CHARITY FOR

NPO法人日本レスキュー協会

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今年は、東日本大震災から5年を経過します。そこで、JAMMINでは、毎月11日を含む週を「日本の災害が私たちに遺したもの」として特集。様々な災害を経験した私たちに、今何が出来るのかを特集しています。
1月は、今年で21年目を迎える「阪神淡路大震災」が遺したものついて、ご紹介していきます。

21年前の震災の経験を活かし、日本に「災害救助犬」を普及させたい

「阪神淡路大震災の時に、海外から多くの災害救助犬が来ました。しかし、当時受け入れ側の日本では災害救助犬が知られておらず、うまく活用することが出来ませんでした」

「私たちは、国内外を問わずあらゆる災害現場で、十分なトレーニングを受けた災害救助犬が、活躍出来ることを目指しています」

1995年1月17日─。関西を中心に大きな地震が、人々に襲いかかりました。そこから約21年。私たちは、そこから何を学び、今何をすべきなのでしょうか。

今週のチャリティーは、兵庫・伊丹に拠点を構えるNPO法人日本レスキュー協会。阪神大震災を契機に設立された彼らの活動について、話を伺って来ました。

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辻本 郁美(つじもと いくみ)
トレーナー・奈良出身。学生時代より「アニマルセラピー」や「動物愛護」に強く興味を持つ。 保護した犬を「セラピードッグ」に育成し、社会貢献に繋げるという協会の活動理念に深く感銘を受け、ボランティア等を経て入職。

阪神淡路大震災を契機に立ち上がったNPO法人

私たちは、1995年の阪神淡路大震災を契機に設立されたNPO法人で、3つの大きな柱で活動をしています。

1つ目は、災害救助犬(レスキュードッグ)の育成・派遣。国内外を問わず、緊急災害時に災害救助犬を派遣して救助活動を行っています。

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(ネパールで活動する様子)

災害救助犬は、災害の現場に出動し、瓦礫や土砂に埋もれた人間の「匂い」を探知して要救助者の発見・救出につなげる、特別な訓練を受けた犬です。

災害救助犬と近いもので言うと、警察犬は「対象となる臭い」を決め、その臭いを探し始めるのですが、災害救助犬は「見たことも無い人の臭い」を探す必要があり、また違った難しさがあります。

また、災害救助の現場では、犬が集中して活動出来るよう、人を遠ざけて活動します。一刻を争う中行われる救助活動をストップさせねばならず、厳しい環境で活動します。

2つ目は、セラピードッグの育成・派遣。高齢者や認知症、自閉症など様々な障害を持つ人々や被災者に対し、心や身体のリハビリテーションを目的としたセラピー活動の為に、必要なセラピードッグを育成・派遣しています。

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(東北の被災地を慰問する様子)

3つ目は、動物福祉・保護・愛護活動。平成26年度では、約2万頭もの犬達が小さな命を絶たれている現状を踏まえ、日本レスキュー協会では、動物福祉・保護・愛護活動を行っています。また、保護犬を災害救助犬やセラピードッグに育成する活動も行っています。

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(保健所で殺処分寸前だった保護犬“龍馬”)

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(現在、龍馬は災害救助犬としてのトレーニングを受けている)

活動における課題

災害救助犬の継続的な育成

私たちの団体名にもあるように、災害救助犬の育成は力を入れています。災害救助犬の育成には、2〜3年もの時間が必要です。そして、災害現場では高い集中力を要求されるため、人間で言う中年に差し掛かる8歳には引退させなければならず、常に育成を進める必要があります。

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(一緒になって歩く訓練の様子)

派遣に関する費用

育成費用に加え、災害救助の現場へ行く「派遣費用」も必要です。現場へは、最低2頭以上で向かう必要があります。これらの活動にかかる費用は、国の資金援助等は無く、全て自分たちで賄っているのが現状です。

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(瓦礫の下を探す訓練の様子)

人の意識

日本では、災害救助犬はまだ普及していません。現在、頭数がそもそも少なく、一般にはあまり認知されていません。具体的には、災害現場で活動する救助機関が災害救助犬の存在を知らず、上手く連携が出来なかったこともあります。

解決に向けた取り組み

災害救助犬の認知向上

認知の拡大が活動の拡大につながります。そのため、実際の災害救助犬がどのように訓練をし、災害現場でどのように活動しているのかを知って欲しいと考えています。

そのために協会施設を一般に開放しての見学会や、各地のさまざまなイベントでのデモンストレーションを行っています。

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(デモンストレーションの様子)

本番さながらの訓練の実施

日本レスキュー協会の訓練施設では、マンションのフロアがつぶれた状態、倒壊した家屋、土砂、高所など、実際の災害現場を想定した訓練施設を持ち、トレーニングを行っています。

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(訓練施設の様子。左から瓦礫・土砂・瓦礫・奥に高所)

全国にこの訓練施設が出来れば、もっと災害救助犬の頭数が増やせるようになります。頭数が増えれば、現地へ素早く駆け付けられるため、1人でも多くの生命を救えるという、大きなメリットがあります。そのためにも、まずは私たちが育成する頭数を増やしていきたいと考えています。

自治体との連携

現在は、全国の自治体と提携を結び、災害発生時にスムーズな連携が出来るよう取り組んでいます。具体的には、現在45を超える自治体と、災害が発生した場合に、災害救助犬を派遣する協定を結んでいます。

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(甲府市との協定)

また、協定を結んでいる各自治体の防災訓練に参加しています。各地の救助機関に災害救助犬について理解を深めてもらい、お互いに「顔が見える関係」を築くことも有事に備える上で重要となります。

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(伊丹市消防合同訓練)

この記事を読んでいるあなたへメッセージ

私たちは、犬とともに社会貢献を出来るよう活動しています。災害救助犬は、災害に苦しむ人を助けられるように。セラピードックは、1人でも多くの人に笑顔になってもらうために。保護活動は、1頭でも多くの犬の生命を救えるように。この3つの柱を中心に、これからも活動を続けていきます。

今週のキャンペーンを通じて、皆さまからお預かりするチャリティーは、災害救助犬の育成費用、具体的には10万円で6ヶ月間のトレーニングを実施することが出来ます。特に育成開始からの6ヶ月は、人と犬とが信頼関係を築くための大事な時間です。

今週のデザインでは、災害救助犬をモチーフに、人と犬との繋がりをデザインをして頂きました。チャリティーアイテムを通じて、少しでも多くの人に災害救助犬の存在を知って頂けるよう、チャリティーへの参加をよろしくお願いします。

TEXT BY KEIGO TAKAHASHI

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(災害救助犬8(エイト)・Q(キュー))

NGO/NPO担当者からのメッセージ(チャリティーの入金報告)

【 THANKS MESSAGE 】NPO法人日本レスキュー協会から御礼とメッセージ | JAMMIN(ジャミン)

基本情報

法人名:特定非営利活動法人日本レスキュー協会
活 動:兵庫県に事務所を構え、災害救助犬の育成・派遣など、犬とととに社会へ貢献することを目指す非営利法人。
住 所:兵庫県伊丹市下河原2-2-13
H P:http://www.japan-rescue.com

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