CHARITY FOR

失敗しても大丈夫。地域の中に「いつでも帰ってこられる場所」を〜NPO法人With優

不登校や引きこもりなど、社会から孤立した子ども、若者を地域全体で支えていこうと、フリースクールを中心に、カフェレストランや会員制の居酒屋を運営するNPO法人「With優」が今週のチャリティー先。

代表の白石祥和(しらいし・よしかず)さん(42)は、大好きな地元である山形県米沢市で、2007年にフリースクールをオープンします。「地域の中で、地域の方たちと共に活動したい」という思いがあったことから、最初は7000枚のチラシを一軒一軒配って歩き、賛同を呼びかけたといいます。

「学校に行けない・行かないことを選択した子どもたちのもう一つの学校を作りたい」。

その思いの背景には、自ら命を絶った同級生と、その事実や胸の内の苦しみを周囲に言わず、そっと引っ越したその家族の存在があるといいます。

「子どもが学校や社会で困った時に、家族だけでは解決できない問題もあって、家族以外の人が関わることの必要性を強く感じた」と白石さん。

「苦しさを本人や家族だけで抱え込むとしんどいけれど、地域の中に『つらい』と言える関係性や『苦しい』と言える相手がいたら、少しは楽になれる。しんどい気持ちや生きづらさを共有しながら、一緒に考えて歩んでいきたい」と話します。

活動について、お話を聞きました。

お話をお伺いした白石さん

今週のチャリティー

NPO法人With優

地域のどんな子どもも大人も、自分らしく生き生きと幸せに生きていけるような地域を作るために活動しています。さまざまな人が地域で支え合い、補い合えるような地域社会を目指しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2024/01/08

活動について

フリースクールの様子。共に学ぶ子どもたち

──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。

白石:
もともとは学校に行けない、あるいは行かない選択をした子どもたちのためのフリースクールを作ろうというところから、地域づくりを掲げて立ち上げた団体です。2007年5月に任意団体として活動をスタートし、今年で17年目になります。

子どもたちが地域の人とつながること、また地域の人たちの敷居の低い相談窓口になれたらという思いもあって、フリースクールで週末にカフェを開催していました。それがきっかけで飲食事業もスタートし、若者の就労を応援するカフェや居酒屋もやっています。

──面白いですね。

「カフェ はるにれ」は、一般就労を目指す方がトレーニングできる場所として2018年にオープン。開店前の店内の清掃から、営業中の厨房、カウンター、ホールでの接客を通じ、日々トレーニングを重ねていく

白石:
フリースクールを始めた時、大人の引きこもりの相談を結構受けたんです。地方なので、地域資源として大人の引きこもりに対応ができるところがあまりなかったんですね。社会に出た後、就職でつまずき、家から出なくなってしまったという深刻なご相談も受ける中で、フリースクールだけでなく就労段階の方のための受け皿も必要なのではないか、地域の中で若者を育てていこうとカフェや居酒屋を始めました。

これら以外にも、毎年必要に応じて、さまざまなプロジェクトを実施しています。制度のはざまでこぼれ落ちてしまう若者がいるので、それを地域に発信して、賛同者を集めて解決につなげることが、自分たちの役割だと感じています。

──「地域」が、大きなキーワードなのですね。

白石:
「若者たちのために何かしてあげたい」という地域の方たちがいます。若者の声を拾い、課題を発信して、いろんな支援のかたちを用意したいと思っています。

毎年4月末〜5月あたまに米沢市で開催される「上杉まつり」にて。「フリースクールの生徒を中心に甲冑を身につけて市内を行列したり、川中島の合戦に参加したりしています」

就労のトレーニングの場として、飲食事業もスタート

2013年にオープンした居酒屋「結」は、一般就労を目指す若者がトレーニングを行いながら地域の人たちと出会い、育てていく場所として、また気軽に相談ができたり、日常から離れてほっとできる場としてオープンした

──就労支援のために飲食店、特に居酒屋をされているのが面白いと思いました。ただ、お酒を提供される場なので注意が必要なのではないかと思ったのですが、そのあたりはいかがですか。

白石:
飲食事業は「チャレンジしたい人を受け入れて、地域で支える」というのがコンセプトです。完全に自主事業なので、カフェの単価は安く、継続していくためにはそれだけでは難しいことが目に見えていました。じゃあ居酒屋はどうだろうと。ただやはり、おっしゃるようにアルコールを提供するというところで、どうしようかと皆で話し合い「お店の趣旨を理解していただいた上だったらいいね」と、会員制をとることにしました。

──会員制なんですね。

居酒屋「結」にて、お客さんの接客をする若者

白石:
はい。来店した方に趣旨を説明し、300円で会員カードを発行していました。ただ、居酒屋ももう11年目に入り、今では、来られるほぼ皆さんが理解してくださっていて、特に会員になってもらうとか、会員かどうかを確認するということもしていません。

普通の居酒屋のような感じですが、お客さん同士で「ここはこういうお店だよ」とか「提供が遅いからって怒っちゃダメだよ」とかってごく当たり前に言ってくれたりして、若者たちからすると、自分たちを応援してくれる人いるんだって身近に感じられることでもあります。

──働いているのはどんな方たちですか。

白石:
2~30代の方が中心で、精神疾患などがあり、病院につながっている方が半数です。離転職を繰り返していたり、なかなか就労に踏み出せなかったりする方のトレーニングための場なので、就職が決まれば卒業というかたちですが、1~2年いる方が多いです。

カフェレストラン「With優」は、地域の誰もがほっと安らげる場所を目指し、フリースクールが休みの毎週土曜日にオープン。「使用する野菜やハーブは、できるかぎり自分たちで育ててますし、提供する料理やスイーツも、スタッフが丹精込めて作っています」。本格的なピザ窯で焼き上げるピザが人気!

──そうなんですね。

白石:
私たちとしては、どんな子どもや若者の相談にも対応するようにはしています。本当にいろんな子がいて、何度も確認しないと不安な子や、人と関わるのがどうしてもこわいという子もいます。でも皆、私にはないものを持っています。本人の挑戦を応援する場を、地域の人たちと一緒に作っているという感じです。

居酒屋ならではの良さもあって、お客さんがちょっとお酒が入って、普段は話さないような深い話をしたり、帰り際に「よかった」と喜んで握手やハグをしたりと、人の距離が縮まる感じがあります。若者たちにとって、学び、励まされることがたくさんあるのではないかと思います。

フリースクールもカフェも同じくですが、「失敗したら、いつでも戻ってきていいよ」っていうことを、すごく大事にしています。居酒屋を始めて11年、今いる若者たちの3分の1は、就職してみたけれどなかなか思うようにいかなくて、戻ってきた子たちです。

「フリースクールの子どもたちで運営するカフェレストランは、ピザもパスタも生地から作っています。使用するハーブや野菜も可能な限り生徒たちで育てており、窯焼きピザも生パスタも大好評です」

──そういった若者とお客さんが接点を持つというところで、運営する側として、気を使われることもあるのではないですか。

白石:
お客さんからお金をいただいているので、食事はちゃんとしたものを出したいと思っています。あとはお客さんを見ながら、スタッフの中でもこの子は対応できそうだとか、ある程度判断はしています。お客さんたちにもがんばる若者たちの姿をぜひ見てほしいし、知ってほしい。コロナの時期は大変でしたが、今は客足も戻って、ありがたいことに忙しい時が増えました。

カフェレストランの看板。「西米沢駅から車で5分のところにあります。看板も手作り、With優を応援している方やフリースクールの生徒の家族の他に、一般の方も多くいらっしゃいます。不登校の敷居の低い相談窓口として、このレストランから支援に繋がるケースが多くあります」

「本当の彼のことを見ていたのだろうか」。
問題児だったAくんとの出会い

フリースクールの卒業式にて、卒業生へのエール。「フリースクールを卒業するタイミングは、私たちスタッフでもなければ保護者でもなく、本人が決めます。フリースクールを卒業したことは履歴書にも書けないし、心の中にしかないのかもしれない。誰と比較するのではなく、自分自身が後悔しないような人生を送ってほしいと毎回盛大に送り出します」

──地域にも受け入れられているんですね。話は変わりますが、白石さんが活動を始められたきっかけを教えてください。

白石:
私は生まれも育ちも山形で、地元が大好きです。「とにかく地元で働きたい」というのが一番にありました。命に関わる仕事に就きたいと思っていて、大学に在学中は消防士や救急救命士を目指しました。絶対になれると信じて年齢的にもギリギリまで挑戦しましたが、結果、なることができず、大きな挫折を経験しました。

消防士を目指していた間、企業や学校で働いていたのですが、そこでのある経験が、人生の転機になりました。

適応指導支援専門員として小学校で働いていた時のことです。今は「適応」や「指導」といった言葉は「個を重んじる」という時代の流れから、学校現場から無くなってきていますが、2005年当時、指導員として私に与えられた仕事は、発達的な課題を抱えたお子さん、集団生活に適応することが難しいお子さんを適応させることでした。担当したAくんは、案の定やんちゃで暴力的で、全校集会があれば走ってどこかへ行ってしまうような子でした。

全校集会で暴れる彼を前に、周りの先生たちの白い目を感じたし、「なんで適応してくれないんだ」と当時は思いました。当然、Aくんとはうまく関係性を結べていませんでした。

──そうだったんですね。

2014年には、休耕地でひまわりを育て、ひまわり油を作って販売。「休耕地で自分たちで育てる以外にも、地域の方にもひまわりを自宅で育てていただき、子どもたちに視覚的に地域の方たちの応援が伝わりやすいプロジェクトを展開しました。育てた後、採れる種は寄付してもらい、そこからひまわり油を作って販売しました」

白石:
ある時、私もほとほと疲れてしまって。Aくんは友達もおらず、お母さんと二人暮らしで、いつも家でゲームをしていると聞いていました。「ゲームするなら、一緒に海とか山に遊びにいくべ」って、休みの日に彼を誘い、自分が幼い頃に親に連れて行ってもらった場所へ遊びに行ったんです。

それは指導員として、適切な行動ではなかったかもしれません。実際、バレて学校からも注意されました。でも、Aくんとの関係性はガラッと変わりました。

──そうなんですか?

白石:
外で遊ぶ時、適応も何もないんです。だって「こうしなきゃいけない」「これに従いなさい」というものが、そもそもないから。一緒に海で泳いだり、山で拾った栗を焼いて食べたりして、当然何の問題も起きません。

ある時、Aくんが学校では見たことのない、満面の笑顔を見せてくれました。焚き火をしながら、拾ってきた栗を焼いている時でした。その瞬間、「自分はこれまで彼のことを、ちゃんと見ていたのか」と思ったんです。表面の彼ばかり見て、彼の目の奥までを、見てあげられていたのだろうかと。

「なぜこれができないんだ」「なぜ従えないんだ」、彼のことをずっと、そんなふうに見ていました。でも子どもは、ちゃんと大人を見ている。誰かを傷つけているわけじゃないし、できないことを無理やりさせるんじゃなくて、ちゃんと認め、ただ一緒に遊ぶだけで十分なのではないかとその時に思ったんです。

──確かに…。

白石:
Aくんは学校でも落ち着き、支援が必要なくなりました。「こういう関わりがあれば、変わる子がいるんだ」と思ったし、私自身が子どもの頃を振り返った時に、学校という枠の中で生きづらさを感じていたことを思い出し、フリースクールを立ち上げようというところにつながっていきました。

フリースクールの卒業式にて、卒業生の皆さんと。「卒業式では毎回、素直な子どもたちに出逢えたことに対して、感謝で胸がいっぱいになります。卒業式の後は居酒屋で宴会&ゲーム大会で盛り上がります」

自ら命を絶った同級生、
それを周りには隠していた家族

広場カフェ「はるにれ」にて、洗い物をする若者たち。「人と関わることにこわさや難しさを抱えている若者は開店前の掃除を担当したりしますが、その後は洗い物や調理補助、ホールでの接客等、少しずつできることを増やしていきます」

白石:
Aくんの出来事と時を同じくして、私の小中学の同級生が自ら命を絶つという出来事がありました。同級生の死後、ご家族は地域の誰にもそのことを告げず、ひっそりと別の町に引っ越されていました。引っ越した先のご自宅に伺うと、そこに同級生の面影はなく、ご家族が押入れの奥から位牌を出してきてくださいました。

それがすごく衝撃的だったし、違和感を覚えました。間違いなく大切な存在である家族を亡くしたにも関わらず、押入れの奥に隠されて、同級生がいなかったことじゃないけど、表向きは何もなかったかのようになっている。でも一方で、ご家族は、なぜ自ら命を絶ったのか、我が子の死と向き合えずに苦しんでおられました。

その姿を見て、子どもが学校や社会で困った時に、家族だけでは解決できない問題があること、そして家族以外の人が関わることの必要性を強く感じたんです。

──そうだったんですね。

白石:
海外にも興味があって、ストリートチルドレンの支援に携わったこともありました。でも、物があふれている日本で悩みを抱え、孤立している子どもたちの支援がしたい、自分は日本でやりたいと思いました。フリースクールを作るためにいろいろ調べ、いろいろな協力を得ながら、一から作っていった感じです。

活動を始めるにあたり、近隣7000軒を1軒1軒訪ねて配ったチラシ。「一度きりの人生、いっぱい泣いて、笑って、「幸せ」とは何か考えましょう。どんな人も必ず幸せになれるはずです」とある

「困った時は、助けを求めてもいい」。
そんな社会が広がれば

地域の方たちと毎月実施している清掃ボランティアでの1枚。「ごみ拾いしながら知らない人と話をしたり、地域の方とゆるい距離感で関わりながら街を綺麗にするプログラムです」

──近年の若者を取り巻く環境として、課題に感じていらっしゃることはありますか。

白石:
不登校や引きこもりのお子さんがいる家庭の中には、たとえば「自分の育て方が悪かった」とか、「我が子の不登校を周りに知られたくない」「放っておいてほしい」というご家庭も少なからずあります。ご家族が支援を求められていないので、支援に入れないという世帯も結構あるんです。

しんどい時に、ふんばることやがんばることは大事です。でも時には、自分や家族だけではどうしても解決できないこともあるし、動きたくてもどうしても動けないという時もあると思うんです。「自分だけでなんとかしよう」「家族だけがんばろう」と抱え込むのではなく、助けを求めていいんだよ、頼っていいんだよという社会が広がっていくといいなと思います。

小中学校の間は、不登校の子でも籍はあります。でも中学を卒業すると、高校は義務教育ではないので、必要以上の干渉は減ります。不登校の子に関わる大人の数がぐっと減るので、少し心配なお子さんは、義務教育のうちに学校以外のつながりの場を作っておいてあげれたらいいのかなと思います。

御成山公園より見下す米沢の風景。「ここで暮らす子どもや若者に、良い思い出を持って大人になって欲しい、どんな人も声をあげてみようと思えるような優しい地域社会を目指していきたいと思っています」

「生きる」を支える

フリースクールの生徒たちと、海水浴に鶴岡の海へ。「海キャンプは毎年、子どもたちからの人気のイベントです。勉強はきっかけがあれば取り戻せるけど、今を思い切り遊ぶことは、子どもにとって何より大事!」

──若者たちと接する時に、意識されていることはありますか。

白石:
話を聞いてあげるのがいちばん大事と思います。ちょうど昨日も「自分なんて、もう生きる意味がない」という若者と一緒に飲んでいたのですが、アドバイスするとか答えを見つけるとかでなく、ただただ話を聞いてあげること。答えは私たちが探してあげるものでもなければ、私たちの中にあるものでもないと思っています。時間がかかるけど、本人が見つけて、本人が決めないと何も解決しないんです。

悩んでるなら、たとえば「ラーメン食いにいくか」って誘って、そうかそうかって話を聞いて。個室で面談も必要だけど、一緒においしいものを食べたりお酒を飲んだりしながら、枠にあてはめず、一緒に何かを共有することが大事だと思っています。こうありたいとかこうしたいっていうのは私も特になくて、ただただ頼ってもらえるのが嬉しいし、それに応えたいという気持ちです。

2022年は、団体として参加している「よねざわ紅花プロジェクト」で、紅花を栽培。「紅花は、山形県の県花にもなっています。カフェレストランで紅花を使った生パスタ等を開発をしたり、パン屋さんで、乾燥した紅花を使ったパンを寄付付き商品として販売していただいたりしました」

──学生時代、消防士や救急救命士といった、命を助ける仕事を目指していらっしゃったとのことでした。かたちは違っても今、白石さんは命を助ける仕事をされているのだなと思いました。白石さんにとって、命や生きるとは?

白石:
もともとは「学ぶ」や「働く」を支えたいとこの活動を始めましたが、17年間やってきて、そのもっと前提にある「生きる」を支えるのは、それ以上にすごく難しいと感じています。そのことをすごく感じさせられた17年でした。

「いなくなりたい」「死にたい」…、希死念慮を抱いている若者は少なくありません。出会い、関わっている時にそれが起こるというよりは、「ありがとうございました」と巣立っていった後、実はうまくいっておらず、それでももう一度相談したり助けを求めることができずに「自分はやっぱりダメなんだ」と命を絶ってしまった子がいます。

だから、とにかく戻って来られる場所でありたい。人生は一度きりなので、仕事がどうという以前に、生きて、命が終わる時に「自分なりに精一杯チャレンジできたな」って納得できる人生であってくれたらと思っています。

毎年、新潟の海まで200キロの道のりをママチャリで往復する自転車旅行を開催。「美しい夕日が見えました。自分の限界まで頑張ること、仲間がいると頑張れることを、若者には学んで欲しいと思っています」

「苦しいと言える相手がいたら、少しは楽になれる」

過去に開催した「With優フェス」。「関わる子どもたちや若者がバンドを組んで演奏したり、それぞれが得意なことで店を出したりしました。地域のたくさんの方が足を運んで下さり、大盛況でした」

白石:
正解があるわけではない、でもきっと、それが「生きる」ということなのかなと思います。生きていると苦しいこともあります。あるいは、本人が生まれ育った厳しい環境から、「生きるってすばらしいよ」などと簡単には言えないこともあります。

でも、苦しさを一人で抱え込むとしんどいですが、「つらい」と言える関係性や「苦しい」と言える相手がいたら、少しは楽になれるし、生きてみようと思えると思うんです。
「生きる」をどう支えるかというのは、個人としても団体としても非常に大きなテーマですが、しんどい気持ちや生きづらさを共有しながら、一緒に考えて歩んでいけたらと思っています。

「春、フリースクールの生徒たちと山で山菜採りをして販売し、活動資金にしています。毎年、タラの芽、こしあぶらなどの山菜を採っています。天ぷらにして食べるとおいしいです」

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

白石:
米沢市には海がないのですが、経済的な理由や家庭の事情から、夏休みなどの長期休みに泊まりに行ったことがなく、海に行ったことがない子どもたちがいます。
チャリティーは、こういった子どもや若者たちに、海での宿泊体験を届けるために活用させていただく予定です。ぜひ、チャリティーアイテムで応援いただけたら嬉しいです。

──貴重なお話をありがとうございました!

スタッフの皆さんと。「これからも地域にあったらいいなというものを地域の皆さんを巻き込んで作り続けていきたいと思っています。そして、With優から地域へ笑顔を発信していきます!」

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

白石さんのお話を聞きながら、自分の高校時代を思い出しました。「学校や勉強が大事なの?」「どうして成績で評価されるの?私=成績なの?」、答えがほしくて、毎日授業が終わるやいなや自転車に飛び乗って、あちこちうろうろしていた私に、地域の方たちはいろんなことを教えてくれて、いろんな世界を見せてくれました。その経験があるからこそ、今の自分があります。それぞれが出会いたい世界と、その時々に求めている「答え」に出会っていく。そのような場が、地域の中にもっともっと広がっていくといいなと思います。

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【2024/1/8~14の1週間限定販売】
空高く飛ぶ鳥を、並んで見上げる二人の後ろ姿を描きました。
ずっと向こうまで続く高い空と空を自由に飛ぶ鳥は、一人ひとりが持っている無限の可能性と明るい未来を表すと同時に、馴染みのある大好きな場所へ、いつでも帰ってこられること、そこに来れば見慣れた景色や人たちが、温かく出迎えてくれることを表現しています。

“We are always here”、「私たちは、いつでもここにいるよ」というメッセージを添えました。

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JAMMINは毎週週替わりで様々な団体とコラボしたオリジナルデザインアイテムを販売、1点売り上げるごとに700円をその団体へとチャリティーしています。
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