑戦を後押しする居場所をつくる〜NPO法人laule’a

子どもの頃、遊びを通じていろんなことを学んだ経験が、皆さんにもあるのではないでしょうか。キャッチボールしていたら窓を割って、親と一緒に謝りに行った、遊びに夢中になって無理をしたらケガをして病院通いになった、友達と大ゲンカした後、仲直りした…。遊びを通じて考える力や人間関係を学び、社会性を得てきたように思います。

皆そうやって学びながら大人になっていったのだと思いますが、考えてみてください。
障がいがある子どもや医療的ケアが必要な子どもの場合はどうでしょうか。健常児と同じように遊び、挑戦し、学ぶ場があるでしょうか。

今週、JAMMINが1週間限定でコラボするのは、神奈川県藤沢市で活動するNPO法人「laule’a(ラウレア)」。体が不自由な子どもたちが楽しく遊べる放課後等デイサービス「遊びリパーク Lino’a(リノア)」を運営しています。

「医療的ケアが必要な子どもたちの日常生活は『ケア』だけが一番になりがち。だけど、子どもの時に『遊び』から得られること、学ぶことはとても大きい。ここは障がいの有無に関わらず、一人ひとりがありのままで『やりたい』に挑戦できる居場所です」

そう話すのは、代表の横川敬久(よこかわ・のりひさ)さん(43)。活動について、お話を聞きました。

(お話をお伺いした横川さん(写真左))

今週のチャリティー

NPO法人laule’a(ラウレア)

子どもから大人まで、障がいの有無にかかわらず誰もが自分らしく輝ける居場所づくりを行うNPO法人。一人ひとりのありのままを受け入れ、安心してチャレンジできる遊び場「Lino’a(リノア)」を運営している。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2020/7/27

子どもたちの「やってみたい!」を引き出す居場所

(遊具で遊びながら笑顔を見せる子ども)

──今日はよろしくお願いします。まずは、貴団体のご活動について教えてください。

横川:
身体に障がいのある子ども、医療的ケアが必要な子どもを主たる対象に、遊び場を作っています。
放課後等デイサービス「遊びリパーク Lino’a(リノア)、以下『リノア』」には現在、90名弱のお子さんが登録してくださっています。

「リノア」は、医療的ケアが必要な子どもや肢体不自由の子どもを持つ親御さんたちの声によってスタートした施設です。「養護学校と家庭の往復で地域の人たちと関わる機会がないし、子どもを連れて遊びに行けるような場所も少ない。子どもたちがのびのび過ごせる居場所を作れないか」。そんな声に応えて2015年にスタートしました。

子どもたちが「遊びたい!」「やってみたい!」とチャレンジしたくなる場づくりを意識していて、300平米の広さの施設内はテーマパークのようになっており、様々な遊具を設置しています。
また、地域に「この子たちも楽しんで生きている」ことを知ってもらう場所にするため、通りに面した壁はガラス張りのままにし、外からも楽しそうな様子が見えるようにしています。

(リノアの内部には、遊具がたくさん!「障がい児が活動しやすい遊具や場所ではなく、子ども達が遊びたいと思える場所ってどんなところだろう?という視点からスタートしたのがリノアの遊び場作りでした。また、遊ぶ際の工夫に関しても、スタッフが一生懸命考えるより、子ども同士が考え合いながら工夫していったほうが想像性や発展性につながるのではないかと常に意識しています」(横川さん))

──開放的な場所なんですね!どんな遊具があるのですか。

横川:
光遊びの遊具や、立ち上がる練習につながる器具だけでなく、15、6人ぐらいの子どもが一度に乗れる大きなトランポリンや、電動バイク、ゴーカート…。本当にいろんな遊具があります。障がい者を対象にした遊具だけではなく、ごく普通の一般的な遊具も揃えることを意識してきました。

──なぜですか?

横川:
「障がいの有無にかかわらず、子どもたちが皆一緒になって遊べる居場所を作ること」が、リノアに求められたことだからです。障がいがあっても、工夫をすれば一般的な遊具でも楽しく遊べるようになります。

障がいの有無で相手を特別扱いするのではなく、「やりたい」という気持ちをお互いが大切にしていける場にしたい。もちろん、障がいのある子に対して特別な配慮やサポートは必要ですが、必要以上にはサポートしないように気をつけています。サポートばかりしていると、子どもからどんどん経験の機会を奪うことになるからです。

特別扱いしてくれて、自分の代わりに何でもやってくれる大人たちに囲まれて育った時、その子はどうなるでしょうか。大人になった時、誰がその子を特別扱いしてくれるでしょうか。誰かが大人になったその子の支援をするとなった時、その子が育ってきた環境のようにはいかない可能性もあります。

(子どもたちのキラキラした笑顔)

「手厚い支援の結果として、
できるはずのことができない人を生み出しているのではないか」

(新しい遊具を箱から取り出す時のワクワク感を大切に。「大人である私たちにとっては箱から遊具を取り出すのは作業ですが、子どもにとっては「未知なる遊具との新たな遭遇」なんです。遊具で楽しむということは、実際にその遊具に直接触れる前から始まっているんですよね」(横川さん))

横川:
「リノア」をスタートする前、私は障がい者の就労支援の作業所で働いていました。施設を利用する人たちに「この仕事やったことある?」「これをやってみたい?」などと毎回いろいろ尋ねるのですが、返ってくる答えの多くが「わからない」でした。

仕事のことだからわからないのかなと、食事の時に「何が食べたい?」「これを食べる?」と聞くのですが、自分の食べたいものも「わからない」と返ってくる。あ、「わからない」といえば周りが色々サポートしてくれる環境で育ってきたんだな、と思いました。

(チャレンジの積み重ねから得られるもの。「人前に出ることが少し苦手な子どもでも、小さな人との交流を積み重ねた結果、大学の学祭で行われたバリアフリーファッションショーのモデルとして参加できるようになるほどの度胸が身につきました」(横川さん))

横川:
これまでの人生の中で「わからない」で済まされてきてしまったこと。そして社会に出てからも「わからない」で済むと思ってしまうこと。そこに違和感を覚えました。もちろん、本人ができないことやわからないことは支援する必要があります。でも、手厚い支援の結果として、選択できるのに選択できない人、やるべき責任を果たせるのに果たさない人、そんな人たちを僕たち福祉の人間がつくりだして世に送り出しているのではないか。そう感じたんです。

──なるほど。

横川:
たとえば食事をとることができる人が、好き嫌いがあったとして「おいしくない」とか「これは嫌い」と意思表示すれば良いことを、「わからない」と言えば、周りの人たちが全部先回りして「君はこれが好きだったね」「これはどう?」と全部やってしまう。
でも、本当は伝えられるはずなんです。であれば、待って、待って、本人が言えるまで待った方が良いと私は思う。その待つ時間こそ、実はその子にとって必要な支援の時間ではないかと思うんです。

──本人の成長や未来を考えた時、確かにその通りですね。

(「買い物だって一つの経験です。『買い物はヘルパーさんが助けてくれるよ』ということを子ども達に教える前に、車椅子の少年と一緒にスーパーに出向き、たとえその少年が欲しいものをうまく伝えられないとしても、『彼が欲しそうにしているものをみんなで一緒に考えてみよう!』とゲームにしてみると買い物が『欲しいもの探し』という遊びになってくる。こういった体験を積み重ねながら大人になっていくサポートも大切にしていきたいと思います」(横川さん))

子どもたちは「遊び」を通じ
さまざまな経験を得ていく

(他のNPOさんとの共同企画「気球で空を舞ってみよう」。「昨年開催した親子参加型イベントです。リノアでは他の団体さんとのコラボイベントを多数企画しており、子どもたちが非日常体験を楽しめる場を作っています」(横川さん))

──「リノア」は、横川さんのそういった思いも踏まえ、子ども自らの意思やそれが生まれる過程、その発信を大事にしていらっしゃるのですね。

横川:
必要な支援というのは、彼らに対して「役割をつくる」「遊ぶ場をつくる」というのは過程でしかなくて、それらを通じて、彼らがいかに「幸せに生きていけるか」につなげていくことだと思うんですね。

リノアには、体を動かすことができない子も、話すことができない子もいます。「遊び」といっても人それぞれで、参加の仕方もいろいろです。また、必ずしも参加することが正しいわけでもありません。役割だってみんな違います。でも好き嫌いがあるのなら、好きなことを持ちながら嫌いなことをどう乗り越えていくことができるか、挑戦したり挫折したりする経験も、その時はつらいかもしれないけれど、社会で生きていく上では大事だということを知って欲しいと思っています。

(「遊び」と「役に立つ」体験の融合。「辻堂海浜公園で実施されているユニバーサルカヌーの広報をリノア児童と一緒に広報用の動画撮影協力をしてきました。いろんな遊びにチャレンジしていると、新しい出会いや機会が生まれるということを体験してもらえた貴重な経験でした」(横川さん))

──逆に言うと、それを知る機会が奪われていたということですね。

横川:
私たちは「遊び」を大切にしていますが、「遊び」というとただ遊んでいることだととらえられがちなんですけど、それだけではありません。子どもが役割を持って責任を引き受けることも「遊び」です。

車で出かける際、体の固定が必要な子どものために特別な器具を設置するのですが、その設置をやりたい子は、スタッフについて一緒にやります。その時子どもは「役割をこなしている」という気持ちより、作業という体験を楽しんでいる(遊んでいる)んですよね。
ガソリンスタンドで給油したり洗車したりする時もそうです。洗車機に入った車を一緒に拭きあげる。そうやって、遊びながら外の世界を知り、学んでいくんです。

──大人は「私がやるから君はやらなくても大丈夫!」となりがちですが、あえて外の世界を一緒に見るということなんですね。

(「遊び」と「リハビリ」の融合。「やらされるリハビリよりも、やりたい遊びがリハビリにつながるほうが効果が高いのでは?という仮説のもと、リノアではリハビリ重視型でなく、遊びの結果出来るようになったね型を推進しています」(横川さん))

横川:
余計なことをすると、逆に彼らの成長を邪魔してしまうと思っています。
日々、タブレットPCで日報をつけているんですね。誰が来たとか、こんなことをしたとか、どんなおやつを食べたとか…。子どもが「やりたい!」と一緒に入力してくれるんです。
そうすると自然と周囲に目を向けるようになる。知的に障がいがあっても時間が読めて、他の子の医療的ケアが必要な時間になると、話すことはうまくできなくても「時間だよ」とジェスチャーを交えて教えてくれたりします。

──可能性や成長を、私たち大人が制限してしまっていたんですね。

横川:
こうした積み重ねが成長につながり、それが他者からの「信頼」につながっていくからこそ、子どもたちが興味を持って「やってみたい!」と思うきっかけ、テンションが高まる居場所でありたいと思っています。

(ワクワク、ドキドキ。あそこへ行けば楽しい遊具があって、みんながいる!リノアはそんな居場所)

「つらいことや苦しいことも、
その人を強くしてくれる」

(「これってどうやって作っているの?を知ることも貴重な体験。売っているものを買うだけが社会体験ではなく、一から作ってみることで、どんな風に作るのかを知ったり、それが飾られている様子を見る事で得られる満足感も成長過程に必要な要素ではないでしょうか」(横川さん))

横川:
もう一つ、「遊び」を通じて得られる大きなものが「社会性」です。先ほどのガソリンスタンドの体験から「車の中が綺麗なのはこうやってお掃除しているからなんだよ」っと教える機会だったり、散歩の時どは「人に挨拶をすると挨拶が返ってくるんだよ」とか、そういった日常の細かい一つひとつのことも、子どもたちは「遊び」という体験を通じて身につけていきます。

──そうか。社会性を身につけるような機会も滅多になかったのですね。

横川:
福祉サービスが充実すればするほど、経験からの学びの機会が奪われていくようなところがあると思います。僕たちも福祉サービスという枠組みで活動こそしていますが、大人にしかできない車の運転やとても重たいものを運ぶなどといったこと以外、「リノア」の運営は、子どもたちと一緒に考えて実行していこうという意識を持っています。

(「小さな字を書くのが苦手でも、大きな字だったら書けちゃう。苦手な事でも、みんなが楽しそうにやっていると自分もやりたくなっちゃう」(横川さん))

──既存の福祉は、「一緒にやる」よりも「(善意で)やってあげる」という色合いが強いのではないかと思いますが。

横川:
長い人生を考えた時、人に御膳立てされた人生を生きている人が幸せかというと、必ずしもそうではないのではないでしょうか。失敗して苦しんで、それでもやりたいことを実現している人も幸せを感じているのではないかと思います。

楽しいことだけじゃなく、つらいことや嫌なこともあって、それも経験として人を強くしてくれるもの。だから、障がいがあるからといって避けるのではなく、苦手なこと・つらいことも体験していかないと、彼らの耐性も強くならないのではないでしょうか。

(「最初はおっかなびっくりでも、慣れてくると楽しむ余裕が出てくる。車椅子ではゆっくり移動が基本なので、風をきるような体験はなかなかしないそうです。でも、そんな初めての体験をもっともっと増やしていきたいものです」(横川さん))

──反論もあるのではありませんか。

横川:
ここを始める時、「そんなやり方は絶対通らない」という批判はありました。ほとんどは同業の方からでした。「大事なのは、ちゃんとご飯食べさせてケアをすること。病院並みの安全性を担保すること」だと。しかし一方で障がいのある子どもを持つ親御さんたちは「安心安全に守ってほしいわけじゃない。普通の子どもたちと同じように、いろんな人と出会い経験できる居場所がほしい」と。

──支援をする側と受ける側の認識に相違があったんですね。

横川:
リノアをスタートしてからは、福祉施設の安心・安全へのリスク管理という視点も大切だが、同時に、子どもたち自身が安心・安全をどう捉えていくのかという「子どもの視点」も欠かすことの出来ないこととして忘れないように日々声をかけてきました。

「危ないからあれはダメ、これもダメ」と行動を制限するのではなく、子どもがどう動くかをじっくり観察して、たとえば「ここに登ったら落ちそうだな」という心配があれば下にクッションを敷く、三輪車に乗りたいけれど体幹が弱くて落ちてしまいそうな場合は体を固定するなど、工夫次第で子どもは同じように経験できるし、そこで「できた!」という達成感を味わせてあげることもできるかもしれないんです。障がいの有無に関わらず、子どもたち同士で遊ぶ中で知らない間にいろんなことを学び、心も体も強くなっていきます。

(ちょっとした工夫で、皆が同じ目線で遊ぶことができる。「車好きな子ども達が集まると、自然と触れ合いが始まる。その時に、ちょっとした工夫をすることで、子ども同士が同じ目線で向き合える。こういった環境を作っていくことも大事な私たちの役割です」(横川さん))

出会いや経験を通じて
変わっていく子どもたち

(家族参加型のイベントで流しそうめんを実施。「『食べられて、流せるものは何でも流してみよう!』。普段なら怒られそうなものだって、流してみると色んな動きを見せてくれ、注意していた大人の方が流れる様子を楽しんでしまう。このイベントで大人や子どもに伝えたかったことは、『楽しみ方はいっぱいあっていい』ということと、『流したからには食べようね』というたった二つ。あとは自由でいいと思っています」(横川さん))

──子どもたちにも変化があるのではないですか。

横川:
皆変わっていきますね。体を動かすことで筋力がつき、立つことができなかった子が何かにつかまって歩けるようになったり、身体の面ではもちろん、心の面でも変化があります。
リノアに通い始めた頃は他者とうまく挨拶することができなかったが、いろんな人と関わるうちにどんどん人との交流に慣れて人前に出る経験も積み重ねられ、ファッションショーに出場するまでになった子もいます。

──何か、意識して教えられていたりすることはありますか。

横川:
「誰かに何かをしてもらうのは、決して当たり前のことじゃないよ」と伝えることは大切にしています。

そうすると子どもたちは「なんで?」となりますが、そこで生まれる疑問こそが成長のキッカケになります。これまで考えないで済ませてきたことを、あえて考える機会としていく。大切なことは、自ら考え、人に聞いたり、自ら行動するという機会を持ち続けることだと思うし、大人になって社会に出ていくときに少しでも生きる力を身につけていられるように支援していくことがリノアの役割でもあると思っています。

(子どもたち一人ひとりの笑顔と向き合う)

「努力を知ることで
広がる幸せもたくさんある」

(親子でほっこり。「リノアでは年に数回、ご家族も一緒に参加できる体験型のイベントを開催しています。リノアは子ども達だけの遊び場でなく、大人にとっても心が落ち着き、ゆったりほっこりできる遊び場でもあってほしいと願っています」(横川さん))

横川:
私たちが何かをしなくても彼らは自分で幸せを見つけるし、見つけられると信じています。ただ、僕が知って欲しいと思うのは、努力をすることで広がる幸せもたくさんあるということ。ちょっとした経験を嫌がらずに頑張ってみることで、世界が広がります。

──横川さんの原点は何ですか。

横川:
20代の頃、サーフィンをしながら一年半ほど海外を転々としました。鼓膜に穴が空いてサーフィンができなくなった時、1ヶ月半ほど旅先で出会ったメキシコ人の家に泊まらせてもらったんです。その前に2日間一緒にいただけでしたが、「何かあったらおいで」と連絡先をもらっていたんです。
滞在中、今のようにインターネットも発達しておらず、言葉も通じず情報がない環境であっても、「いかに相手と関わるか」で生きやすさや関係性が大きく変わる体験をしました。

(20代の頃、メキシコ滞在中の横川さん。「非言語コミュニケーションの鍵は『笑顔』と『挨拶』の量。メキシコに滞在した4ヶ月間は、海沿いでのキャンプと海で知り合った友達宅での居候生活でした。スペイン語がわからない私がメキシコ人の友達(といっても、海で出会って2日間一緒にサーフィンした程度の付き合いが始まり)の家に1ヶ月以上居候させてもらった時、片言の英語しかわからない私と、英語を一切話せない友達の家族と、コミュニケーションは全力の笑顔と挨拶(ジェスチャー)でした。それが元となって、今でも笑顔がもたらす良い雰囲気や、気持ちの良い挨拶の大切さを子ども達に伝えていきたいと思っています」(横川さん))

横川:
言葉が通じないなら通じないなりに、身振り手振りで自分の意思や「僕はこんな人間だ」を伝え合っていると、お互いすごく楽だし、たとえ意見が違っても信頼関係を築くことができる。僕の人間関係の原点はこの体験にあって、そういう意味では相手が誰であっても特別扱いせず、等身大の相手、そして自分を受け入れていくことが、とらわれない自由な居場所をつくっているのかもしれません。

たとえ体は不自由だとしても、心は自由であってほしい。体は自由でも、心が不自由なこともあります。僕自身、常に自由を感じながら動いていきたいと思っています。

(「なんてことない洗車も、太陽のエネルギーを全身に浴びながらやっていると、そのうち車に向かっていた水が、子どもやスタッフに向かうようになります(笑)。自然な遊びって、自由な中から生まれるものだと思っています」(横川さん))

──読者の方にメッセージをお願いできませんか。

横川:
「知る」ことでお互いの生活や人生が拡がると思いますので、ぜひ「知る」ことから始めてほしいです。それは「障がいを知ってほしい」のではありません。「お互いを知ってほしい」と思っています。ちょっとしたことで良いから、知ることを無駄だと思わず、一歩外の世界に出てもらえたら嬉しいです。

(子どもたちが施設を利用していない時間帯に、ワンコイン(500円)で地域の方たち向けにヨガやズンバ教室を開催。「『身体の健康』と『心の健康』が満たされていきます。リノアが地域に開かれた場でありたいと思うのは、リノアを利用する親御さんの願いでもあるから。障がいがあっても『この子達は生きている』『色んなことを楽しむことができるんだ』ということを色んな人に知ってもらいたい。『知ってもらうことが、この子達の将来につながるから』そんな親御さんの想いを形にしていくために、これからもリノアは地域に開かれた場所であり続けたいと思います」(横川さん))

チャリティー使途

(リノアで働くスタッフの結婚式が、リノアで開催された時の一枚。「新婦さんの希望により、リノア内で開催しました。新婦さんから『リノアの児童とご家族にも声をかけたい』と言われた時、最初は驚き、そして感動したことを今でも覚えています」(横川さん))

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

横川:
「リノア」の敷地内に、誰もが遊ぶことができる「みんなの公園」をつくりたいと考えていて、今回のチャリティーは、そのための資金として活用させていただきたいと考えています。

「リノア」では週に3回、場を地域に開放してピラティスやヨガ、ズンバ教室を開催していますが、今後も障がいの有無や年齢に関わらず、地域の人たち同士で自然につながり、啓発されるような場づくりに力を入れていきたいと思っています。ぜひチャリティーアイテムで応援いただけたら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(スタッフの方の結婚式にて、新郎新婦のご両親、親族の方々、知人友人、リノアスタッフ、リノア児童と親御さんたちで記念撮影!)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

「幸せ」とは?「生きる」とは?…「遊び」から、最終的に深〜いテーマになった今回のインタビュー。横川さんの物事の捉え方が斬新かつフラットで的を得ていて、気づけば2時間ほどお話をお伺いしていました(横川さん、ありがとうございました!)。

遊ぶこと、遊べること、それってもしかしたら人生そのものなのかもしれません。学びの原点も生きる原点も、人が輝く理由は、もしかしたらその人の遊びの中にあるのかもしれない。自分も周りの人たちも、同じように遊びを追求し、挑戦し、経験していくことができたら、もっといろどり豊かな社会が広がっていくのかもしれないと思いました。

・NPO法人laule’aが運営する「遊びリパーク Lino’a」ホームページはこちらから

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一緒に自転車に乗るサルと黒猫、ネズミの姿を描きました。
障がいの有無や年齢、性別を超えて、誰もが自分らしくありのままで、そして一緒に楽しく前に進んでいこうというメッセージが込められています。

“We all live together”、「私たちは皆、一緒に生きている」というメッセージを添えました。

Design by DLOP

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「未来をつくるプロデューサー」パシフィックコンサルタンツ株式会社。
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