CHARITY FOR

「たとえ役目を終えても、補助犬は体の一部」。引退補助犬が最後まで愛され、元気に過ごせる環境を〜NPO法人日本サービスドッグ協会

補助犬のサポートによって身体障害者の自立と社会参加が促進されるようにと「身体障害者補助犬法」が2002年に施行されてから、今年で17年。補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)は少しずつその存在が認知されるようになってきましたが、役目を終えた後の補助犬について考えたことがあるでしょうか。

年齢やケガ、事故などで補助犬としての役割を終える犬たちがいます。補助犬として訓練され働いてきた彼らは、引退後、一体どのような生活を送っているのでしょうか。

今週、JAMMINが一週間限定でコラボするのは、NPO法人「日本サービスドッグ協会」。役目を終えた引退犬をサポートしたいと、様々な支援を行う団体です。団体の代表を務める、理事長の谷口二朗(たにぐち・じろう)さん(62)は、40代の時に難病により失明、どん底の時に盲導犬を迎えました。

「引きこもりがちだった自分を、いつも彼が支えてくれた。一番辛い時に側にいて助けてくれた盲導犬に、今度は自分が恩返ししたい」。

ご活動について、日本サービスドッグ協会さんの事務所にお伺いし、お話を聞いてきました!

(日本サービスドッグ協会の事務所にて。壁には、これまで支援した引退犬たちの写真が所狭しと貼られていました)

今週のチャリティー

NPO法人日本サービスドッグ協会

奈良県葛城市を拠点に、盲導犬・介助犬・聴導犬などの補助犬とその繁殖犬など働きを終えた引退犬を対象に支援金の支給や介護用品の貸し出しなどの支援を行うNPO法人。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO

引退した後の補助犬の支援を行う、日本で唯一の団体

(とっても人懐こい引退犬たち。「遊んで〜」と西田の周りをウロウロ)

9月、奈良にある日本サービスドッグ協会さんの事務所へお邪魔しました。広々した事務所の奥には犬たちのために広いドッグランが設けられています。
この日は、スタッフの皆さんと一緒に5頭の犬たちが尻尾を振って私たちを迎えてくれました。

穏やかでやさしい立ち振る舞いが印象的な彼らは皆、盲導犬やその繁殖犬として活躍した犬たち。
ご自身も盲導犬の使用者である理事長の谷口さんと、副理事長であり引退犬ボランティアでもある杉田琢視(すぎた・たくみ)さん(56)に、引退した補助犬が抱える課題について尋ねてみました。

(お話をお伺いした理事長の谷口さん(左)と副理事長の杉田さん(右)。谷口さんは、40代で視力を失った当事者。杉田さんは、引退犬ボランティアでもある)

谷口:
「身体障害者補助犬法」が施行された後、国の助成もあって育成団体や訓練施設が増え、数多くの補助犬が生まれました。現在、国内には29団体(平成29年度時点)の育成団体があります。補助犬のユーザーが少しずつ増え、一般の方が日々の生活の中で触れることも増えてきました。

しかし一方で、引退した補助犬には、一部の協会を除き、何の助成も支援もありません。
盲導犬の場合、盲導犬の卵である幼犬を育てる「パピーウォーカー」や盲導犬自体は取り上げられても、引退後となると、多くの方が知らないどころか、イメージさえしたこともないことがほとんどではないかと思います。私たちは引退した後の補助犬の支援を行う、日本で唯一の団体です。

(取材中、杉田さんの隣で、テーブルから目だけをのぞかせるイエール(11歳)。繁殖犬として活躍し、2016年に引退しました)

──確かに、引退した後を考えてみたことはありませんでした。
引退後、具体的にどのような課題があるのですか。

谷口:
盲導犬の場合、ラブラドールやゴールデンレトリバーなどの犬種になりますが、こういった大型犬の介護には、多額のお金が必要になるんです。
通常、10歳前後で盲導犬を引退した後、平均して14、5歳ぐらいまで生きます。つまり、引退後も5年ぐらいは生きるんですね。だけれども、引退した先のことを知っている方は本当に少ないです。

──引退した補助犬の行き先はどうなっているのでしょうか?

杉田:
引退後については、その補助犬が所属する育成団体によって方針が異なります。
多くの場合、引退後には「引退犬ボランティア」と呼ばれるボランティアさんに家族として引き取られて余生を過ごします。その場合、団体からボランティアさんへ、補助犬は「譲渡」というかたちになり、その犬にかかる医療費や介護は、すべてボランティアさん個人の負担になります。

自分たちの育成団体出身の犬であれば、亡くなるまでの医療費や介護費を負担するという団体もありますが、数は多くありません。

──そうなんですね。知りませんでした。

谷口:
身体障害者補助犬法ができて17年、多くの補助犬が働きを終え、現役から引退しています。しかし、補助犬の啓発や育成に関しては国からの助成がある一方で、引退した補助犬には何の助成もなく、すべての面倒を見ている引退犬ボランティアさんに大きな負担がかかってくるという現実があるのです。

(小学校での啓発活動の様子。盲導犬と出会った時にどうしたらよいかや、家の中での生活の様子、盲導犬になるまで、そして引退後もたくさんのボランティアさんが関わっているということなどを伝える)

引退犬を育てる「引退犬ボランティア」にのしかかる
経済的な負担

(2019年8月、阪急うめだ本店で開催されたチャリティーイベント「H2Oサンタフェスティバル」にて、引退補助犬支援活動について話す谷口さんと、盲導犬の「レフ」)

谷口:
団体の立ち上げに携わった初代理事長は、生涯で3頭の盲導犬と生活を共にしました。最初の2頭が引退した後、引き取った引退犬ボランティアさんのご家族がすごく面倒をよく見てくださり彼らは幸せな老後を送ることができたのですが、そこには大きなご苦労があったと聞いています。

「引退補助犬の世話をするにあたり、何の保証もない部分をどうにかできないか」と活動を始めたのが、私たちの団体の設立のきっかけです。2003年に団体を立ち上げ、2005年にはこの場所に事務所を構えました。理事を務めるのは私が4代目になります。

──そうだったんですね。

(年を重ねた分、落ち着いた雰囲気と貫禄があります。包まれるような優しさを感じました)

──具体的には、引退犬ボランティアさんにはどのような負担があるのでしょうか。

杉田:
病気になった時、病院にかかると医療費は高額です。特に大型犬の場合は、腫瘍などが発生しやすいという特徴があります。また、老衰などで介護が必要になった時、紙オムツやマットなどの介護用品も安くはありません。面倒を見てくださる引退犬ボランティアの方の経済的負担が大きくなってしまうという課題があります。

──なるほど。

(事務所の奥には、有志の方たちによる寄贈だという広いドッグランがありました)

谷口:
引退犬ボランティアさんの負担を少しでも軽くできないかと、私たちはいくつかの支援プログラムを実施しています。

まず、経済的な面から二つの支援を行っています。
一つは、引退補助犬の介護を支援する一般支援金の支給です。支援金は一律5万円で、1頭の引退補助犬に対して、その仔の生涯に渡って2回申請が可能です。

使途については、特に細かく限定はしていません。病気や老いが進むにつれ、飼育費だけでなく介護用品の購入や冷暖房などの光熱費も大きな金額になってくるので、こういったところに当てていただいたりしているようです。

杉田:
もう一つが、高額医療費支援金の支給です。
ボランティアさんの方から領収書と一緒に申請していただき、病気発症から1年間に20万円以上医療費がかかった犬については5万円を、30万円以上医療費がかかった犬については15万円を、50万円以上医療費がかかった犬については25万円を支給させていただいています。

いずれの支援金も、申し込みが予定数を超えた場合は、出身の育成団体からの支援金がない方を優先させていただいておりますが、こうして育成団体の壁を超えて引退補助犬を支援している団体は、日本では現在私たちだけです。
全額支援することは難しいですが、国の助成がない以上、なんとか最期まで引退補助犬が笑顔で過ごせるように、少しでも飼い主さんの経済的負担を軽くしたいという思いがあります。

これまでに支援させていただいた支援の件数は、2019年3月末時点で、創設以来3488件に上ります。

(ご自身の体験も交えながら、引退犬への思いを語ってくださった谷口さん)

介護用品等、必要な道具の貸し出しも

(老犬介護の研修会の様子。「ダクタリ動物病院京都医療センター」のリハビリトレーナー森惠先生の指導の元、現在の犬の状態を知り、自宅でのリハビリマッサージ方法、気をつけることなど学ぶ)

──経済的な部分以外での支援についてはいかがですか?

杉田:
犬の介護用品は高額なものも多く、個人で購入するにはあまりに負担が大きく、断念されることも少なくありません。
そこで、私たちは紙オムツのお試しセットやペットシーツ、タオル、毛布など介護用品を無料で支給しているほか、足腰をサポートするアシストバンドやサポーター、プロテクターなど補助具の貸し出しも無料で行っています。

(床ずれ予防マットや紙オムツ、防水シート…。日本サービスドッグ協会が支給している介護品いろいろ。それぞれ介護に必須だったりあると便利だったりするものだが、引退ボランティアさんの経済的な負担になってしまうことも)

杉田:
大型犬の場合は、病気や老衰で寝たきりになった時、体が大きい分床ずれなどを起こしやすいという問題もあります。1箇所に体圧がかかるのを防ぐ床ずれ予防マットも無料で支給しています。

谷口:
足腰が弱ると、一緒に出かけることも難しくなります。「もう歩けない」という状態になった時、それはすなわち、犬の死が近づいていることを意味します。
亡くなる前に一緒に思い出の場所を訪れたいと思っても、大型犬を乗せるカートは、安いものでも10万円ほどします。1度や2度の利用のために10万円の買い物をすることは難しいですよね。なので、団体所有の大型のカートや担架なども無料で貸し出しをしています。全国からお問い合わせがあります。

(こちらは、足腰が弱った犬の歩行を補助する器具。こういった器具も無料で貸し出している)

──最期まで幸せなひと時を過ごせるようにというご配慮なのですね。

谷口:
そうですね。飼い主さんのために、電話やメールによる相談受付も行っています。
介護中心の生活を送っていると、疲れたり追い詰められたりする引退犬ボランティアさんも少なくありません。べテランの引退犬ボランティアが、「こんな時はどうすればいい?」「困った」といった飼い主さんからのご相談に乗っています。

杉田:
また、この施設では月に1度、「シャンプーデー」を設けていて、ボランティアさんによるシャンプーを、引退犬は無料でご利用いただけます(予約制)。

──大型犬だとシャワーも大変だと思うので、嬉しいですね。

杉田:
ほかにも、専門家を招いて老犬介護や、筋力を衰えさせないマッサージ法などの講習を行ったりしながら、引退犬とそのご家族が幸せな老後を送れる過ごせるようお手伝いをしています。

(「シャンプーデー」にて、気持ち良さそうな表情を浮かべる引退犬。「引退犬の負担を少なくするための快適なスピードシャンプーで、優しいシャンプーを行っています」(杉田さん))

「人間は優しい存在だ」ということを
認識している補助犬たち

(大型犬は体重もあるので、持ち上げるのも一苦労。こちらは、寝たきりの引退犬を何頭も介護してきた経験のあるボランティアさんが開発した、犬に着せるタイプの介護服(非売品)。「これがあると、一人でも犬を持ち上げることができます」(杉田さん))

──そもそも、補助犬は一般の犬とくらべた時に何か特徴はあるのでしょうか。

谷口:
まずいえるのは、「おとなしい」ということだと思います。そして、人間とは誰とでもすぐに馴染めるのが特徴です。
常に人間の側にいて、「人間は優しい存在だ」というのを、覚えている。それが大きな特徴だと思いますね。

杉田:
巷では仕事をしているのでストレスで一般的な犬と比べて早く亡くなるということが言われているようですが、24時間ずっと一緒にいるので、使用者といるということにストレスを感じるということはありません。

(犬を乗せることができるカート。かなり大きいです。特に大きな力も必要なく、スイスイと押すことができました。段差にも対応しているそう)

「40代で視力を失いどん底だった時、
盲導犬がそばにいて、一緒に歩いてくれた」

(サファイアと谷口さん。「盲導犬は、視覚障がい者をガイドしてくれるのがお仕事ですが、それだけではありません。いつもそばで寄り添ってくれて心の支えでもあります。私たち夫婦にとっては子どもです。辛い時、悲しい時、いつも寄り添ってくれました。君の笑顔にどれだけ癒されたか。どれだけ助けられたことか…。ただただありがとうです。亡くなった後も、サファイアの笑顔はいつも心の中にあります」(谷口さん))

──谷口さんは盲導犬ユーザーでもありますが、なぜこのご活動に携わるようになられたのですか?

谷口:
私は、難病により40代後半で視力を失いました。理学療法士として働いていましたが、何をするのも嫌になって自暴自棄になりました。

目が見えないので、どこに行くにも誰かの手を借りなければいけません。意地を張って一人で出かけると、電柱にぶつかったり溝にはまったりして、やっぱり一人では出かけられない。かといって、家族同士ではお互いにわがままも出てしまうようなところがありました。

「出かけたい」と伝えた時に「今忙しい」とか「またあとで」という返事が返ってくることが重なると、私も「もういいや」と諦めて、次第に外に出ることが少なくなり、引きこもりがちになっていきました。

そんな時に盲導犬を迎え入れました。
最初の盲導犬「サファイア」は、「カム」と声をかけると、いつでもすぐに私の元にかけつけてくれました。視力を失い真っ暗に感じていた中で、私を立ち直らせてくれたのが、盲導犬でした。ただの道具ではなく、自分が人生で一番困った時に、一緒に歩いてくれた存在、それが盲導犬でした。

(「『いつかIPS細胞の治療で目が見えるようになったら、助手席にサファイアの乗せてドライブしたいなぁ』と言いながら、サファイアと撮った写真です。サファイアからバトンを受け取ったレフが今は私を支えてくれています」(谷口さん))

──そうだったんですね。

谷口:
夏はサーフィン、冬はスキーと、私は若い頃から体を動かすことが大好きでした。視力を失って手足をもがれたような気持ちになっていましたが、サファイアと共に過ごす中で、「自分が取り戻せた」と感じたんです。

「この仔がおったら、どこでもいける」と思いました。
始めて飛行機に乗って石垣島へ出かけたり、新幹線に乗ってディズニーランドへ行ったり、共に各地を旅しました。次第に日本国内だけでは物足りなくなって、研究して海外へ行くための犬の検疫の手続きをパスして、ハワイにも一緒に行きました。ハワイへは、そこから毎年訪れています。

(ハワイでの一枚。「新婚旅行で行ったハワイが病みつきになり毎年行っていましたが、見えにくくなってからは遠ざかっていました。『サファイアと一緒にハワイに行きたい!』、見えていたころの風景を思い出しながら共に訪れたハワイの風と光、そしてハワイの人たちの優しさに包まれ、またハワイ病に取りつかれました」(谷口さん))

──再びアクティブな人生を送られるようになったんですね!

谷口:
はい。私にとって彼らは本当にありがたい、心から愛する存在です。道具じゃない。彼らは私の目であり、私の体の一部です。だから、そんな存在の彼らが「引退したら何もない」というのは違うと思いました。それが、活動に携われるようになった一番のきっかけです。

──そうだったんですね。

谷口:
盲導犬は、私の人生そのものです。
トコトコと私の元に来て「おはよう」と言ってくれてスタートする、この仔たちとの幸せな日常は、いつか終わります。別れがいつか訪れますが、その日までは、この仔たちの元気な顔を見ていたいと思っていて、それが私のモチベーションでもあります。

(家の中でくつろぐサファイアとレフ。「2代目のレフも、小さいながらもサファ兄ちゃんに負けないくらい頑張ってくれています。サファイアとたくさんの思い出を作ったように、これからはレフとの思い出をいっぱい作りながら前を向いて歩いていこうと思います」(谷口さん))

引退犬やその親きょうだいが一緒に眠れる犬
慰霊碑の建立も

(サファイアの11歳の誕生日にて。「我が家に来てくれてありがとう。彼は私たち夫婦の長男です。サファイアと過ごすために、山の中の小さな家を購入しました。週末は山の家に…家庭に笑いが溢れるようになりました」(谷口さん))

谷口:
一番最初に来てくれたサファイアは、現役引退後、私がよう手放せませんでした(笑)。だから2頭目の「レフ」を迎え入れたあともずっと一緒にいて、15歳と2ヶ月で亡くなるまで、家族として最期まで一緒に過ごしました。サファイアが亡くなった時はすごくつらい思いをしましたが、その時はレフが側にいて、私を支えてくれました。やっぱりしんどい時に、いつもこの仔たちが側にいてくれたんですね。

2018年3月、日本サービスドッグ協会の15周年記念事業として、同じ奈良県葛城市にある宝塚動物霊園奈良分院様のご協力のもと「引退補助犬慰霊碑」を、皆さまのご支援を受けて建立しました。

(引退補助犬慰霊碑の納骨式にて。慰霊碑前にいるのは、盲導犬のレフと繁殖引退犬のオーランド)

──引退犬が入れるのでしょうか?

谷口:
引退犬に限らず、彼らの親きょうだいも入ることができます。

例えば盲導犬の場合、適正などから盲導犬になれるのは10頭に2頭ほどで、盲導犬になれなかった犬は一般の家庭に引き取られてペットとして育てられます。また、盲導犬として活躍していても、事故やケガでキャリアチェンジを余儀なくされて、早くに引退する仔もいます。さらには、盲導犬を生むための繁殖犬として働いた親犬もいます。引退犬だけでなく、引退補助犬と関わる一般の仔たちも含め、皆が楽しく安らかに、一緒に眠れる永代供養の場所です。

毎朝慰霊碑前で僧侶の方が読経をしてくださり、月に一度、お花のお供えもしてくださっています。

(事務所にて、活動を支えるボランティアの皆さんと、引退犬たち)

毎年新たに生まれる引退犬。
その存在を、まず知ってほしい

(寝たきりになってもカートに乗ってお散歩。「犬も、一緒に訪れた場所を覚えています。歩けなくなっても一緒に外に出てお散歩すると、犬も喜びます」(杉田さん))

杉田:
現在、日本では1000頭を超える補助犬が活躍しています。その中で現役を終える仔たちももちろんいて、そうするとまた新たな補助犬が迎え入れられ、そうやってどんどん持ち替えされていくのですが、それはつまり、この先引退犬がどんどん増えていくということを意味します。

引退する補助犬がいるんだということをまず知ってもらうということ、そして活躍を終えた彼らを最期まで大切に面倒を見てくれる人を増やすことが、私たちの役目です。

谷口:
小さい子どもに「ペットを飼ったら、最期まで面倒を見よう」と教えますよね。
でも、補助犬に関しては、国がそれをできていない。公的な支援もなく、育成事業とは異なって影の部分の活動ですが、今後ここにもっともっと光が当たり、幸せな余生を送る引退補助犬が増えることを願っています。

奈良の片田舎で活動していますが、粘り強く発信していけば、いつか声は届くと思っています。

(街頭募金活動の様子。「道の駅かつらぎ」での街頭募金。引退犬やパピーちゃんも一緒にお手伝い)

チャリティーは、貸し出し用カート購入のための資金になります!

(阪急うめだ本店で開催されたチャリティーイベント「H2Oサンタフェスティバル」では、盲導犬ユーザーさんたちも活動に参加。笑顔で記念撮影!)

最後に、今回のチャリティーの使途についてお伺いしました。
 
谷口:
私たちの活動は、ご支援してくださる方たちの寄付から成り立っています。
今回のチャリティーは、体が不自由になった引退犬を乗せるためのカートを新たに一台購入するための資金として使わせていただきたいと思っています。

現在、団体所有のカートが5台ほどあるのですが、全国各地からお問い合わせが重なってしまうと、貸出期間が長いカートは順番待ちの状態になってしまいます。しかし、身動きをとることが難しくなってしまった引退犬の先はそう長くないので、ずっと待ってもいられないんですね。

引退犬ボランティアさんと引退犬が一緒に外に出かけ、亡くなる前に素敵な思い出をつくるお手伝いができたらと思っていて、新たなカートの購入を考えています。チャリティーアイテムで、ぜひご協力いただけたら幸いです。

(取材後、日本サービスドッグ協会の皆さん・引退犬と一緒に写真を撮らせていただきました!2019年10月末に朝日放送「おはよう朝日です」にてJAMMINの特集を放送していただいた際、今回の日本サービスドッグ協会さんとのコラボを取り上げていただきました。左から二人目は「おはよう朝日です」レポーターの田口万莉さん)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

「補助犬の引退後」、私自身今回日本サービスドッグ協会さんとコラボするまで、考えてみたことがありませんでした。補助犬の活躍が増え、また受け入れる環境が整いつつあるのは素晴らしいことですが、一方でそれは、引退する補助犬も増えているということを意味します。

代表の谷口さんの盲導犬「サファイア」と「レフ」への思いをお伺いしながら、補助犬とユーザーさんがどこへ行ってもあたたかく迎えられる社会を作っていくことと並行して、引退後の補助犬が余生を健やかで穏やかに、楽しく過ごせる環境を整えていくことも非常に大切だと感じました。

・NPO法人日本サービスドッグ協会 ホームページはこちらから

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スーツケースに入り、旅に出かけることが待ちきれず、飼い主さんに「早く行こうよ!」と無邪気な笑顔を見せる犬の姿を描きました。

引退後も充実した、楽しい余生を過ごして欲しい。
第二の明るい人生を表現したデザインです。

“Thanks for always there for me”、「私のために、いつも側にいてくれてありがとうね”、そんな人から犬への感謝のメッセージを添えています。

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