アフリカ地域で急増する親をHIV/エイズによって亡くしたエイズ孤児。約70%ものエイズ孤児は父親がエイズで亡くなりシングルマザーが女手一つで育てられていると言われています。
さらにシングルマザーたちの多くは本人もHIV陽性という過酷な環境に。シングルマザーが住む地域では農業の手伝い程度の仕事しかなく、彼女たちの世帯の収入は年収2万円程度しかありません。
ただでさえ女手ひとつで育てるのに大変なのに、HIVと共に生きエイズ孤児を学校に通わせなくてはいけないのが現状です。
今週のチャリティーはエイズ孤児NGO・PLAS。エイズ孤児が安心して過ごせる居場所を作れるよう、教育支援やエイズ啓発、収入向上を支援しています。
彼女たちは新たな活動としてウガンダのエイズ孤児のシングルマザーとともにペーパービーズと呼ばれるアイテムの制作・販売を企画。2014年11月からアクセサリー作成の職業訓練、アフリカや日本で販路開拓を実施します。
700円のチャリティーはこの事業を始めるための経費として活用。事業の目標は約30名のシングルマザーの収入を得られ、約100名のエイズ孤児を学校に通わせることにあります。
このプロジェクトはPLASでないと実現しなかったと言っても過言ではありません。PLASは現地に根を張りシングルマザーが置かれる状況を深く理解しています。
シングルマザーは子育てに時間を取られるだけでなく事業を始める金銭的余裕がありません。PLASが行うこのペーパービーズ作りは多くのシングルマザーたちが参加しやすく配慮しています。在宅で制作が可能で、苗や肥料などの初期投資が必要な農業以外の収入を確保できるようになります。
もっと持続的に、そしてもっと多くのエイズ孤児たちやその家族を支えていきたい。そんな強く熱い想いをもったPLASの新しい挑戦は始まったばかりです。
法人名:特定非営利法人エイズ孤児支援NGO・PLAS
活 動:東京に事務所を構え、HIV/エイズによって親を亡くしたエイズ孤児たちが学校に通えるよう支援。エイズ孤児に対する差別解消・感染拡大防止のため、周辺住民にHIV/エイズの普及・啓発活動を実施する非営利法人。
住 所:東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル7F
H P:http://www.plas-aids.org