CHARITY FOR

モノのように扱われ、殺される鶏たち。日本の畜産動物の現状を知って〜NPO法人アニマルライツセンター

私たちにとって、とても身近な食材である「卵」や「鶏肉」。
卵を産み、鶏肉となる鶏たちが、どんな場所でどんなふうに飼育され、屠殺されているかをご存知でしょうか。

工場型の鶏舎では、鶏たちは過密なケージの中、まるでモノのように扱われているといいます。

「鶏も私たち人間と同じように感情があり、代わりのいない家族や親しい仲間を思いやって生きています。まずは動物たちが自由に体を動かせるとか、屠殺される際に事前に意識を喪失させるといった、本当に最初の一歩の改善のために活動しています」と話すのは、アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋(おかだ・ちひろ)さん。

近年は少しずつですが、日本全体として改善の動きが見られるようになってきたといいます。

活動について、また日本の畜産動物の現状について、お話をお伺いしました。

お話をお伺いした岡田さん

今週のチャリティー

NPO法人アニマルライツセンター

一頭でも多くの動物たちが動物らしくいられる社会を目指して、1987年に設立された団体です。もっとも多くの動物が利用され、深く苦しめられている食事や衣類などの産業に利用される動物たちに焦点を当てています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2025/01/27

畜産動物のアニマルウェルフェア改善のために活動

国内のとある養豚場の豚。すでにこの世にはいない

──今日はよろしくお願いします。最初に、アニマルライツセンターさんのご活動について教えてください。

岡田:
私たちは近年、主に畜産動物のアニマルウェルフェアの改善を中心に活動しています。具体的には、畜産動物の飼育改善、ケージフリーや、豚の妊娠ストール(妊娠中の母豚が拘束される、ほぼ身動きの取れない機器)フリーのために、企業への交渉を行っています。

「できるだけ多くの動物たちの苦しみを、効果的に減らす」ということを考えた時に、研究によって、間違いなく動物たちの苦しみが減ることが証明されている、「ケージフリー(=平飼い)」の運動が中心となっています。

妊娠ストールに入れられ、身動きが取れない豚。国内の養豚場にて

岡田:
畜産動物は、日本だけでも10億頭とその数がとても多く、さらにそのうちの9億頭が鶏です。
鶏のケージフリーについては、私たちが注力している活動のひとつで、現在、鶏を扱う400社の企業と話し合いを続けているところです。また、消費者への啓発やロビー活動も行っています。

世界で見ると、850億頭の畜産動物がいて、そのうち鶏は800億頭を超えています。
「肉を食べるのをやめましょう」や「屠殺をゼロにしましょう」というのはなかなか現実的ではないので、まずは動物たちが自由に体を動かせるとか、屠殺される際に痛みがないとか、日本の畜産動物のアニマルウェルフェアを向上のための、本当に最初の一歩の改善のために活動しています。

2024年5月、山梨県にある廃業した養豚場で見捨てられた8頭の豚たちをレスキューし、畜産動物のための「ファームサンクチュアリ」に保護。写真は、急ピッチで進んだファームサンクチュアリの建設の様子。ボランティアさんたち、またクラウドファンディングによる支援を得て、250キロある豚6頭用の施設を作った。「豚たちが適切な環境で、最後まで豚らしい生涯を送れるように」と岡田さん

動きのとれないぎゅうぎゅう詰めのケージの中で
卵を産み続ける鶏たち

採卵鶏の鶏舎の様子。こちらは開放鶏舎。金網のケージの中に、鶏がぎゅうぎゅうに詰められている

──日本の鶏たちは、どんなふうに飼われているのですか。

岡田:
採卵鶏と、ブロイラーと呼ばれる肉用鶏とでまた異なるのですが、まず採卵鶏の場合、飼われているケージがとにかく過密です。

巨大でシステム化された工場型の鶏舎では、「バタリーケージ」と呼ばれる金網でできたケージが何段にも積み重なり、一棟で10万羽もの鶏を収容できます。鶏はここにぎゅうぎゅう詰めの状態で収容されています。このケージの中は、鶏たちにとって全く安全ではありません。

鶏は本来、土の上を歩く動物で、足も足の裏もそのようにできています。しかしケージの金網の間に足がはまり、骨折したり脱臼したり、あるいは他の鶏に押されてケージの隙間に挟まり、自力で戻ることができずに、そのまま死んでしまう鶏もいます。

ケージの隙間に挟まってしまい、動けずにそこから抜け出せない鶏

岡田:
餌は自動給餌器によって与えられますが、ぎゅうぎゅう詰めのケージの中では、弱くてなかなか餌を食べられない鶏も出てきます。そのような鶏は、死んでしまいます。

「ウインドレス鶏舎」と呼ばれる、その名の通り窓がなく、自然の光から遮断され、すべて管理された鶏舎では、鶏は日光を浴びることさえできません。鶏の羽はボロボロになり、とさかも真っ白になっていきます。

日本の採卵鶏飼育の過密度は、国際的に見てもかなり深刻です。
1羽あたりに与えられた面積は430平方センチメートルで、これはiPadひとつ分ぐらいの大きさです。酷い鶏舎だと、270平方センチメートルというところもあります。

ウィンドレス鶏舎の中。窓のない鶏舎は薄暗く、鶏たちは太陽の光を浴びることがないまま、ここで一生を終えていく

──ええ…鶏1羽に対して、iPadひとつ分もないんですか。身動きが取れませんね。

岡田:
そうなんです。人間で言うと、朝から晩まで、24時間常に超満員電車に乗っている状態です。強い1羽は頭を上げることができても、弱い子はそれができず、強い鶏の間で埋もれてしまいます。鶏たちのストレスも非常に大きいです。

お隣の韓国では、国の法律によって鶏1羽あたりの数値を規定しており、もともと550平方センチメートルだったのが、2018年に750平方センチメートルに変わりました。まず、もともとの数値が日本よりも広いですよね。業界団体の抵抗もあって施行が遅れてはいますが、いずれにしても今後全ての鶏舎がこの数値になります。

日本はこういった基準となる規制が全くなく、それが動物たちをすごく苦しめています。

──そうなんですね…。羽を伸ばすこともなく、自然の光に出会うこともなく、自由を感じることもないままに、卵を産み続けるのですね。

岡田:
鶏は本来、年間2、30個しか卵を産みませんが、採卵鶏は年間300個ほど産むように品種改良されています。体重2キロほどしかない鶏が60グラムほどの卵を産むのですが、そこにはものすごいエネルギーも使いますし、タンパク質やカルシウムも削られます。

ケージの隙間に挟まり、死んでしまった鶏。その頭部が、鶏たちが産んだ卵をせき止めている。私たちの食卓に並ぶ卵は、もしかしたらこのような状況にあった卵かもしれない

意識がはっきりしたまま、
拷問のように殺される鶏

首をうなだれたままの姿勢で、長い時間をかけて衰弱死していった採卵鶏

岡田:
体を消耗して毎日頑張って卵を産み続け、450日ほどしてもう産めなくなったら、用無しということで殺されます。
採卵鶏は硬いので、そのまま鶏肉としては流通しません。缶詰の肉やチキンエキス、ペットフードなどの原料になりますが、その屠殺の方法にも問題があります。

──どういうことでしょうか。

岡田:
ほとんどの食鳥処理場で、屠殺する前の「鶏の意識を喪失させる」という工程を怠っています。私たちの調査では、日本の85パーセントの食鳥処理場で、意識喪失をきちんとやっていないことがわかりました。

これは、世界では類を見ない屠殺方法です。
市場などで、生きた鶏をその場で殺してしまうようなところは数字には上がってきませんが、鶏を扱う大手の企業のルートで、この意識喪失を怠るというのは考えられないことです。今すぐ改善してほしいと思っています。

──意識があるまま殺されてしまうのですか。

岡田:
はい。逆さ吊りにして首を切って失血死させるのですが、本来は首を切る時点で、鶏は意識を失っていなければなりません。しかし、日本の食鳥処理場の多くが、事前の意識喪失をやっていません。意識のあるまま首を切ると、バタバタして失敗する可能性が高くにあります。そうすると失血死しきれずに、次の行程である62度の熱湯に生きたまま入れられることになり、全身やけどで死んでいきます。やけどにより皮膚が真っ赤になり、肉にはならずすべて廃棄処分になっています。

2018年は、このような残酷な死に方をする鶏は50万羽台でした。しかし、2023年は70万に及びました。数が増えているんですよね。屠殺の数も増えていますが、意識喪失の失敗の割合も増えており、精度がかなり落ちていることがわかります。

──そうなんですね…。

逆さ吊りにされ、殺されるレーンに並ぶ鶏たち

岡田:
意識を失わせる工程を経ないまま、首を切るというのは国際的に見ても論外です。国際基準として、屠殺の現場には監視員がいなければならないことになっており、もし意識喪失に失敗し、首を切る時点で鶏にまだ意識がある場合、その鶏をラインから外して再度意識喪失の処置を行うように定められていますが、こういったことも行われていません。

食鳥処理場の方のお話を伺うこともありますが、苦しみながら死んでいく動物を見続けることは、そこで働く人間にとってもものすごく過酷で、心理的な苦しみを伴います。近年、日本ではこの逆さ吊りにして殺すという作業を、多くの外国人労働者が担っている状態です。
鶏のためというよりも、従業員の労働改善や人材の確保のためにという部分で改善に前向きになってくださる食鳥処理場も少なくありません。

逆さ吊りにされる前に完全に意識を喪失していれば、鶏は少なくとも意識を持ちながら拷問されて死んでいく苦しみからは開放されます。バタバタ動くということもなく、血が飛び散ったりすることもないので、感染症予防にもつながります。

意識喪失の工程を怠らないのはもちろん、電気による意識喪失は精度が低く、失敗の割合が高いため、より確実な意識喪失のために、空気圧で完全に、確実に眠らせるガススタニングを取り入れていただきたいと思っています。

また、卵に関していえば、適正価格も保てていません。
日本の卵は、「JA全農たまご」が需要と供給を見て相場を発表しそれにより決定されています。出荷量が多いと価格は下がり、少ないと上がるのですが、卵の生産量をどんどん増やしていて、そうすると価格はどんどん下がります。巨大な鶏舎で飼育しているようなところでも赤字の状態の中、なかなか生産者も再投資が難しいという状況もあります。

薄暗い鶏舎の中、日光を浴びることもなく、鶏のとさかは白くなってしまった

企業では、少しずつケージフリーの動きも

十分なスペースのある平飼いの鶏舎で過ごす鳥たち

岡田:
日本は卵の値段が安く、卵の養鶏業者は赤字というところが少なくありません。平飼いに変えたいと思っても、なかなかそこに投資するということが難しい状況があります。

このような状況で何ができるのか。私たちとしては今、生産者の方たちが「次の鶏舎はケージフリーにしよう」と思える状態を作ることを目指して運動しています。

全国のスーパー、飲食チェーン、ホテル、メーカー、小売店などに、たとえば「何年までに」というかたちでケージフリーの卵への切り替えを公表していただき、将来の需要を約束するという方法です。
アニマルウェルフェアは日本より海外の方が進んでいて、日本にある外資系ホテルは、2025年を目標にケージフリー宣言をしているところが少なくありません。

また、卵を使ったり販売したりしている企業とも交渉し、ケージフリーの卵への切り替えをお願いしてきました。
日本で生産される卵の約10パーセントを使用しているキユーピー株式会社は、2030年までに国内のキユーピーマヨネーズに使用される卵の20パーセント量を国内のケージフリー卵での調達に切り替えるという声明を出しました。
また、イオンは、2025年度にはプライベートブランドで販売している殻付き卵の20パーセントをケージフリーに切り替えると発表しています。

──ちょっとずつ変わってきているんですね!
ちなみに、スーパーでもちらほら平飼い卵を見かけるようになりましたが、日本の鶏のどのぐらいの割合がケージフリーなんでしょうか?

岡田:
私たちが調査したところ、国内のケージフリー飼育の鶏の割合は1.13%(アニマルライツセンター調べ)です。平飼い養鶏場は一つの農場で飼育している数が少なく、鶏舎の数は多くても羽数で換算するととても少ないのです。

平飼いにもいくつか方法がありますが、日光を十分に浴びられる放牧飼育だと、卵の栄養素も違ってきます。本来の習性に近いかたちで、地面の上を走ったり歩いたり、砂浴びしたりすることができて、とまり木にとまって眠れますし、巣箱の中で隠れて卵を産むことができます。
ケージの場合は、実はサルモネラ菌の繁茂の割合が高い事もわかっており、決して衛生的ではありません。

鶏の品種自体は同じなので、卵を産む量は大きく変わりませんが、アメリカの調査では、「平飼いの方が、産卵率が高い」というデータも示されています。

ケージフリーの鶏舎で、のびのびと本来の姿に近いかたちで過ごす鶏たち

「人間と同じように感情があり、
家族や仲間と過ごしている」

肉用鶏の鶏舎の中の様子。「国内の肉用鶏の飼育密度は、世界的に異常」と岡田さんは指摘する

──肉用鶏は、採卵鶏とはまた違うのでしょうか。

岡田:
「ブロイラー」と呼ばれる肉用鶏ですが、こちらは本来120日かけて大人の大きさになるのを、40日で大人の大きさになるように品種改良されています。採卵鶏よりも体が丸々と大きいので、1羽あたりの面積は少し広くなりますが、それでもぎゅうぎゅう詰めであることは変わりません。

こちらはケージではなく平地で飼育されますが、日本では、1平米あたり56kgの鶏が閉じ込められています。これがたとえばタイの場合、最大値でも1平米あたり34 kgにしなさいと国の規定で定められています。

ブラジルの場合は、国の規制がよくわかっていないのですが、研究論文を見る限り、1平米あたり28kgほどが多く、ブラジルの大手食肉企業も32kg以下を目指しています。
EUやトルコも原則1平米あたり33kg以下という規定であり、ヨーロッパの大手食肉企業が目標にしている値も30kgや33kg以下であり、いずれにしても日本がかなり過密であることがわかります。

平地の状態ではありますが、過密な中を従業員が行ったり来たりして、いくつかの内部告発によると、人に踏まれたり蹴られたりして死んでしまう鶏もいます。また、糞尿でぐちゃぐちゃになった床の上にいるので、足裏から細菌が入って皮膚炎になったり腫瘍ができたり、感染症にかかる割合も高いです。

実際、厚労省の発表では、肉用鶏の50%ほどからサルモネラ菌が検出されていると報告されています。これがアメリカでは24%、EUでは6.4%、ブラジルでは18%で、日本の肉用鶏は、肉質としても良くないことがわかります。

──そうなんですね。

岡田:
肉用鶏は早く育つだけでなく、胸肉やもも肉が大きくなるような品種改良がされており、その結果、先天性の異常で死んでしまったり、骨格が体の成長についていけずに、歩けなくなったり動けなくなってしまう鶏たちがいます。

そんな中でも鶏たちは、鶏舎の中で家族や仲間を作り、寄り添って生きています。死にかけている子や死んでしまった鶏を従業員が取り除こうとすると、駆け寄ってかばうようなしぐさを見せることもあります。
私たち人間と同じように感情があり、代わりのいない家族や親しい仲間を思いやる生きものなのです。

アニマルウェルフェア後進国の日本。
「やっと、スタート地点」

バタリーケージから保護した「りりちゃん」。保護直後の痩せ細った姿

──日本はいわゆる先進国と呼ばれる国ですが、アニマルウェルフェアの向上が進まないのはなぜですか?

岡田:
まず、日本は鶏肉や卵を輸出しないので、アニマルウェルフェアの世界的な基準や流れから取り残されているというか、遅れているということがいえます。また、お肉を食べるようになったこと自体が明治以降で、アニマルウェルフェアへのとりかかりがそもそも遅かったということもあります。

加えて、「殺す」とか「いのちを奪う」ということに対して、日本人は非常にセンシティブで、実際に起きていることなのに、お肉や卵を日々食べていても、できれば見たくない、目の前で殺されなければいいというような感覚が強いように思います。

でも、お肉や卵を口にして、これらが皆さんの体を作っているものであることは事実です。だからこそ、この問題に取り組まなければなりません。私たちの体を作るものだからこそ、安全で、動物たちが苦しんでいないという状態にしていかなければならないのではないでしょうか。

──確かに。

岡田:
私たちもさまざまな手段を使って発信していますが、なかなか、届けることの難しさを感じます。ただ企業の取り組みは進んでおり、前回JAMMINさんとコラボしていただいた2017年は、企業サイトで「アニマルウェルフェア」という言葉を見ることはありませんでしたが、最近では重要課題として、ポリシーを持つ企業も増えてきました。

流れは大きく変わってきています。日本もやっと、どうにかスタート地点に立ちつつあるという感じでしょうか。

保護されたりりちゃんの2ヶ月後の姿。全ての羽が生え揃い、本来の鶏らしい姿になった

「本当に苦しんでいる動物たちを、
見捨ててはいけない」

妊娠ストールで、死ぬまで飼育される母豚。悲しみ、苦しむ畜産動物がいる

──岡田さんの活動へのモチベーションを教えてください。

岡田:
日本でのこの活動は、まだまだ底上げの段階で、「良い飼育の動物を増やす」のではなく、「最低限、苦しんでいる子たちをなくす」という段階です。一番苦しんでいる子たちのために、誰かがやらないといけない。ほどほどだったら、やらなかったかもしれません。だけど本当に苦しんでいる動物を見捨ててはいけないと思います。

これだけの数の動物が苦しんでいるのに、それがまるでなかったことのように無視されているのはとても理不尽だし、社会を変えていかなければいけない。やはり、見捨てられない。社会が変わるまで、やり遂げなければいう責任感でしょうか。

その時に、私たちは皆さまからの寄付で活動をさせてもらっていますが、支えてくださる仲間がいるということが、大きな力になっています。正直、「やってられないよ」と思うことばかりですが、同じ気持ちでいてくださる方、一緒に動いてくださる方たちの存在に励まされています。

また、企業や生産者と話していると、どこか一点、同意していただけるところがあるんです。「この人たちは、動物の味方の方に入ってきてくれているんだな」と感じられることは、とても嬉しいです。

国内の養豚場から保護され、のびのびと過ごす豚。アニマルライツセンターのファームサンクチュアリ「動物の未来サンクチュアリ」にて

──読者の方に、メッセージをお願いします。

岡田:
何かしら動物の味方でいてもらえたら。そしてひとつでもふたつでも、行動を起こしていただけたらと思います。自分の消費を変えるでもいいし、この事実を次の誰かに伝えるでもいいし、私たちのチラシをどなたかに渡ししてくださるでもいいし、授業で取り上げてもらえないか学校に聞いてみるでもいいかもしれません。

お金をかけなくても、いろんなところで、いろんなかたちで、この問題の「課題の一部」ではなく「解決の一部」になるという意思表示はできるはずです。沈黙するのでも、考えるだけでもなく、何かしら行動に移していただければと思います。

──チャリティーの使途を教えてください。

岡田:
チャリティーは、ケージフリーの必要性の認知度を上げるためのポスターの製作と広告のために活用させていただく予定です。一頭でも多くの動物が苦しみから解放されるように、ぜひ応援いただけたら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

2025年1月、渋谷での街頭アクションにて、参加した皆さんと

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

インタビュー中に岡田さんが鶏舎の様子の動画を見せてくださったのですが、そこには、ズタボロの姿で仲間にかけより、開き切らない目で、とても悲しそうに口を開けて鳴く鶏の姿が写っていました。ショックでした。
卵も肉も、私たちにとって身近なものです。できることなら見たくない、知りたくないと目を背けそうになりますが、これらがどんなふうに私たちの食卓にやってくるかを知ることは、社会を変える一歩、命をいただく感謝や選択にもつながるのではないでしょうか。

・アニマルライツセンター ホームページはこちらから

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【2025/1/27~2/2の1週間限定販売】
太陽の光のもと、平地で過ごす鶏(右が肉用鶏、左が採卵鶏)を描きました。
隔たりのない、それぞれに充分なスペースがある空間を描くことで、いのちが尊重されている様子を表現しています。

“All lives are worth the same”、「すべての生き物の命は、同じ価値がある」というメッセージを添えました。

チャリティーアイテム一覧はこちら!

JAMMINは毎週週替わりで様々な団体とコラボしたオリジナルデザインアイテムを販売、1点売り上げるごとに700円をその団体へとチャリティーしています。
今週コラボ中のアイテムはこちらから、過去のコラボ団体一覧はこちらからご覧いただけます!

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(広告宣伝費として支援し、予算に達し次第終了となります。)