障がい者の性は社会的にタブー視されがちです。例えば、日本では身体障害を持つ女性が生理の介護負担の軽減という名目で、子宮の摘出手術を受けさせられるケースがありました。さらに、障がいを持つ男性がTVで映る女性の映像で興奮した場合、性の知識や経験がないために「(そもそも)なぜ自分は興奮しているのか」がわからないといいます。見守る親も「自分の子どもに性欲はない」とその現状を見て見ぬふりをするケースも。このように障がい者は性の存在を否定され、性に関する情報から遠ざけられているのが現状です。
今週のチャリティーは一般社団法人ホワイトハンズ。誰もが当たり前に性の健康と権利を享受できる社会にしたい、との考えから様々なサービスや啓発活動を実施しています。その1つが射精介助サービス事業です。
障がいを持つ人の性欲を満たすためでなく尊厳を守れるよう、脳性まひ等の影響で医学的に射精が可能で、自力で射精出来ない人の自宅へ女性ケアスタッフが訪問。自宅内で射精をする手伝う福祉サービスを提供しています。2,800円のチャリティーで障がい者1名が30分の射精介助を受けられます。
ホワイトハンズは障がい者の性だけでなく、外国人風俗嬢の人権問題など一般的にタブー視されるものを扱っています。そして性の公共化を具体的なサービス提供を通じて目指す団体は、日本でホワイトハンズしかありません。
時に性に関するサービスや制度は社会的に認められず、規制の監視下におかれ、有罪かの様に扱われれることもあります。性は性欲の問題だけでなく自尊心の問題です。ホワイトハンズの性に関するサービスや制度をWHITEHANDS(無罪)にするための挑戦は今日も続いています。
法人名:一般社団法人ホワイトハンズ
活 動:新潟に事務所を構え、新しい「性」の公共を作るべく、日常生活の中で誰もが、安心して、当たり前に利用できる社会性のあるサービスや教育プログラムを開発・実践する非営利法人。
住 所:新潟県新潟市西区松美台8-69
H P:http://www.whitehands.jp/menu.html
GIFTED ¥14,000 CHARITY NGOホワイトハンズ(2/2〜2/8) JAMMIN | Social Wear Brand