CHARITY FOR

NPO法人OVA(オーヴァ)

もしあなたに何かがあって、「死にたい」と思った時に誰かにその悩みを打ち明けることはできますか?

多くの人は言えないと思います。

実は、Googleで年間約20,000回も「死にたい 助けて」と検索されています。死にたいと思うほどの悩みを抱えていてもそれを誰にも言えず、その先に救いはないとわかっていても、検索している人がたくさんいるのです。

これまでは検索したとしても、その先に救いはありませんでした。中には自殺の方法が具体的に書かれているようなサイトもあるのが現状です。

今週のチャリティーは、ネット検索の先に“助けを求めることができる場所”を作っているNPO法人OVA(オーヴァ)の活動を紹介していきます。

リスティング広告で命を救う

150831-00-6

OVAは、このように「死にたい」に関連したワードを検索している人に対してリスティング広告を活用。自殺念慮の高い人に対する新しいアプローチを、現在は一部の地域に限定して行っています。

リスティング広告とは、検索ワードに連動した広告を出すことができる仕組みのこと。OVAはこの仕組みを活用し、これまでに370名の相談に乗り、多くの人の命を救っています。

いつ自殺してしまうのかわからず危険な状態だった人も、OVAの相談により生きる意欲を取り戻すことができ、現在は復職することに成功している方もいます。このような手法を活用し、事業開始以降、2年と1か月の間に約370名の相談を受けています。

受け身ではなく、攻めの自殺対策

150831-00-5

平成26年度自殺対策強化月間広報ポスター – 内閣府より)

これまでの自殺対策は、ポスター・ラジオ広告・ティッシュ配りなどによる手法が中心でした。

これらの手法では、多くの人に情報を届けることはできますが、自殺念慮が高い人にピンポイントでアプローチすることが出来ません。

OVAは、リスティング広告を活用することで、自殺念慮が高い人にピンポイントでのアプローチ。自ら相談することが出来ず、自殺対策の活動から漏れてしまっていた人に対して、メールによる相談を受け付けています。

OVAの仕組みの広がり

OVAの活動は自殺対策だけでなく他の分野でも応用が可能です。リスティング広告を活用し、何か悩みを抱えていて、それを誰にも打ち明けることができないという人にアプローチするという仕組みは、もちろんOVAにしかできない手法ではありません。

今は、Googleで死にたいと検索をすると「こころの健康相談統一ダイヤル」への電話番号が表示されるようになりました。またGoogleもOVAが開発した手法をとても評価しているようです。

150831-00-7

また、OVAは性暴力の問題に取り組む「NPO法人しあわせなみだ」「NPO法人Social Change Agency」らと協働。サイレントティアーという性暴力被害者が検索する可能性が高いキーワードへのリスティング広告を行い、同じく誰にも助けを求めることができない性暴力被害者を救う活動を行っています。

150831-00-3

(左:OVA代表の伊藤氏、中:しあわせなみだ代表の中野氏、右:Social Change Agency代表の横山氏)

OVAが開発した仕組みが広く社会を良くするための手法として拡散し、多くの「声なき叫び」の行き先ができています。

チャリティーの使途

150831-00-4

(自らソーシャルワーカーとして、メールで相談を行う代表の伊藤さん)

自殺の危機にある人の相談は、高いスキルが必要です。現場経験がある対人援助職を雇う必要があります。一方で相談者から相談料をもらうことはしていません。

今回のチャリティーは、自殺予防相談事業のために使われます。皆さんのチャリティーにより、死にたいほどの悩みを抱え、もっと生きたいと思いながら自殺してしまう、たった一つの大切な命を救うことができるのです。

まとめ:社会を良くする“仕組み”を応援できるチャリティー

早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け(アフリカのことわざ)

前述のとおり、OVAの活動の素晴らしい点は、ただこれまでになかった手法を用いて自殺対策を行っていることだけではありません。

マーケティングテクノロジーを活用することで、自団体以外のどの団体でも同じ仕組みを用いて、助けを必要としている人を見つけ出し、アプローチできることが特徴です。

OVAのアイデアは、一つの団体だけでは解決が難しいと考えられていた課題の解決を、一気に進める可能性を秘めているのでないでしょうか。

リスティング広告、というマーケティングテクノロジーで“声なき叫び”を拾い続け、社会的課題を解決する仕組みを作っているOVA。その活動をぜひ応援していきましょう!

TEXT BY YASUSHI KOBAYASHI (FROM BIGISSUE ONLINE)

150831-00-2

基本情報

法人名:特定非営利法人OVA(オーヴァ)
活 動:東京に事務所を構え、自ら「助けて」と声をあげられない人たちに関わりそして命を守るよう、WEBマーケティング手法を使い自死のハイリスク層にアプローチするメール相談事業を実施する非営利法人。
住 所:東京都渋谷区
H P:http://ova-japan.org/

NGO/NPO担当者からのメッセージ(チャリティーの入金報告)

GIFTED ¥16,800 CHARITY NPO法人OVA(8/31〜9/6)

logo-pckk

SNSでシェアするだけで、協賛企業より10円が今週のチャリティー先団体へ届けられます!
Let’s 拡散でチャリティーを盛り上げよう!

<協賛企業について>
「未来をつくるプロデューサー」パシフィックコンサルタンツ株式会社。
60年の歴史と1,600人を超えるプロフェッショナルが、地域や社会の未来に貢献しています。
会社ホームページはこちら: www.pacific.co.jp

FOLLOW US

毎週のチャリティー情報や新作アイテムの入荷や、お得なお知らせなど、最新情報を定期的にお届けしています。