「あなたは死んでしまうから、勉強する必要はない。」幼いころ両親をエイズで亡くしたダニエル君が言われた言葉です。
近年、ダニエル君のように、両親をエイズで亡くした18歳以下の子どもたち(エイズ孤児)は、急速に増加。その数はサハラ以南のアフリカだけでも東京都の人口に匹敵する1,200万人以上にまで膨らんでいます。
さらに、エイズ孤児というだけで周囲から差別を受け、学校へ通えない。広く知られていませんが、HIV/エイズを取り巻く深刻な問題の一つです。
今週のチャリティーは、NPO法人エイズ孤児支援NGO・PLAS。彼女たちは地域住民やNGOと連携し、学校に通えないエイズ孤児たちのために小学校等を建設しています。
教育を受けることで、エイズ感染のリスク軽減、将来仕事に就けるよう支援を行っている。さらに、エイズ孤児が住む地域の住民に、HIV/エイズ防止の普及・啓発活動もあわせて実施しています。
エイズ孤児がこれ以上増えないよう、そしてエイズ孤児に対する差別が解消されるよう支援。1アイテムのご購入(700円)で、約60人もの助産婦や地域住民に、母子感染予防に関する啓発活動が実施出来るようになります。
彼女たちがエイズ孤児を知ったきっかけは、学生時代に参加したボランティア。訪れたケニアの孤児院で、ずらっと並んだベッドに横たわる赤ちゃんたち。その多くがエイズ孤児だと知り衝撃を受けたと言います。
代表の門田氏が、「まずは自分にできることから始めよう。」そう心に決めて帰国。その後、2005年に日本で初めてエイズ孤児支援に特化した「エイズ孤児支援NGO・PLAS」に設立し、活動をスタート。「エイズ孤児たちが安心して過ごせる居場所を作る。」 という彼女たちの挑戦は続けています。
法人名:特定非営利法人エイズ孤児支援NGO・PLAS
活 動:東京に事務所を構え、エイズ孤児に対する差別解消・感染拡大防止のため、周辺住民にHIV/エイズの普及・啓発活動を実施する非営利法人。
住 所:東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル7F
H P:http://www.plas-aids.org