CHARITY FOR

ピースワンコ・ジャパン

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犬と人間、その関係には長い歴史があります。まず、狩猟や牧羊など「人の暮らし」を側で支えてくれる存在として関係をスタート。

時は進み、現代では視覚・聴覚などに障がいを持つ人のパートナー、施設・病院の中でのセラピードッグ、麻薬などの捜査や災害救助の現場で「犬だから出来ること」を通じて私たちの暮らしの中に深く根付いています。

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(ピースワンコがトレーニングした夢之丞の活躍の様子)

そんな犬と人間の関係ですが、近年では日本の生活様式が変化し、「個人的な好み」から犬を飼うケースも増加。最近ではぺット同伴OKなホテルや賃貸住宅も人気を博しています。

生活様式の変化によるデメリットとして、犬を飼うことに対する責任・抵抗が薄れ、生まれてしまう可能性が高まるのが「飼育放棄」。今も年間10万頭を超える、犬・猫が殺処分されていると言われています。

県内の犬の殺処分ゼロを実現し、今も継続するNPO

今週のチャリティーは、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが展開するプロジェクト、ピースワンコ・ジャパン。彼らが3月末に行ったある発表が多くのメディアを賑わせました。

「2016年4月から、広島県内で殺処分対象となった犬を、全頭引き取る」

殺処分ゼロを謳い(目指し)活動していた団体は日本に数あれど、本当に実現し続けているのはピースワンコ・ジャパンだけ(記事公開時点で144日目)。どうやって、殺処分ゼロが実現出来たのか、ピースワンコ・ジャパン、プロジェクトリーダーの大西 純子(おおにし じゅんこ)さんに話をお伺いしました。

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(ピースワンコ・ジャパンプロジェクトリーダーの大西純子さん)

大西さんらピースワンコ・ジャパンは、2013年9月に「1000日以内(2016年6月)までに、広島県内の犬の殺処分をゼロにする」という目標を掲げ、活動をスタートします。本当に殺処分ゼロを実現するならば、自分たちの活動だけでは足りない。まずは大きなムーブメントを起こそうと大西さん達は考えます。

まず最初に、自費で中国新聞に広告を出しました。その金額500万円。決して安い金額ではありませんが、まず県民全体に“殺処分がある”という事実を知ってもらわないことにはどうしようもない。だからこそこうした方法を選択しました

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(ピースワンコが最初に動物愛護センターから引き取った4頭)

そして、広島県という土地柄についても、思うことがあったとも教えてくれました。

そもそも、広島県とは私たち夫婦が神石高原町へ移住してきた時からの縁です。広島と言えば、平和都市として世界的にネームバリューがあり、平和教育を積極的に取り入れている。しかしその一方で、動物の殺処分数が多く、その点で矛盾を感じました

「実現出来ると思っていた」─、人道支援活動との相乗効果

ピースワンコ・ジャパンは、国内外の災害や紛争などの被災地で人道支援を行う国際協力NGO、ピースウィンズ・ジャパンの1プロジェクトとしてスタートを切ります。国際協力と動物愛護? 、一見繋がりが無いように見えますが、どのような経緯で活動をスタートされたのでしょうか。

もともとは、災害救助犬の候補生を引き取るために、広島県の動物愛護センターを訪れたことがきっかけでした。その時ちょうどガス室が一杯で、殺処分が延期された生後3か月ぐらいの犬に出会いました。それが後に災害救助の現場で活躍することになる夢之丞(ゆめのすけ)です。偶然といえば偶然ですが、誰かが私たちに『この殺処分の現状を何とか変えよう』と訴えている─、そんな感覚でした

ピースワンコ・ジャパンの母体である国際協力NGOピースウィンズでは、災害や紛争で傷ついた国に入り、暮らしを取り戻す、という困難なミッションに数多く取り組んできました。その経験がこのピースワンコの活動の「土台」になっているとも教えてくれました。

私たちは“緊急的な事態に、組織で支援する”ということを20年以上続けてきました。現場は自分たちの生命の危機すらあるような現場ばかり。冷静に、正しい判断をする経験をたくさん積んでいます。

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(母体のピースウィンズは、国内外の緊急支援が必要な現場で活躍を続ける)

こうした活動の一つ一つが、今のピースワンコの活動に活かされています。例えば、保護犬のシェルター運営と、難民キャンプの運営には共通点が多いんです。住居の組み方、健康管理など、現場で一瞬一瞬の判断をしてきたことが、確実に今の保護活動に活かされています

人と犬が一緒に幸せになれる日本を目指して

緊急支援のノウハウを活かし、日々奮闘するピースワンコ・ジャパン。彼らの一番の目的は「人と犬が一緒に幸せになれる社会づくりにある」とも教えてくれました。

私たちが目指すのは、犬だけが幸せになれる社会ではありません。一緒に暮らす“人”も幸せにしていきたいと考えています。
私たちが事務所を構える、広島県・神石高原町は、9,600人ほどしかいない町で、目立った産業・観光資源がなく、高齢化率も高い場所。いわゆる「消滅可能性都市」の一つです。

私たちの活動は、こうした中山間地域をどう盛り上げられるのか、という点も意識して活動しています。保護施設(シェルター)があることによって、雇用を生み移住を促進したり、ドッグランや体験学習施設へ犬と一緒に遊びに来てもらったり。

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(保護施設の様子)

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(ドッグランの様子)

狩猟や牧羊のパートナーだった頃、犬と人が出会った頃には“お互いが、お互いために存在する”関係だったはず。私たちの活動を通じてその関係を少しづつ取り戻していければと考えています

最後に

僕の実家でも犬(犬種:コーギー)を飼っていました。なぜか犬目線の序列が一番下っ端で、いつも吠えられていましたが、一緒に過ごした楽しい時間は今でも覚えています。

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(高橋家のアイドルだった「パンチ」)

天寿を全うした時、父・母はほとんと何も手につかない、いわゆる「ぺットロス」状態になる程、深い愛情を注いできました。それぐらい本当に家族の一人として、その人生(犬生)を全うしてくれて、幸せだったと信じています。

犬も人も同じように、いつか死が必ず訪れます。私たち人の暮らしと、犬が身近になったからこそ、犬にとって「幸せな人生」とは何か─、を考える時代になっている、そんなことを考えています。

最後に、ピースワンコ・ジャパンの大西さんからお預かりしたメッセージを紹介します。

チャリティー・アイテムのデザインでは、犬と人とのちょうどいい関係性を描いて頂きました。こんな風に犬と人とが語り合い、共に暮らしていける社会を作りたいと考えています

チャリティー・アイテムを通じて、私たちの活動の応援、宜しくお願い致します。また、お近くにお住いの方は、私たちが運営する、広島市(広島マリーナホップ)と神奈川県藤沢市(湘南T-SITE)の保護犬の譲渡センターを訪れて頂けると嬉しいです

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(譲渡された犬たちの同窓会の様子)

NGO/NPO担当者からのメッセージ(チャリティーの入金報告)

【 THANKS MESSAGE 】ピースワンコ(NPO法人ピースウィンズ・ジャパン)から御礼とメッセージ | JAMMIN(ジャミン)

基本情報

法人名:特定非営利法人ピースウィンズ・ジャパン
活 動:広島県に本部を置き、国内外の27の国と地域で支援活動を実施してきた特定非営利活動法人。ピースワンコ・ジャパン事業では、災害救助犬・セラピー犬の育成や、殺処分ゼロを目指した保護・譲渡活動を展開。広島市と神奈川県・藤沢市で保護犬の譲渡センターを運営。
住 所:広島県神石郡神石高原町近田1161-2 2F
H P:http://peace-wanko.jp/

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