今年、設立32周年を迎えるアニマルレフュージ関西(ARK・アーク)さん。
さまざまな背景から行き場を失ったり、劣悪な環境にある動物たちを保護し、新しい里親に引き渡す活動を行ってきました。
JAMMINでは過去に2度、コラボしていただきました。
「動物が動物らしく、その子がその子らしく、いのちをまっとうできるように」。
57年前、日本語教師として来日したイギリス人のエリザベス・オリバーさんが始めたARK。
「サンクチュアリ(安全な場所)」と名付けた、そしてまた、オリバーさんが「私の一生をかけたプロジェクト」と語る、兵庫・丹波篠山にある「篠山ARK」。
ここで年に一度、ARKで里親さんと出会った犬たちが一同に会す同窓会が開催されています。
今回、こちらの同窓会にお邪魔して、お話を聞いてきました!
(ARKの同窓会にて、ARKを立ち上げたエリザベス・オリバーさん(写真右))
アニマルレフュージ関西(ARK・アーク)
動物を愛し、共に生き、積極的に救いの手を差し伸べようとしている人のネットワークをつくることを目的に、1990年に設立。
さまざまな事情を抱え行き場を失った動物を保護し、心身のケア、社会化トレーニングをした後、里親を探す活動をしています。
また、動物の権利を主張し、動物の問題を国内的にも国際的にも改善し、真に効力のある動物保護法制定のためにも活動しています。
INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2022/11/28
(篠山ARKにある広いドッグランが同窓会のために開放されます。受付のブース)
10月末、秋晴れの気持ち良い日曜日に、丹波篠山にある「篠山ARK」にて開催された同窓会。スタッフの奥田さんによると、この日参加したのは50組を超える里親さんたち。
お昼過ぎ、会場として開放されたドッグランには、少しずつ犬と人たちが集まり始めました。木陰で、目を細めて犬たちの姿を眺める一人の女性の姿があります。ARKを立ち上げたエリザベス・オリバーさんです。この12月で82歳を迎えるオリバーさん。オリバーさんが始めたARKは、この32年間で4,243頭の犬、2,093匹の猫(2021年12月末時点)、そして、うさぎ、ブタ、銀ギツネ、アヒル、ニワトリ、カメなどを保護・譲渡してきました。
(開会式の挨拶をするオリバーさん。「この日が一番嬉しい」、終始目を細めて犬たちを眺め、何度も「嬉しい、嬉しい」とおっしゃっていた姿がとても印象的でした。お隣は、ディレクターの岡本ジュリーさん)
オリバーさん:
里親に出た子にはできるだけ会いたい、そんな思いで同窓会を開催してきました。
コロナで以前のようにバーベキューをしたりすることは難しくなったけど、元気に走り回っている犬たちの姿を見ると本当にうれしい。
悲惨な状況で保護をして、里親さんに渡したら、愛情を注いでもらって、こんなに元気な姿になっている。同窓会はいちばん嬉しい日です。
(同窓会恒例!参加者・参加犬の皆さんの記念撮影!この日は64頭の犬、111名の方が参加されたのだそう)
──オリバーさんの目から見て、ARKのシェルターにいた時と比べて、犬たちはどんなところが違いますか?
オリバーさん:
表情は違いますね。そして皆フレンドリーになっていて、毛並みもきれい。
里親さんに手渡す時、その子が本当に幸せになれるかどうかわからないから、不安で心配です。でもこうやって今日、愛されている姿を見られて本当に嬉しい。よかった。安心します。
(同窓会が開催された10月30日の翌日はハロウィン!同窓会には、趣向を凝らしたコスプレで参加するご家族も)
──1990年の設立から、今年で32年目を迎えられます。これまでを振り返っていかがですか。
オリバーさん:
阪神淡路大震災や東日本大震災、多頭飼育崩壊の現場…、振り返ると、本当にいろんなレスキューがありました。昔ほどレスキューに行く回数は減りましたが、そうね…今までを振り返って、今日もこうやってたくさんの犬たちと再会することができて、良いことだと思いますね。これからも続けていきたいと思う。
私は歳をとったので、これまでと同じようには続けられません。今はディレクターのジュリーさんはじめ、理事やスタッフたちががんばってくれています。
(2011年に起きた東日本大震災後、レスキューのため訪れた福島県にて。現地で偶然出会った犬たちを保護するオリバーさん)
──オリバーさんが、後世へ最も受け継いでいきたい思いを教えてください。
オリバーさん:
動物の飼い方を、できるだけレベルアップしたい。
たとえば犬だったら、外で鎖につなぐのではなく、家の中で飼う人が増えて、昔と比べてよくはなりました。でもまだ、ペットショップで買う人が多いですよね。
(東日本大震災後のレスキュー活動での一枚。「原発の事故で街は無人になり、多くの犬は行くあてもなく彷徨っていました。多くの犬は人を見つけると、ここから助け出して欲しいと言わんばかりに駆け寄ってきました」)
オリバーさん:
イギリスで最初に動物を守る法律ができたのは1822年。200年以上の歴史があります。
でも、日本は動物福祉については歴史が浅く、動物を守る法律は、今でも一つしかありません。変わっていかなければならないと思います。
ARKは国際的な団体です。スタッフには、チャンスがあれば海外へ行って、動物福祉とはどういうものであるのかを、実際に見て学んでほしいと思っています。
(同窓会が開催されている間、オリバーさんのところには、入れ替わり立ち替わり里親さんと卒業犬が。「元気そうね」「大きくなったね」、愛しそうに犬を撫でながら、里親さんの話に耳を傾けるオリバーさんの姿から、本当に愛情を持って一つひとつのいのちと向き合ってこられた様子が伝わりました)
ここからは、同窓会に参加されていたご家族にお話を聞きました。
これまでに、ARKから6頭の犬を迎えてきた九間(くま)さん家族。里親が見つかりにくい、リスクのあるシニア犬を主に迎えられています。
(九間さんご家族。ARKから迎えた「バーレイ」くん(写真左)、「ダイキチ」くん(写真右)と。「ダイキチくんは飼育放棄の家庭から保護された子です。ダイキチくんを引き取りに行った時に、保護されて来て偶然出会ったのが隣のバーレイくんです」)
──年老いた犬だと一緒に過ごせる時間も限られますが。なぜ、シニア犬を迎えられているのですか。看取りはつらくないですか?
九間さん:
つらいです。過去に迎えた一頭は、迎え入れた3日後に息を引き取りました。
看取った後は、しばらく立ち直ることができません。
だけど、残された時間が短いからこそ、最後に少しでも幸せを感じてほしい。残りの人生を、1日でも楽しく、幸せに過ごしてほしいと思って、里親が見つかりにくい子ばかりを迎えています。飼い主である私たち自身も、自分たちがしんどくならないよう健康には気をつけながら、一緒に楽しく過ごしています。
(「バーレイくんは保護された時に推定14歳、歯槽膿漏が進んでいて、ARKさんで抜歯しました。ぼーっといているところが愛らしく、ダイキチくんを引き取った2ヶ月後、バーレイくんも我が家に迎えました。2匹の相性も良いようで、一緒に仲良く過ごしています」)
──これまでARKさんから犬を迎え入れてこられたとのことですが、ARKさんにはどのような思いがありますか。
九間さん:
ペットを迎え入れる時に、決して「かわいい」だけではない覚悟が必要です。
安易に無責任に飼われたり、ビジネスで儲ける手段として、まるでモノのように扱われているいのちもあります。これは本当によくないと思います。
(ダイキチくん、バーレイくんともに、九間さんのお孫さんのことが大好きで、お昼寝の時間もいつも一緒にいるのだそう)
九間さん:
スタッフさんはいろんなところにレスキューに行かれて、悲惨な状況を目の当たりにしています。その後、私たち里親につないでくださって、私たちは悲惨なところを見ずにいいとこどりをさせてもらっているんですよね。
レスキューの際のいろんなお話を伺うと頭が下がる思いですし、自分たちができる限りのことをしたいと思います。
犬たちは、言葉を持ちません。だけど忖度なく正直で、一緒にいると、私たちもとても豊かに気持ちになります。「いつもありがとう」という感謝の思いでいっぱいです。
(バーレイくん、大吉くん、お出かけはいつも一緒。カートに乗って)
和歌山から同窓会に参加されていた眞鍋さんご家族。
現在飼っている2頭をARKから迎えたとのこと。
(眞鍋さんご家族。ARKから迎えた、こちらも「大吉」くん(左)、「オフェリア」ちゃん(右))
──どういう経緯でARKさんから犬を迎えられたのですか。
眞鍋さん:
この子たちを飼う前、ピットブルを飼っていました。亡くなった時にペットロスになり、「このままやったらあかん」と新しい犬を迎え入れようと思いました。
前の犬を飼っていたときは、「犬を飼う」となった時に「ペットショップでお金を出して買う」という選択肢しか知らなかったのですが、テレビで保護犬のことを知り、「次に迎え入れるなら、保護施設で家族を探している子を迎えたい」と思っていました。
実際に迎え入れようという時になって、行き着いたのがARKさんでした。「良い出会いがあれば」と和歌山から大阪・能勢の施設に伺って、そこで出会ったのが「オフェリア」です。
オフェリアはクセの強い犬で、なかなか引き取り手が見つからず、私たちが施設を訪れた際、すでに東京の預かりボランティアさんへの移動が決まっていました。だけど偶然まだ能勢の施設にいて、私たちに人懐こくお腹を見せてくれました。
大きな犬を飼おうとは思っていなかったのですがが、「なんてかわいいんだろう」とこの子を飼うことに決めました。
(飼い主さんのそばで、穏やかな表情の二頭。愛されている様子が伝わってきます)
眞鍋さん:
だけど実際に一緒に暮らし始めると、全然うまくいかなくて。
気に入らないことがあったら噛んだり、散歩やドッグランに行くと他の犬たちに吠えて喧嘩腰だったり、あとはすごくフードガードが酷くて、ご飯を食べている時に近寄ると、唸って怒っていました。
オフェリアは多頭飼育の現場から保護された子で、一緒に飼われていた子と喧嘩したり怪我をしたりしても、飼い主さんから放置されていたようです。フードガードが強いのも、きっとそんな環境下で、自分自身の身を守らなければならなかったせいだと思いました。
うちに来てから、この子も多分、ずっと気を張ってたんやと思います。手足や顔面を噛まれることもありました。
でも、何かうまくいかないことがあった時に「この子は何を考えてるんやろう」というのを観察して、納得するまでとことんこの子に付き合うようにしたんです。散歩中に急に立ち止まって動かなかったら、「へそを曲げたんやな」なのか「ここが気に入ったんやな」なのか、本人のペースに合わせて、そこに付き合うようにしました。
そうやって次第に距離を近づけて、わかり合うまでに一年半かかりました。
今は体も口の中も触らせてくれますし、ごはんを食べている時に近づいても、唸って怒ることもありません。こちらが「ダメ」ということも素直に聞いてくれるようになりました。
私をボスとして、旦那が布団に入ってきたら怒ります(笑)。信頼してくれているなと感じます。
(ドッグランを嬉しそうに走る犬たち。里親さんたちも皆笑顔)
──うまくいかない状況を乗り越えられたのは、なぜですか。
眞鍋さん:
先代のピットブルが、何でも言うことを聞いてくれて気も使ってくれる、とても良い子でした。罪滅ぼしじゃないけれど、先代がいい子だった分、今度は私たちが、クセのある子のお世話をしたいと思ったんです。
オフェリアを迎えて4年、今年の5月に「大吉」を迎え入れました。もう10歳になる子で、たまたまARKのブログで見かけて気になっていたんです。
「状態がよくない」「自己主張が激しい」といったマイナスな要素が多く、なかなか引き取り手も見つかりにくいのではないかと…。年寄りでクセがあって、それがこの子の長所で、一緒に楽しく暮らせるんじゃないかと思って、引き取りました。
どちらもマイペースで、互いにつかずはなれずの距離感を楽しんでいます。
楽しそうにしている姿を見る時が嬉しいですね。
(同窓会では、さまざまな催しも開催!こちらは○×ゲームの様子)
大野さん家の「幸(こう)」くんは、8畳二間に164頭の犬が暮らしていた島根県の多頭飼育崩壊現場から、ARKに保護された22頭のうちの一頭です。
(大野さんご家族と、ARKから迎えた「幸」くん)
大野さん:
2021年の2月に引き取った時、推定10歳ぐらいじゃないかということでした。
実はその頃、一軒家を購入したんです。一軒家を購入した理由の一つが、「犬を飼いたい」からでした。「せっかく飼うのであれば、つらい思いをしている子を迎えたい」と思って、ネットでいろいろ調べていく中でARKを知りました。
2月の寒い時にARKを訪れました。その時はまだ、別の子を候補に考えていました。せっかくであれば子犬を迎えたいと考えていたんです。
しかし、歳を重ねている子は落ち着いていて飼いやすいこと、この子の大人しい性格が、私たちの家庭の事情とも合っているのではないかとARKのスタッフの方からアドバイスをもらって、最終的にこの子を迎え入れることにしました。
吠えることも全然なくて、初めて家に来た時に、ご近所さんに一度吠えたきり。ARKにいた頃は人と距離をとっていたようですが、今は奥さんにべったりです。
(お父さんの腕の中で、終始リラックスした状態でくつろいでいた幸くん。とても穏やかな時間が流れていました。家族に出会えて、よかったね!)
──実際に一緒に過ごしてみて、いかがですか。
大野さん:
優しく、穏やかな気持ちになれます。それは本当にこの子のおかげ。感謝しています。
「幸せでいてほしい」という思いから、「幸」と名付けました。ずっと犬を飼いたいと思っていたから、一緒に過ごせてとても嬉しいし、何よりこの子が幸せだと感じてくれていたら、それがいちばんです。
(今はこんなに元気にしているそれぞれの犬たちに、保護されるまでのストーリーと、ARKさんを通じて家族と出会い、幸せに暮らすまでのストーリーがある。とても感動的な空間でした)
同窓会の会場を歩き回り、飼い主さんや犬たちに「久しぶり〜」「大きくなったね!」と明るく声をかけていらっしゃったのは、ARKディレクターの岡本ジュリーさん。
ジュリーさんはオーストラリア出身。ARKと関わるようになって数十年になるといいます。
(「ワア〜、大きくなったね〜!」。久しぶりの再会を喜びます)
ARKに関わるようになられたきっかけは?
ジュリーさん:
1986年に神奈川の学校に教師として赴任して少し経った頃、学校に住みついていた37匹の猫をTNR(野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術をして元の場所に戻す活動)したことがあったんです。そのうち生徒たちも「一緒にやりたい」と言ってくれて、「猫が喜ぶ活動」で「ねころ部」という部活動になりました。保護した猫の里親さんが見つかったり高齢で亡くなったりした後に、「外の団体を見てみよう」と、新聞で見て知っていたオリバーのARKとコンタクトをとったのが最初でした。
ちょうど同じ頃、友人がジャパンタイムスに掲載されていた里親募集の記事を見せてくれて、盲目の猫3匹と犬を一頭、ARKから引き取ったんです。ねころ部の部員の生徒たちや娘と一緒にARKでボランティアとして関わるうちに、オリバーともよく話すようになりました。
(アークには猫もいます。「相性の良い猫たちであれば数匹ずつ収容していますが、無理には同居させません。見晴らしの良い場所から日向ぼっこをするのが猫たちの日課です」)
ジュリーさん:
ARKは大阪、兵庫、東京の三拠点で活動していますが、東京は特に国際社会が確立されていて、まだまだ日本ではペットショップで犬猫を買うことが主流の中で、動物福祉に対する意識が高く、保護犬猫に興味がある方が少なくありません。
実際に今、東京ARKの里親さんの6割は海外の方です。里親を見つけるにはとても良い環境が整っており、ここでのPR活動も大事にしていきたいと思っています。
その一方で、オリバーが元気なうちに、彼女の思いを次の世代へと伝える橋渡しをしたいと思っています。
(「仔犬たちにとって社会化の時期はとても大事だと、いつも代表は話します。病気や寄生虫の有無など気をつけないといけない点と社会化に必要な人との触れ合いのバランスを考えながらスタッフはお世話をしています」)
──ジュリーさんが伝えたい、オリバーさんの思いとは?
ジュリーさん:
「動物が動物らしく振る舞えること」です。動物はぬいぐるみやおもちゃや飾りではありません。
オリバーは「動物の気持ちや個性を尊重すること」「それぞれの自立心を尊重すること」をとても大切にしています。柴犬だからこうとか、猫だからこうとか、そういうふうには見ていません。一つひとつのいのちに目を向けています。
(山口県で幼いうちに保護されたものの、なかなか里親さんがみつからず、2歳までARKにいた「ライオネル」くん。「臆病な性格で、最初は吠えまくるし散歩に行ってもすぐに家に帰りたがるし大変でしたが、今は懐いてくれています」と里親さん)
ジュリーさん:
否定されたり何かを強要されたりすることがなく、その子らしい行動ができることが「いのちの権限」だとオリバーは言います。一頭一頭、一匹一匹と向き合うこと。
保護・譲渡活動の中では、そうやって一つひとつのいのちと向き合うことで見えてくる、それぞれの性格や個性にベストな家庭をマッチングすることがまず大切になってきます。そしてまた、里親さんに引き渡したら終わりでなく、何か困った時に、電話やメールで気軽に相談に乗れるような関係性を作っておくことも大切です。
(13歳になる「こころ」ちゃん。飼主の宝栄さんは、ARKにボランティアに来ていた時にこころちゃんに一目惚れしたのだそう。「前の飼い主さんが自己破産して飼えなくなってしまい、保護された犬でした。最初は怖がったり唸ったりしていましたが、今ではすっかりリラックスしています。それでも人がなかなか苦手な子ですが、今日はたくさんの方に声をかけてもらい、本人もご機嫌なので嬉しいです」)
ジュリーさん:
「動物の5つの自由(The five freedoms for animals)」という理念をご存知でしょうか。
イギリスで1965年、家畜動物のためにできた理念で、
(1)飢え・乾きから自由であること
(2)不快から自由であること
(3)痛みや負傷、病気から自由であること
(4)動物本来の行動がとれること
(5)恐れや抑圧から自由であること
の5つの自由です。
家で飼う子たちにも同じことが言えると思っています。私たち人間は、責任を持ってこの自由を用意する必要があるのではないでしょうか。
実際どうですか。
今日ここで、こんなに元気いっぱい、嬉しそうに自由に走り回る子たちを見て、楽しいと思わない人はいないと思うんです。これこそが、動物や私たちの本来あるべき姿ではないでしょうか。
(大阪・能勢のシェルターで働くスタッフの皆さん。「スタッフ同士、コニュニケーションを大切にしながら、動物たちにとってベストなお世話を目指しています」)
(「2022年1月には、阪神タイガースの秋山投手が篠山ARKを見学されました。保護動物たちの支援の輪は各方面へ少しずつ広がりを見せています」)
動物と人の笑顔で溢れていた同窓会。
犬、里親さん、そして出会って家族となってから、それぞれにドラマがあって、秋晴れの気持ち良いお天気の中、出会いと再会を喜び、称え、感謝する1日。
陽がそろそろ沈みかけて肌寒さを感じるようになった頃、そこにはもう、オリバーさんの姿はありませんでした。30年以上にわたり、ずっと最前線で、日本の動物福祉の向上を訴えてこられたオリバーさん。これまで、どれだけのご苦労があっただろうかと思います。
この12月で、82歳を迎えるオリバーさん。「日本は、よくなった!」と言ってもらえるように、共に、日本の動物たちの未来を変えていきませんか。
チャリティーは、保護した動物たちの医療費として活用されます。ぜひ、チャリティーアイテムで応援していただけたら嬉しいです。
(温かく迎えてくださったARKの皆さん。写真左から、大阪ARKの奥田さん、ジュリーさん、理事のジェフさん、東京ARKの秋山さん。今回のコラボも、大阪ARKの奥田さんには本当にはいろいろと大変お世話になりました。ありがとうございました!)
インタビューを終えて〜山本の編集後記〜
コラボをしていただいて以来、ずっとお話には聞いていた同窓会に初めて参加させていただきました!動物がいる空間、それはとにかく楽しくて穏やかで明るい空間です。
人は動物に、一体どれだけのものを与えてもらっているのだろうかと思います。人と同じように豊かな感情を持ち、愛情を持つ動物たち。それなのに、いのちが粗末に扱われ、ないがしろにされる現実があります。
私たちができることを、一つひとつ行動に移していきませんか。
【2022/11/28~12/4の1週間限定販売】
寄り添う犬と猫の姿を描きました。
愛らしく豊かな表情でこちらを見つめる姿は、その子が日々を健やかに、愛され、安心して生きていることを表現しています。
“You mean everything to me”、「あなたは私のすべて」。オリバーさんにもアドバイスをいただいたメッセージを添えました。