皆さんも子どもの頃に予防接種(ワクチン)を受けた経験があるのではないでしょうか。
医療が十分に発達した日本ではワクチンが広く普及し、ポリオ・麻疹・結核等が発症するリスクは低くなっています。しかし、医療や生活環境が十分に整備されていない開発途上国では状況が全く異なります。
現在も、これらの予防可能な感染症で世界で年間約150万人の子どもたちが生命を落としています。例えば、ミャンマーでは5歳未満児の死亡率は日本の20倍を超えているなど、感染症が猛威を奮っています。
今週のチャリティーは、NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会。ミャンマーやラオスなど幼児死亡率が高い国や地域へワクチンを贈っています。
医療が十分でない地域で病気が発症してしまうと、その治療に時間的・経済的な負担が重くのしかかります。
そのため、ワクチン接種は低コストでかつ高い確率で感染症の発症を予防することが出来る方法のひとつ。1アイテム購入ごとに提供される700円のチャリティーで、ポリオワクチン約35人分がこれらの子どもたちの元へ届けられます。
彼女たちの活動地域は、現地に行くだけでも大変な開発途上国の山岳地帯や諸島部など。しかも、ワクチンは冷凍・冷蔵したままの運搬が必要で、専用の設備が必要となります。
そんな状況の中、NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会は、1994年の設立以来、20年間に渡って様々な国と地域へ多くのワクチンを贈ってきました。日本で唯一ワクチン供与に特化して活動する彼女たちの挑戦はこれからも続いていきます。
法人名:特定非営利法人世界の子どもにワクチンを日本委員会
活 動:東京に事務所を構え、開発途上国で医療の手が届きづらい山岳部や諸島部でワクチンの提供を続けている非営利法人。
住 所:東京都港区三田4-1-9 三田ヒルサイドビル8F
H P:http://www.jcv-jp.org