数年前に起きた「カワウソブーム」。
テレビなどでカワウソの魅力的な姿を目にした方もいらっしゃるかもしれませんが、実は日本では、乱獲や環境汚染によって、1979年に目撃されたのを最後に固有種が絶滅しています。
ペット需要だけでなく、生息地の破壊や汚染によって、世界的に数を減らしているというカワウソ。
「同じ過ちを、繰り返してはならない」。
人間に翻弄され続けてきたカワウソを守るために、日本のカワウソ研究者が中心となって立ち上げた「日本アジアカワウソ保全協会」が今週のチャリティー先。
「日本では残念ながら野生のカワウソは絶滅してしまいました。他の地域にいるカワウソたちに、日本のカワウソと同じ道を歩んでほしくない」と話すのは、理事の岡元友実子(おかもと・ゆみこ)さん(33)。
カワウソについて、お話を聞きました。
お話をお伺いした岡元さん
日本アジアカワウソ保全協会
カワウソを守るために、私たちができることを。
アジアを中心とする世界のカワウソ保全を目的に、研究・普及啓発、研究者の積極的な交流や協力のために活動している団体です。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2024/04/22
ミャンマーの川辺を群れで歩く「ビロードカワウソ」。「ビロードカワウソは、家族からなる群れで暮らします。生息地の減少や狩猟のために個体数は減少しています」
──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。
岡元:
カワウソの研究者が中心となって立ち上げた、カワウソ類の調査・研究、普及啓発活動を行っている団体です。
日本では1979年に目撃されたのを最後に、固有種のカワウソは姿を消しました。その後、環境省から正式に絶滅が宣言されています。日本でカワウソが絶滅してしまったという事実を教訓にしつつ、カワウソをはじめとする、野生動物の保全について発信しています。
──どのような調査・研究をされているのですか。
岡元:
日本にはいませんので、多くのメンバーはアジアをメインとするカワウソの生息地を訪れて、生息環境や個体の状況を調査しています。たとえばですが、フンには動物の情報が多く含まれていて、この地域の個体はあの地域の個体と遺伝子が近いとか遠いとか、どんなものを食べているかとか、そこから農薬汚染や水銀汚染なども知ることができます。
また、世界中のカワウソ研究者が集まる国際会議に参加し、調査・研究の情報交換もしています。
2022年にフランスで行われた国際自然保護連合 種の保存委員会主催の「第15回IUCN国際カワウソ会議」で発表する、日本アジアカワウソ保全協会理事長で筑紫女学園大学教授の佐々木浩さん
マレーシアの国立動物園(Zoo Negara)で撮影した「コツメカワウソ」。「指先には名前の由来である小さなツメがあります。カワウソ類のうち最小の種で、世界の動物園・水族館で広く展示されています。日本ではテレビ番組やSNSの影響でペットとして飼う人が増え、その課題が指摘されてきました」
岡元:
私は、主に野生動物のペット利用の課題に取り組んでいます。
数年前、世界中で「カワウソブーム」ともいえるペット需要の高まりが起こり、東南アジアに生息する、カワウソの中で最も小さい「コツメカワウソ」がポピュラーになりました。日本では特に大きなブームとなり、ペットとして飼う人やカワウソカフェが増え、他の国と比べて圧倒的な数の取引がありました。
コツメカワウソは、過去30年間で約3割減少したと推定されており、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「危急種」に指定されています。ペット利用の需要は大きく、違法な取引も横行していることがわかりました。日本ではカワウソの密輸が立て続けに報道されたので、記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。
マレーシアで違法飼育されていたコツメカワウソ。「東南アジアでの国内外での販売を目的とした違法飼育・違法取引が、コツメカワウソ、特に幼獣の脅威になっています。東南アジアの国の多くが保護していますが、インドネシアとカンボジアではコツメカワウソは保護獣とされていません」
岡元:
2019年にはワシントン条約によって国際取引が原則禁止となり、日本国内へ商業目的で輸入することもできなくなりました。
それによって少し落ち着きはしましたが、ペット利用の問題は無くなっていません。今後の保全や普及啓発に役立てるために、引き続きカワウソの取引の状況をモニタリングし、結果を論文等にまとめて国際的に発信することは、非常に大切だと思っています。
また一方で、一般の方向けに、SNSなどを通じて、カワウソをペットとして飼うことのリスクについても発信しています。
野生動物であるカワウソを、ペットとして飼育することは困難です。毎日、エサとして新鮮なカニや魚が必要ですし、噛まれたら当然、怪我もします。何かあった時、カワウソをしっかり診られる獣医さんがいるでしょうか。カワウソをペットにすることには、さまざまなリスクがつきまといます。
海外の保全施設にて、マウスを食べるコツメカワウソ。「カワウソ類は水の中で活動をするエネルギーを補うため大食漢であり、その飼育には広大な飼育施設に加え、毎日大量の魚や甲殻類、小動物といった給餌を行う必要があります。一般家庭で動物福祉を満たしながら飼育を行うことは困難です」
ペットショップで販売されていたコツメカワウソ。「水場や、隠れ場所もない場所で展示されていました」
岡元:
カワウソブームの需要を生んでいる要因は、野生で生きるカワウソを、まるで当たり前にペットとして飼えるという誤った認識です。野生の本当の姿を知らないからだと言い切って良いかわかりませんが、マスメディアやSNSを通じて、「かわいい」「人懐こい」など、ごく一部を切り取った、偏った情報があふれていると感じています。
カワウソに限らず、たとえばバラエティ番組で、野生動物の赤ちゃんの世話をする企画や野生動物と旅する企画が放送されたり、飼い主がかわいい姿だけを切り取ってSNSにアップしたり…マスメディアとSNSが需要を喚起する一因となっています。
コツメカワウソが生息するマレーシア熱帯林の小川。「コツメカワウソが生きていくには広大な自然が必要であり、飼育下でそれを再現することは困難です。また群れで生活する動物ですので、単独で飼育することは好ましくありません」
岡元:
飼い主による虐待事件もありました。
カワウソを棒で叩いたり追いかけ回したりする動画が拡散され、特定された飼い主が書類送検されたのです。飼い主は「懐かず、噛まれるのでやった」というような供述をしているようですが、野生動物なので懐かなかったり、噛まれると痛いは当然です。
カワウソ自体が強いにおいがしますし、エサの生魚などもにおいますし、フンもくさいです。
「かわいい」と迎え入れても、イメージしていた通りにはならないわけです。そのような危うさが顕在化したのが、この虐待事件だと思います。
マレーシア・サバ州デラマコット商業林の塩場に設置したカメラで撮影された野生のコツメカワウソ
──「イメージと違う」と、捨てられるようなケースもあるのではないですか。
岡元:
遺棄されたという情報は今の所ありませんが、ペットのカワウソが自然の中に逃げ出して、捕獲するまで大騒動になったことがあります。
ただ以前の調査で、ほぼ餓死したのだろうというカワウソがいました。飼い主から、ほとんどエサをもらえなかったようです。飼いきることができず、殺さないまでも、食事を与えなかったりお世話をしなかったりして殺してしまうというケースは、表に出てこないだけで、実はあるのではないかと思います。
──今、日本にペットとして飼われているカワウソは何頭ぐらいいるのでしょうか。
岡元:
2019年にワシントン条約で商業目的の国際取引が禁止されるまでに、累計350頭ほど輸入されていました。原則として動物園などでしか飼えないようになっていますが、規制前に輸入、もしくは国内繁殖で生まれた個体については、環境省に個体登録を行うことで譲渡や取引を行うことが可能です。
2021年頃に確認したところ、約100頭の登録がありました。なので現在、100頭ちょっとは日本にいるのではないかと思います。
「コツメカワウソは、群れで生活する社会性の高い動物です。家庭でペットとして飼育される際は単独で飼育されることが多く、本種の生態とはかけ離れた環境になります」
カンボジアで飼育されていた「スマトラカワウソ」。「大型で、鼻鏡に毛がびっしりと生えています。絶滅危惧種に指定されていますが、主な生息地と考えられている熱帯雨林や泥炭湿地林の保全以外、対策が難しい種です」
──カワウソ自体のことをもう少し知りたいです。そもそも、どんな生きものなのでしょうか。
岡元:
カワウソは世界中、アフリカ大陸、ユーラシア大陸からアジア、南米、北アメリカまで、世界中に広く13種類が生息しています。皆さんがご存知の「ラッコ」も、実はカワウソの一種なんですよ。
──そうなんですね!
岡元:
種によって生態が異なり、一概にこうだといえないのがカワウソの魅力でもあるのですが、共通して、基本的に水辺に生息し水の中で狩りをする動物です。
同じイタチ科の中でも、水の中で泳ぐことに適応しており、流線的なフォルムが特徴的で、水かきもあります。見た目にはあまり脂肪がないように見えますが、水の中に入って狩りをするのは非常に体力を消耗するので、実は大食漢。野生のカワウソを観察していると、水に潜っては食べて、潜っては食べてを繰り返しています。
水から顔を出し、魚を食べるビロードカワウソ。ミャンマーにて
──狩りをするんですね。
岡元:
はい。多くの種が主に魚を獲って食べますが、機会があればなんでも食べる生きもので、ネズミやヘビ、昆虫、鳥、貝、カニなども食べます。
──寿命はどのぐらいですか?
岡元:
実は詳しい生態はまだ明らかになっておらず、確かな数字ではありませんが、文献を見ると、野生のユーラシアカワウソで5〜6年生きると言われています。動物園などで飼育されていて食べ物などが十分にある場合は、もっと長く生きます。
マレーシアの水田地帯での調査風景。「カワウソのフンを採集し、種の交雑、性別、食性などの判定をするために解析を行います」
北海道産のニホンカワウソの剥製(北九州市立いのちのたび博物館所蔵)
──ペットのカワウソブームがありながら、日本では野生のカワウソは1970年代に絶滅したそうですね。なぜでしょうか。
岡元:
日本ではかつて北海道から北九州まで、広く生息していました。古くから毛皮、また肝臓が肺結核の薬として用いられ、高値で取引されていました。
江戸時代は武士のみ狩猟が許されており、そこまで大きく数を減らすということはなかったようですが、明治時代に入って誰でも狩猟ができるようになり、大量に獲られるようになりました。
群れでくつろぐコツメカワウソ。イギリスの動物園で撮影
岡元:
戦時中のデータは残っていませんが、第一次世界大戦、第二次世界大戦中は毛皮の需要がさらに高まり、乱獲によって大きく数を減らしたようです。戦後、カワウソはもうほとんどいないような状態で、最初に北海道、ついで本州からも姿を消して、気づいたら四国にしか残っていないという状況でした。
カワウソをなんとか守りたいという思いを持った方たちもいたものの、運悪く時は高度経済成長期、国の関心は野生動物の保全ではなく、土地の開発や農業の大規模化でした。
1979年、高知県の新荘川で目撃されたのを最後に、姿を消してしまったのです。
──そうなんですね…。
岡元:
実は1965年には国の特別天然記念物に指定されていたものの、まだ保全という概念や知識が十分に根付いていない時代で、四国では「生息地の保全による保護」か「飼育による保護」かで対立が起きたりもして、なかなかうまく保全することができませんでした。
台湾・金門島にて、ユーラシアカワウソが生息する池に浮かぶゴミ。水質汚染も、カワウソが減っている背景のひとつ
マレーシアのエビ養殖場では、野生のカワウソが養殖エビを食べてしまうため、対策として番犬が飼育されている。この養殖場は、カワウソの生息地のマングローブ林に隣接している
──近年、他の国でも数を減らしているそうですね。
岡元:
はい。種によって何が脅威になっているかは異なりますが、背景としてはやはり生息地の開発が進んでいることや環境汚染、毛皮や伝統薬、ペットとしての需要など、生物資源として捕獲されていることによっても数を減らしています。
たとえばアマゾンに生息する「オオカワウソ」は、ある文献によると、金山の開発で川に水銀が流れ出ていることや農薬によって、繁殖能力が落ちていると指摘されています。
この地域では、オオカワウソが見られるというエコツアーが観光客に人気みたいなんですね。自然も守れて地元の収益にもつながるというエコツアーは、一見良いことのように感じますが、全く無害というわけでもありません。人間に不用意に近づかれたり見られたりするストレスで、母カワウソが仔カワウソへの授乳をやめてしまったという事例も報告されています。
──そうなんですね。
タイでの調査風景。「ビロードカワウソやコツメカワウソなど利用するマングローブ林を歩き、フンや足跡などの痕跡を探します」
岡元:
カワウソの生息地で起きている地域住民との衝突も、深刻な問題です。
ヨーロッパに生息する「ユーラシアカワウソ」は、地域によっては数を増やしているのですが、漁師が捕獲対象としている魚をカワウソが食べてしまうということが起きていて、最近ドイツの方に聞いたのは、駆除するべきだと漁師の方が裁判を起こしていたり、オーストリアでは実際、一定数を駆除するということが起きたりもしています。
カワウソが生息する水辺は、開発が進む場所でもあります。コツメカワウソの生息地はちょうどエビの養殖が盛んな場所で、カワウソがエビを食べてしまうため、やはり現地の人たちとあつれきが起きています。
多くの国では、今やカワウソは絶滅危惧種として保護の対象になっていますが、中には捕まえたり殺したりしても問題ないという国もあります。ところ変われば人気者ですが、一部の地域では害獣として扱われている現実があるのです。
台湾・金門島において、ユーラシアカワウソの個体数調査に参加し、フンを確認しているところ
──難しい問題ですね。
岡元:
シンガポールは以前より野生動物保全に力を入れており、ことカワウソに関しては、政府が筆頭となって熱心に保護をしてきました。結果としてカワウソの数は増え、都市に順応した姿が話題にはなっているのですが、一方で「近づいて噛まれた」「フンがくさい」といった苦情が出てきています。
増えたら増えたで、減ったら減ったで問題が起こります。これらはすべて、実は人間の身勝手によるものではないのでしょうか。
台湾・金門島にて、道路沿いに複数設置されている、カワウソのロードキル防止のための注意を喚起する看板。「看板の『慢』の文字は『スピード落とせ』を意味します」
韓国にて、レスキュー個体のユーラシアカワウソが自然にリリースされた際の一枚
岡元:
絶滅した日本とは対照的に、お隣の韓国では、カワウソの保全が非常にうまくいっています。現在韓国では、カワウソは天然記念物と保護動物として、二つの法律でしっかりと守られています。
日本と同じく乱獲などによって数は大きく減ったものの、戦後、日本より開発のスピードが遅かったことが幸いして生き残り、さらに1980年代の環境保全の流れから、一部の熱心な研究者の方たちが、まずは小さな郡でカワウソ保全を盛り上げて、その後国を説得し、カワウソを守るための法整備をしたり、保護エリアを作ったりしてきました。
韓国にて、レスキューされたユーラシアカワウソの幼獣。「毎年、梅雨の時期に韓国各地で親とはぐれた幼獣の保護活動が行われています」
岡元:
たとえば、カワウソの生息地である水辺のコンクリート護岸を、自然に近いかたちに改修しました。川の護岸を、土や砂利などを用いてできるだけ自然に近い状態に戻すことに注力し、それによって水辺の生態系が戻り、カワウソも戻ってきたのです。
数年前には、大都市ソウルを流れる漢江(ハンガン)という川で、約40年ぶりにカワウソの姿が確認されました。地方では居酒屋の魚をカワウソが盗みに来たというのがニュースになるほど(笑)、確実に戻ってきています。
韓国にある「韓国カワウソ研究センター」の外観。韓国に生息するユーラシアカワウソの保全に大きな役割を果たしている
「カワウソ類はイタチ科の中でも特に泳ぐことに適応し、流線形の体、高密度の被毛、水かきなどを兼ね備えています。水の中を流れるように進む姿はとても魅惑的。表情も豊かで、見ればみるほど気になってしまう動物。野生のカワウソの姿もぜひ一度見てほしいと思います」
──読者の方に、伝えたいメッセージはありますか。
岡元:
韓国では最近、カワウソを含む野生動物は法律に基づき認められた動物園・水族館でしか飼えないようになりました。韓国にもカワウソカフェがあったのですが、数年の猶予期間が終われば同様の店を続けることはできません。
日本は未だ、カワウソに限らず、フクロウやハリネズミ、ミーアキャット‥いろんな野生動物を展示するアニマルカフェがありますよね。「かわいい」というのは一旦置いて「ペットではなく、保護されるべき野生動物である」ということを、まず知っていただけたらと思います。
2019年12月に対馬の尾崎で見つかったカワウソの足跡。2017年にカワウソが自動撮影装置に記録され話題となった。「最近はほとんど痕跡が確認できていませんが、今後当協会でもカワウソの日本への再導入などの議論を進めていく予定です」
岡元:
日本では残念ながら野生のカワウソは絶滅してしまいました。他の地域にいるカワウソたちに、日本のカワウソと同じ道を歩んでほしくないと思っています。
カワウソは生態系の頂点にいる動物で、カワウソが存在していることは、その下にも豊かに生きものが存在しているということでもあります。つまり、豊かな生態系があることの象徴としてのカワウソでもあるんです。
私たち人間もまた生態系の中を生きていて、それを壊すことは、私たち自身の首を絞めることでもあるということを知っていただけたらと思います。
絶滅の教訓を生かして、私たちができることを、これからも発信していきたいです。
2023年、東京都恩賜上野動物園で行ったイベント「東南アジアの野生動物を知るー特にカワウソ・トラ・テナガザルについてー」にて、カワウソクイズに答える参加者たち
2023年2月に東京農業大学で開催したシンポジウム「野生動物としてのコツメカワウソの動物園・水族館での飼育 ―世界のガイドラインと生態から考える―」。「多くの参加者からカワウソへの関心の高さが伺えました」
──最後に、チャリティーの使途を教えてください。
岡元:
チャリティーは、カワウソの保全に関する普及啓発イベントを開催するための資金として活用させていただく予定です。
5月の最終水曜日は「世界カワウソの日」です。これはイギリスの国際カワウソ保護基金が、生息地の開発やペット利用で危機に瀕しているカワウソの現状を知ってほしいと、カワウソ保全のために提唱した日です。
世界的にカワウソ保全のさまざまなイベントが開催され、日本でも、各地の動物園などで保全イベントが開催されます。
全国のカワウソファンの皆さん、今回を機にカワウソのことを知ってくださった皆さん、ぜひコラボデザインアイテムでカワウソ保全を応援いただけたらと思いますし、ぜひコラボデザインアイテムを身につけて、イベントにも参加していただけたら嬉しいです。
──貴重なお話をありがとうございました!
2023年10月、京都にて開催された「いきもにあ2023」にて、メンバーの皆さんと。「より多くの方にカワウソについての関心を持って頂けるよう、今後も活動を続けていきます!」
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
愛らしいフォルム、つぶらな瞳‥。たしかにかわいい見た目のカワウソ。でも、私たち人間の「かわいい」を満たすために、彼らの命や尊厳を奪っているのだとしたら?それでも本当に、彼らのことをかわいいと思っている、愛していると言えるのでしょうか。
日本では絶滅してしまったカワウソ。どのような思いで消えていったのでしょう。今の日本を見て、どんなふうに思うでしょう。野生動物を愛すからこそ、彼らがどんな生きもので、どんな場所に暮らすのか、彼らにとっての幸せもまた、考えてみたいと思います。
【2024/4/22~28の1週間限定販売】
悠然と水の中の泳ぐカワウソの姿を描きました。
ペットになるために生まれてきたのではなく、自然の中で生きていくことこそ、本来の命のあり方であるという思いを表現したデザインです。
“The animals of the world exist for their own reasons(世界の動物は、それぞれの理由の上に存在する)“というメッセージを添えました。
JAMMINは毎週週替わりで様々な団体とコラボしたオリジナルデザインアイテムを販売、1点売り上げるごとに700円をその団体へとチャリティーしています。
今週コラボ中のアイテムはこちらから、過去のコラボ団体一覧はこちらからご覧いただけます!