CHARITY FOR

身近な日用品開発の背景で犠牲になる動物たちの存在を知って。動物実験の廃止を求めて〜NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)

生活に溢れる日用品や食品に入れられる添加物などの安全性を確認するために、また医療などの分野で動物実験が行われていることを、皆さんはご存知ですか?

世界では概算で1億1,530万頭、日本でも2,000万頭(推定)の命が、毎年動物実験によって失われているといいます。代替法も少しずつ開発されているといいますが、密室で行われる動物実験、その実態はまだまだ明らかになっていません。

今週、JAMMINが1週間限定でコラボキャンペーンを行うのは「NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)」。

「動物実験廃止のための活動と聞くと、過激に聞こえるかもしれない。しかし、今すぐ動物実験をゼロにするのは無理でも、まず動物実験が実は身近にあるという事実を知り、考えてみてほしい」。そう話すJAVAの山本三保(やまもと・みほ)さん(56)と石島伊代(いしじま・いよ)さん(31)に、活動について、そして動物実験の現状についてお話をお伺いしました。

(お話をお伺いした、JAVAの山本さん(右)と石島さん(左))

今週のチャリティー

NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)

動物実験の廃止を求める活動を中心に、動物と人間が共存共生できる豊かな社会を目指して、積極的な活動を展開している全国規模の特定非営利活動法人です。国連顧問団体をはじめ、世界100以上のNGOと協力し、連携をとりながら実践的で幅広い動物保護活動に取り組んでいます。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO

実は身近に存在する動物実験を知って

(「学校から解剖実習をなくそう!キャンペーン」の一環で、小中高学校の学習指導要領から「動物の解剖」の記述をなくすことを求めた約2万筆の署名を馳浩文部科学大臣(当時)に提出。2017年)

──今日はよろしくお願いします。まず、ご活動について教えてください。

山本:
私たちは「動物実験の廃止を求める会」という名前の通り、動物実験の実態を広くたくさんの人に知ってもらい、その廃止を訴える活動がメインになります。動物実験を廃止するために、それに代わる方法「代替法」の推進や転換を求める活動にも力を入れています。
他にも毛皮、動物虐待、犬猫の殺処分をなくすための活動や多くの動物に関わってくる動物愛護法改正の活動を行っています。

──犬猫の殺処分に比べ、動物実験に関しては大きく報道されることもあまりないように思います。

(2017年日本動物実験代替法学会大会にて市民公開講座を企画・開催。「動物実験の1R<代替>をめざして」というテーマで研究者、省庁担当者、文学者、マスメディアとパネルディスカッションを行った)

山本:
そうですね。動物実験の実態を知ると多くの方はショックを受けます。わたしたちはウェブサイトやパネル展、動物実験を行っていないメーカー/行っているメーカーを掲載したコスメガイドの発行などで広く動物実験の実態を知らせ、消費者の意識を高く持ってもらうための活動も行っていますが、日本の人たちにもっと知ってもらいたいですね。

例えば化粧品についてですが、EU諸国では、動物実験についての知識をしっかり持った上で、消費者が買うか否かを選択しています。ですが日本では、化粧品のような身の回りにあるものすら、動物実験がなされているということを知らない消費者がほとんどなのです。

──確かに、買い物をする時に「この商品、動物実験したのかな」という発想や会話はあまりないですね…。

(JAVAが発行する「JAVAコスメガイドVol.5」(400円(税込))は、JAVA独自のアンケートによって、化粧品メーカーなどを「動物実験していない」「動物実験している」に分類した『動物たちに優しい化粧品や日用品を選ぶためのガイドブック』。1998年にVol.1を発行、今刊Vol.5は2015年に発行)

多くの製品で動物実験が行われていながら、
「動物実験反対=タブー」とされる社会の現実

(皮膚刺激性試験に使われるウサギ。化粧品のためによく行われる動物実験のひとつで、他にモルモットもよく使われる。毛を剃られて試験物質を塗布され刺激や腐食の状態を観察される。傷を負わされてそのうえに塗られる場合もある ©ONE VOICE)

石島:
動物実験に反対することが暗黙のうちにタブーとされているように感じます。「動物実験はかわいそうだけど、人間の生活には必要なものだから仕方ない」という認識が刷り込まれているのではないかと思います。

知る機会がないから、事実を知らないまま「動物実験に反対=タブー、過激」というイメージにつながってしまうような部分があるのではないかと思います。

山本:
私たちの生活の身近なものに、動物実験が行われています。化学物質が使われているものについては、ほとんど全ての製品が動物実験を経てつくられていると言っても過言ではないのです。

──化学物質というと、実に身の回りのありとあらゆるところに存在しますよね。

山本:
動物実験というと薬や医療の実験というイメージが持たれやすいですが、何もそれだけではありません。サインペンなどの文房具から、洗剤やクリーナー、先ほどお話しした化粧品、子どもの玩具に至るまで、ありとあらゆるものに動物実験が行われているんです。

──玩具ですか?

山本:
赤ちゃんが口に入れても大丈夫か、顔料などが体に入った場合の影響などを調べるのに、動物実験が行われています。

(ヤギは人工心臓の実験に使われることが多い。また家畜として品種改良のための実験にも使われる ©CFI)

痛みや恐怖に苦しめられたのち、失われていく命

(日本の最大手の化粧品メーカー・資生堂に真っ先に動物実験を廃止してもらいたいと願い、廃止を要望する署名約46,000筆を手渡した。その後資生堂からの参加要請を受け、2010~2014年に亘り、同社の「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」に参加。2013年3月の動物実験廃止を実現させた ©JAVA)

──実際にどのような動物実験が行われているのですか。

山本:
動物実験は、実験の内容によって使う動物の種類が変わってきます。
ヤギは体が大きいので、心臓の研究に使われることが多いです。サルは人間に近い動物と言われ、医薬品の開発や医療技術の研究などに使われています。

マウスは最も実験に使われる動物で、ありとあらゆる研究に用いられます。このマウスを含めラット・モルモット・ウサギは化粧品の実験によく使われています。ネコは神経系の実験に多く、イヌは毒性試験、外科手術や移植研究、歯科の研究にも使われています。

──知りませんでした…。

ウサギは化粧品の動物実験に使われます。たとえば、シャンプーも化粧品に入るのですが、目に入ると痛いですよね。人間の目にそれらが入った時の目への刺激を調べる試験です。ウサギは体の割に目が大きく、また生態として涙腺が発達しておらず、涙が上手に出せないので試験物質が流されにくいからなんです。

(ドレイズテストと呼ばれる「眼刺激性試験」。ウサギの片方の目に試験物質を強制的に点眼し、角膜の変性、虹彩の損傷、結膜の炎症などについて調べる。試験結果は研究室によってバラつきが多く、研究者からも信頼性が疑問視されてきた。こちらの写真は1990年代に撮影されたものと思われる ©CFI)

──そんな…。

山本:
3〜4日間ウサギを拘束して、定期的に試験物質を点眼します。刺激が大きいものだと、ウサギの目が腐ってしまうとか…。

私たちの目に入っても十分痛い化粧品ですが、市販のものはあくまで原料を薄めて配合したものです。ウサギの目に試験のために入れられるのは、薄められていない原液です。当然ですが、動物は痛ければこすったり舐めたり暴れたりしますよね。そうさせないために、首かせで体を固定して、顔だけ出した状態で点眼を繰り返すんです。
自分で目をこすることもできず、痛みで暴れて、首の骨を折って死んでしまうウサギもいると聞きます。

──知りませんでした…。それで、その後試験されたウサギたちはどうなるのですか?

山本:
殺処分されます。これは、他の動物実験でも同じです。

(実験に使われ殺されたウサギとモルモットたち ©ONE VOICE)

様々な実験に、動物の命が用いられる

(米ウィスコンシン大学マディソン校で2015年まで長い間行われていた「音像定位実験」。音のする方向等を聞き分ける耳や脳の機能を調べる。ネコには頭部を固定するステンレス製の器具がとりつけられ、頭蓋骨に穴があけられ脳に電極が差し込まれた。3ヶ月後には手術の傷が原因と思われる細菌感染をおこし、実験も失敗に終わり、このネコは殺され解剖された ©PETA)

山本:
安全性を調べるためにたくさんの動物の命が犠牲になっていることは、逆に「実は私たちの周りには危険なものが多い」ということも教えてくれます。消費者として「使わない」という選択も時には必要です。

石島:
私には、すごく印象に残っている1枚の写真があります。小さな犬がこちらを見ているのですが、足に大きなダメージを負っています。ストレスの心理状態を調べるために、何回も足をハンマーで砕かれ、何の手当もなく、ただ実験に使われる。こんなことが、現実で起きているんです。

何も知らなかった時は、私も「動物実験は必要なものだから仕方ない」という先入観から、見て見ぬふりをしていました。しかしこの写真を見たら、この犬の痛みや悲しみを「仕方ない」で片づけることができなくなり、7年前にJAVAに入会しました。

(石島さんに影響を与えた写真。
この犬は心理的ストレスを引き起こす実験のために、足を繰り返しハンマーで打ち砕かれた。麻酔も何の手当てもされていない。動物実験に反対する英国の団体NAVSの当時の代表であったBrian Gunn氏が、1985年に日本の研究施設を視察した際に撮影 ©Brian Gunn/IAAPEA)

──動物実験は、心理学でも使われるのですか?

山本:
心理学や栄養学、生物学、生理学の分野でも行われます。小中学校で行われる解剖実習も動物実験ですし、教育分野でも多いです。

私が動物実験のことを知ったのは30年近く前ですが、これまで目にした中でショックが大きかったのは、その頃に見た頭蓋骨を切って電極をつけられた猫でした。「頭蓋骨が割られて金属が刺されている…これは何?」と体が震えました。実験される前の写真があるというのも珍しく、余計に哀れでした。

写真はあまりにショッキングなので、拒否反応を示す方もいらっしゃいます。事実を伝えていく必要はありますが…衝撃的すぎて、あえて皆さんの目に触れることを控えることも多々あります。

(ネコは神経を調べる実験によく使われる。餌箱に入ってしまうほど小さかった子猫のアロバールも、脳に電極を差し込まれ、実験の末に短い一生を終えた ©PETER HAMILTON/LIFE FORCE)

山本:
また、軍事兵器や訓練にも動物実験は用いられます。1900年代にたくさん行われた核実験では、爆心地からの距離による生物への影響を調べるために、何メートルのところに何頭、さらに離れた何メートルのところに何頭というかたちでヒツジやヤギをつないで置くということもされていました。

今でも、爆発物や有毒ガスや菌といった軍事兵器の開発のためや医療訓練と称して動物を焼き、銃で撃ち、刃物で刺し、鋏で足を切るといった非常に残忍なことが続けられています。

──一体、何のために…。果たしてそんなことが本当に必要なのでしょうか。それほど衝撃的な実験が、たくさん行われているのですね。

山本:
動物実験は密室で行われるため、その実態をなかなか知ることができません。内部告発などで情報や写真が表に出ることがありますが、そうたやすく得られるものではありません。私たちは動物実験の廃止を求める活動をしていますが、この活動をしていてさえも、動物実験の実態の多分半分以上もわかっていないのではないかと感じています。

(生後間もなく母親から離され、心理学の実験(愛情の実験)に使われる子ザル。まぶたを縫い合わされ、脳に電極を差し込まれている。米カリフォルニア大学リバーサイド校にて ©PETA)

代替法により、動物実験はなくせる

(ヤケドの実験のためにバーナーで焼かれた犬。焼けた身体が金網につかないように中腰の姿勢をとり続け、横になって休むこともできない ©HSUS)

石島:
動物実験は、医療や科学の専門分野で行われます。それは何を意味するかというと、「動物がかわいそうだから、動物実験をやめてほしい」という感情的な主張だけでは通らない、動物実験をなくせないということです。そのため、動物実験の代わりにどのような代替法があるのかということも含め、倫理的な面と科学的な面から「動物実験はなくせる」ということを、私たちが主張していく必要があると思っています。

──代替法があれば、そしてそこできちんと実験・研究ができるということが証明されれば、動物実験は必要なくなりますね。

石島:
そのためには学術的な分野からのアプローチも必要になってきます。
私たちは専門家ではありませんが、代替法の学会へ参加したり、海外の団体と連携して、他国で既に廃止になった実験に対して日本でも廃止するように省庁へ働きかけたり、海外の専門家の協力してもらって代替法を大学などの教育現場に提案したり、本当に地道な活動を続けています。

(モルモットを使った光毒性試験の代替法「3T3 NRU試験」。2004年にOECDのテストガイドライン432として採用(2012年食品薬品安全センターにて撮影) ©JAVA)

──代替法の研究・開発は進んでいるのですか?

山本:
動物実験の代替法の研究については、「3R(スリーアール)の原則」というものが国際的な流れとなっており、日本の「動物の愛護及び管理に関する法律」にも、この原則が盛り込まれています。

──どのような原則ですか?

山本:
「3R」とは、
「Replacement(リプレイスメント)」…動物を使用しない実験方法への代替
「Reduction(リダクション)」…実験動物数の削減
「Refinement(リファインメント)」…実験方法の改良による実験動物の苦痛の軽減

を指します。政府や市民団体の支援もあって、高度な技術を駆使した代替法が世界各国で採用されていますが、十分とは言えません。

──具体的に、どのような代替法があるのですか?

山本:
ヒトの培養細胞や精巧な皮膚モデル、他にもコンピュータシミュレーションや、MRIなどによる画像診断、データ解析を使った方法など、様々あります。

代替法に関しては化粧品の分野が一番進んでいますが、それでもまだ全ての代替法が開発されているわけではないですし、化粧品以外の分野ではまだまだです。代替法の開発や普及を進めるためにも、私たち国民の「動物実験ではなく代替法で」という声が重要です。

──代替法によって命が救われるのなら、今後もっともっとその分野を開発していってほしいですね。

(2009年、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」を実施。渋谷→原宿→渋谷を約200人でデモ行進した)

事実を知り、消費者が選択できる世の中になることで
不幸な命は減らせる

(EUで化粧品の動物実験が禁止になる2013年まで、フランスでは動物保護団体によるキャンペーンが17年にわたって展開された ©ONE VOICE)

石島:
専門家によって、動物実験が必要か否かの意見は分かれます。動物実験が行われる現場は専門的な分野なので、具体性を持って重要性を伝えようとすればするほど専門用語が増え内容は複雑になり、なかなか一般の方に理解してもらうことが難しくなる部分もたくさんあります。しかしだからといって「動物実験は仕方ない」で終わらせたくないんです。

動物実験について意識を持って生活する人が増えれば、不幸な命は減らせると思っています。

山本:
JAVAが2009年のパネル展で行ったアンケートでは、化粧品の動物実験を知った98.9%の人が「使いたくない」と回答しました。やはり「知ること」が大切なのだと感じます。

消費者が事実を知り、自分で何を買うかを選択していくことで、社会も変わります。企業にとって、消費者はお客様なので、お客さんが「動物実験は反対」というスタンスを取った時、考え直さざるを得ないのです。

EUでは段階を経て、2004年には化粧品(完成品)の動物実験禁止の法律が施行され、2009年には化粧品の成分も含めた動物実験の禁止と、例外は除かれてしまいましたが、動物実験された製品の販売も禁止となり、そして、2013年には動物実験がされた化粧品の完成品、原料および原料の組み合わせの販売が例外なく完全禁止となりました。

ここにたどり着くまでには20年以上の歳月がかかりましたが、この法律ができたことで、「化粧品に動物実験はいらない」という考え方がスタンダードになりましたし、素晴らしい事例として、他の国々にも影響を与えました。しかし一方で、日本も含む世界の80%以上の国(※)では動物実験が未だ認められているという現実があります。

(※)…欧州議会決議文書(化粧品のための動物実験の世界的禁止)より

石島:
日本では2000年4月に薬事法が変わり、医薬部外品・薬用化粧品については、新しい原料を使う場合、動物実験のデータを国に提出する必要がありますが、一般的な化粧品についてはその必要がなくなりました。
最大手化粧品メーカーが2013年に国内での動物実験の原則廃止を決め、それに追随するかたちで、他の大手メーカーも廃止するという流れになりました。やはり最大手の企業が廃止を決めると、業界全体への影響力は大きいと感じます。

(毛を剃ったウサギやモルモットの皮膚に試験物質を塗布し、3日間にわたって刺激・腐食の程度を観察する実験。場合によっては、毛を剃った上で皮膚に損傷を与え、その上で試験物質を塗布するという。化粧品を繰り返して使用する際の毒性を測る実験では毎日塗布を繰り返し、2週間にわたってその経過を観察する)

山本:
動物実験の実態は、その多くが明らかになっていません。動物の姿が見えないので、どこか遠くの悲しい事実のように思えるかもしれませんが、私たちの生活の裏では「動物の命が犠牲になっている」という事実があることをまず知ってほしいと思います。

そしてもし動物の犠牲をなくしたいと思ったら、自分の生活で何ができるのかをぜひ考えてください。企業に問い合わせて「動物実験はしています」といわれたら、「動物実験をやめてください、やめるまでは使いません」と伝える、動物実験していないものに切り替えるという行動が、社会を変えていくのです。

石島:
動物実験廃止を求める活動と聞くと、どうしても難しそうだと思われがちなのですが、実際にはいろいろな活動があり、初めての方でもお気軽に参加していただけるボランティアやイベントもありますので、ご興味のある方はぜひJAVAにお問い合わせください。

自分の趣味や特技を活動に活かしたアプローチもできますので、いろんな人に参加してほしいと思っています。例えば私はイラストを描くことが好きなので、動物実験をイラストでソフトな表現でより幅広い層に伝えることができると考えています。

また、今後SNS等での情報発信にも力を入れていきますので、これからの社会を作っていく若い世代の方々にも、ぜひ動物実験について考えていただきたいです。

チャリティーは、動物実験のことを一人でも多くの人に知ってもらうための資金になります!

(2017年4月、渋谷・代々木公園で毎年開催される<アースデイ東京>にブース出展。この年は「動物愛護法の改正を求める嘆願署名」を集める。2018年1月までに10万筆以上を集め、39名の国会議員を介して衆参両議長に提出した)

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

山本:
動物実験の実態を伝えるパネル展などの啓発活動を行っていますが、一人でもたくさんの方に知ってもらうために、そしてまたJAVAの活動について知ってもらい、一緒に活動する仲間を増やすためにPRティッシュを作成し、配布したいと考えています。

今回のチャリティーで、約2万個のPRティッシュの制作費用・10万円を集めて、できれば全都道府県で配布したいと思っています。動物実験をなくしていくために、ぜひご協力をお願いいたします。

──貴重なお話、ありがとうございました!

(2012年3月に行った「化粧品の動物実験反対デモ行進 in 渋谷」。渋谷~原宿をアピールして歩いた後、実行メンバーらで記念撮影)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

知ってはいるけど、なかなか現実を見られない…。動物実験に関しては、そんな印象を抱いていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

自分が長年使用している化粧品メーカーが、動物実験に対してどういうスタンスなのかを調べてみると「動物実験の撲滅に取り組んでいます。(中略)動物実験の代替の開発とグローバルな承認を全面的に支持しています」という記載を見つけました。ただ、お二人のお話では化粧品の分野に関しては動物実験は減ってきているといのこと。メーカー側も率先して「動物実験を行っていません」と表明する風潮になってきているのだと思います。

では、他の分野はどうでしょうか。そこを考えた時に、決して「動物実験は私には関係ない」とはいえない事実が見えてきました。
一つひとつを自分で調べ選択していくことは容易ではありませんが、他の分野でも、動物実験の有無を知った上で消費者が選択できる環境が整っていくと、不幸な命は減っていくのではないかと思いました。そこも含め、私たちがアクションを起こしていかないことには、何も変わらないのだということも、強く感じさせられるインタビューでした。

・NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA) ホームページはこちら

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人間と同じように、ありのままの姿で日常を生きる動物たちの姿を、マンガのコマの中に描きました。
それぞれの生き物が、同じ瞬間を何にも縛られることなく、苦しんだり痛めつけられたりすることなく自由に生きてほしいという思いを表現しています。

“We are all born free and equal”、「私たちの命は皆、自由で対等である」というメッセージを添えました。

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