CHARITY FOR

「月に一度は山しごと」。豊かな暮らしを育む「健全な森」を次世代へ〜NPO法人日本森林ボランティア協会

国土の67パーセント、つまり2/3を森林で覆われた日本。
戦後、復興のために拡大造林計画によって、スギやヒノキなどたくさんの針葉樹が植えられましたが、燃料は木炭から石油へ、そしてまた木材自体も海外から安い資材が入ってきたことにより、森に入る人は次第に減っていきました。

今週JAMMINがコラボするのは、関西を拠点に活動するNPO法人「日本森林ボランティア協会」。1997年より、「森の健全化」のために活動しています。

「たかが森、と思うかもしれません。だけど目の前の森で起きていることは、今の地球で起きているすべてにつながっています。世界平和のために、私たちは森づくりというかたちで、今日も森へ入ります」

そう話すのは、団体理事長の山﨑春人(やまさき・はると)さん(70)。大阪の繁華街・茶屋町にある事務所にお伺いして、お話を聞いてきました!

(お話をお伺いした山﨑さん。通称は「マリオ」さんなのだそう。泉佐野市の雑木林にて)

今週のチャリティー

NPO法人日本森林ボランティア協会

「健全な森」を目指し、市民ボランティアの手で森づくりを行いながら、森林ボランティアや森林ボランティアリーダーの養成を行っています。都市と山村の交流を図り、自然に親しみ、自然との共生のあり方を学ぶ機会を作りたいと活動しています。

INTERVIEW & TEXT BY MEGUMI YAMAMOTO
RELEASE DATE:2022/10/10

「森づくり・人づくり」「月に一度は山しごと」を掲げ
森づくり活動を行う

(大阪_千早赤阪村の個人所有林での森づくりの様子。大阪を代表するスギの美林)

──今日はよろしくお願いします。最初に、団体のご活動について教えてください。

山﨑:
関西を拠点に、「森づくり・人づくり」「月に一度は山しごと」を掲げ、森づくり活動をしています。大阪や兵庫、京都、奈良、和歌山にある12の拠点で森づくり活動をしながら、次世代を担うリーダーを育てる養成講座「森林大学」も開催しています。

そのほかにも、森づくりに関する依頼があれば、チームを作って伺い、整備などを行っています。土砂災害の被災地などにも何度か訪れました。

──森づくりとは、具体的にどのようなことをするのでしょうか。

山﨑:
今、多くの森が、人が入らなくなったことによって荒れています。
それぞれの森によって課題ややるべきことは異なりますが、荒れている森を整備するという点では、除伐(じょばつ)や間伐(かんばつ)といって木を切る作業が大きくなってきます。講習を受ければ、チェーンソーも使えるようになりますよ。

(箕面の国有林にて、間伐作業の様子。チェーンソーを使って大径木を伐採)

──なぜ、森が荒れるのですか。

山﨑:
遠くから森を見ると「あそこに緑があってええな」と思うんですが、実は今、多くの人工林において、スギやヒノキ以外の他の植物が育っていない状態です。

人工林の場合、1ヘクタールに針葉樹であるスギやヒノキが数千本単位で植えられています。そうすると木が育つにつれ、密集した木の下は密閉され、光が届かなくなります。

((写真左)高度なツリーイングの技術を使い、樹上作業で枝を切るメンバー。(写真右)森林大学にて、「道具の手入れ」の実習中。「森林作業後は、砥石を使って鎌や鉈を研ぎます。道具の手入れも大事な作業のひとつです」)

山﨑:
するとどうなるか。その下で他の動植物が育つことができません。生物多様性が失われてしまうのです。そこをきちんと手入れして、光が入るようにしてあげれば、いろんな植物が芽吹いてきますし、さらにそれを求めて、さまざまな昆虫や動物がやってくるようになります。

他の植物が生えてそこに根を張ると、土も守ってくれます。人の手が加わることで、森が豊かになり、守られていくのです。

間伐や除伐は、木にとってもプラスです。
密集した状態で植えられた木たちは、光を求めて競争するように高く高く、上へと伸びていきます。そうすると高さはあっても、もやしのようにヒョロヒョロの細い木しか育ちません。適度に間伐・除伐することで、健全な木が育っていきます。

(森林大学にて、講座「安全教育」「里山で暮らす」、実習「間伐、自然素材で遊ぶ」なども講師として担当している山﨑さん。写真は講座「間伐、自然素材で遊ぶ」にて、クラフト実習のひとコマ。「森林内で採取した自然素材を活かしてクラフトを作成します」)

国土に占める森林の割合が67パーセントの日本。
「健全な森が、すべての環境につながっていく」

(災害時、要望があればチームを組んで森へ入ることもあるという。「大阪を襲った2018年の台風21号では、暴風により大阪各地の森林が打撃を受けました。この写真は千早赤阪村の個人所有林です」)

山﨑:
日本の国土に占める森林の割合は67パーセント(2,505万ヘクタール;2017年統計)で、そのうちの天然林が約5割、人工林が約4割、残りが竹林や伐採の跡地などです。

今ある人工林については、戦後に植林されたものがほとんどです。
復興のためには木が必要で、造林には補助金が出ました。それでいっぱい造林されたわけですが…、成長した木をいよいよ使えるぞという段階に来た時に、すでに燃料は石炭からガスや電気へ、建築用材としても、海外から安い木材が大量に輸入される時代に入っていました。

(箕面の国有林での間伐の様子。「急傾斜での作業は大変でした」)

山﨑:
ただでさえ海外から安い木が入ってくるのに、急峻な山が多い日本の山で、木を切って出材するとなったら、人件費や運搬のためにコストが非常にかかります。
いくら木を切ってもほとんど儲けがないということで、森に入る人も、木を植えて整備する人もいなくなってしまった。多くの森林がそのまま放置され、荒廃してしまったのです。

──そうだったんですね。

山﨑:
近年、地球温暖化の問題から、CO2(二酸化炭素)を吸収し、排出を抑制してくれる木の役割が再び注目を集めています。土砂災害なども各地で相次いでいますが、改めて森林整備の大切さを感じています。

「健全な森がある」ということが、すべての環境につながっていく。日本はこれだけ森がある国ですから、いろんなところで森を守っていくことが、より良い社会を作る一歩につながっていくと感じています。

(箕面にある国有林での間伐現場にて、人工林のヒノキを間伐した切り株。「年輪が美しいです」)

──なるほど。

山﨑:
とはいえ、普段の活動の中でそんな難しい話をしたり、環境環境と言ったりしているわけではありません。皆ただただ森に入るのが好きで、楽しくてやっている。

楽しいことが最後にはちゃんと、結果としていろんなことにつながっていくんですね。

(企業のCSR活動で参加した皆さん。「六甲山で下刈り作業。山で作業をすると、初めて参加した人もみんな笑顔になります」)

違和感を行動に起こすことが、
世界平和の第一歩

(兵庫県丹波篠山市にある「森のようちえん」の子どもたちと里山散歩する山﨑さん。「子どもたちは見るものすべてに興味津々です」)

山﨑:
それぞれの人が好きなことや楽しいと感じられることでいきいきとした人生を送ること、私たちであれば森に入り、「森って楽しい」と感じることそのものが、平和や幸福につながっていくと感じています。

私の専門は幼児教育です。この活動に携わる前から、自然体験や野外キャンプなどで自然は身近な存在でした。40歳を過ぎてから、幼児教育をもっと専門的に学びたいと大学院に通ったのですが、その時に「子どもにとって究極の運動は、森に放つことだな」と感じました。

でも、子どもたちを安心して森に放つことを考えた時に、森が健全でなければ、それはできません。そんな視点からも、健全な森の大切さ、健全な森を残していくことには興味を持っていました。

──そうだったんですね。

(泉佐野市にある森での間伐の様子。「森の中では、一人では作業できません。みんなで協力して伐採します。気分も上々!」)

山﨑:
活動に参加する方も皆さん、背景はそれぞれです。
山登りをしていて森が荒れているのを目の当たりにしたとか、登るだけではなく手入れする側に回りたいとか。

中には、山が好きでアルプスや中国の山にまでトレッキングで訪れたような方もいます。最近、トレイルランンニングなども流行っているので、荒れた森を見て「自分も何か手伝いたい」と参加してくださる若い世代の方も出てきました。

「おかしいな」という直感を大事にして、その時に黙って「そうなんか」と思って何もしないのか、何か行動に移すのか、これはとても大きな違いです。
ボランティアができることは本当に少ない。微力です。だけど行動に移してみることが、実はその人だけではなく世界の平和、すべてにつながっていくように思うんです。

──行動に移すことで、見える景色はまた変わりますね。

(皆で力を合わせて間伐を行う。「木にロープをかけ、ゆっくり安全確実に木を倒していきます」)

山﨑:
そうですね。動くことで見えること、思うこと、感じることがある。「動いてみよう」は原点かな。

社会にはこれだけいろんな問題があって、森に入ることが直接の解決にはならないかもしれない。だけど、自分の直感や違和感を無視しては、そこからの世界は成り立っていかないと思うんです。直感を大切にするということも、私は森から多く教えてもらってきました。

(自然への思い、森づくりへの思いを優しく語ってくださった山﨑さん)

「森に携わる人が増えれば、きっと社会も変わる」

(千早赤阪村の森の中の作業拠点小屋にて。「この小屋の材料は地元の木を使い、設計と施工は皆で行いました」)

山﨑:
2001年の9月11日、世界貿易センタービルに旅客機が突っ込む姿を見た時、「我々に何ができるんやろう」と思いました。

私たちは森林ボランティアとして森に入って、森を整備する。それしかできないけど、何もしないのではなく、全体のために何かをするということ。自然災害、コロナや戦争…、これらの出来事に対して、わずかな力かもしれないけど、私は森に入るじゃないですが、自分が「これだ」と体で向き合えることをやることが、世界の平和にもつながっていると私は思うんです。

──森林で感じ得る喜びは、世界の誰かにとっても、その人が好きな場所で感じる喜びでもあって、森林整備と世界平和は地続きなんですね。

山﨑:
今、日本の森林でボランティアが携わっているのは、わずか1パーセントあるかないかです。これがもし、ボランティアが携わる森が1パーセントから5パーセントになったら、森は、社会は、変わってくる可能性がある。だから、意識を持つ人を増やしていきたいと思います。

──残りの99パーセントの森林はどうなっているのですか?

山﨑:
林野庁や森林組合、個人所有者などが管理していますが、それも全体ではありません。

(真剣な表情で講義を受ける参加者たち。「箕面にある国有林にて、森林大学の間伐実習の様子です。伐採した木の断面や年輪を見て解説をしているところです」)

他では得られない、癒しや心地よさを与えてくれる森

(豊かな森の動植物たち。1.森林整備中に作った蔓かご。「『シバグリ』と『ミズナラのドングリ』も拾いました。秋の森の恵みたちです」 2.「森林作業中、渡りの蝶『アサギマダラ』に出あいました。ふわふわと舞い花の蜜を吸っていました」 3.雑木林で整備中にやって来た「オオルリ」。瑠璃色の美しい羽を持つ天然記念物の野鳥 4.「ウスノキの実」は赤くて小さな実。「甘酸っぱくておいしいので、作業中に見つけたらラッキー。つい手を止めて頬ばってしまいます」 5.ご存知、日本最大のトンボ「オニヤンマ」。水のきれいな小川近くの森林で出あうことができる 6.真夏の箕面の森林で咲き誇っていた、ヒュルッとした花の姿がかわいい「オカトラノオ」。「日当たりの良いところが好きで、名前のもとになった長い花序も印象的です」)

山﨑:
森に入ると、五感が刺激されます。訪れる時期や訪れる場所によっても植物が違ったしりして、四季や変化がダイレクトに感じられます。「月に一度は山しごと」というキャッチフレーズを掲げていますが、忙しい日常から少し距離を置いて森の中に身を置く時、私たち人間が得られる豊かさもまた、計り知れないのではないでしょうか。

森林セラピーも流行っていますが、癒し効果や、血圧を下げる効果なども報告されています。他では得られない爽快さや心地良さをリアルに感じられるからこそ、皆、楽しいんだと思います。

──「森の健全化」は「人の健全化」でもあるんですね。

山﨑:
森には人が生きる衣・食・住のすべてが揃っていたわけで、そこから派生したさまざまな文化が残っています。子どもたちと一緒に森に入って、木に絡んだ蔓(つる)を使ってカゴを作ったり、葉っぱの笛を吹いたり、くっつき虫で遊んだり…、途絶えることなく、残していきたい景色でもあるんですよね。

(蔓かごづくりのワークショップの作品。作品が完成した後、野の花を摘んで、軽トラに乗せて帰るところをパチリ)

──団体のご活動について、「楽しい」ことがキーワードとおっしゃっていましたが、そのために心がけていることはありますか。

山﨑:
技術を持っている・持っていないという視点での先輩後輩はありますが、上下関係やヒエラルキーを作らないようにしています。団体の打ち合わせには誰が来てもいいし、聞きにくるだけでもいいし、発言してもらってもいいし。

──確かに、山﨑さんから、おおらかに受け止めていただいているような愛を感じます。

山﨑:
自然を相手にしていると、うまくいかないこともいっぱいあります。おおらかになるところはありますね(笑)。

(「最近はコロナで難しくなりましたが、森林整備作業後の楽しみは何といってもコレ!地元の方々との交流会で乾杯です」)

健全な森と、多様に、豊かに

(森づくりに必要なギアあれこれ。1.チェーンソーは手入れして、大事に使い込む 2.安全確実に間伐作業の必需品、ロープ・滑車・カラビナ・スリング 3.山作業に欠かせないのが腰ナタとカマ。きれいに研いで、いつでも切れ味バッチリ 4.「オレンジヘルメット」は会員の印。安全講習、チェーンソー講習、刈払機の講習の修了者はヘルメットにシールを貼る)

山﨑:
今、アウトドアやキャンプが流行っていますよね。キャンプも良いけど、屋外が好きならぜひ、仲間と森に入り、木を切る楽しさも味わってみてほしいと思います。最近の若い方は環境意識が高いですし、女性の参加も増えています。

鬱蒼と生い茂った森で木を切って倒した時に、そこから空が見えて光が差し込み、森がパアっと明るくなる達成感はものすごいものです。森の中で作業していると、いろんな生き物がいきいきとしてくるのが見てとれる。実感できるんです。それを味わってもらいたくて、チェーンソーは講習が必要ですが、森づくりに参加した方には、最初からのこぎりを持ってもらいます。

木を切ることがどういうことかをわかってくると、参加した方の気持ちも変わってくる。その人も、いきいきしてくるんですよね。

(「森林整備中、足元を見ると、土壌から実生(みしょう)や、木の幹から新しい葉が出ていました。森林整備で木を切る一方、自然界では新しい命が芽生えています。ここから始まる希望を感じる瞬間です」。1.「ヤブニッケイ」の実生、2.「アベマキ」の実生、3.「ソヨゴ」の新葉、4.「ナツヅタ」の実生。茨木市の雑木林にて)

山﨑:
とはいえ、木を切ったり植えたりすることだけが森づくりではないと思っています。
森に行かずに関わりを持つ人がいたり、森に来ても木を切らずに見るだけの人がいても良いと思っています。ボランティアさんの中には、だんだん年をとって「体力がないから、何もできないし、もう森へ行くのはやめておこうかな」と来なくなる人も出てきます。

でも、「そんなん、気にせんと来たらいいやん」って(笑)。木を切る作業は他の人に任せて、その間に茶を沸かしたよとか、山菜を採ってお昼に一品つくったよとか、そういうふうに関わる人がいてもいいと思うんです。

(森林整備中に見つけた山菜を摘んで、てんぷらにして皆に振舞う山﨑さん。「これがまた、旨いんです」)

──森も、森に集まる人もまた、多様であっていい。それが健全な森であり、懐の深さなんですね。

山﨑:
そうですね。「いろんな人が、多様なかたちで森に関わる」ということが大事だし、いろんな人が関われて、そこからさらに豊かな関係が広がっていくのが、森の魅力でもあると思うんです。

──読者の方へ、メッセージをお願いします。

山﨑:
森が健全であることが、私たちの豊かな暮らしにもつながるということをお伝えしたいです。
森という切り口から、いろんな世界が見えてくる。ぜひ、森に興味を持ってもらえたら。そして森に入ってもらえたら嬉しいです。

(作業前は、皆で「ラジオ体操」。ここから一日の作業が始まる)

チャリティーは、多様性のある森づくりのための苗木購入資金として活用されます!

(「立っているだけでも大変な急傾斜地で、皆でアカマツを植えました。苗の入った袋と鍬(クワ)を持ち、斜面にしがみつきながら、カニのように横移動して植えていきます」)

──最後に、チャリティーの使途を教えてください。

山﨑:
チャリティーは、多様性のある森を市民ボランティアの手で作っていくために、広葉樹であるクヌギの苗木を購入するための資金として活用させていただく予定です。

クヌギの苗は一本1000円です。日本の国土からすれば微々たるものかもしれませんが、豊かな森を作っていくために、森林ボランティアの手で、一つひとつ気持ちを込めて植えていきたい。ぜひチャリティーアイテムで応援いただけたら幸いです。

──貴重なお話をありがとうございました!

(取材後、山﨑さんと。楽しい時間をありがとうございました!)

“JAMMIN”

インタビューを終えて〜山本の編集後記〜

森に入ることと世界平和。一見つながりはないように感じるかもしれません。しかし山﨑さんのお話を伺っていると、「森林整備と世界平和は地続きである」ということがとてもよく理解できたように感じました。

大自然の中で感じる、自分の無力さや微力さ。一方で自然に抱かれながら、微力であっても、いや微力だからこそ、大いなるものに抱かれて、その中の小さな一つとして、与えられた力を発揮していくこと。それはまさに、戦争や民族の対立、差別や貧困…、さまざまな壁ある今の地球の上で、私たちがとることができる、まさにアクションそのものだと思うのです。

あなたの暮らしの近くにも、あなたの心の中にも、きっとある森。
その森に今日、興味を持ってみませんか。

・日本森林ボランティア協会 ホームページはこちらから

09design

【2022/10/10~16の1週間限定販売】
健全な森を育む中で、人と自然、人と人との温かな関係もまた築かれていく様子を、握手の間から伸びる木で表現しました。

“Growing together”、「共に育っていく」というメッセージには、この世界に存在する、分け隔てのない一つひとついのちが、その輝きを限りなく発揮することで、豊かな地球が育まれていくという思いを込めています。

チャリティーアイテム一覧はこちら!

・過去のチャリティー一覧はこちらから

logo-pckk                

SNSでシェアするだけで、10円が今週のチャリティー先団体へ届けられます!
Let’s 拡散でチャリティーを盛り上げよう!
(広告宣伝費として支援し、予算に達し次第終了となります。)