CHARITY FOR

不幸な命を一つでも救いたい。犬猫の不妊手術を徹底、「殺処分”対象”の犬猫ゼロ」を目指す〜NPO法人KATZOC/ 宮古島SAVE THE ANIMALS

犬猫の保護活動が話題になる時、「殺処分ゼロ」もセットで語られることが多いですが、殺処分一歩手前で救い出される命がある一方で、今日もどこかで、将来殺処分の対象になるかもしれない、新たな命が生まれています。

特に猫の繁殖力は強く、一回の出産で平均して5頭の子を産みます。避妊・去勢をしていない猫を放置すると、その数はあっという間に増えてしまいます。不幸な命をこれ以上増やさないためには、飼い主のいない仔たちを保護するだけでなく、まずその数を増やさないということも非常に大切になってきます。

今週〜来週にかけてJAMMINがコラボするのは、兵庫県神戸市と沖縄県宮古島を拠点に活動するNPO法人「KATZOC(カゾック)」。

神戸市では猫の不妊専門クリニックを、宮古島では野良犬猫を保護するアニマルシェルターの運営を行っています。活動について、KATZOCが運営するクリニックにお伺いしてお話を聞きました。

(阪神本線「大石」駅から徒歩5分ほどの場所にある「ねことわたし スペイクリニック」の外観)

今週のチャリティー

NPO法人KATZOC(カゾック)/宮古島SAVE THE ANIMALS

犬と猫を中心に、人と人とがつながり合い、共生できる優しい社会を目指して、不幸な犬猫を増やさないためのTNR活動のサポートやシェルター運営を行うNPO法人。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO

猫の不妊手術に特化したクリニックを運営

(看板猫の「ひじき」。大阪で保護されたという。「風邪が悪化して目が見えなくなってしまい、餌場をあちこち転々としていたのではないかと思います。突然現れ、私たちのところで引き取ることにしました。目は見えませんが、元気そのものです!」(山田さん))

10月、KATZOCが運営する不妊手術専門の動物病院「ねことわたし スペイクリニック」(兵庫県神戸市)にお伺いしました。
KATZOC理事長の山田亜美香(やまだ・あみか)さん(38)と、理事でありKATZOCの宮古島事業部「宮古島SAVE THE ANIMALS」の代表である中原絵梨奈(なかはら・えりな)さん(34)が出迎えてくれました。

(KATZOCの山田さん(左)と中原さん(右))

「ねことわたし スペイクリニック」は、猫の避妊・去勢手術を専門にした動物病院です。不妊手術を専門にしたクリニックは、日本でも東京を中心にここ数年で少しずつ増えており、関西では大阪にいくつかの専門病院があるのだそうです。

(「ねことわたし スペイクリニック」の利用案内)

山田:
「スペイクリニック」という言葉自体まだまだ馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカではメジャーなクリニックで人口25万人に対してスペイクリニックが一つあるという状況です。正式名称は「スペイ・アンド・ニューター・クリニック」ですが、略して「スペイクリニック」と呼ばれています。

このクリニックでは、1日15頭ほどの猫の避妊・去勢手術を行っています。
飼い主さんが愛猫を連れていらっしゃることもありますが、6〜7割が野良猫や保護猫で、地域のボランティアさんたちが連れて来られた猫たちです。

(取材に訪れた日は、ボランティアさんが連れてきた野良猫たちを15頭ほど手術するとのこと。カゴの中で待機する猫ちゃん)

不妊手術により、殺処分対象になる命を減らすことができる

(不妊手術を待つ野良猫たちのケージが並ぶ)

──なぜ、ボランティアの方が野良猫をわざわざ連れてくるのでしょうか?

中原:
猫は繁殖力が強く、一回の出産で3〜7頭、平均5頭の子猫を生みます。
メスの猫は生後4ヶ月で妊娠できるようになり、さらに年に2、3回妊娠できます。そのため、避妊去勢していない猫を放置するとあっという間に数が増えます。そうすると近隣で糞尿や鳴き声などの問題が起きてくるため、保健所などに収容され、そのまま殺処分されてしまうという現実があります。

山田:
あるデータでは、保健所に収容される猫のうち7割はまだ生まれて間もない小さな子猫だといわれています。数が増え、問題が増えることで、何の罪もない子猫が殺されてしまう。避妊・去勢手術を徹底すれば、地域で起きてくる問題を減らすことも、殺処分の対象になる命を減らすこともできます。

(執刀する獣医師の米澤先生。オスメスや体の大きさによっても異なるが、一頭あたり手術にかかる時間はオスで5〜15分、メスで15〜30分ほどだという)

──なるほど。地域のためにも猫のためにもなるのですね。

山田:
はい。そのために日本各地で行われているのが「TNR(ティー・エヌ・アール)」と呼ばれるボランティア活動で、飼い主のいない猫をT=TRAP/ 捕獲し、N=NEUTER/ 不妊手術をして、R=RETURN/ 元の場所に戻すことで、猫と人とが共に生きられる地域を目指しています。

(クリニックには、生まれて間もない小さな子猫たちがいました。「ねことわたし スペイクリニック」では猫の預かりは基本的に行っていませんが、時と場合に応じて臨機応変に対応しているとのこと。お二人のこれまでのボランティア経験と、そこで感じた思いやアイデアがご活動の随所に活かされていました)

──不妊手術専門ということですが、そのようなかたちをとられたのはなぜですか?

山田:
野良猫の避妊・去勢を受けてくださる動物病院もありますが、一回に10頭や15頭といった大きい数になると、なかなか受け入れてもらえないというのが現実です。そうすると他の病院を探したり、別の病院へ行ったりという手間が出てきてしまいます。

中原:
猫は各地にいて、猫の数だけボランティアさんがいるといっても過言ではありません。アクティブにTNR活動を行っているボランティアさんからすると、専門のクリニックで一度に不妊手術ができることで、より効率的に活動ができます。

──なるほど。

(手術の前に、変わったことはないか、個体の全身をくまなくチェックする獣医師の松崎先生。問題があれば適切な処置を行う)

山田:
関西圏に数カ所あるスペイクリニックさんでは、毎月200〜800頭ほどの頭数を手術されています。それだけ手術をしても、終わりがなかなか見えない。まだまだ需要があると感じています。

また、経済的な面からもメリットがあります。不妊手術に特化し出費をギリギリまで抑えているため、他よりもローコストでの運営が可能になり、手術料金を他よりも少し安く設定させていただいています。

私たちもずっとボランティア活動をやってきたので、10頭20頭の猫たちの手術やワクチンにどれだけのお金をかかり、ボランティアさんがどれだけご苦労されているかが本当によくわかるので、可能なかぎりローコストでやりたいと思っています。

(手術室の様子。「麻酔器や滅菌器など、猫の命や衛生に関わるものに関してはしっかり管理していますが、手術台はごくふつうの会議用テーブルですし、照明も安いものを探して購入しました。その他の備品なども可能な限り出費を抑え、安く手術ができるよう工夫しています」(山田さん))

根本的な問題解決には、
地域の協力が必須

(KATZOCには、地域を絞って地域のボランティアの方たち、町会や行政の職員の方とも連携しながらTNRを進めつつ地域猫活動を広げていく取り組み「地域ねこ部」がある。「地域ねこ部部長の黒田さん(後列左)と、兵庫県加古川チーム、湊さん(前列左)と大杉さん(前列右)です。黒田さんも湊さんも活動歴自体は実は短いですが、関わってくださる方とのコミュニケーションの取り方、行政との関わり方、捕獲や猫の習性についても飲み込みが早く、常に学ぶ姿勢でいらっしゃり、今は毎月の活動量がすごくて、どんどん各地の住民さんのとこへ行ってTNRをしまくってます。皆さん、少し前まではふつうの主婦さんだったんですが、今は地域のためにと走り回っています。ただ、TNR活動が進む反面、どうしても保護しないといけない子猫や状態の悪い子もいたりして、医療費などの活動費も必要になってきているのでそこは今後の課題です」(山田さん))

──猫の手術費用は、ボランティアさんたちの自費になるのですか?

山田:
自治体の助成金が出ているケースもあるし、「どうぶつ基金」さんが発行されている避妊・去勢手術が無料になるチケットを利用されたり、場合によっては自費でやられたりといろいろです。「猫を守りたい」という方ももちろんいらっしゃいますが、近所で猫が過剰繁殖しているのを見て「どうにかしたい」と初めてボランティアしてくださるというケースも少なくありません。

──そうなんですね。

山田:
日本は住宅密集地が多く、猫を通じたトラブルも少なくありません。
一つの地域でどれだけTNRをがんばっても、たった一箇所でも避妊・去勢をしないで猫がどんどん繁殖する場所があれば、猫の数は増えていきます。また、TNR活動をするにあたり、猫の捕獲には入念な準備も必要になります。

そうなった時に、やはり私たちのように外部の人間が取り組むのではなく、地域住民の方たちが協力し合うことで、問題の根本的な解決が実現すると思っていて、私たちは「地域猫事業」にも力を入れています。

(「『地域ねこ部』に参加してくださってるボランティアの皆さんと講師をお招きして勉強会を開催しました。効率的なTNRの進め方、捕獲方法、猫の習性などについて改めて学びました」(山田さん))

──徹底してTNRをするためには、地域の方たちが課題意識を持って取り組む必要があるということですね。

山田:
そうですね。「TNR先行型地域猫」と呼んでいるのですが、私たちは現在、兵庫県加古川市や大阪府松原市と協働で、地域のTNR活動に取り組んでいます。
行政や地域の方たちと協力しながら、専門家が間に入り、地域の方たちの活動を後押しするような仕組みも必要だと感じています。

(行政の職員や町内会役員の方たち、学校関係者の方たちも含め、地域の方に向けて地域猫活動について説明会を開催。「餌やりボランティアの説明や募集も行いました」(山田さん))

TNRのより効果的な方法を示していくことも
今後のテーマ

(TNRの「T(捕獲)」、某地区で捕獲の最中の写真。猫の様子を静かに見守る)

──TNRや手術にあたってのコツなどはあるのでしょうか。

山田:
猫の不妊手術は、個体が1kg程度になると可能です。
同じ費用と手間をかけるのであれば、なるべく早い段階で不妊手術ができれば、未来に殺処分対象となるかもしれない命を一匹でも多く救うことができます。早期不妊手術は、健康上のメリットもあるので推奨しています。

もう一つのポイントとしては「一つの地域で一気にTNRすること」です。たとえば猫が10頭いる場所なら、できる限り取りこぼさずに手術すること。そうすれば、その地域ではそれ以上野良猫は増えません。より大きな効果が期待できます。

TNRのやり方についても、ただやるのではなくより効果的な方法を模索し、良い前例を作って、全国で活動されているボランティアさんたちに示していくことができればと思っています。

(TNRの「R(リターン)」、某地区でのリターンの様子。「必ず捕獲した場所に戻すことがルールです。外の生活は過酷ですが、全頭を保護することはできないので、心苦しいですができるだけリターンをします。また、野良生活の長い猫にとっては必ずしも保護が正解とはいいきれないところもあります。それぞれの猫にとって可能な範囲で最善をつくしたいと思っています。あとは元気に一代限りの命を全うしてくれることを願うばかりです」(山田さん))

「一見自由に見えるけど、課題がたくさん」。
宮古島での保護犬猫シェルター運営について

(「宮古島SAVE THE ANIMALS」シェルター外観。「最近ボランティアさんがお花を植えてくれました」(中原さん))

──もう一つのご活動が、宮古島事業部「宮古島SAVE THE ANIMALS」のシェルター運営ですね。

中原:
宮古島では、犬猫を対象に保護と譲渡活動を行っています。2019年10月で一旦保健所からの引き出しをストップしましたが、それでも犬猫それぞれ80頭ずつは収容しているような状態です。

──あわせて160頭はいるということですね。すごい数ですね。

中原:
そうですね。宮古島は大阪での活動とはまた別の課題があって、温暖で穏やかな地域なので、野良犬猫が安心して生きられる環境、さらに一年中繁殖できる環境が整っているということなんです。

(「宮古島の観光地にも野良犬がいますが、なかなか捕獲することができません。また、犬は猫と違って捕獲して手術と狂犬病ワクチンをしたあとも元の場所の戻すことが基本的にできないので保護する数にも限界があり、大きな課題です」(中原さん))

中原:
屋外でゴロゴロしている野良犬猫を見ると「自由でいいなあ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも実際、野良犬猫の寿命は飼い犬猫の半分以下です。野良犬猫の中には病気になったり十分な食料がなかったりでガリガリにやせ細り、人間の介入が必要なケースもたくさんあります。自由に生きているように見えるのは良いけれど、住民の方と何かトラブルが起きれば、保健所に収容されて殺されてしまいます。野良犬は狂犬病のワクチンも接種していないので、噛まれたら大変ですよね。問題は深刻だと思います。

──野良犬猫は一見自由に見えるけれど、一触即発の状況というか、リスクのある事態だということですね。

中原:
行政の方でも力を入れて地域猫活動を行っていますが、現実として、島民の方たちの意識がまだそこまで追いついていないのではないかと感じます。「かわいいから」と最初に1匹2匹餌付けして、どんどん数が増えて30匹40匹になった時、餌をやり続けることや面倒を見ることも大変になってくるし、そこから避妊・去勢をしようと思っても、手間もお金もそれだけかかってしまいます。

(「宮古島SAVE THE ANIMALS」代表として忙しい日々を送る中原さん。「メインの活動はシェルターの犬猫のお世話ですが、活動資金のためグッズ販売や新しい飼い主さんを探すための譲渡会、啓発のためイベント、住民の方向けの説明会や、当初からTNR活動も行っています」(中原さん))

──「面倒が見られない」と手放されてしまう命が出てきてしまいますね。数が増えてしまうことで、お互いに不幸な状況が生まれてしまいますね。

中原:
そうですね。宮古島は飼われているのかそうでないのかわからない犬猫も多く、餌付けされている方には声をかけ、確認した上でTNRをしたりしながら、啓発活動にも力を入れています。

(宮古島スタッフの皆さん。シェルターのシンボルになっている壁画の前で)

活動を続ける中で、たどりついたのは
「過剰繁殖」の問題だった

(「ねことわたし スペイクリニック」でのデモオペレーション開催の様子。「10年以上前から不妊去勢手術の重要性訴えてスペイクリニック事業を行ってこられた第一人者の方のご協力のもと、伊豆から遠藤獣医師を講師に招き、大阪でスペイクリニックに携わる先生方に集まっていただいて技術交流を行いました。遠藤先生は被災地の福島で被災動物のために尽くしてこられた方です。このイベントを通じ、改めて動物の課題について獣医師さんの関わり方が非常に重要であることを認識しました。とても貴重な機会だったので、今後もぜひ開催したいと思っています」(山田さん))

──今ある命を保護しながらも、未来に殺処分対象になるかもしれない命を減らすために、過剰繁殖を減らすためのご活動をされているんですね。

山田:
はい。ただ、団体としては今後、過剰繁殖の問題を解決するための方向に大きく舵を切ろうと考えています。

私も中原も長年ずっと犬猫の保護活動に携わってきました。TNRが大事とは思ってきましたが、最初から「不妊手術が絶対大切だ!」と思っていたわけではありません。でも、たくさんの犬猫を保護しながら「どうやったらこの問題を解決できるんだろう」と考えた時に、過剰繁殖の問題を乗り越えないことには、不幸な命を減らすことはできないと痛感したんです。

犬猫の問題の根底にはすべてにおいて過剰繁殖があると感じていて、シェルター運営や里親さんを探す譲渡会活動から少しずつ、過剰繁殖の問題に注力して活動していきたいと思っています。

(「宮古島SAVE THE ANIMALS」では、シェルターでの犬猫の世話の方法を改善するために国外から専門家を招いて指導を受けたりしながら、まめにスタッフミーティングを行っている。「一気にいろんなことが解決はしませんが、今日より明日、少しずつでもできることを取り入れていっています」(中原さん))

──たどり着かれたのが「過剰繁殖」の問題だったのですね。

山田:
そうです。ただ、TNRや不妊手術は本当に地味な活動で、救われる犬猫の姿がすぐに見えるわけでもなく、一見するとわかりづらいところがあるかもしれません。しかし5年後10年後の未来を見据えた時、必ず必要な活動だと思っています。

中原:
行政殺処分される犬猫のうち、猫が7割を占めています。さらにその中で、子猫が占める割合が7割。つまり行政によって殺処分される犬猫のうち、約半数は小さな子猫なんですね。猫の避妊去勢を徹底できれば、殺処分数をずっと減らすことができます。「殺処分対象ゼロ」を目指して活動していきたいと思っています。

──なるほど。

山田:
犬猫の本当の幸せを考えた時、「殺処分ゼロ」という言葉は私たちだけの満足のように思えます。もちろん、殺処分される命はなくなるべきです。しかし、保健所にいる犬猫を引き取ってただ保護するだけでは、根本的な問題は解決しないのではないでしょうか。

不妊手術には賛否あります。「手術なんて必要ない」「自然の姿のままが良い」という意見もあります。しかし、だからといって生まれたはいいけれど、年間4万3千を超える小さな命が殺処分されているという現実を目の前にした時、果たしてそれでも数を増やし続けるのが良いのでしょうか。

保護にも譲渡にも、限界があります。皆さんいっぱいいっぱいの中、命を守りたいと必死で活動しています。だからこそ私たちは、過剰繁殖の問題にコミットしていきたいと思っています。なぜ私たちがここに取り組むかを理解し、応援いただけたら嬉しいなと思います。

保護や譲渡活動を行っている他の団体さんとも協力しながら、お互いに得意な部分を生かして、「殺処分ゼロのその先」をつくっていきたいと思いますね。

(「不妊去勢手術と並んで重要なのは、これからの未来を担っていくこどもたちに命との向き合い方を考えてもらうこと」と二人。「『命を大事にしよう』というのは当然のことながら、人と動物が共生してくためにはきれいごとだけでは語れないこともあります。海や山、自然全体を含めた大きな視点で考えてほしいし、わたしたちもそうありたいと思っています」(山田さん))

「皆がポジティブに、一緒に生きられる社会に」

(先天的に足が悪かった犬のきょうだい。「里親さんが見つかった時はとても嬉しかったです」(中原さん))

──読者の方たちに、メッセージをお願いできないでしょうか。

中原:
いろんな人がいて、いろんな生き物がいる。それぞれが譲り合って生きていける社会になったらと思います。象を中心にしたらねずみが生きられなくて、ねずみを中心にしたら象が生きられないように、人間を中心にした時に、他の生き物に支障や犠牲が出てきてしまうことがあります。工夫しながら、みんなが一緒に生きられる道を模索していくことができたらと思います。

そのためには、一人ひとりが、まず自分が暮らしている地域に目を向けることからはじめてくださったらうれしいです。無関心だと、変えていくことは難しいので…。

山田:
保護した時、シェルターで集団生活を送っている時、新しい家族を見つけた時…、同じ犬猫でも、その時々で全く表情が異なります。そして里親さんの元で元気そうな顔をみると、やっぱり皆こうなってほしいと思います。
犬猫に関わらせてもらっていることで、いろんな方たちとご縁が生まれました。だから、犬猫にその恩返しができたらいと思いますね。あとは、皆がポジティブに暮らせたらと思います。

(宮古島のシェルターでの譲渡会の様子。「島の人たちにも手伝ってもらい、夏はかき氷を売ったりして、イベントとして気軽に足を運んでもらえたらなと思ってます。まだまだ開催数は少ないですが、島内でも少しずつ譲渡が進めばいいなと思っています」(中原さん))

チャリティーは、宮古島のシェルターに最低限の医療設備を設置するための資金となります!

──最後に、今回のチャリティーの使途を教えてください。

山田:
今回のチャリティーは、宮古島のシェルターに最低限の医療設備を整えるための資金として使わせていただきたいと思っています。

先ほどもお伝えしたように、2020年から私たちは過剰繁殖の問題に注力していきたいと考えています。ただ一方で、宮古島のシェルターでは犬猫を多数保護しており、たくさんの方にご協力いただいていますが、医療費や手術費がかさんでいるのが現状です。というのも、100を超える数の犬猫がいながら、私たちのシェルターには医療設備が一切なく、犬猫の診察や手術のたびに島の獣医さんの元を訪れているんです。

中原:
シェルターに最低限の医療設備があれば、ここを拠点に島外からも獣医の先生にボランティアで来ていただくこともでき、出費を抑えることができます。
具体的な設備としては、滅菌器や麻酔器、手術の道具などです。
是非ご協力いただけたら幸いです。

──貴重なお話、ありがとうございました!

(スタッフ、ボランティアの皆さんと記念撮影!)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

9月にJAMMINにやってきた迷い猫の「ミヤ」。ミヤも不妊手術済であることを示す「さくら猫」でした。野良猫だけど、地域の方に守られ、愛されていたという証。今では皆に愛嬌を振りまいてくれるミヤですが、暮らしていた場所で誰かに気にかけてもらったこと、愛してもらい、手間をかけてもらったということを私たちも忘れず、これからも一緒に生きていきたいと思います。

飼い主のいない野良犬猫たちが地域で人間と共に生きていくためには、繁殖の問題は避けて通れません。その数が溢れてしまった時、多くの犬猫が保健所などへ送られ、殺処分の対象となってしまうからです。この機会に、あなたの暮らす地域のことを考えてみませんか。

・NPO法人KATZOC ホームページはこちらから

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力強く大地を駆ける犬、猫の姿をそれぞれ描きました。

“Live your life. It is so precious”、「あなたの命を生きて。それはとても特別なもの」というメッセージを添えています。

犬デザインor猫デザイン、お好きな方をGETしてください!
あるいはご家族やお友達と、デザイン違いで揃えていただくのも◎

Design by DLOP

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「未来をつくるプロデューサー」パシフィックコンサルタンツ株式会社。
60年の歴史と1,600人を超えるプロフェッショナルが、地域や社会の未来に貢献しています。
会社ホームページはこちら: www.pacific.co.jp

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