CHARITY FOR

NPO法人 AAR Japan[難民を助ける会]

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(被災当初の様子_崩壊した学校にたたずむ少年。川畑嘉文撮影)

人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、悲しみを和らげられる。(ウィリアム・シェイクスピア)

皆さんにとって、「仲間」とはどんな存在でしょうか。昔からの付き合いだからこそ、気兼ねなく話せる友だち、会社の同僚、部活動やサークル活動のチームメイト、など、様々な形があると思います。

私(著者)は、「仲間」とはとても大きく言えば、最初の言葉のように「共に助けあいたい」と思える存在ではないかと思います。今週のチャリティーは、その“仲間”とは何か、というヒントを与えてくれる気がしてなりません。

ハイチ共和国を襲った悲劇

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(被災当初の様子_ポルトープランス被災状況。川畑嘉文撮影)

2010年1月12日、ハイチ共和国をマグニチュード7.0の大地震が襲いました。たった10秒の揺れが22万人の命を奪い、国民の5分の1が被災しました。

ハイチ大地震から5年。今でも貧困や治安の悪さなどの問題がある中、現地で活躍する日本人がいます。今週のチャリティーは、世界各国で助けを必要とする人々の元へ駆けつけ、温かい支援を行っている国際NGO AAR Japan[難民を助ける会]。詳しい様子についてお聞きするため、そのスタッフの方へ特別にインタビューをさせて頂きました。

苦しい状況を乗り越え、さらに良い生活が送れるように

JAMMIN:まずは、ハイチ大地震の被災状況を教えてください。

国際NGO AAR Japan[難民を助ける会] 加藤(以下、AAR加藤):この震災ではたった10秒の揺れで22万人の命が奪われ、国民の5分の1が被災しました。そして震災後、ハイチは劣悪な衛生環境に陥り、コレラが爆発的に広まりました。コレラの死亡者は2015年4月までで約9,000人にのぼり、衛生に対する脆弱さから、季節や天候により今でも死亡者の数は増減を繰り返しています。

JAMMIN:今も感染症に苦しんでいる人が大勢いるんですね。そもそも、ハイチは震災前から厳しい状況だったと思いますが、団体の支援の方針について教えてください。

AAR加藤:そうですね。ハイチはもともと西半球で最も貧しい国と言われていまして、政府にも被災者を支援する為の資金がありませんでした。政府に代わって、国連をはじめとする国際機関ですとか、私達のような援助団体がハイチ復興の為の活動をしてきました。

方針としては、理事長の長(おさ)のブログに「走りながら考える」と書かれているのですが、この言葉は私達の活動や思いを象徴しているように思います。長のブログを見ていただくとAARのカラーがよくわかって頂けると思います。

理事長ブログ第7回 「組織のカラー(1):走りながら考える」|日本生まれの国際NGO AAR Japan [難民を助ける会]

助けを必要としている地で私たちAARが出来ることはやっていきたいと思いますし、現地の人が願う、今の苦しい状況に陥る前のような生活、また前よりもさらに良い生活を送ることが出来るようになるために活動していきたいと思っています。

また、私たちは日本生まれのNGOの特長として、日本人だからこそ得られる信頼や、実現できるきめ細かい支援があげられると思います。障がい者や高齢者など支援が行き届きにくい方たちに目を向け、細かい配慮や相手の気持ちを大切にする「日本人の良さ」を発揮していこう、というのはありますね。

JAMMIN:日本人の良さが支援に繋がっているとは素晴らしいですね。具体的に現地での活動内容を教えて頂けますか。

AAR加藤:地震の直後から現地で食糧や支援物資の配付を行いました。また、崩壊した障がい者施設の再建、児童養護施設での巡回診療をしました。

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(特に被害が著しいシテ・ション地区で食料と生活必需品のセットを配付。川畑嘉文撮影)

約2年前からはコレラなどの感染症対策を行い、具体的には、小学校を中心にトイレや手洗い場の整備することに加えて、衛生知識を教えるための衛生教育を行ってきました。これは日本人は当たり前と思っているような、どこで排泄をするのかなどの基本的なことではありますが、彼らにとっては自分達自身で命を守る為の大切な知識となります。

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(AARから供与された手洗い用バケツで手洗いをする児童)

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(現地職員が子どもたちに説明@サクレ・クール校)

また、現在は障がいのある子どもたちへの教育支援を行っております。この活動は「インクルーシブ教育支援」というもので、障害のある子もない子もともに学べる環境を整える活動です。ハイチだけでなく、カンボジアやタジキスタンでも行っています。

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(カンボジア・インクルーシブ教育、AARの支援で学校に通えるようになった男の子と)

JAMMIN:AARさんのハイチ支援の成果は数多くあると思いますが、特徴的なものがあれば教えてください。

AAR加藤:先程も感染症対策についてお話しましたが、私たちが衛生教育を行う前では排泄後に手を洗う児童が9%だったのに対し、教育を行った後には73%になり、下痢をする子どもも減りました。まだ100%とはなりませんが、彼らにとって大きな変化だと考えられます。

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(AARから供与された手洗い用バケツで手洗いをする児童)

私達はこのような教育を学校で子どもたちに対して行うだけではなく、さらに効果を高めるため、保護者会や家庭訪問などを通じて、大人にも粘り強く働きかけてきました。手を洗うことの大切さを知らない大人も多いので、自分達が手を洗うことで自分や子ども達の命を守れるんだ、と実感してくれています。

前に進むため、忘れずにいよう

JAMMIN:今週のチャリティーを通じて出来るようになることを教えてください。

AAR加藤:地震や災害などの緊急支援活動は発生後、すぐに出動しなくてはならず事前の備えが必要です。例えば今年4月に起きたネパールの震災では7,500円で5人家族に雨風をしのぐためのテント用資材と2週間分の食料を用意することが出来ます。今週のチャリティーを通じてハイチやネパールのような緊急支援の準備費用等として活用したいと考えています。

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(ネパール地震緊急支援)

JAMMIN:今後、ハイチについて私たちができることを教えてください。

AAR加藤:ハイチに限らず、ネパール、シリアなどの状況は少し時間が経つとメデイアで取り上げられなくなりますが、すぐに元に戻る訳ではないというのが現実です。ちょっとでもその国や地域のことを思い出した時に調べてみたり、考えてみてほしいなと思います。そして、できる範囲でいいので、小さなことでも行動してもらえれば。例えば今回のチャリティーTシャツにはハイチの現地語で「前に進むため、忘れずにいよう」というメッセージが入っています。世界各地で起きていることを忘れないでほしい。このTシャツを着て、周りの人にもこのメッセージを伝えてもらえたら、嬉しいです。

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(シリア難民キャンプに食料配付)

同じ地球に生まれた仲間だから

 

復興支援、国際協力と聞くと何だか難しく、自分は何をしたらいいのかイメージがつかない人も多いと思います。でも、泣いている友だちがいて「どうしたの?」と聞く気持ちと、復興支援、国際協力は本質的には何も変わらないのではないでしょうか。なぜならその泣いている友達も、支援を必要とする人も皆、同じ地球の仲間なのですから。

AAR Japanの合い言葉は「困った時はお互いさま」。優しさは国境を超えて広がるものです。顔や名前を知らなくても同じ地球に生まれた仲間同士、私たちもこの合い言葉を忘れずに助け合っていきたいものです。

 

We are the world connected by a common bond.Love the whole planet sing it along.私たちは絆で結ばれた仲間。地球を愛し、皆で一緒に愛を歌おう。ハイチ大地震の直後に発表され話題となったチャリティーソング「We Are The World 25 For Haiti」の歌詞より)

TEXT BY FUYUMI KUBO

基本情報

法人名:特定非営利法人 AAR Japan[難民を助ける会]
活 動:東京に事務所を構え、1979年にインドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に偏らず、国連に公認・登録された非営利法人。
住 所:東京都品川区上大崎2-12-2ミズホビル7階
H P:http://www.aarjapan.gr.jp

NGO/NPO担当者からのメッセージ(チャリティーの入金報告)

GIFTED ¥54,500 CHARITY NPO法人難民を助ける会(8/3〜8/9)

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