CHARITY FOR

一般社団法人LIGHT UP NIPPON

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今年は、東日本大震災から5年が経過します。そこで、JAMMINでは、毎月11日を含む週を「日本の災害が私たちに遺したもの」として特集。
様々な災害を経験した私たちに、今何が出来るのかを考えていきます。7月は「東日本大震災」が遺したものついて、ご紹介していきます。

(TEXT BY KEIGO TAKAHASHI)

あなたは「花火」と聞くと、どんな景色を思い出しますか? 大きな規模の大会はもちろん、仲間とのBBQ、帰省先の軒先など、様々なシーンを思い浮かべたのではないでしょうか。

この5年間、夏の代名詞とも言える「花火」を特別な想いで見つめ続けてきた人たちがいます。それが、今週のチャリティー、一般社団法人LIGHT UP NIPPONです。

「復興への願い」を込めた花火大会

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(津波被害を受けた、岩手県・野田村での打ち上げの様子)

一般社団法人LIGHT UP NIPPONは、東北地方を中心に開催される、同名の花火大会『LIGHT UP NIPPON』の企画・運営を支援しています。

『LIGHT UP NIPPON』は、毎年「8月11日19時」から一斉に打ち上げられることが特徴の花火大会。打ち上げ場所は、津波被害を受けた岩手・宮城・福島の3県など10数箇所で、実際の運営は地元の有志メンバーが中心となって行われいます。

LIGHT UP NIPPON実行委員長の山本由佳子さんは、花火の魅力について、私たちにこう教えてくれました。

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(実行委員長の山本さん)

花火大会って、みんなで上を見る。そして、腹に響くような音とともに、色鮮やかな光を見て高揚した気分になり、みんなが笑顔になれる。そんな花火が秘めた「力」に魅力を感じています。

『LIGHT UP NIPPON』は、震災直後と言ってもいい2011年8月から開催され、今年2016年で6回目の開催を迎えます。開催へこぎつけるまでには、多くの苦労があったと言います。

2011年当時の沿岸地域は、まだ瓦礫が山積している状況でした。私たちが開催を提案した地元の方からは「こんなタイミングでやるなんて不謹慎だ」「そんな気持ちにもなれない」と言って怒られたりもしました。
実際、私たちも一番最初に東北へ訪れた時に、瓦礫の山を見て“ためらい”の気持ちが全くなかった、というと嘘になる、そんな状況でした。

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(復興に向けて動き始めた街の様子と花火)

「毎年やってた花火が見たい」転機になった、子どもの一言

2011年、LIGHT UP NIPPON代表の高田佳岳さんが、大学院時代を過ごした岩手・大槌町地域が被災します。

「何か被災地のために、お世話になった人たちのために出来ることはないか」─、そう考え続けた結果、2011年の震災を契機に中止となった東京湾花火大会で余った花火を東北で打ち上げ、少しでも前向きに気持ちになって欲しいと思い立ちます。

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東京湾の花火大会中止で困っていた花火業者さんの元へ行くと、花火には鎮魂の意味があり「隅田川の花火大会は、江戸時代の飢饉で亡くなった方を弔う意味があった」と教えてもらいました。

その後、瓦礫の山の中、LIGHT UP NIPPONメンバーは東北へ赴き、運営してくれる方々を一人一人探し始めます。ターニングポイントになったのは、高田さんが下宿していた岩手・大槌町の寮母さんの甥っ子の一言だったそう。

当時、子どもたちはいつもの遊び場もなくなっているような状況。その甥っ子の「毎年やってた、あの花火大会が今年も見たい」という一言を聞いたことが大きかったです。子どもたちのために「いつもの“楽しいものがある夏”を取り戻そう」と本格的に動き始めました。

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(準備をする花火師さんの様子)

拡がりを見せる『LIGHT UP NIPPON』のこれから

その後、沿岸地域の商工会などの協力もあり、初年度は10か所の沿岸地域での開催が決定。2年目以降は、噂を聞きつけた人たちから、うちの地域でもやって欲しい、という声が届くようになったと言います。

私たち運営メンバーは、当日全員が違う打ち上げ場所に行くようにしています。『LIGHT UP NIPPON』を運営していく中で、縁が生まれ、お世話になった人たちに会えるのも、メンバーの楽しみの一つです。
あとは、自分たちがいる会場以外の場所では「どんな笑顔が生まれているのかな」って考えるのも嬉しい瞬間ですね。

今年2016年には、4月に熊本県内を中心に地震で大きな被害が発生。『LIGHT UP NIPPON』を、熊本県内で開催しようという動きも、今まさに進めている段階だと教えてくれました。

『LIGHT UP NIPPON』は、東北地域で亡くなられた方々や、今も厳しい状況にある方々を想いスタートしました。花火が持つ「力」を私たちは信じています。だからこそ、今大変な状況にある方々を「ほんの少しでも勇気づけられるなら」という想いで企画を進めている段階です。

最後に

LIGHT UP NIPPONの活動、あなたの目にどう映ったでしょうか?

2011年当時、著者は震災復興の業務で被災地を巡っていたのですが、当時の雰囲気は重く、花火大会を新たに始めようという機運では無かったように思います。

だからこそ、開催までこぎつけたメンバーの方の尽力には「すごい」の一言。そして、「当事者以外の人」にしか出来ないことがあるということ。

東北の人たちが、ほんの少しでも明日を前向きに見つめてほしい─、そんな願いも一緒に打ち上がる花火大会には込められているのかもしれないですね!

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最後にLIGHT UP NIPPONの山本さんからのメッセージを紹介します。

8月11日は今年から「山の日」という祝日です。多くの方がお盆休みのスタート日となると思います。『LIGHT UP NIPPON』が、ボランティアなどで東北を訪れた皆さんが、再び訪れるきっかけになれば嬉しいです。

今週、皆さんからお預かりするチャリティーを通じて、3,000円のチャリティーで、直径100mぐらいの大きさに広がる3号玉1発、50,000円のチャリティーでは、直径300mの1尺玉を打ち上げることが出来るようになります。

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(1尺玉の花火のイメージ。大きい!)

作成頂いた、チャリティーアイテムのデザイン「みんなの力で上がる花火」が街を照らしている様子は、私たちの理念や想いそのものでもあります。

東北へ来ることが難しい方は、全国のコミュニティFMやustreamで中継もされるので、一緒に花火を見ていただければ嬉しいです。では、皆さん、このTシャツを着て現地でお会いしましょう!

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NGO/NPO担当者からのメッセージ(チャリティーの入金報告)

【 THANKS MESSAGE 】一般社団法人LIGHT UP NIPPON から御礼とメッセージ | JAMMIN(ジャミン)

基本情報

法人名:一般社団法人LIGHT UP NIPPON
活 動:東京に事務所を構え、復興への願いを込めた、同名の「花火大会」を展開する非営利法人。
H P:http://lightupnippon.jp

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