世界で起こる紛争や自然災害。その現場では傷ついた市民が多数存在します。
まさにそこは生命のボーダーラインがすぐそこに見えるような、一刻を争う状況。迅速な医療活動が求められます。
その現場に、48時間以内という圧倒的な早さで現地に到着し医療行為ができるよう準備をし続けている団体があります。それが今週のチャリティーNPO法人国境なき医師団です。
彼らは、紛争地や難民キャンプなど医療がない地域で、直接医療活動を実施。苦境にある人びと、天災、人災、武力紛争の被災者に対し人種、宗教、信条、政治的な関わりを超えて差別することなく援助を提供しています。
彼らは活動地域へ看護師や薬剤師などの医療チーム以外にも、人事や資金を管理する専門家や物資の手配を行う専門家も派遣。まさに人道援助活動のプロフェッショナル集団として活動を続けています。
国境なき医師団は1971年に創設。設立当初から内戦がもたらした市民の窮状を国際社会に訴えるなど、証言活動も積極的に展開しているのが大きな特徴です。
最近では、特許による薬品価格の不当な引き上げに反対。彼らが相手にするのは、巨大な製薬会社。並大抵のタフさで立ち向かえる相手ではありません。
彼らが持っている独立心や責任感。その勇気ある行動から学ばなければいけないことは数えきれません。
法人名:特定非営利法人国境なき医師団
活 動:東京に事務所を構え、難民キャンプや紛争地、自然災害被災地など医療が緊急的に求められる地域で、医療活動を展開する非営利法人。
住 所:東京都新宿区馬場下町1-1 早稲田SIAビル3階
H P:http://www.msf.or.jp