男子40%、女子36%。この数字はカンボジアでの中学校への進学率を表しています。内戦の影響を受けるカンボジアでは、人口の1/3が貧困の目安となる1日1ドル以下で生活。経済的に厳しい暮らしを今も送っているのが現状です。
特に経済的な影響を受けがちなのが子ども達。日本の公立学校と同様、カンボジアの中学校は学費が無料ですが、教材・学用品の費用が負担となり、学校へ通うことを諦めざる子ども達も多く、進学率の低さにつながっています。
今週のチャリティーは公益財団法人民際センター。奨学金、学校建設、図書支援など、カンボジアを始めとするタイ・ラオスなどメコン5ヶ国の子どもの教育に特化し、子どもの教育を総合的に支援しています。
民際センターの提供する奨学金は1人年間14,400 円。今週のチャリティーは、貧しさを理由に学校へ通えない子ども達が学校へ行くための制服・教材・文房具・ 運動靴等を届けるための費用として使われます。
民際センターが行う奨学金の選考基準は、学業成績よりも経済的な貧しさを優先しています。経済的な貧しさがネックとなり、学業を伸ばす機会がない子ども達を支援したいと考えから活動を開始して27年が経ちます。今までに民際センターが支援してきた子ども達は東南アジア地域で約38万人にも上るそうです。
子ども達の未来を奨学金を通じて開き続けてきた民際センター。子ども達の“未来へ続く道”は、私たちが見えないほど果てなく地平まで広がってます。
法人名:公益財団法人民際センター
活 動:東京に事務所を構え、1987年に活動を開始。経済的に恵まれないメコン5ヶ国の子どもたちへの奨学金、学校建設、図書支援など、子どもの教育に特化し、子どもの教育を総合的に支援する非営利法人。
H P:http://www.minsai.org/