虐待や非行、貧困などの背景から家に帰ることができず、居場所のない子どもたちのためにシェルター(緊急避難所)を運営しているNPO法人「子どもセンターぬっく」が、今週JAMMINが一週間コラボする団体です。
「ぬっく」という団体名は、関西弁の「ぬくい(温かい)」から来ているのだそう。活動拠点である大阪の児童虐待相談対応件数は20,694件となっており、全国159,850件のうち、なんと約13%を占めています(2019年8月1日公表「平成30年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数<速報値>」より)。
「シェルターに入るという状況になっても『自分が悪いのではないか』と親に対して罪悪感を感じている子どもが多い」と話すのは「子どもセンターぬっく」理事長であり、弁護士の森本志磨子(もりもと・しまこ)さん(48)。そこには、家庭などで日常的に虐待を受け、自己肯定感を得られないまま成長してきたという背景があるといいます。
大阪の事務局にお伺いし、森本さんと、共にぬっくを運営されている弁護士の清水(しみず)さやかさん(39)に話を聞きました。
(「子どもセンターぬっく」の事務局のある大阪・西天満の葛城・森本法律事務所前にて。理事長の森本さん(中央)、清水さん(右)、事務局スタッフの田辺さん(左))
NPO法人子どもセンターぬっく
虐待や貧困、その他の理由によって居場所を失った15〜20歳未満くらいの子どもたちの緊急避難所(シェルター)を運営。安心・安全に暮らせる場を提供しながら、子どもの主体性を尊重し、自立を支援するために必要に応じて担当弁護士(略称「コタン」)がつき、生活を支えている。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE 2020/1/13
(児童虐待相談対応件数の推移(出典:平成30年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数<速報値> ))
──今日はよろしくお願いします。まずは、ぬっくさんのご活動について教えてください。
森本:
未成年の女子を対象にしたシェルター(緊急避難所)「ぬっくハウス」の運営がメインの活動です。特徴として、入居している子ども一人ひとりに担当弁護士がつき、その思いに寄り添い、次の居場所探しを一緒に行うとともに、必要に応じて法的な対応や代理人として児童相談所や親権者と交渉するなどの支援を行っています。子どもに経済的な負担はありません。
義務教育を終えた15〜20歳未満くらいの子どもたちが対象ですが、一時保護施設がどこも満員という事情などもあって、実際には、これまでに13〜24歳までの子どもを受け入れたことがあります。
清水:
また、居場所のない子どもからのSOSや、その周囲にいて心配している大人や関係機関からの相談を受け付ける電話相談事業も行っています。こちらは対象を女子に制限せず、シェルターへの入居の可否に関わらず電話相談を通じてできるだけの支援を行っています。
──なるほど。
森本:
もう一つ、最近注力しているのが「シェルターを出た後の子どもたちの行き先」の確保です。シェルターはあくまで短期滞在の場所なので「出先の確保」を目標とせざるを得ません。退居して終わりではなく、むしろ始まりであると認識しています。退去後には安定した生活があるわけではないため、退去後も適宜連絡をとり、面会するなどして、細く長く支援を継続していくことが大切です。
そのための一歩として、この春には、自立援助ホームを開設予定です。衣食住を共にするホームから進学や就職をし、社会生活を送りながら、自立した日常生活をしていく力を身につけることを目指し、半年から1年くらいの期間をかけて、生活全般に対して支援をしていきたいと思っています。
(シェルターの個室。「ここは自分だけのプライベート空間です。安心できるという子どもの方が多いのですが、物理的に安全な場に居ても、虐待を受けていた家での感覚が不意によみがえるときがあり、怖い、落ち着かないという子どもも少なからずいます」(森本さん))
(シェルターのリビング。「入居している子どもたちが一緒に過ごす場所です。テレビを観たり、漫画や本を読んだり、音楽を聴いたりもするし、編み物やミサンガ、羊毛フェルトなどの手芸、トランポリンをしたりソファーでゆっくり話したりもします」(森本さん))
──保護されるのはどのような子どもたちですか。
森本:
背景は様々ですが、本当にシビアな虐待を受けてきています。
身体的な暴力、暴言、放任(ネグレクト)、経済的搾取、性暴力などその態様は様々ですが、多くの子どもに共通しているのは、愛されたい保護者から、自身の意思や気持ちをことごとく踏みにじられ、自分の意思や気持ちに反した言動を強いられてきているということです。
そのために、自分の意思や気持ちすらわからず、生きている意味もわからなくて自殺念慮に囚われ、自傷や大量服薬や男性依存などによって現実のつらさから一時的にでも逃れようとしたりします。
清水:
「なんで生きる必要があるん?」「なんで自分を大切にしないとあかんの?」と言う子どもは、本当に多いです。10代で安心できる家がなく、家を出ても行き場がない。そうなると、子どもたちはSNSで居場所を探し、「おいで」と言われてついて行き、ごはんを食べさせてくれてつらい家での話を聞いてくれた男性から性被害に遭っても「わかってそこについて行ったのだから自分も了解していた」と言って、被害だとも思わずに自分を責めるのです。
虐待を受け続ける中で、自分には何の力もないと思い込まされていたり、束の間であっても誰でもいいから人の温もりが欲しい、その時だけ優しいのはわかっていてもそれでも優しさが欲しいという思いから、援助交際やデリヘルなど性産業の世界に取り込まれている場合も少なくありません。このようにして、シェルターに入ることもなっても「自分が悪い」「自分が選んだのだから」と罪悪感を抱いていることが少なくありません。
──「親が悪い」とはならないのでしょうか?
森本:
虐待を受けてきた子どもたちの多くは、自己イメージが低く「こんな自分だから、ひどい目に遭っても仕方がない」いう風に捉える傾向にあります。親が子どもを育てることは本来親の義務なのですが、「育ててやった」「学費を出してやった」などと日常的に言われ続けてきた子どもたちは「自分が悪い」と感じてしまうのです。
シェルターでのお菓子作りの様子。「作ったお菓子は、3時のおやつにみんなで食べます。「おいしい」と他の子どもから声をかけられると「そんなんいわれたん初めて」と答える子どももいました」(森本さん)
(シェルターにて、入居者の誕生日にケーキを用意し、誕生日会を開催。「誕生日を祝ってもらったことがない、良い思い出がないという子も少なくなく、涙を流す子どももいます」(清水さん))
清水:
子どもが高校生になってアルバイトができるようになると「これまでの養育費としてかかった1000万円を返せ」などと親から言われて経済的な搾取が始まることもあります。でも「お金さえ払っていれば親は機嫌がいいし、学校に通い続けることができるから」と黙ってお金を渡し続ける子もいます。このようにしてどんどん自己イメージが下がり、その結果、自分のことを大切にできなくなってしまうのです。
森本:
どんなにひどいことをされても自分の親だから好きだし、心のどこかで期待したい気持ちがある場合も少なくありません。
機嫌が良いときに親としてごく普通のことをしているだけなのに、その時のお父さんお母さんのイメージが過大視され、親に代わるものが無い深い孤独の中で、酷い虐待を受けてもなかなか親から離れるという選択をすることができない場合もあります。
そもそも10代の子どもたちに「親と一緒に居るか離れるか」という選択を迫ること自体、非常に酷なことなのですが、今後自立をしていく上で親の言動が妨げとなり悪影響を与えることが具体的に予想される場合、「できる限り支援するので、親と一定距離を置いて生活をしてみないか」と提案します。
最終的に本人がどうしたいかを決められるようになるまで、本人に寄り添いながら待つこととなります。
ひどい虐待が日常的に続き、それを親が理解することも変わることもなく、本人が「もうこんな親は必要ない」と子どもなりに悟ってあきらめの境地にまで達している場合は、親権停止など法的な手続きに一定の時間がかかることはあっても、自立へ向けて本人がなすべきことや目標設定はしやすくなり、我々もその方向に沿って支援していくことになります。
(インタビューの様子。居場所のない子どもたちの現状やご活動について話してくださいました)
森本:
他方で、親自身の夫婦関係、妊娠出産その他きょうだいとの関係、家計収支の窮状等によって、日常的に虐待を振るう親でも、たまには子どもに対して優しく接したり服を買い与えたりごはんを作ったりすることがあります。
時折親が優しく接する経験をしている子どもは、親に対して両価的な感情に、より強く苛まれることとなり、自立の方向性を決めていくことが大変悩ましく、難しくなります。
なお、親権停止、または喪失などの法的措置をとっても、成人するまでの間の親権者としての悪影響が無くなるだけで、法律上、親子の縁を切ることはできないため、事実上の親との関係は残ります。
「親とは一生会いたくなくてもきょうだいとは会いたい」という思いを持っている場合もありますし、親族の葬式や相続といった場面で、親から望まない連絡を受けることや、住所秘匿のための支援措置を毎年役所に継続して提出しない限りは何かのきっかけで自分の住所が判明してしまう恐れもあります。
(シェルターに入居する子どもが作ったあみぐるみ。「本を見ながら作る子もいれば、自由に自分で創作する子もいます。作り方も一人ひとりさまざまです」(森本さん))
(「天気の良い日は、お弁当を作って近くでピクニックをすることもあります」(森本さん))
森本:
複雑な家族関係は、一生つきまといます。いざという時のために、退去後も子ども担当弁護士(コタン)と連絡が取れる状況にしておくことは必要な支援だと思うのです。
ぬっくでは「コタン」が子どもたちに一人ひとりにつき、子どもの意思を聞き取り、専門分野である法的対応はもちろん、生活全般についても相談にのり、支援を行います。
本来、「意思を表現する」ことは養育の中でその意思が受けとめられ、尊重されていくことで自然と育まれていくものです。
しかしそのような経験を経てきていない子どもは「どうせ自分の人生は、自分の思う通りにはならない」「自分の思いを話しても仕方がない」と諦めていることが多く、なかなか自分を表現しようとしません。
清水:
そんな中で、子どもの意思や希望なども一つひとつしっかり聞いて受けとめ、代理人としてそれらを整理し、かなえていくことに協力していくのが「コタン」の役割です。「自分で決められない」「決めたくない」という子どももいますが、いろいろと方法を試しながら、子どもが心を開いてくれるのを待ちます。
(週に2回ほど、シェルターにはボランティアさんが訪れて子どもたちに勉強を教えている)
──法的な支援とは具体的にどのようなものですか?
森本:
子どもの意思を尊重しつつ意見整理や意見表明を行います。
具体的には、賃貸借契約や携帯等の契約時の親権者の同意をしてもらえるように交渉することや、家庭裁判所に対する申立としては、親権喪失や親権停止、扶養請求、養子縁組の解消(離縁)、氏(名字)の変更などがあります。
また、子どもの意向を聞きながら児童相談所のケースワーカーともやりとりしています。仮に本人が希望していることがかなわなかったとしても、どういうやりとりや手続きがあってそうなったのかを伝え、子どもが一つひとつ納得できるかたちを目指して一緒に進めています。
子ども自身の権利保障の観点からは、一つひとつの手続きや段階を、子どもが理解し自身の意思を最大限尊重されたかたちで進められていくことを感じとれるよう、丁寧に子どもに説明することが大切であり、それが私たちの重要な役割の一つです。
──なるほど。
森本:
弁護士だけど弁護士としてだけではない、一人の人として関わっている面もあります。時には、お母さんになって、ぎゅっとしてほしい、と言われることもあります。
母親代わりになることはできませんし、その深い孤独を「コタン」やシェルター職員だけで埋めることはできません。ただ、私たちの存在は子どもたちにとって社会とつながる窓口だと思っていますので「コタン」として、また一人の大人として、いろんな社会資源につなげていくことができたらと思っています。
イメージとしては、子どもが信頼できる人を「コタン」を通じて広げていくような感じですね。信頼できる「コタン」から紹介された人は、頼ってみてもいいかもしれない、と思ってくれるかもしれないからです。
(2019年11月に開催したシンポジウムの様子。「『子どもに求められる自立援助ホームの設立に向けて』をテーマに、基調講演とパネルディスカッションを行いました」(森本さん))
(ぬっく事務局の一室。シェルター入居の際の事前面談、相談対応、運営会議などを行っている)
──シェルターはあくまで一時保護の場ということですが、どのぐらいの期間滞在されるのでしょうか。
森本:
最近は、関東や中部、四国や九州地方などからも私たちのホームページをネットで見つけた本人から「大阪までバス(新幹線)で来た。行く場所がない」と突然連絡があり、緊急に保護するというケースもありました。これまで、ぬっくのシェルターに滞在した子どもたちの平均日数は51日、最短は1日、最長は229日(およそ7ヶ月半)でした。
居場所がなくここに来ているわけなので、シェルターを出た後の行き場を見つけるのは簡単ではありません。
その理由の一つに、未成年の場合は何をするにも親の同意が必要になる点が挙げられます。子どもとしては「親と離れて一人暮らしをして自立する」という心の整理がついていても、親がそのことを理解してくれなかったり、児童相談所やコタンから連絡しても返事がない、そもそも連絡がつかないなどということもあります。
親の同意を得るのにその都度時間がかかり、その結果として、就職や進学に支障が出たり、シェルターを退去して社会生活を新たに始める時期が遅れてしまうという課題があります。
第三者から見て「どう考えても親元から離れた方が良い」というケースであっても「家に帰る」という子もいます。そういう時に「一人暮らしした方がよいのではないか」と提案しても、それは本人の意思ではないですし、こちらがその方向で強く説得しようとすると「親と一緒じゃないか」という風に受け止められてしまいます。
失敗するのではないかと思っても、本人の意思が固く、提案に応じないときは、その本人の意思決定に寄り添います。そして、その後、本人が別の選択をした方がいいのではないかと思う時期が来るのを待ちます。
(入居者の誕生日会にて。スタッフ皆で誕生日を祝う)
──忍耐がいりますね。
森本:
そうですね。ただ、本人の意思に丁寧に寄り添い、尊重し、周囲の理解を得られるように伝えていくという支援が、私たちとしてできることだと思っています。
本人の力を信じて支援を続けたからといって、必ずしもすぐに他者への不信感や損ねられた自己肯定感が回復していくわけではありません。ただ、支援を続けていくことで、良い職場や良い人と出会い、期待され、認められる経験をしながら社会的な居場所ができていくことによって、本人は変わっていくのだと思います。
一方で、本人に自立したい、働きたいという意思があっても、高校に進学しなかったり、中退した子も多く、働き口を見つけるにも難しいという現実もありますが…。
──一筋縄ではいかないのですね。
(2019年10月に開催した勉強会の様子。ジェンダー、セクシュアルマイノリティをめぐる人権問題について学んだ)
森本:
シェルターに来る多くの子どもたちが、帰る場所のない、実家を持たない子どもたちです。それはつまり、新たに何かに挑戦したり失敗したりできる場がないということなんです。シェルターは安全確保が最優先ですから、自分の携帯電話は電源をオフにして使用できないようにしていますし、シェルターから働いたり学校へ通ったりすることはできません。
自立訓練の場として、この春に自立援助ホームを開設する予定です。
ここでは働いたり学んだりしながら、めいっぱいいろんなことにチャレンジして、失敗もしながら自立への道を一歩ずつ歩むことができます。
清水:
シェルターが安心して休むことができる場所、マイナスの状態をまずゼロに戻そうという場所であった時、自立援助ホームは、シェルターで温もり、ゼロになった状態から、実際に行動に移していってプラスのものを積み重ねていくことができる場所だと考えています。
シェルターは入居者の料理や服薬管理などはすべてスタッフがやりますが、自立援助ホームは一人暮らしを目標に、生活全般について一人でやれるように練習していくことになります。
時には自分自身や社会からの様々な誘惑に惑わされたり失敗したりすることもあるかもしれません。でも、その過程の中で、自分の適性ややりたいことを見つけていって欲しいと思っています。
──新たな一歩なのですね!
森本:
「自立」とは何でも一人でできるようになることではなくて、困った時に「助けて」と誰かに言えること、そしてその誰かと一緒に問題に向き合い、解決していけるようになることではないでしょうか。
自分に関心を向けてほしい、気持ちや意見を聞いてほしい、ありのままの自分を受け入れてほしい…。
これまで、そういった求めに対して全く、あるいは気まぐれにしか返ってくることのなかった子どもたち、「どうせ誰も助けてくれへんのやろ」「誰に言っていいかわからへん」「どうせ自分は仕方ない」と思っている子どもたちに、誰かに「助けて」と言える力をつけてほしい。
そして「実際に勇気を出して発信したら助かった。よかった」、そんな経験を積み重ねることのできる場所にしたいと思っています。親や他人に振り回される人生ではなくて自分の人生を歩むことができること、信頼できる大人もいるんだということを実感し、ありのままの自分を少しでも受け入れられるような場を作っていきたいです。
(ピクニックの献立。手作りの料理が並ぶ)
──ご活動のモチベーションについて教えてください。
森本:
子どもたちと接していると、壮絶な経験の中で、本当によく生きていてくれた、よく私たちとつながってくれたなと感じます。大変なこともたくさんありますが、できることを探しながら日々過ごさせてもらっていること自体、とてもありがたいことです。私にとってもこの活動を通じて、子どもたちからエンパワメントされていると感じます。
一人ではできなくて、関わってくださる方たちがいるからこそ、共有し合いながら、困難も楽しみながら活動しています。
──最後に、メッセージをお願いします。
森本:
コンビニでたむろしていたり、一般的に見て奇妙で場にそぐわないような行動をしている子どもがもしいたら、奇異な目ではなく「何かあってそうなっているのではないか、大丈夫かな」と温かいまなざしで見てもらえたらと思います。
そうすれば、言葉かけや行動もおのずと変わってくるのではないでしょうか。決して大きなことではなく、誰しもが心がけ次第でできることですし、温かな一言によって、しんどい家庭に置かれた子どもたちはずっと生きやすくなると思うのです。
他人事ではなく、身近な地域で起きている出来事であるということを知っていただき、少しでも関心を持って自分にできることを考え、一歩踏み出して行動してくださったら嬉しいです。
──今回のチャリティーの使途を教えてください。
清水:
チャリティーは、4月に開設を予定している自立援助ホームの備品等を購入するための資金とさせていただきたいと思っています。
各個室にベッドやチェストなどの家具、カーテンや照明器具、電化製品など一式を取り添えるには、一部屋7万円くらいが必要になります。今回のコラボで、そのための資金を集めたいと思います。
子どもたちの自立への一歩を、チャリティーアイテムで応援いただけたら嬉しいです。
──貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
「コンビニでたむろしていたり、一般的に見て奇妙で場にそぐわないような行動をしている子どもがいたら、奇異な目ではなく、大丈夫かなという目で見て欲しい」という森本さんの一言を聞き、事件となってニュースで報道される虐待はほんの一部で、実は身近なところにしんどさや息苦しさを抱えながら生きている子どもたちがいるのかもしれないということを改めて感じました。
心に傷を抱えた子どもたちが大きく羽ばたき、そして何かあった時には安心して帰ってこられる温かい巣のような自立援助ホームの開設を、ぜひ応援してください!
ティーカップやポットが並んだ窓の外から、ふと見上げる月明かり。
何気ない日常の一瞬を切り取り、安心できる場所の大切さを表現しました。
“You are not alone. I am here with you”、「あなたは一人じゃない、私がいつもそばにいるよ」というメッセージを添えました。
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