CHARITY FOR

きこえない人に寄り添う「聴導犬」を通して、障がいのある人や犬への理解を広める〜公益社団法人日本聴導犬推進協会

聴覚障がい者の日常生活をサポートする「聴導犬」をご存知ですか。

人の声や物音、玄関のチャイム、目覚ましのアラーム、外にいる時の車のクラクションや自転車のベル、パトカーや救急車のサイレン…、私たちは日々、聴覚からさまざまな情報を得ています。しかしきこえない場合、音からの情報は一切遮断されます。

聴覚障がいがある人のパートナーとして、音の情報を伝えてくれる役割を果たすのが聴導犬。現在、全国で53頭(2024年4月1日 厚生労働省調べ)が活躍しています。

今週JAMMINがコラボするのは、公益社団法人日本聴導犬推進協会。
「聴導犬を通じて、障がいのある人や犬と向き合い、互いを知ることの大切さを広めたい」と話すのは、事務局長であり、訓練士の水越(みずこし)みゆきさん(47)。

聴導犬について、また団体の活動について、お話を伺いました。

お話をお伺いした水越さん。候補犬のレイちゃんと

今週のチャリティー

公益社団法人日本聴導犬推進協会

聴導犬があたりまえの社会、聴覚障がい者が安心して暮らすことができ、人と動物が共生できる社会を目指して、聴導犬の育成、普及啓発活動を行っています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2024/7/22

「聴覚障がいや聴導犬に対する理解を広めたい」。
普及啓発と育成を行う

「聴導犬は、家の中ではやかんやスマホなど音を探してから人に『タッチ』して音の場所まで案内します。また、目覚まし時計が鳴ったら起こしてくれます。外出中は、後ろから来る自転車等の音を振り返って知らせてくれます。外出中は、後ろから来る自転車等の音を振り返って知らせてくれます」

──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。

水越:
聴導犬の普及啓発と育成を行っている団体です。
聴覚障がいのある人への社会の理解は薄く、手話言語条例など制度的な支援ができてきたのも、ここ10年の話です。「きこえないだけなんだから、犬なんて必要ないんじゃないか」というふうに言われることもあり、聴覚障がいや聴導犬に対する理解が低いと感じています。

聴導犬の必要性や有効性を聴覚障がいのある方に広報するのはもちろん、社会全体で受け入れてもらうために、広く一般の方に向けても、普及啓発活動を行っています。

小中学校や獣医系・看護系の学校で、聴覚障がい者と聴導犬に関して話をしたり、福祉系の学校で、聴覚障がい者と聴導犬の受け入れについて、あるいは犬のトレーニングを学ぶ学校で、犬のトレーニングについてお話させていただくこともあります。

「『埼玉県民の日』に行われる動物指導センターの施設公開にはたくさんの方にご来場いただき、聴導犬のデモンストレーションを見ていただいています。ショッピングセンターなどでの普及イベントでのデモンストレーションも、毎回たくさんの方が見学してくださいます」

──さまざまな切り口があるんですね。

水越:
もうひとつの聴導犬の育成に関して、私たちの団体の特徴として、聴導犬を育成するために繁殖は行っていません。動物愛護センターや保護団体さんで保護された犬たちの中から、候補になりそうな仔犬を探して育成をします。

候補犬として育成をしながら、パートナーとなる方が決まると、その方の生活やご希望にあわせたトレーニングを行います。聴導犬には向いていなかった場合に、キャリアチェンジして一般のご家庭に譲渡することになりますが、その場合もしっかりトレーニングを行います。

──補助犬の中では盲導犬がメジャーですが、聴導犬や団体の歴史を教えてください。

水越:
アメリカの獣医との交流の中で聴導犬の存在を知り、「日本でも育成を」と1983年に最初に導入を決めたのが、日本小動物獣医師会でした。その後、この医師会から聴導犬委員会がNPOとして独立し、その流れで私たちの今の団体が生まれました。

「日本で最初の聴導犬が誕生したのが、1984年。第1号の『ロッキー』は、埼玉県鶴ヶ島市の方に譲渡されました。当時の訓練風景です」

きこえない人の耳となって、音の情報を知らせる

「大学で先生をしている使用者さんに、授業終了のチャイムを知らせる聴導犬の次郎さん。きこえない人に寄り添い、生活を支えます」

──聴導犬の役割について、もう少し詳しく教えてください。

水越:
耳がきこえないと、音から得られる情報が遮断されます。
聴導犬のお仕事は、音を合図に動き、その音を人に知らせたり、音がするところまで案内することです。

たとえば玄関のチャイムや目覚まし時計、洗濯機や冷蔵庫などの家電が鳴った時に、音が鳴ったよと知らせてくれる。また、外出時に背後からの人の気配や、車や自転車の音も知らせてくれます。

──音がしてハッと気づくということは生活の中で多々あります。意識していませんでしたが、確かにこれらは耳からの情報ですね。人の代わりにこれらの音を知らせてくれる役割を、聴導犬が担っているんですね。

水越:
そうですね。もう一つ、大事な役割があります。
聴覚障がいのある人は、周囲に「きこえない・きこえていない」ということがなかなか伝わりません。聴導犬は外出の際、「聴導犬」と書かれたケープを身につけるので、周りの誰もが、聴覚障がいがあることをはっきり認識することができます。

「聴導犬」と書かれたケープを着た、PR犬のシャチ君。「協会では、オレンジ色のケープに『聴導犬』と書かれたものを犬に身につけさせています」

水越:
みえない障がいをみえる障がいに変えてくれる役割も、聴導犬が担っており、これは災害時などにとても重要になります。
災害時、「情報を、一度にたくさんの人に伝える」という点から、どうしても音声による情報拡散が真っ先に行われます。しかし聴覚障がいのある人には、その情報は届きません。聴導犬といることで周りの人が認識し、他の手段で情報を教えてくれることにもつながります。

──確かに。

水越:
ユーザーさんからすると、聴導犬といることで「自分はきこえない」ということを周りに伝えなくても、必要な情報を周りから得られるという安心感があります。これもまた、聴導犬の大事な仕事であり、役割なのです。

街の中を歩いたり、カフェでお茶をしたり、パン屋さんに入ったり…。「街の日常に聴導犬とユーザーさんが溶け込み、いきいきと暮らせるような社会を目指しています」と水越さん

犬の視点から、中型犬以上を育成

埼玉県動物指導センターからやってきた「あみ」。「人と一緒に居ることが大好きだったあみ。どんな環境でもすぐに慣れる性格で、人のことを気にしながら自分の行動を決めることができる犬でした。きこえないユーザーさんをサポートすることが自分の役割だとしっかり認識していて、仕事に誇りをもって活動していました」

──保護犬の中から候補犬を探してくるとのことでしたが、どんな犬も聴導犬になれるのですか。

水越:
種類も、また大きさも決まっていません。これは聴導犬の大きな特徴です。
ただ私たちとしては「社会参加」という点から、人と一緒に電車やバスなどの公共交通機関を利用したり旅行に出かけたりということを考えた時に、大きすぎず小さすぎない、10キロから20キロぐらいの中型犬以上が好ましいと考えており、小型犬の育成はしていません。

──なぜですか。

水越:
動物福祉の観点からです。
たとえば、家から駅までの道のりが徒歩15分だったとします。小型犬の15分と大型犬の15分とでは、犬にとっての負担がまず違います。街中にある階段やエスカレーター、段差なども小型犬にとっては全身を使う運動になり、体力的にしんどいです。

ユーザーさんとスキー場へお出かけした、元保護犬のあみ。「なかなか経験できない雪の中で、楽しく遊びました」

水越:
また、人混みの中を歩く時、犬の視点になってみると、目線が低い小型犬には何が見えるでしょうか。人のつま先やかかとばかりが見えて、その中を毎日歩くのは大変です。また小さいため目立たず、踏まれたり蹴られたりというリスクも出てきます。

──性格や性質はいかがですか。

水越:
24時間365日、人と一緒にいてその人のことを考えるのが役割なので、「人が好きなこと」「常に人のそばにいたいと思う子」であることが大前提です。

きこえないユーザーさんと暮らすまでは、きこえる人と暮らしているので、犬にとっては「人もきこえる」ことが当たり前の状況です。ユーザーさんのところに行った時に、「この人はきこえないんだ」ということに気づき、受け入れて、柔軟に対応できる性質であることも大事です。その上で、状況を判断して「何をしないといけないか」を考えて動けるような訓練をします。

「音に反応するための訓練は、『音が鳴るとおいしいものが出てくる』『離れたところで音が鳴るのを待つ』『探しに行く』『人を呼びに行く』『人を連れていく』とまずはそれぞれバラバラに覚え、最終段階でつなげます」

水越:
あとは攻撃性がない、いつも落ち着いて行動できるといったことも適正として入ってきます。それと、恐怖心ですね。人間社会には、犬によってはこわいと感じるものがあります。

たとえば駅の自動改札の扉は、犬の目線の高さで閉まりますよね。それがこわいと感じると、自動改札を通れません。最初はびっくりしても、次には「こんなものなんだ」と思える。恐怖に感じるものができるだけ少ない方が良いと思っています。

街に出ての訓練の様子。スーパーでの買い物(写真左)、駅で切符を買うところ(写真中央)、カフェで待機中(写真右)

愛護センターや保護団体と連携して候補犬を迎え、
「自ら判断し、動く」犬を育てる

訓練の様子。「おやつのご褒美がもらえて、候補犬は徐々に『音が鳴る場所を探して、そこへ人を案内する』ことを覚えていきます」

──音を知らせる役割をするので、耳は良い方が良いのでしょうか。

水越:
音に敏感な方が良いと思われるかもしれませんが、実はここは、鈍い方が良いと思っています。音に敏感だと、拾う必要のない音まですべて拾ってしまい、犬が常に気を張って疲れてしまいます。ある程度鈍い方が、必要ない音は聞き流すことができます。

──候補犬となる子たちは、愛護センターや保護団体から探して来られるそうですね。

水越:
私たちは行政の愛護センターや保護団体と提携していて、聴導犬として向いていそうな仔犬がいれば連絡をもらい、実際に見に行って、人が好きか、聴導犬に向いているかをチェックして、候補犬とするかを決めています。
また、最近は盲導犬も小型化していますが、盲導犬や介助犬には向かなかったけれど聴導犬には向いている犬もいて、候補犬として迎え入れることもあります。

──そうなんですね。

水越:
ただ、盲導犬や介助犬の訓練とは、大きな違いがあります。盲導犬や介助犬は「人の指示に従う」訓練をしますが、聴導犬の場合は、ユーザーさんが「ほら、音が鳴ったから動いてね」と指示を出せるわけではないので、音が鳴ったら「自分で判断し、動く」という自発行動ができるように訓練をしなければいけません。「考えて動く」ということを、徹底して教えていくことが必要になります。

「音が鳴っているタイマーを確認し、その場にとどまり鳴るものを見続けます。指示して覚えさせることはできません」

「犬と人とが互いに思い合えて、良い関係性を築くために」

ユーザーさんのコメント。「人に会うたびに、自分がきこえないことを伝え、相手に気を使っていましたが、聴導犬と過ごすようになってからはその必要が無くなり、肩の荷が下りて楽になりました。きこえる家族とも、きこえない障害に対する理解を得ることができて、一つになることができたと思います」

──聴導犬の訓練についても、もう少し詳しく教えてください。

水越:
お伝えした通り、「自分で考えて、行動する」ための訓練というのが大きな特徴です。
具体的には、犬に生活空間を把握してもらい、隣の家や向かいの家、上の階や下の階の家の音ではなく「この空間で音が鳴っているものは教えてね」という訓練を繰り返し行います。

「空間を把握する」というのは家の外でも同じで、人だろうが自転車だろうが関係なく、「後ろから近づいてくるものは教えてね」という訓練をします。

──そうなんですね。

水越:
「この音がしたら教えて」というふうに、音を限定して聞き分けをさせてしまうと、その音以外に反応しなくなってしまいます。そうすると、たとえば「この機械のこの音にだけ反応する」となってしまったら、その機械が壊れた時に、また訓練をしなければなりません。

もっとざっくりと、「鳴るものを知らせて」というふうにしておけば、生活の中のさまざまな音、突発的な音にも反応してくれるようになります。

街に出ての訓練では、さまざまなシチュエーションを経験する。飛行機に搭乗(写真左・中央)、本屋さんにて(写真右)

──トレーニングの上で、心がけていることはありますか。

水越:
犬と人とが互いに思い合えて、良い関係性を築くためにはどうしたらいいかを常に考えながら、人が犬を理解し、犬にも人を理解してもらえるような訓練を心がけています。

当然ですが一頭一頭に性格が違い、同じ犬は一頭としていません。
それぞれの性格をしっかり見極めてやり方を変えつつ、さらに一緒に暮らすユーザーさんの性格や環境も考えて、訓練を進める必要があります。そうしないと、マッチングに失敗してしまいますから。

訓練している私の顔だけを見て動く方が良いのか、外に意識を向けて動く方が良いのか。「自分にとってどちらが得か」を犬が自分で選択し、「何をしたらいいか」を判断して行動できるようにしていくこと。もちろん、ダメなことはダメと伝えますが、ああしなさい、こうしなさいということは基本一切言いません。

「候補犬の社会科訓練では、犬以外の動物に会う時間も大切です。写真は、牧場の羊と初対面。興奮することもなく、吠えることもなく、お互いに静かに観察していました」

──そうなんですね?!

水越:
訓練士として、「こうしてほしい」ということをしてもらうための誘導や段取りはしますが、犬が「どうしたらいいんだろう」と自分で考えてとるいろんな行動に対して、良かったことは「よくできたね!それでいいんだよ」をどんどん伝えていきます。

そうやって日常の細かいやりとりをたくさん重ねて、細かくルールを学んでもらいながら、「人がどうしてほしいか」を読み取れる犬を育てていきます。

お休みの日の一コマ。「休日の陽だまりでは、犬も猫もそろってゴロゴロしています」

「同じ方向を向いて、同じ歩幅で歩いていけたら」

「歩いている時も、振り返ってコミュニケーション。このように、犬はいつも気にかけてくれるので、何かあっても知らせてくれる安心感を与えてくれます」

──難しそうですね。

水越:
意思疎通が取れるようになるまでは大変かもしれませんが、関係性さえできれば、長い目で見た時に、つきっきりで指示を出すよりも犬に委ねた方が、ずっと楽です。

基本的に全部犬任せになるので、犬がサボっていてもわかりません。しかしそれでは、聴導犬としての役割が果たせません。人の耳となって「音が鳴ったら動く」ということが条件反射としてできるようになるまでに訓練していくこと。そしてまた、人もしっかり犬を見て、犬の行動を理解すること。そのどちらも必要なんです。

訓練の後、聴導犬としてユーザーさんの元にいくわけですが、ユーザーとなる方々にも、「犬を理解する」ということは何度もお伝えしています。この行動の理由は何なのか、何を思っているのか、どこまで犬のことを理解しているのか。うまくいかなかったことであれば、犬のどこを理解していなかったらからうまくいかなかったのを突き詰めて考え、答え合わせをしながら、その積み重ねをしていきます。

エスカレーターの乗り降りの訓練。「エスカレーターの乗り降りは犬にとっては難しいことなので、しっかりタイミングを合わせる必要があります。そのため、いろいろな場所で何度も訓練を行います」

──水越さんにとって、聴導犬とは?

水越:
犬のことも、そしてまた障がいがある人のこともそうですが、本当はもっとお互いを知らなきゃいけないと思います。「相手を理解する」ということをしっかりしていかないと、誤解が生まれたりギクシャクしたり、選択を間違ったりすることにつながるのではないかと思っていて。なので、聴導犬の活動を通じて「お互いを知る」ことを伝えていけたらと思っています。

聴導犬ユーザーさんにもスタッフにも伝えることですが、聴導犬と同じ方向を向いて、同じ歩幅で歩いていけたらいいなと思っています。同じ目的地に向かって、自分だけが先に歩くのではなく、肩を並べて歩こうと思ったら、互いを理解していないと、うまく前に進めません。どちらか一方だけでなく、互いに互いを理解できれば、社会はもっと良い方向へ進んでいくのではないでしょうか。

身体障害者補助犬法が施行されてから訓練を開始した最初の候補犬。「音を知らせる作業だけではなく、聴導犬との社会参加について共に試行錯誤しました」

チャリティーは、建設予定の育成施設の部屋にエアコンを設置するために活用されます!

「きこえない方と候補犬がペアになって受ける合同訓練の様子です。日常生活の中で実施していきます」

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

水越:
現在、新しい育成施設の建設準備を進めています。今回のチャリティーは、新しい施設の部屋にエアコンを設置するための資金として活用させていただく予定です。チャリティーアイテムで、聴導犬の育成と活躍を応援いただけたら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

スタッフの佐藤さん、PR犬のとしお、PR犬見習い中の小夏(写真左)、長田さん、キャリアチェンジ犬の栗(写真右)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

犬と同じ目線、また聴覚障がいのある人と同じ目線に立って、違いや個性を尊重しながら、聴導犬を育成し、啓発活動をしておられることが、強く伝わってくるインタビューでした。

人であっても犬であっても、目の前にいる相手に向き合い、関心を持ち、理解したいという気持ちで接すれば、少なくとも嫌な思いをしたり、寂しい思いをしたり、取り残されたりすることはなくなるように思います。聴導犬の存在は、そんな心のあり方も教えてくれているのだと思いました。

・日本聴導犬推進協会 ホームページはこちらから

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【2024/7/22~28の1週間限定販売】

人と犬とが共に暮らす、その象徴である「リード」を、タイポグラフィでメッセージに落とし込んだ明るく元気なデザインです。
耳を立て、嬉しそうな表情で片手を上げる犬の姿を描き、きこえない人に寄り添う聴導犬を表現しました。

“Life is better when you are laughing(君が笑ってくれたら、この世界はもっと良い!)“というメッセージを添えました。

チャリティーアイテム一覧はこちら!

JAMMINは毎週週替わりで様々な団体とコラボしたオリジナルデザインアイテムを販売、1点売り上げるごとに700円をその団体へとチャリティーしています。
今週コラボ中のアイテムはこちらから、過去のコラボ団体一覧はこちらからご覧いただけます!

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