地球上でもっとも手付かずの自然が残る場所、南極。その大陸と近隣海洋で1万種類もの生きものが生息していると言われているほど、多様な生きものが暮らしています。
中でもその地域を象徴するのは愛らしい姿のペンギン。現在、そのペンギンが生息する区域が年々減少しているのを知っていますか?
ペンギンの生息保護区は少しづつ設定されているものの、その全てをカバーし切れていないのが現状。各国の漁業権の利害関係が対立し、国際的な合意を得れないことも保護が進まない要因のひとつとなっています。
今週のチャリティーは、国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー ジャパン)。彼らは、多くのペンギンが住む南極の保護区の重要性を訴えるセミナーや提言活動を実施しています。
今回のチャリティーを通じて、南極海に海洋保護区を設置するための資金として役立てられます。
彼らが発信する専門情報は、一般市民や企業だけでなく環境業界に身を置く人も注目。これは、より多くの人に環境問題を知ってもらおうと活動するだけでなく、高い専門性や知識を持っている証拠ではないでしょうか。
FoE Japanは個人の寄付などから運営されるNGO。そんな彼らが大切にしていることがあります。
それは情報発信に関する独立性。外交や営利企業の利害関係にとらわれることなく、客観的な立場から提言を行い、活動を続けています。
そして、彼らは現場での調査活動だけでなく、国際的な会議ににも積極的に参加。重厚なアウトドアウェアとスーツを着こなしながら、地球という広大なフィールドを今日も飛び回り続けています。
法人名:特定非営利法人FoE Japan
活 動:東京に事務所を構え、地球規模での環境問題に取り組む。世界74ヵ国に200万人のサポーターを有する Friends of the Earth International のメンバー団体として日本では1980年から活動を継続する非営利法人。
住 所:東京都板橋区小茂根1-21-9
H P:http://www.foejapan.org