CHARITY FOR

紙芝居や人形劇を通じ、子どもたちに笑顔を。温かな空間に身を置いた経験が、いつかその子の大きな力に〜NPO法人おてらおやつクラブ おてらおやつ劇場

2018年にコラボした「おてらおやつクラブ」。全国各地の寺院に集まった仏さまへの「おそなえ」である食材やおやつを、仏さまからの「おさがり」として、全国の支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にある家庭へ「おすそわけ」しています。
2014年に活動を開始し、現在、団体の活動に賛同しているのは1436寺院・457団体、おやつを受け取る子どもの数は月間でのべ13,000人にも上ります(2020年4月現在)。

今週、私たちJAMMINと2度目のコラボをさせていただくことになりました。テーマは、おてらおやつクラブが取り組むもう一つの事業「おてらおやつ劇場」。「おそなえもの」を受け取った子どもたちが満面の笑顔になるように、また、おやつを食べた思い出がその子の中で大切な記憶になっていくように、人形劇や紙芝居を通じ、子どもたちに笑顔とかけがえのない思い出を届けたいと、現在は京都を拠点に活動する僧侶・山添真寛(やまぞえ・しんかん)さん(51)が、迫真の劇を届けています。

「幼稚園や保育園で上演させていただきながら感じることは、笑わない子が増えてきているということ。感情をどう表現したら良いのかがわからず、固まったままだった子や、一度もこちらを見てくれなかった子、いたずらではなく、本気の怒りで殴ってきた子もいました。貧困や家庭環境などの背景から、生きづらさを抱えている子が増えてきていると感じます。子どもは、社会の写し鏡。僕が全力で劇を演じることが子どもの記憶のどこかに残って、いつか何かあった時にふと、『あんな大人もおったな』と思い出してくれることがあれば」

そう話す真寛さん。活動への思いをお伺いしました。

(お話を聞かせていただいた山添真寛さん。京都市内のカフェにて)

今週のチャリティー

NPO法人おてらおやつクラブ おてらおやつ劇場

全国の支援団体の協力の下、仏さまへの「おそなえ」である食材やおやつを、仏さまからの「おさがり」として経済的に困難な状況にある家庭へ「おすそわけ」しています。
「おてらおやつ劇場」は「子どもたちが将来に希望を持ってほしい、笑顔で毎日過ごしてほしい」という想いで、子どもたちに劇や紙芝居を通じて笑顔を届けています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2020/4/13

お坊さん兼劇団として各地で笑顔を届ける
「おてらおやつ劇場」

(真寛さんと人形劇の人形たち。「毎日おつかれさま。僕と一緒に汗水たらしてくれているかわいい人形たちです」(真寛さん))

──前回のコラボでは大変お世話になりありがとうございました。「おてらおやつ劇場」について教えてください。

山添:
「おてらおやつ劇場」は「生の舞台」を通じて子どもの心を養っていきたいと活動しています。「浄土宗の劇団ひとり」を名乗る私(笑)が、一人で現地へお伺いし、セッティングして、劇を演じ、片付けて帰ります。

──真寛さんは、僧侶をしながらずっと劇を演じられてきたのですか?

山添:
いいえ、そういうわけではないんです。
信楽(滋賀県甲賀市)にある浄土宗の「浄観寺」の次男として生まれ、22歳の時に僧籍(僧侶の資格)こそ取りましたが、すぐに僧侶になったわけではありませんでした。悶々として、東京へ行って劇団に入って劇団員を6年やりました。その後、叔母が児童教育のための人形劇を企画する会社をしていた縁で、そこに就職してイベント企画や営業などの仕事をしていました。
40歳を前に会社が故郷の滋賀に移ることになり、僕も一緒に戻ってきました。その時に叔母から「40を前に、あなたも身を売りなさい」と言われまして、叔母が懇意にしていた丹下進(たんげ・すすむ)さんという人形劇界の第一人者の方にご指導いただき、そこから人形劇をやるようになりました。

(2018年7月、静岡県伊豆市の大谷派正蓮寺での「おてらおやつ劇場」上演の様子)

──そうなんですね。お坊さんとしておつとめを始められたのはいつですか?

山添:
滋賀に戻って来たのを機に、僧侶として実家のお寺を手伝うようになりました。僧籍を取った時は「自分みたいなチャラチャラした人間は、お坊さんになったらあかん」と思っていたのですが、20年の間にさまざまな経験を経て「お坊さんって面白いな。自分のような者でもお坊さんになっても良いのではないか」と思うようになっていました。

念仏を唱えることや亡くなった方を弔うことは、僧侶の大切な仕事です。しかし一方で「自分が持っているもので人に喜んでもらいたい」という思いがありました。お寺を手伝い始めた時には人形劇の上演も始めていたので、「人形劇で呼んでもらえるお坊さんになりたい。きっと求めてくださる方もいるのではないか」と、お坊さん兼劇団として一人で活動を始めたのが、今のスタイルになった最初です。

(上演の場へは一人で荷物を運び込んで準備。上演後も一人で片付けをして帰るのだそう)

「仏教界のニューウェーブ」、
「おてらおやつクラブ」との出会い

(毎日のおつとめ、大きな声で「なむあみだぶつ」)

山添:
当時、まだ浄土宗は浄土宗、浄土真宗は浄土真宗というように、仏教の中には宗派の壁がありました。しかし「仏教界のニューウェーブ」と呼ばれる人たち、おてらおやつクラブ代表の松島のように、宗派を超えて活動するお坊さんが少しずつ現れ始めました。それに伴って、人形劇も徐々に宗派にこだわらず各地に呼んでいただくようになりました。10年が経って、今や宗派を超えての活動はスタンダードになっています。

──確かに、社会派お坊さんとでもいうのでしょうか、宗教・宗派を超えてさまざまな活動をされているお坊さんの話を各地で耳にするようになりました。

山添:
宗派が異なれば毎日手をあわせる仏さまも違うし、唱えるお経も違います。個人それぞれの知識の差も出てきます。でもおてらおやつクラブのメンバーは皆、「仏の教えをもって皆に笑顔になって欲しい」という同じ意志のもと活動しています。
活動にあたって、檀家さんに勧誘しようとか、信者を獲得しようという意図は一切ないし、そういった行動もとっていません。ただ、仏さまの教えが私たちの原動力になっているのは変わらないと思います。

(2017年5月24日、東大寺で開いたおてらおやつクラブ活動報告会にて。宗派を超えて集まったメンバーたち)

──メンバーの皆さんが志をもって集まっていらっしゃるのが伝わり、前回もそうですが、大変尊敬します。

山添:
おてらおやつクラブの核となるメンバーは、皆僕よりも10ほど年が下です。「僕は人形劇で盛り上げるで!ここは任しとけ。わっしょい!」というスタンスで、お手伝いをするようになりました。

松島と活動するようになった時、彼から「困っている人たちがいること、そしてお寺の『おそなえもの』を『おすそわけ』していることを、上演先のお客さんたちにも伝えてほしい」「活動に必要な資金を集めてほしい」という二つのお願いがありました。以来、おてらおやつクラブの募金箱を持って上演先を回るようになりました。

おてらおやつクラブはおやつを通じて笑顔を届け、おてらおやつ劇場は上演を通じて笑顔を届けます。ツールこそ異なりますが、どちらも笑顔を届けるための活動で、根底にあるのは同じ思いです。

(おてらおやつクラブでは、お寺の「おそなえもの」を各地に発送。おすそわけの際、賞味期限をチェックするボランティアさん)

「お寺が心も門も日頃から開いていない限り、
肝心な時に開かれない」

(インタビューにて、真剣な表情を浮かべる真寛さん。「抜苦与楽(衆生の苦しみを抜いて福楽を与えること)」という仏さまの教えが、私たちの根底にあると思います」と語ってくれました)

山添:
実家を手伝い始める前、仏教を勉強し直すために布教師(仏教の説教を専門とする仕事)の養成講座に通いました。22歳で僧籍を取った時とはまた異なる角度からさまざまなことを学ばせてもらったのですが、何せ難しい言葉が多くて…。
「こんな難しいこと話して、聞いている人はみんなちゃんと理解してくれはるんやろか」と疑問に思っていました。

お寺で説教を聞いたけど難しくて理解できなかったら、次も来たいと思いますか?(笑)
難しい言葉を並べたところで、聞く方は全然頭に入ってこなかったり、寝てしまわはったりすると思うんです(笑)。
仏さまの教えを自分で咀嚼して、劇に落とし込んでお伝えすることができたら、みんな笑顔になって帰ってくれるのではないだろうか。その方が「また来たい」「また聞きたい」って次につながるのではないだろうか。僧侶として、そして演者として、そのために自分ができることがあるのではないかと思いました。

(劇団時代の真寛さん。役をもらってハイポーズ!)

──なるほど。

山添:
実家のお寺を手伝っていた間に、東京時代に知り合った一流の演者の方たちを呼んだショー「おてらDEしょー」をやったことがあったんです。今でこそお寺でコンサートなどのイベントがよく開催されていますが、当時はまだお寺でイベントをやること自体、非常に珍しいことでした。しかしこれが大好評で。

しばらくしてから、ある時お葬式があったんです。その時に、ご遺族の奥さまから「ショーで来ていたから、スッとお寺に行けました」と声をかけてもらったんです。ショーを観に来てくれはった、「たかがあの時」なんやけど、その時のおかげでお寺に対して抵抗がなかった、と。「『お寺を開放する』って、こういうことや」と思ったんです。

信楽では、過去に大きな水害がありました。災害の絶えない昨今ですが、もしも非常事態が起きた時に、お寺が心も門も日頃から開いていない限り、肝心な時に誰もやって来ないと思うんです。
土地柄もあるでしょうし、お寺さんやお坊さんのキャラクターもあるので、何が正解というのはないけれど、平素からお坊さんの行いとして「開く」ということが、何かあった時、地域を支える大きな力につながっていくのではないでしょうか。

──地域のつながりの希薄化や核家族化といった問題がある中で、昔より地域に根ざしてきたお寺という場所は、大きな可能性を秘めていますね。

(おてらおやつクラブの「おそなえ」の発送会には、檀信徒だけでなく、主旨に賛同したボランティアさんが多く参加する。まさに「開かれたお寺」)

大切にしているのは、
「包み隠さず、全力で表現する」こと

(人形劇の様子。ボォーーーーォッ、アチチチチチ…!大爆発の迫力演技)

──上演される時、どんなことを意識していらっしゃるのですか。

山添:
「ウソをつかずに全力でやる」ことに尽きます。
子どもたちが求めているのは、僕が「おもしろいかおもしろくないか」だけ。だから、僕はそこに全力投球するだけ。「包み隠さず表現する」ことに、全力で挑むだけです。それで子どもたちが「このおっさん、おもしろいな」と思ってくれたら、最後まで一生懸命観てくれる。命がけですね(笑)。

──迫真の舞台なんですね!

山添:
もしかしたら、子どもたちに「うわぁ、この大人、ここまでしよる!」と思われているかもしれません(笑)。でも、それもあって良いと思うんです。
子どもが家に帰ったら、もしかしたらお父さんもお母さんも怖い顔をしているかもしれません。でも、「人を笑かすためにここまでやる、こんな大人もいてるんや」って知ってくれたら、ちょっとは大人への不信感を和らげてくれるのではないだろうか。そうなったらいいな、そんな思いでやっています。

劇を観て笑う。それは本当にちょっとしたことです。ちょっとしたことやけど、笑顔でいっぱいに包まれた、温かい空間に身を置いた経験があることで、変わってくることがあると思うんです。生きていく上でしんどいことがあった時、生きづらさを感じた時、「あんなことがあったな」「みんな笑ってたな」とこの空気感を思い出してくれたら、そんなに嬉しいことはありません。

(夢中になって劇を観る子どもたち。次に何が起こるのか?!ワクワクドキドキしながら、大きな笑みが自然とこぼれる)

山添:
数はまだ少ないですが、児童養護施設でも上演の機会をいただくようになりました。施設の職員の方から「毎晩、寝ている子どものわめき声や奇声が聞こえるのに、真寛さんの劇があった日は、しーんと静かで穏やかな夜でした」と言ってもらったことがありました。ものすごく嬉しかった。
児童養護施設では特に、上演中に反応がない子、笑わない子の存在をより大きく感じます。観る余裕や笑う余裕がなくても、僕がすべてを注いで演じる劇が、子どもたちが何か温かいものに触れるきっかけになってくれたらすごく嬉しいし、そうなってくれたらと願っています。

世間では、子どもへの虐待のニュースが後を立ちません。その事件一つひとつに対して何かができるわけではありませんが、人生の中で縁あって人形劇をやるようになった僕が、劇を通じて子どもたちの心に小さな灯りをもし一つでも点すことができたら、きっとやっている意味があるのではないかと思います。

(人形劇にて、迫真の演技)

「表に惑わされず、毎回新鮮な気持ちで演じ切る」

(こちらも迫力満点、紙芝居の様子。「いつも100%の力で演じています」(真寛さん)

──真寛さんは全力投球ということですが、子どもたちから反応がなかったりすると、焦ったり動揺したりしませんか?

山添:
相手の顔や表情、「表」に出るものに惑わされないこと。動揺したらそっちに持っていかれて、それが劇にも出てしまう。動じずに劇に集中するようにしています。状況一つひとつに対して、良いとか悪いとかという「ジャッジ」もしないようにしています。そして何よりも、僕に稽古をつけてくれた師匠の丹下さんを信じて、100%演じ切るようにしています。

──すごい。修行ですね。

山添:
苦行ですね(笑)。
でも、不思議と疲れることがないんです。それは、僕自身が一番楽しませてもらっているから。こっちが無理をしたら、それは相手にも見透かされるし、僕自身も疲れる。毎回演じることを心から楽しませてもらって、全部、出させてもらっています。演じることがほんまに好きなんやと自分でも思います(笑)

(「流れる汗も、大切な小道具」と真寛さん)

──早く一度観てみたいです(笑)

山添:
これまでたくさんのステージをやってきました。セリフは体が覚えているし、そこで詰まるということはまずありません。セリフは次から次へと出てくるけど、多分毎回その場の空気とかお客さんの反応とかで、ちょっとずつ動きとか言い方とかが異なると思いますね。毎回、僕自身が新鮮な気持ちで演じさせてもらっています。劇が終わって「楽しかった!」って言ってもらえたら、それが何より嬉しいです。

(「おてらおやつクラブの活動を知ってもらうために、上演先で自作のおてらおやつクラブのパネルシアターを披露しています」(真寛さん)

師匠・丹下さんの遺した思いを受け継いで挑む
新たな作品

(師匠の丹下さんは、元コックさん。「尊いお師匠さまのおひとりです」(真寛さん))

──話は変わりますが、真寛さんはどうやって人形劇を習得されたのですか?

山添:
ど素人だった僕を、プロとして全国各地で人形劇を上演しながら人形劇の作成や演出、若手の育成もされていた丹下進さんが指導してくださいました。丹下さんは、72歳で亡くなる直前まで、人形劇を通じて子どもに笑顔を届けられた方でした。

人形劇って難しくて、手で人形を動かしながら一方でセリフを言わなければならない。セリフを言えば手が止まるし、手を動かせばセリフが出てこない。最初は全くできませんでしたね(笑)

──そうだったんですね。

山添:
生前、丹下さんは僕に「作品を三つ作ろう」とおっしゃっていました。
というのも、三作品あったら、一つの幼稚園で毎年一つ上演させてもらって、園児が同じ劇を見ずに卒園できるから。「三作品あったら一生できるよ」と教えてくださっていたのですが、一つ目の作品「さんまいのおふだ」を教えていただいた後、2010年に他界されました。

(丹下先生から真寛さんに送られたFAXと台本。「今では大切な宝物です(真寛さん)」)

山添:
僕は人形劇を作ったことがないし、すべて丹下さんに教えていただいていたので…、これからどうしようと思いました。生前、丹下さんが上演されていた、僕も大好きな作品「きつねとたぬきのばけくらべ」をやりたくて、奥様に許可をいただいて、先生の上演のDVDを何度も繰り返し見て台本を書き起こし、動きもすべて書き起こし、二作品目として習得しました。

丹下さんと約束した三作品目をどうしようか。ずっと考えていて、日本昔話「ぶんぶく茶釜」をアレンジして人形劇にできないかと思ったりしていたのですが、話が前に進まず…。そんな時に、松島から「三作品目を作ろう」と言ってもらって。今、脚本家さんや人形作家さんにお願いしながら、念願の、幻の第三作品目を作っているところです。

(演出家のくすのき燕さん(写真中央)、人形作家の阪東亜矢子(ばんどう・あやこ)さん(写真左)と、新作に向けての打ち合わせの様子)

──丹下さんが言葉を遺し、真寛さん、おてらおやつクラブの皆さんが紡いでいかれる三作品目なのですね。素敵ですね! どんなストーリーなのですか?

山添:
日本昔話「ぶんぶく茶釜」は、茶釜に化けた狸がもとの姿に戻れなくなってしまい、そこを屑屋の親父さんに拾われて、狸はそのお礼にと芸を披露して大人気となり、財を築いたというストーリーです。これを「おてらやつクラブ」風にアレンジしたオリジナルのストーリーを考えています。

年貢の取り立てがきびしく、食事にも事欠くようような人たちがお寺に集まっています。和尚さんは子どもたちにおにぎりを用意しますが、ついにお寺の米が尽きてしまい、和尚さんがため息をついているところに、お寺に住む狸がやって来て「美しい茶釜に化けるので、それを売れ」と言います。
和尚さんは、狸が化けた茶釜を持って長者どんのところへ。長者どんは、元気がなく一切笑わない娘に茶釜を見せて元気をだしてもらおうとこれを買いますが、しかし、磨かれ火にかけられた茶釜は、逃げ出して大騒ぎ…!さて、それからそれからどうなるのでしょうか…!お楽しみ!

脚本と演出は、元上司であり、またご本人も人形劇の一演者である、くすのき燕(つばめ)さんにお願いしました。
一つひとつのエピソードに「おてらおやつクラブ」の活動や私たちの思いが込められていて、「おてらおやつクラブ」だからこその作品になりました。もちろん、皆さんに笑顔になっていただける自信作です!

(人形のデザイン第一案。「さぁどんな人形たちに仕上がるか。ワクワクドキドキです!心温まるお話を、観客の皆さまと共に創りあげるひとり人形劇にしてお届けします」(真寛さん))

チャリティーの使途

(2018年、JAMMINとのコラボ時、コラボTシャツを着て撮影してくださったメンバーの皆さん。「メッセージである”Hand in hand, Heart to heart”、『手から手へ、心から心へ』は、今も事務局メンバーが大切にしている言葉です」)

──最後に、今回のチャリティーの使途を教えてください。

山添:
新型コロナウイルスの影響により、休校や休園のために外出できない子どもたちに笑顔を届けたいと思っています。現在の状況下では直接現場に行くことは難しいため、オンラインでの上演を通じ、笑顔と心温まる空間をお届けできればと考えています。今回のチャリティーは、そのための準備資金として使わせていただければと思います。

感染拡大の影響で当面の上演がキャンセルとなり、私たちにとっても厳しい状況ではありますが、また皆さまの前で上演できる日を楽しみに、そしてその時にはさらなる笑顔を届けられるように、新作制作に打ち込む所存です。
チャリティーアイテムで、ぜひ応援してくださったら嬉しいです!

──とても素敵なお話を聞かせていただいてありがとうございました!

(2020年3月、おてらおやつクラブメンバーのZoomミーティングにて「ニッコリ!」)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

真寛さんとお会いしたのは今年の1月、京都市内のカフェでした。
当日、お会いするまでにいくつかのハプニング(私はあろうことか待ち合わせの駅を一駅間違えて降りる、真寛さんは間違って別の方にお声がけされる)などもありつつの(笑)、お話を聞きながら笑いあり涙あり、本当に楽しいインタビューをさせていただきました。真寛さんの「本気」がバシバシと伝わってきて、私もたくさん力をわけていただきました。
自分や誰かを元気にするための「本気」は、暗闇を照らす光、心を支える愛だと思います。それはきっとしんどい時にも、心を照らしてくれるもの。「おてらおやつ劇場」を通じ、光が広がっていくことを願って。

・おてらおやつ劇場 ホームページはこちら

<2020年4月13日追記>
新型コロナウィルスの影響により、予定されていた上演がすべてキャンセルになってしまったとのこと、そして当面上演は難しいだろうということを、3月末に真寛さんよりお伺いしました。

学校が始まらず、そのため給食も食べられず、日中居場所がなくてしんどさを抱えていたり、お腹を減らしている子どもたちがいるのではないかと思うと胸が痛みます。このような状況下ではありますが、いつも私たちの心を彩り豊かにしてくれた芸術の力を信じて、子どもたちが心から笑える日が戻ってくることを願って、活動を応援してくださったらとても嬉しいです。

どんな時でも、心からの笑顔と、そしてそれを願って発される力は、人間の持つ最大に美しいものであり、そしてまた、すべてを凌駕するエネルギーだと信じています。

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森の中に人だかり。何だろう?…おおっ、始まりました!真寛さんの「おてらおやつ劇場」。

子どもたちを喜ばせる三つ目の真寛さん、真寛さんによって魂吹き込まれリアルに動き始める人形たち、そして劇の世界に吸い込まれていく観客を描きました。 楕円形は「仏さまの目線」。「おてらおやつ劇場」の空間を、仏さまが温かく見守る様子を表現しています。

“Your smile makes me happy”、「君の笑顔が、僕を笑顔にするよ」、というメッセージを添えました。

Design by DLOP

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