政府調査によると、日本にいる知的障がい者の数は41万人。さらに、申請や認知されていないケースを含めると200万人を超えると言われています。この数は、今年の新成人121万人より多くなっています。
これだけ多くの知的障がい者がいるにも関わらず、知的障がい者と個人的に接点がある人は少ないと思います。実際、目の前に障がい者の人がいても何をしていいかわからない。そんな経験があるのではないでしょうか。
そんな現状を変えようとしているのが、今週のチャリティーのNPO法人SWING(スウィング)です。
京都を拠点にする彼らは、福祉作業所の運営はもちろんのこと、絵画制作などのアート活動「オレたちひょうげん族」を展開。展覧会やワークショップを開催し続けています。
さらに、彼らは「ゴミコロリ」と呼ばれる清掃活動(写真)も実施。戦隊モノの衣装を身にまとうなど、楽しむための工夫を凝らしています。
一般の障がい福祉とは一線を画すユーモアなもの。参加した人が笑顔でいられるものばかりです。彼らは何を考えこのような活動を始めたのでしょうか。
彼らの考えはこう。障がいがあろうとなかろうと、同じ地域を支える仲間。障がいの有無を超えて様々な市民が出会い、つながり、偏見なく、楽しくお互いを知り合って欲しい。そんな考えからアート活動や清掃活動を設立当初から続けています。
一般の人にとってはまだまだ気軽に参加しづらい「障がい福祉」。彼らの活動に参加すればそのイメージは一変するはずです。
法人名:特定非営利法人SWING(スウィング)
活 動:京都に事務所を構え、アート活動や清掃活動を通じて、一般の人と障がい者が触れ合える場を提供し続けている非営利法人。
住 所:京都府京都市北区上賀茂南大路町19番地
H P:http://www.swing-npo.com