<今回の旭山動物園さんとのコラボにあたりまして>
4月末に報道のあった旭山動物園での事件を受け、旭山動物園さんよりもご連絡をいただき、本来予定していた5/4からの1週間のコラボを通常通り進めるのか、JAMMINでも話し合いを行いました。
どのような状況下でも、動物たちの命は待ったなしで、向き合う飼育員の方たちの動物への愛情、日々の飼育は変わらず、その積み重ねの中で育まれてきた「伝えるのは、命」という旭山動物園さんの思いを、私たちとしては応援させていただきたいと思い、本来の予定通り、コラボを開催させていただくことにいたしました。
現在の状況を踏まえ、旭山動物園さんからの今回のコラボに関する発信・広報はありません。
JAMMINからの発信のみとなりますが、今日も動物園には、動物たちの確かな生命と、それを見つめる飼育員の方たちのまなざしがあります。
ぜひご一読いただけたら嬉しいです。
2026年5月4日
JAMMIN合同会社

動物たちが本来持っている能力や習性を引き出した「行動展示」で知られる「旭川市 旭山動物園」が今週のチャリティー先!
北海道を代表する観光地として、今や知らない人はいないのでは?!というぐらい有名な動物園ですが、かつて、入園者の減少に悩んだ時代がありました。
その時、動物の命と真摯に向き合ってきた飼育員の方たちの、「こういうふうにすれば、もっと彼らの魅力を伝えられる」という思いを、大切に丁寧に、一つひとつかたちにしていくことが、後に「行動展示」と呼ばれるあり方につながったといいます。
「その動物のことを一番よく見て、よく知っているのは、その動物の飼育担当者です。なので、担当者の目はすごく大事にしているし、尊重しています。それぞれの動物のすばらしさ、能力や魅力を引き出してあげて、来園した方に、命を伝えていきたい」。
旭山動物園園長の中田真一(なかた・しんいち)さん(58)に、お話を聞きました。

お話をお伺いした中田さん
旭川市 旭山動物園
「伝えるのは、命」。動物たちの命と向き合い、来園する方たちに命の温かさと尊さを伝えたい。北海道旭川市にある、旭川市が運営する動物園です。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2026/05/04

かば館の様子。「水中での動きが観察しやすいように工夫されています」
──今日はよろしくお願いします。旭山動物園さんといえば、動物の習性を活かした「行動展示」が有名ですが、いつからそのようなスタイルをとられているのですか。
中田:
旭山動物園は、1967(昭和42)年7月1日に開園しました。
北海道内では、札幌市円山動物園、帯広市おびひろ動物園に次いで3番目にできた、日本最北の動物園です。開園当初は今とは異なり、檻の中で動物を展示していました。
最初の頃は、珍しさもあってそれなりにお客さんが来てくれたのですが、1983年の59万人をピークに入園者数が減り、併設していた遊園地にジェットコースターなどの大型遊具を入れたりして盛り返しを狙ったものの、1994年に「エキノコックス」というキタキツネの感染症が発生し、園内のゴリラとワオキツネザルが死んでしまいました。

「今のような行動展示をする前は、遊園地を併設した動物園でした。写真は、昔に設置していた観覧車です」
中田:
この出来事が決定打となり、「旭山動物園に行くと危ないよ」という雰囲気になって、1996年には、来園者数は過去最低となる26万人にまで落ち込みました。
このような状況をなんとか打開すべく、できる範囲で少しずつ整備をしていく中で、入園者数は徐々に盛り返し、2006年には300万人の入園者を記録しました。

「ぺんぎん館」にある水中トンネル。360度を見渡すことができ、まるでペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を見ることができる
──どのように盛り返されたのですか。
中田:
過去最低の来園者数を記録する中、なんとかお客さんを呼ぶため、また施設が老朽化していたこともあって、新しく施設を作ることになった時に、新しく人気の動物を迎えるのではなく、すでに旭山動物園にいる動物に着眼して、その見せ方を変えたのが、行動展示の始まりです。
「動物たちがもともと持っている能力を引き出してあげられるような獣舎の設計」にこだわり、新施設を作っていきました。
たとえばペンギンなら、ペンギンが泳ぐ姿を360度見渡せる水中トンネルを作ったり、アザラシなら、上下に泳ぐ習性を利用した円柱型の水槽を設置したり。オランウータンなら、高いところを移動する習性を利用して、地上17メートルの塔を設置したり。こういったかたちの展示は当時、他の動物園ではなかったと思います。

「あざらし館」にある円柱型水槽(マリンウェイ)。アザラシの特徴的な動きを観察できる
中田:
コアラやパンダのような、人気で注目される動物はいない。だけど、今いる動物たちの見せ方をひとつ変えるだけで、その動物が持っている能力が発揮され、お客さんも喜んでくれるはずだ。
それぞれの動物のすばらしさ、能力や魅力を引き出してあげられたら、動物にとっても、お客さんにとってもいいはずだ。
飼育員たちの思いがかたちになり、いつしか行動展示と呼ばれるようになって今に至っています。

「おらんうーたん館」では、高さ17メートルの塔を渡るオランウータンの姿を観察できる

ワオキツネザル。「太陽が暖かく気持ち良い時は、両手を広げて日向ぼっこをしています」
──中田さんは、いつ旭山動物園に入られたのですか。
中田:
私が旭山動物園に来たのは1993年で、エキノコックスの事例が起きるちょうど1年前でした。エキノコックスが発生して入園者が激減する中、それでも飼育員の先輩たちは日々、動物たちの飼育をしながら「もし立て直すなら、こんな獣舎を作りたい」「こう言うふうにしたら、この動物の魅力がもっと伝わるのに」って、理想の獣舎を、スケッチして描きとめていました。
動物園の歴史として、動物をただ檻に入れて展示するような時代が長く続いていたわけですが、先輩たちは毎日、動物と向き合う中で「これでは良くない」という思いがあったのだと思います。
──そうだったんですね。
中田:
そのようなタイミングで、本当に偶然、開園30周年を迎え、新施設を建てることになりました。市営の動物園、しかも入園者は激減という中、普通ならなかなか予算がつきづらいところを、ありがたいことに予算がついたのです。

行動展示のきっかけとなった、14枚のスケッチのひとつ。「1986年頃から、飼育員たちは、時に夜遅くまで、動物園への思いや夢を話し合っていました。いつか、理想の動物園になることを夢見て…、次から次へとアイデアが湧いてきました」
中田:
飼育員たちが描き溜めたスケッチをもとに、施設として最初にかたちになったのが「ととりの村」と「こども牧場」です。
「ととりの村」では、それまで、飛ばないように鳥のかたい羽を切っていたのを止めて、「いや、違う。飛ばしてあげたいんだ」という思いから、施設全体をネットで囲み、鳥たちが自由に飛ぶことができるようにしました。
「こども牧場」は、来園した方たちが動物とふれあい、命の温かさを感じてもらえるようにしました。
動物の命と日々、向き合って関わっていた飼育員たちが、「こんな動きをするんだ」「こんな能力があるんだ」「これをお客さんたちにも見せたいな」って、その能力を理解し、魅力を感じていたことが、行動展示の原点にあると思っています。

1997年、最初に完成した「ととりの村」。「ハクチョウ、ガン、カモ類がいます。施設の全体を網で囲っていて、水鳥たちが自由に飛び回る、本来の姿を観察できます」

「こども牧場は、『動物たちと触れ合える空間』をテーマに、1997年にオープンしました。犬、やぎ、ひつじ、うさぎ、ハムスター、モルモットなど、身近なペットとしても飼われている動物を扱っています」
──とはいえ、新施設を作ろう!という時に、それぞれの動物を担当する飼育員の方たちの意見を取り上げ、採用しよう、というふうには、なかなかならない組織もあると思うのですが。
中田:
その動物のことを一番よく見て、よく知っているのは、その動物の飼育担当者です。なので「担当者の目」はすごく大事にしているし、尊重しています。
何かアイデアが出てきた時に、頭ごなしに「それはダメ」とか「それは無理」ではなく、命の危険に関わらない限りは、自由にいろんなことを試してみようという風土が、旭山動物園にはあります。

あざらし館でのもぐもぐタイムの様子。「アザラシへ餌をやりながら、動物の生態を紹介するガイドです」
中田:
やってみてダメだったら、また考えて、やり方を変えてみる。
失敗から学ぶことはたくさんあります。だから、たくさん失敗して、たくさん直せばいいと思っています。
今では人気の「ペンギンの散歩」も、最初はペンギンの運動不足解消のために始めたのが、「お客さんも見たいんだ」となってスタートしたし、冬に開催していた「冬の動物園観察会」も、冬場の閉園中、お客さんがいなくても元気な動物たちの姿をみてもらおうと開催してみたところ人気となり、今では冬期開園としてシーズンを通してご覧いただけるようになりました。
「こうだから絶対いける!」って始まるというよりは、「やってみよう!ダメだったら、直していこう」って、見切り発車で始まることが多いです(笑)。

ぺんぎん館でのもぐもぐタイムの様子。ペンギンに餌を与える様子を観察できる
──飼育員の視点を大切にする風土が、動物園づくりや、園内の温かさに反映されているんですね。
中田:
「エンリッチメント」と言って、飼育員たちは普段から、動物が自然に近い状態で過ごすことができるよう、餌やおもちゃの与え方を工夫し、五感を刺激しています。
あれこれと試してみるのですが、これも動物が全然振り向いてくれなかったり、壊してしまったり、10やるうちの9は失敗するんです(笑)。
何度も何度も失敗して、「これがダメなら、じゃあこうしてみよう」って試行錯誤を繰り返すうちに、ピタッとハマることがあるんです。「ヨシッ!」て、それが、飼育員のやりがいにもつながります。
どんなおもちゃなら遊んでくれるだろうと、あれこれ試しても全然振り向いてくれなかったのに、たまたま掃除道具のほうきを獣舎に忘れたら、それをすごく気に入って、一生懸命破壊したり(笑)。
こちらが予想しなかったことが動物にハマることもあって、面白いなと思います。

マヌルネコの「グルーシャ」

シマフクロウ。森林伐採や開発により減少し、絶滅危惧種に指定されている
──飼育員の皆さんが、何か共通で持っておられる認識はありますか。
中田:
「動物と対等な立場で接する」というのは、飼育員皆が持っていると思います。
とはいえ、相手は人間のようにしゃべれるわけではないので、どう思っているかを感じられるかどうかが、飼育員の腕の見せ所です。
野生動物はペットとは異なり、人に慣れるとか、従うということはありません。本能のままの行動をするので、それをどこまで感じ取ってあげて、ストレスが極力ないように飼育してあげられるかというのが、飼育係の責任であり、仕事だと思っています。
あとは、野生であることを尊重して、介入しすぎず、ちょっと離れて、遠くから見守るようなスタンスで付き合っていこうというのは、旭山動物園に昔からあるスタンスです。

「レッサーパンダ舎」にて、吊り橋の上で休んでいるレッサーパンダ
中田:
たとえばニホンザルは、群の中で順位をつけて生活する生き物です。そうすると、小競り合いが起こるのは日常茶飯事。あまりにひどい場合は対策を考えますが、彼らの特徴であり本能的な部分は、尊重しようねという考えです。
──なるほど。
中田:
「こうじゃないか」ってあれこれ試してみて、「違うんだ」ということがほとんどだけど、飼育員と動物と、一緒に正解を見つけていく過程が面白い。
動物がハマった時には、すごくいきいきした表情や仕草を見せてくれて、それを来園したお客さんにも見てもらえたら、すごく楽しいし、嬉しいです。
ただ、同じ動物でも、たとえばオスかメスか、若いか年をとっているかでも違います。
たとえば同じヒグマでも、「とんこ」にはとんこの、「すなすけ」にはすなすけの、性格や個性があります。
だからこそ、担当者がしっかり向き合って、それぞれの個体にとってより良いあり方を、一緒に考えていくものなのかなと思っています。
──種としての動物である前に、同じ命として愛を持って関わっておられるんですね。

ヒグマの「とんこ」

あらゆる角度からエゾジカを観察できる「エゾジカの森」にて、凛としたエゾジカの姿
──ところで中田さんは、どういうきっかけで旭山動物園に入られたのですか。動物がお好きだったのでしょうか。
中田:
私は実は、旭山動物園に入りたくて入ったわけではないんです(笑)。どちらかというとそれまでは、動物はこわくて避けてきたタイプでした。
旭川市のさまざまな事業のひとつとして旭山動物園があるわけですが、私は清掃事業所に入りたいと思って地方公務員試験を受けました。しかし、配属されたのは動物園…。目の前が真っ暗になりました。最初の研修をサボり、呼び出しをくらったぐらいです(笑)。
「いつか辞めよう」と思いながら、気がついたら32年が経とうとしています。
──辞めずに続けられた理由があったんですね。
中田:
旭山動物園に配属されて、最初に担当したのがダチョウでした。産まれた卵を管理して温めていたら、ピョンってヒナが孵ったんです。卵からヒナが孵るのは当たり前といえば当たり前だし、特に興味があるわけでもないから、上司に普通に「ヒナが孵りました」って報告したら、ものすごく驚かれて。
「ダチョウの卵からトラが生まれたわけでもないのに、なんでそんなに驚くの」って思ったら、「ダチョウの卵が孵るのは、旭山動物園で初だ」と。
──ええ、すごいですね!
中田:
しかし3日後、生まれたばかりのヒナが、パタッと転がって死んでいました。
この時、「この仕事は、半端な気持ちでは務まらない」と痛感しました。そこからです。動物に興味を持ち、責任を持って関わるようになったのは…。
私自身、命から学ばせてもらう経験をしたんです。…もし、このヒナとの出会いがなかったら、とっくに辞めていたかもしれません。
飼育を通じ、動物たちから学ばせてもらったことを、伝えていけたらいいなと思いながら、気がついたら時間が経っていたという感じです。いろんな動物を担当しましたが、付き合えば付き合うほど、なんというのかな、彼らと心が通じ合ってくる。本当にいろんな思い出があります。

オオカミの遠吠え。「『オオカミの森』と『エゾジカの森』は、北海道に昔あった自然を思い出し、絶滅に追いやられてしまったオオカミ、また現在、害獣としあれているエゾジカの問題を、今一度考えてみようというコンセプトで作られました」
──いろんな動物を担当されたとのことですが、印象に残っている動物を教えてください。
中田:
チンパンジーの飼育は、毎日、友達の家に遊びに行っているような感覚でした(笑)。
とても賢い動物で、飼育担当になると、まずは彼らに認めてもらうことから始まります。最初は、相手も「何だこいつ」っていう感じで、唾をかけられたりひっかかれたりするんです(笑)。
でも「もしかしてこう思ってるのかな?」って、相手の思っていることを想像しながら対応をしていると、やがて認めてくれて、隔てている柵がいらないかもなって思えるくらいの関係性になれたと思ったりしました。
──忘れられない動物はいますか。
中田:
20年ちかく前、「もうじゅう館」を担当していた時のアムールトラの雄「いっちゃん」でしょうか。
いっちゃんは肝臓がんになり、最終的には餌も食べなくなり、立ち上がることもできなくなりました。治療法もなく、見守る以外に方法はありませんでした。

アムールトラの「いっちゃん」
中田:
苦しみながらの最期を見守るのか、安楽殺をするのか。その決定をするのが、担当としてすごくつらかった。最終的には安楽殺を選択するのですが、本当にそれでよかったのかという思いが、今でも残っています。
──そうなんですね。
中田:
野生下において、弱みを見せることは、すなわち「死」を意味します。
いっちゃんに限らず、痛いとかつらいっていうことがあっても、特に肉食獣の場合、そういった素ぶりを隠します。弱みを隠して隠して、昨日までものすごく元気に見えたのに、ある日突然、ぱたっとなくなるということは少なくありません。

がんを患い、衰弱しながらも、気丈に振る舞っていたいっちゃん
中田:
いっちゃんは、徐々に状態が悪化する中、もはや自力で立ち上がることができず、ずっと同じ体勢で寝ていました。そうすると床ずれができて、ハエがたかり、体にはウジが湧くようになりました。命が尽きるまでを看取るのか、それとも安楽殺を選ぶのか…、獣医さんと相談しながら、毎日「どうする、どうする」って考えました。
安楽殺を決めたんだけど、決めても、迷うんです。「明日にしよう」と思ったら、いっちゃんが急に立ち上がって、「今じゃないのか」って思ったり。でも別の時は、つらそうに「ウーッ」って震えていて、「やっぱりつらいのかな。楽にしてあげた方がいいのかな」って思ったり。
…結局のところ、本人にとって何が良かったのかは、今でもわかりません。
だけど、いっちゃんが最後の最後に、「あんたが俺の担当で良かったよ」って思ってくれていたらいいなって。
…そんなことを思いながら、2009年の6月5日にこの世を去って17年になりますが、いまだにモヤモヤはとれません。
命を看取るたび、野生動物の気高さを感じます。最後まで弱みを見せず野生を貫く姿に、いろんなことを感じます。

アムールヒョウ。「野生では40頭前後しか確認されておらず、国際保護動物に指定されています。アムールヒョウは高いところが落ち着く動物で、『もうじゅう館』では、皆さんの頭の上でくつろぐ姿が見られます」

パネル展示の様子。写真は、かばの歯について詳しく解説した手書き看板
中田:
彼らは、置かれた状況に対して文句をいわず、その環境を受け入れた上で、それでも大切にしているものを捨てずに生きている。そんな姿が、すごく尊いし、強いなと思います。
だからこそ、彼らのために少しでもより良く、というのが、きっとそれぞれの飼育員の思いだと思います。
──中田さんにとって、彼らはどんな存在ですか。
中田:
遠い存在でもあり、相棒でもあります。
私は、飼育係という仕事に就き、彼らから本当にいろんなことを教えてもらい、人として成長させてもらってきました。だから自分も、できることで、彼らに返していきたいと思っています。

シマフクロウ舎でのパネル展示。シマフクロウの生態だけでなく、野生のシマフクロウが置かれている現状にも言及している
──旭山動物園さんの理念「伝えるのは、命」について、教えてください。
中田:
「来園した方に、命を伝えていきたい」というのは、ずっとある思いです。命の温かさや尊さを、感じてもらえたら嬉しいです。
動物を見て、かわいいと思ってもらえるのもすごく嬉しいけど、さらにそこからもう一つ、プラスして、彼らの野生の状態にまで思いを馳せてもらえたら嬉しいです。
動物園ではこうやって暮らしているけど、野生では絶滅を危惧されているんだよとか、じゃあ、命を守るために私たちに何ができるかとか、そういうことを考えるきっかけになれたら嬉しいし、僕らには、そういう役割があると思っています。
海のプラスチックごみのこと、生息地である森林の破壊、人と野生動物との軋轢…、地球上で、彼らの命を脅かす、いろんなことが起きています。それを「遠くで起きている問題」ではなく、自分ごととして考えてほしい。「他人事じゃない」というところまで、感じてもらえたら嬉しいです。
…全部が全部、完璧には伝えられないかもしれないけれど、揺るがない信念があれば、きっと、突っ走っていけると思っています。

冬期限定で毎日開催されている「ペンギンの散歩」
──「揺るがない信念」とは?
中田:
やっぱり「命」に尽きます。命を感じ、「大切にしなきゃ、守らなきゃ」って、自分も含めて、皆さんと一緒に考えていきたいです。
──最後に、チャリティーの使途を教えてください。
中田:
チャリティーは、旭山動物園応援商品として、動物たちの施設の整備や改修などに活用させていただく予定です。応援よろしくお願いします。
──貴重なお話をありがとうございました!

旭山動物園の元飼育員で、絵本作家のあべ弘士さんがデザインしたモニュメント
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
終始ニコニコと笑顔で、目をキラキラさせながらお話をしてくださった中田さん。
オンラインのインタビューでしたが、中田さんの透き通った瞳の奥から、これまで出会ってこられたたくさんの動物たちの瞳(命)まで、感じられるように思いました。
上下ではなく、対等に命と向き合う姿。一緒に動物園を作る飼育員の皆さんと、動物たちと、信頼関係を築きながらそれを実践されている姿に、旭山動物園の温もりと、ここに起点に、命がいきいきと行き交う様子を感じました。
遊びに行く日が、今から楽しみです!

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ホッキョクグマ、トナカイ、ペンギン、シマフクロウをゆるいタッチで描きました。
それぞれを同じ場所に並べて描き、命の多様さと平等さを表現しています。
“Discovering the preciousness of wildlife(野生動物の尊さに出会う)”というメッセージを添えました。
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